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2009年11月20日 (金)

日本三大思考

 日本人は摩訶不思議な民族である。欧米諸国に比べ、議論は不得手なのに学問や研究を少し齧ると、いっぱしの顔をしてすぐにウンチクを垂れたりする。プライドが高いA型が4割近くを占める中、特に評論家や学者と呼ばれる人達は、決して自説を譲らず、自らの正当性を意固地なまでに主張する傾向がある。その事を如実に表すのに格好のテーマがある。

 古来より、学識者や研究者たちの間で、常に議論の火種として絶えることがなかった話題で、最近になって或る謎の人物の寝殿ではないかと注目を浴びる遺構が奈良県桜井市の纒向遺跡で発見された。それは歴史を遡り、紐解くこと3世紀の弥生時代、女王・卑弥呼が治めていたとされる邪馬台国が一体何処にあったのかに関する論争である。中国の史書「魏志倭人伝」(正確にはこのような名前の史書は存在せず「三国志」に一部のみ記述されているが)に「倭の国」として「邪馬台国」という記述やその「女王・卑弥呼」の文字があったことに端を発し、北九州説と畿内説が真っ向対立。これまで喧々諤々の歴史学者達を二分して争って来た。研究者達は、新たな証拠集めに躍起になり、発掘調査を進め、文献を片っ端から洗いざらい見直した。そしてそれらしい遺跡が発見される度に、一喜一憂や戦々恐々を繰り返して来た。北九州説を唱える考古学者や歴史学者、あるいは郷土歴史研究者達は、太宰府天満宮や吉野ケ里遺跡をその有力な証拠とみなし、また中国大陸や朝鮮半島に一番近い距離に位置していることから、往来が容易だったと考えている。現に倭国の産物と言われる鉄や絹が数多く出土している。一方の畿内説は、日本国内で繁栄を極めた飛鳥時代や平城京に代表されるように、古からの文化の発祥の地であり、歴史の中心地だった。九州の地方に日本史を根底から覆すような王国があったとは考えにくい。

 私は、高校の日本史の授業や大学の歴史学を専攻した際に、これらのことについて広く浅く学んだ程度の知識しか持ち合わせていないが、曲学阿世は嫌いなので、個人的見解を述べれば、「畿内説」が有力だと見ている。むしろその方が物事の道理から判断しても自然なのではないかと考えている。理由は、奈良や京都には数多くの歴史的な建造物が現存するし、聖徳太子を輩出させた飛鳥文化や数々の遺跡群は、日本を代表する王国があったことを意味し、古代文化の発祥であったことは揺るぎない事実である。また、大和朝廷との関連性を考えても、強大な権力や統治能力を有する大国を築いていたことは容易に想像できる。更には、それらの考察を裏付けるだけの古墳や集落も近畿圏に集中的に存在している点もあながち否定できないところだ。1800年後の今になっても決着を見ない理由は、歴史年表に記載できないほど太古の出来事であり、判断の決定的な根拠となる文献や史料等の物的証拠もないまま今日に至っているからにほかならない。もちろん、古事記や日本書紀にもそのような邪馬台国の存在を明確に示すような記事・記載は見当たらない。いずれにせよ諸説あって未だ想像の域を脱し得ないでいるのだ。

 しかし、このような皆目見当のつかない、夢と浪漫に溢れた絵空事は、日本人の善とするところで、これまでもそうであったように無理やり結論を下さなければならないものでもない。日本人特有の民族性から考えれば、これを逆手にとって、地方自治体自身が町(地域)起こしに利用してしまっている部分も少なからずあるのだ。ここまで議論を盛り上げてしまったからには、いくら新事実が出て来ようが、収拾がつかないだろう。北九州説も畿内説絶対に互いに譲り合うことはなく、意地の張り合いは延々続き、議論は半永久的に平行線のまま推移せざるを得ないだろう。私が、それよりもっと怖いのは、「魏志倭人伝」自体が、或る中国人作者の手によって興味本位で面白おかしく書きたてたフィクション(仮想物語)だった場合、すべてが嘘八百で、我々は単に振り回されただけで終始してしまうことだ。ただでさえ、中国には偽物や贋作などのまがいものが堂々と蔓延っている。その点から判断すれば、迂闊には深入りできないし、敢えて結論を下す必要もないように思えてしまう。

 この「邪馬台国」に関する議論は特異な例として、日本人というのは数奇なことにこだわりを持つ民族なのだ。私がよく気づくことは、「三本の指に入る」とか「トップ3(ビッグ3)」、「先発3本柱」、「三大○○」など、数字の「3」を何かにつけことさらよく使う。入社試験に出題されるのは、日本三景や三名園などだが、今回のブログは、そういった「日本三大○○」について列挙し、コメントも述べてみたい。

 日本三景・・・松島・天橋立・安芸の宮島-いずれも風光明媚な場所で、切手にもなっている。

 日本三名園・・・偕楽園・兼六園・後楽園-私自身、岡山の後楽園以外は歴訪した。

 三種の神器・・・鏡・勾玉・剣-遺跡として発掘されることが多い。

 昭和の世相・・・巨人・大鵬・玉子焼き-私が生まれる前の流行。

 日本三大祭・・・祇園祭・天神祭・神田祭・青森ねぶたが入っていないのが意外。

 三名山・・・富士山・立山・白山-誰もが認める霊峰。いつかは富士山頂からご来光を拝みたい。

 三大河川・・・信濃川・利根川・石狩川-すべてしかと見届けた。

 三大渓谷・・・清津渓谷・黒部渓谷・大杉渓谷-黒四ダムは死ぬ前に一度は見たい。

 三大名瀑・・・那智の滝・華厳の滝・袋田の滝-那智の滝だけ未踏。

 三大清流・・・柿田川・長良川・四万十川-鮎や鵜飼いで有名。

 三大温泉・・・別府温泉・湯布院・伊東温泉-草津や登別が入っていないのが残念。

 三大温泉街・・・箱根温泉・別府温泉・熱海温泉-これは納得!別府だけ行っていない。

 三大巨桜・・・三春滝桜・淡墨桜・神代桜-地元からランクインは妙に嬉しい。

 三大鍾乳洞・・・龍泉洞・秋芳洞・龍河洞-玉泉洞はランク外。

 三大湖・・・琵琶湖・霞ヶ浦・サロマ湖-猪苗代湖は第4位。

 三大名城・・・熊本城・名古屋城・姫路城-大坂城が入る説もある。

 三大夜景・・・摩耶山掬星台(六甲山)・函館山・稲佐山(長崎)-函館は世界三大夜景。

 三大秘境・・・白川郷・祖谷・椎葉村-合掌造りで有名な白川郷は世界遺産に認定。

 三大史跡・・・平城京・太宰府・多賀城-平安京ではないのは何故?

 三大漁港・・・焼津・銚子・釧路-焼津以外は網羅した。でも釣りはやったことがない。

 三大古墳・・・仁徳天皇陵・応神天皇陵・履中天皇陵-大阪に集中している。やはり・・。

 三大ダム・・・奥只見ダム・黒部ダム・御母衣ダム-いずれも奥地。

 三大寺・・・大安寺・元興寺・弘福寺-東大寺や法隆寺でない。

 三大五重塔・・・醍醐寺・法隆寺・瑠璃光寺-高さ日本一の東寺が入っていない。

 三大霊場・・・恐山・比叡山・高野山-怖くて未踏状態。

 三大大仏・・・奈良大仏・鎌倉大仏・京の大仏-奈良鎌倉は歴訪済。

 三大観音・・・浅草観音・大須観音・四日市観音-屋外観音像を除く。

 三大台風・・・室戸台風・枕崎台風・伊勢湾台風-甚大な被害。

 三大珍味・・・唐墨・海鼠腸・海胆-松茸が入っていない・・・。

 三大そば・・・戸隠そば・出雲そば・わんこそば-是が非でも味わいたい至極の味。

 三大うどん・・・稲庭うどん・水沢うどん・讃岐うどん-讃岐うどんは自分でも作った!

 三大ラーメン・・・札幌ラーメン・喜多方ラーメン・博多ラーメン-喜多方も今や全国区!

 三大銘茶・・・宇治茶・狭山茶・静岡茶-お茶好きの私にはたまらない話題。

 三大随筆・・・枕草子・方丈記・徒然草-一度は読んだことがある不朽の名作。

 三代集・・・古今和歌集・後撰和歌集・拾遺和歌集-いずれも錚錚たる和歌集。

 三大合戦・・・関ヶ原の戦い・川中島の戦い・筑後川の戦い-天下分け目の決戦場。

 三英傑・・・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康-天下統一に向け野心を燃やした英雄達。

 御三家・・・尾張徳川家・紀伊徳川家・水戸徳川家-ご存じ水戸光圀。

 江戸三代俳人・・・松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶-日本を代表する俳人達。

 明治の三傑・・・西郷隆盛・桂小五郎・大久保利通-明治維新を実現させた功労者達。

 昭和の三景気・・・岩戸景気・神武景気・いざなぎ景気-不況も背中合わせ。

 三大財閥・・・三井・三菱・住友-何れも単独では生き残れず、吸収合併を繰り返す。

 三大漫画家・・・手塚治虫・藤子F不二雄・長谷川町子-漫画界をリードした巨匠達。

 三大芸能・・・能・文楽(人形浄瑠璃)・歌舞伎-どれも歴史が古い。

 三大映画会社・・・東宝・東映・松竹-各々会社ごとに看板俳優や銀幕のスターが所属した。

 御三家・・・橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦-今ではいいおじさん。

 大相撲三大力士・・・谷風・雷電・双葉山-遥か昔のお話。

 三大予備校・・・代々木ゼミナール・駿台予備校・河合塾-結構お世話になりました。

 三大電気街・・・秋葉原・大須・日本橋-東京・大阪では大激戦区。

 三大証券会社・・・野村ホールディングス・大和証券グループ・日興シティホールディングス-合併・統合を余儀なくされた業種。

 三大出版社・・・講談社・集英社・小学館-少年時代によく読んだ。

 三大メガバンク・・・三菱UFJフィナンシャルグループ・みずほフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループ-昔は「宝くじ」の第一勧銀が幅を利かせていた。

 新三種の神器・・・テレビ・冷蔵庫・洗濯機-あくまで昭和初期の話。

 3C・・・カラーテレビ・車・クーラー-今は庶民にも普及しています。

 三大デジタル家電・・・パソコン・デジカメ・HDDレコーダー-今や一世帯に一台ずつ。

 三大文学賞・・・直木賞・芥川賞・読売文学賞-文豪になれます。最近は若年層がゲット。

 三大商社・・・三井物産・三菱商事・住友商事-伊藤忠商事も入る?

 三大自動車メーカー・・・トヨタ自動車・日産自動車・本田技研-押しも押されぬビッグ3です。

 三大海運会社・・・日本郵船・商船三井・川崎汽船-海の運送屋さんです。物流の主役。

 三大コンピューターグループ・・・富士通+日立製作所・日本電気+東芝・三菱電機+沖電気-提携してPCを共同開発している。

 ちなみに参考までに、主な製品の市場占有率(商品シェア)も見てみよう。

 パソコン・・・NEC21.2%・富士通19.8%・ソニー7.8%

 携帯電話・・・NTTドコモ48%・au27%・ソフトバンク19%

 チョコレート・・・明治製菓29%・ロッテ18%・森永製菓12%

 ゲーム機・・・任天堂58.7%・ソニー38.9%・MS2.4%

 ビール・・・アサヒ37.5%・キリン36.7%・サントリー13% 現在はキリンが首位を奪還。

 その他

 即席めん・・・日清食品・マルちゃん・明星食品

 おもちゃ・・・タカラトミー・バンダイ・田宮模型

 旅行会社・・・JTB・近畿日本ツーリスト・阪急交通公社(11/19現在 日本旅行を逆転)

 こうして見てみると、日本人の「三大思考」は何も今に始まったことではない。中にはどうでも良いような内容も含まれているが、興味深いことに、時代の変遷をつぶさに感じることが出来ることに着眼してほしい。また、同時に社会の趨勢や流行・風俗などの世相、時代の繁栄と衰退をも見てとれる。

 しかしながら、今日のテレビのニュースによれば、今の経済はデフレ状態であることを政府が公式に宣言し、発表した。つまり、長引く不況で収入が減り、財布の紐が固く、流通や経済状況が滞り、物が売れず需要量を供給量が上回ってしまい、結果的に物価が持続的に下がる状態を指す。もっとわかりやすく言うと値段を下げないと物が売れなくなってしまった訳で、プライスダウンが進んだ状況にあるということ。もちろんこの状況下では、貨幣の価値は上昇することになる。これで少しは冬のボーナス時期と連動して消費が活性化する兆しが表れるかもしれない。しかし一方では、それに反して相変わらず、政治は下らないことの応酬を繰り返している。昨日、本県選出の玄葉委員長を座長とする衆院財務金融委員会で、懸案になっていた「中小企業金融円滑化法案」の裁決を巡り、紛糾。自民・公明両野党が会議をボイコットして欠席する中、政府が初の強行採決を実施した。旧与党の自民党も、かつて野党だった民主党と全く同じ方法でしか対峙できないこの無政策の情けなさ。自分たちが長年同様なことをされ、紛糾してきたことを、リベンジとばかりに欠席(審議拒否)でしか態度を表明できないとは、自民党もどこまで成り下がったのか。東大や超有名大学を卒業したエリートたちが、こんな低俗な政治手法でしか反論できない様では、何が民主主義国家なのだろうか・・・。今回の対応は、自民党の価値を一層低下させ、地に落ちたことを印象づけただけだ。もっと言えば、自民党にはもはや政権担当能力が残っていないことを証明したに過ぎない。結局、数の力が絶対君主への道を開き、野に下れば、自らの政策を問うこともせず、単なる抵抗勢力でしか存在感を示せなくなるということだ。

 しかし、これでは一時の妨害や抵抗にすぎず、一向に日本の夜明けは無い。日本国再建のためには、やはり私が以前掲げ、当ブログで主張した様に、私が人生の師と仰ぐ、かの諸葛孔明が二千年も昔の中国で考えた末に辿り着いた「天下三分の計」を習うよりほかに生きる道は無い。つまりは三大政党制にし、政治不安があった時は、速やかに政権移譲できるような政治制度に改革すべきなのだ。その方が、国民の目もシビアで、政権政党は常に緊張した状態で政権運営することになる筈である。長期政権は堕落や金脈態勢を生むだけで、企業癒着が横行し、政治不信を招くだけである。日本国の未来を憂い、いつしか今回のブログの主旨を外れ、論点が著しくズレてしまったが、最後もやはり、「3」に纏わることで締めたことでご容赦頂きたい。

 

 

 

 

 

 

 

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三種の神器は、倭国(この世に一つだけの国名倭国)以外の三国の家宝てした。国名をしりたければ,私のブログをみてくたさい。タイトル 白村江戦で勝ったタイ国カイ国クマソ国 諸星千枝子の日本列島古代史
au oneブログ学習です。

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