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2010年3月31日 (水)

私が好きだったCM

 先日若くして亡くなった「しばたはつみ」さんは、かつて一世を風靡した丸善石油の「OH!モーレツ」というお色気CMの曲を歌い、時代を席巻した。また1980年代には、宮崎淑子(美子)の「ミノルタX7」の生着替えや更に時を遡れば、植木等が広め、「なんであるアイデアル」という流行語まで誕生させるなどして時代を映した数々のCM(CF)があった。もちろん、有名タレントを起用すれば話題作りになるし、様々なキャッチコピーが生まれ、人気シンガーとのコラボでBGMとして取り入れた曲が大ブレークしたり、もちろん初期の目的である販売促進にもなるし、イメージキャラクターの起用によって売り上げに大きく影響することから、CMが果たす役割は極めて甚大だと言わざるを得ない。今回は、前回のPVに続き、私のお気に入りのCM(CF)について取り上げたい。

 第1位 コカ・コーラCoke  

 ご存知「Yes Coke Yes !」や「No Reason」などのフレーズを生んだ大人気CMシリーズ。ウキウキ感や躍動感、爽快感などをモチーフにして若さを前面に押し出し、仲間意識や同属感、「Enjoy  the life !」をメッセージとして訴えていた。1980年代に流れていた「♪初めてじゃないのさ~いつでも一緒なら~今何か感じてるコカコーラ~爽やかティスティ~ I Feel Coke~♪」の唄とCMの演出が私は何より大好きだった。長きに渡ってシリーズ化したこのCMを毎回更新されるのを心待ちにしていたほどだ。そして2000年代には、桑田佳祐の「波乗りジョニー」や「愛しのミーナ」など、ご機嫌なサウンドに乗せた「No Reason」のCMも時代を彩った。ストーリー性のあるCMは当時大人気で、出演するモデルもまたイケメン揃いのナイスガイや美女系が多かった。大評判のこのCMシリーズは、1987年のテレビ広告大賞を受賞した。

 第2位 JR東海(クリスマス・エクスプレス)Jr

 一番人気は「シンデレラエクスプレス」やクリスマスの時期になると必ず流れていた「クリスマスエクスプレス」。山下達郎の「クリスマスイブ」をBGMに、恋人と駅のプラットホームでの再会する場面を人気女優の深津絵里、牧瀬里穂、高橋玲奈らが好演した。また、「アリスのエクスプレス」や「プレイバックエクスプレス」、「ホームタウンエクスプレス」、佐野元春の♪Some day♪のメロディに乗せた旅立ち編「ファイトエクスプレス」も当時の人々の心を打った名作だった。その中で私が好きだったのは、「ハックルベリーエクスプレス」シリーズだった。お盆休みに家族で父母の実家へ里帰りして、田舎で夏休みを過ごし、ひと夏の想い出を作るという内容のもの。このシリーズは、CMの最後に女性の声で「JR東海」と告げた後のチャイム風のジングルが良い感じで旅愁を誘った。

 第3位 日立の樹Hitachi

 「♪この~木なんの木、気になる木~♪」でお馴染みの、日本人なら誰もが知っていて、一度は口ずさんだことがあるCMである。この通称「日立の樹」はハワイのオアフ島にあるモンキーポッドの木である。金曜日の夜7時30分から放送していた野生の王国で必ず流れていた。1973年から始まったが、最初はアニメーションの木が使われ、この木が実際にCM映像に使われたのは1975年からだった。日立グループの関連会社をすべて紹介する60秒スポットの長編CMは、当時としては非常に珍しかった。

 第4位 PanasonicPanasonic  

 「小さな命の物語」「姉妹のファッションショー」「人」「Family」「オキナワブルー」など2007年の暮れにまとめて放送された感動シーンばかりを集めた物語仕立てのCM。特に「人」は涙なくしては見れない。入院中のおばあちゃんが、孫の顔を見れずに死んでしまうことを悟り、病床でパソコンを使い、まだ見ぬ孫に充てた天国からのメールを作成する。「真っ赤なランドセルを買ってあげたかった」「夏には一緒に浴衣でお祭りに行きたかった」「運動会や参観日にも行ってみたかった」「おばあちゃん、残念だけどあなたに会えそうもありません。一度でいいから抱っこしてあげたかった」「おばあちゃんって呼んでほしかった」というおばあちゃんの願いがひしひしと伝わって来て号泣せずにはいられない。

 第5位 ミノルタX-7Minolta

 1980年、齋藤哲夫の♪いまの君はピカピカに光って~♪でお馴染みの軽快な曲に乗せて、当時熊本大学生だった宮崎美子がTシャツを脱いで青いビキニに着替えるシーンは、当時大人気を博した。そしてカメラに向かってハニカむ姿は世の男性のハートを鷲掴みにした。その10年くらい前に、来日して人気があったアグネス・ラムを髣髴させるような衝撃を受けたのを覚えている。このCMで大ブレークした彼女は、NHK「元気です!」の朝ドラに大抜擢され、その後演技派女優としての道を歩むことになった。ぽっちゃり系だったが、とにかく可愛らしかった。今は「クイズQさま!」などのクイズ解答者としても活躍中で、つい先日は番組内で漢字検定1級を取得した才媛である。

 第6位 サントリーCANSuntory 

 1983年に世間の人気を集めた缶ビールのCM。松田聖子の「Sweet Memories」の曲に合わせてペンギンたちがドラマ仕立てのストーリーを展開する。お洒落なバーを舞台背景に、ムード歌謡の如く可愛らしく歌ったり踊ったりしていた。所ジョージがナレーションを担当した。このCMは放送初期の段階から反響が大きく、好評を博し、その後もシリーズ化され、海の家編やボクシング編、駅のプラットホーム編、黄昏編など様々なシチュエーションで次々とその続編が制作された。

 第7位 いすゞジェミニ(街の遊撃手)Gemini

 チャイコフスキーのクラシック曲「花のワルツ」のBGMに乗ってアクロバティックなカースタントで世間をあっと言わせた。イタリアやパリなどの町中広場や有名な通り、地下鉄のホームなどを縦横無尽に闊歩するなどメチャ振りな演出は、今思えば斬新で画期的だった。ジェミニが2台、寸分の狂いもなく並走したり、走行する車の上を軽やかにジャンプして交差したり、片輪走行などを行い、当時CGなど無かった頃に「一体どうやって撮影したの?」という疑問が沸き起こったくらいカーアクションが凄まじく、注目の的だった。これも1980年代を飾ったCMであった。

 第8位 グリコSeiko_toshi

 アーモンドチョコレートやポッキーなどの販売促進に、当時旬なアイドルを起用して話題を集めた。アイドル同士の共演で、高原のデートが一躍有名になって理想のデートとまで持て囃された田原俊彦と松田聖子の主演CMから渡辺徹、本田美奈子、沢口靖子、南野陽子、岡本舞子、高橋美枝、酒井法子、掘ちえみ、反町隆史、新垣結衣など若手歌手や俳優の登竜門的なイメージがあった。お菓子、チョコ、ガム、アイスなど商品数も多かったため、それぞれにCMが制作されていた。現在は北川景子や石原さとみ、小栗旬などが画面に登場している。

 第9位 三井のリハウスMiyazawa

 当時、絶世の美少女と謳われた宮沢えりが、転校生「白鳥麗子」役で彗星のごとく芸能界デビューを果たした話題作として脚光を浴びた。一見お嬢様風の彼女が、教室でクラスメートに挨拶する姿は実に初々しかった。彼女自身は、父親がオランダ人のハーフで、目鼻立ちが通り、均整の取れた顔は、それまで可愛い系が多かった芸能界において、新たなアイドル像の出現を予感させた。しかし、やや人気に翳りが出始めた頃に、電撃的なヌードを披露し、その写真集を発売し、話題を浚った。(当時10代アイドルのヌード写真集は珍しく、衝撃的だったと同時に思わず私も勢いで買ってしまった・・・)

 第10位 トワインニィング

 紅茶のCMで、特に私が好きだったのは、「クイーンエリザベスⅡ世号」が航海するシーンが盛り込まれたCM。「Twining Tea on The Queen Elizabeth」という歌の節に乗せて流れたのが何故か強い印象と記憶に残っている。中学時代によくTVCMで流れていたものだ。

 次点 オロナミンC(元気ハツラツ)

 かつては巨人軍の選手が大勢出演したCM。古くは黒ぶち眼鏡がトレードマークだった大村昆さんが主演していた。とにかく息の長いCMである。「ファイト~一発!」のリポビタンDが出るまでは、栄養ドリンク剤の草分け的存在としてCM界を席巻した。

 これ以外にもNTTの「カエルコール」や「私はこれで会社を辞めました」など流行語になったCMも多数ある。また、公共広告機構(AC)に代表されるような、その時代時代の社会問題や日常生活について、深く考えさせられるCMも存在する。ところで今朝の「めざましテレビ」で放送していたが、明日から昔懐かしいアイドルがカルテットで共演するCMが流されるようだ。その4人のアイドルとは、「伊藤つかさ」「荻野目洋子」「石川秀美」そして「河合その子」である。いずれも80年代に一時代を築いた人々。伊藤つかさは3年B組金八先生や「少女人形」という歌でデビュー。荻野目洋子は80年代に「ダンシングヒーロー」が大ヒット。踊りと独特なステップも流行した。私は大学3年生の頃、原宿の竹下通り沿いにあったHARADA’Sという店で取材中の彼女を目の前で見た。やはり芸能人のオーラが漂っていた。石川秀美はミニスカートから伸びた長くてキレイな脚が魅力で、「ゆれて湘南」という曲が私は好きだった。元シブがき隊のヤックンこと薬丸英秀と結婚したのはビックリだったが。シブがき隊では、布川敏和がやはりアイドルだった土屋かおりと結婚したし、映画「おくりびと」ですっかり実力派俳優となった本木雅弘は、何と内田裕也と樹木希林の愛娘とそれぞれ結婚した。そして最後の河合その子は、1985年から2年半、ひとつの時代を築いたおニャン子クラブのひとりで、最初にソロデビューし、「恋のチャプターA to Z」、「涙の茉莉花」、「落ち葉のクレッシェンド」、「青いスタシオン」などをヒットさせた。彼女がテレビに登場するきっかけとなったテレビ「夕やけニャンニャン」の番組とクラブを他のメンバーに先だって最初に卒業した。その後、作曲家・後藤次利と結婚。現在44歳で、一児の母になっている。

 さて、CM業界は今、長引く不況によって窮地に立たされている。CM制作費は全国ネットだと放送権料も含めると巨額な費用を要する。有名タレントを起用すれば、下手すれば億単位の出費は当たり前。特に、産業界や経済界をリードして来たTOYOTA自動車が広告費として投じる費用は、年間1,000億円以上とも言われている。車種ごとにCMが存在するし、昼夜問わずいろいろな番組のスポンサーとして天文学的な宣伝費を投じて来たし、雑誌を開けばどこかしこでカラー写真のグラビアを飾っている。東京ドームに行けば、外野の大看板に車の写真が・・・。もちろんTOYOTA自体は、自社製品のPRだけでなく、様々な業界に舵取り役としても散々貢献して来た。その時代の寵児とさえ思われたあのTOYOTAですら、この度広告費3割減という苦渋の決断を迫られるに至った。もちろん理由は、アメリカで起こった「プリウス」のリコール問題で、その対応に多額の経費と時間を強いられたことと、その謂れのない風評被害で不買運動が起こったことによる。こうしたことを背景に減収減益は避けられず、やむを得ず経費削減の道を模索した結果に違いない。最近、CMも制作費を削ることが多いせいか、手の込んだ演出や斬新なアイディアが少なくなり、昔のような目を皿のようにして観る魅力的なCMが少なくなった。チャンネルを変えられるCMばかりになってしまった感が否めない。今日、ランキングで紹介したような、ストーリー性があって、思わず動きを止めて食い入るように見つめるCMが再び出てくれることを願ってやまない。 

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