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2010年8月10日 (火)

プロ野球「名試合・名勝負&名場面」

 日本プロ野球機構(NPB)は9日、球史に残る最高の試合・名勝負・名場面に関しての順位を発表した。これは76年間に及ぶ日本プロ野球界の歴史を振り返り、当事者である各チームの監督と選手達の投票によって選び出されたランキングである。特徴的だったのは、現役の比較的若い選手達が選んだ順位だけあって、往年の名プレーヤー達の活躍に焦点を当てたわけではなく、むしろ近年の記憶に新しい試合ばかりだったのが残念としかいいようがない。まず、NPB発表の「最高の試合」と「名勝負・名場面」から紹介しよう。なお、各順位の下のアドレスをクリックすれば、その時の映像が見られます。

 「最高の試合」編

 第1位 1994/10/8 中日対巨人(ナゴヤ球場) 
      
   この試合に勝った方が優勝を決するという大一番。中日から移籍した落合などの活躍で、巨人が劇的優勝を遂げた一戦だ。この時の監督は中日が高木守道で、巨人は長嶋茂雄だった。この試合、中日はエース今中が登板し、巨人は槇原・斎藤・桑田の三本柱が揃って登板し、盤石の継投策で中日の反撃を防ぎ、6-3で巨人が適地ナゴヤで勝って優勝した。最後の打者を大きくタテに割れるカーブで三振に取り、マウンド上で一回転してガッツポーズした桑田の映像は未だに脳裏から離れない。この僅か2年後にも、最大で15ゲームもあった差をひっくり返して巨人が奇跡の逆転Vを成し遂げ、「メイクドラマ」が完結した。

 http://www.youtube.com/watch?v=FXv2YWAzRjQ

 第2位 2001/9/26 大阪近鉄対オリックス(大阪ドーム)
      
  この試合の前まで西本監督や仰木監督で3度リーグ優勝経験があった近鉄だったが、いずれも奇跡的な逆転劇で優勝を果たしていた。そしてこの試合もまた壮絶だった。3点ビハインドで迎えた9回裏、敗色濃厚の中、「いてまえ打線」の真骨頂の猛打が炸裂した。連続安打と四球で無死満塁と攻め立て、ここで梨田監督は、前の試合でも起死回生の代打ホームランをかっ飛ばした代打・北川を告げた。ここで信じがたいようなミラクル近鉄の本領が発揮されることとなる。その北川が観衆の期待にものの見事に応えた。2-1からの4球目を叩いた打球は、弾丸ライナーとなってぐんぐん伸び、センターバックスクリーン横の2階スタンドに突き刺さるホームランとなった。つまり、奇跡の代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランとなったのだ。地元の場内の大観衆は総立ちで、大騒ぎとなった。この時のシーンは今でも鮮明に目に焼き付いている。当時の近鉄は、若きエース岩隈を柱に、高村、中村紀洋、ローズなどがメンバーにいた。しかし、それにしても大興奮の中だったため気が付かなかったが、打った北川がダイヤモンドを一周してホームベースを踏む前に、ベンチから勢いよく飛び出した中村を始めとする近鉄の選手達は、ラインを越えて中に入ってお祭り騒ぎではしゃいでいた。野手がアピールすればアウトだったのでは・・・?。これと同じことはかつて槇原の敬遠のボールをサヨナラヒットした新庄も同じ。映像を良く見るとバッターボックスを越えて足を踏み出して打っている。でもその辺はプロ。サヨナラ打を打ったその時点で「勝負あり」という判断なのだろう。実はこの試合の2日目にもミラクルは起きていた。中村紀洋があの松坂からサヨナラアーチを放っていたのだ。この勢いを優勝決定試合まで持ち込んだ近鉄はやはり、「奇跡を巻き起こすどえらいチーム」だった。実は30年来、近鉄ファンの私は、もちろんこの試合をテレビの生中継で見て、鳥肌が立つほど大興奮したことを覚えている。北川は阪神から新天地を求めて大阪近鉄に移籍し、大一番で神がかり的な大仕事をやってのけた。そして、これぞプロ根性という職人芸をまざまざと見せつけた値千金の球史に残る、そしてチームは無くなったが、ファンの記憶に残る、永遠に語り継がれであろう奇跡の一打となった。

 http://www.youtube.com/watch?v=A32Eb8pkcx8

 第3位 2006/10/12 北海道日本ハム対福岡ソフトバンク(札幌ドーム)

 この試合はプレーオフ第2ステージ第2戦で行われた試合。八木と斎藤の息詰まる投手戦が続く試合だった。9回裏二死一・二塁から稲葉がサヨナラ二塁打を放った試合。私は特別、この試合が第3位に入るほどの名ゲームだとは思ってはいない。選手の選んだ理由を見ると、打たれたエース斎藤が、マウンドで崩れ落ち、号泣しながらチームメイトに抱きかかえられながら、ベンチに引き挙げて行ったシーンが感動を呼んだようだ。高校野球なら当たり前の一球にかける情熱がプロに入ると薄れがちだが、それを思い起こしてくれるシーンだったに違いない。

 http://www.youtube.com/watch?v=d9NGogZs0eI

 第4位 2009年/10/21 北海道日本ハム対東北楽天(札幌ドーム)

 これが選ばれたのも手前味噌的な印象がある。この試合は昨年のクライマックスシリーズ第2ステージの初戦だった。8対4と楽天リードのまま迎えた9回裏、スレッジが抑えの切り札でメジャー帰りの福盛から逆転満塁サヨナラホームランを放った。この一発で日本ハムが勢いづいてシリーズを制し、そのままリーグ優勝を果たした。私は、この試合よりもむしろ、負ければ即、解雇が確定的となっていた野村監督に対し、敵味方入り交じっての胴上げシーンの方が感動的だった。まさに試合が終わればノーサイド。戦いを終えた後の男達の清々しさがそこにあった。

 http://www.youtube.com/watch?v=J-xDe9H4XWM

 第5位 1985年/4/27 阪神対巨人(甲子園球場)
 
 この年は、阪神の21年ぶりのリーグ優勝・日本一で幕を下ろした大フィーバーした一年だった。優勝が決まった瞬間から、道頓堀川に次々若者が飛び込んだ。その年の阪神の勢いを象徴するのがこの試合だった。打撃陣は真弓・掛布・バース・岡田・木戸・弘田・長崎、投手陣は中西・ゲイル・池田・野村・工藤・中田・仲田・福間・山本和などの黄金メンバーが揃っていた。開幕から豪打と安定した投手陣で首位を守り、圧倒的な強さでリーグを制し、その後巨人でも倒せなかった西武ライオンズをやっつけ日本一の栄冠を手にした。この凄さの象徴がこの試合で飛び出したクリーンアップによる「バックスクリーン3連発だった。しかも巨人のピッチャーは、当時3本柱のひとりだった槇原だった。私はこの場面を      生放送で見ていたが、あまりの強烈さにマウンドで強ばった表情で呆然と立ちすくんでいたのをはっきりと覚えている。監督は吉田義男だった。この年はバースが54本、掛布が40本、岡田が35本、そして真弓が34本とホームランが乱舞し、驚異的な破壊力をまざまざと見せつけた阪神一色のシーズンとなった。

 http://www.youtube.com/watch?v=MbjQoPcwxvc

 「名場面・名勝負」編

 第1位 2009年/10/21 北海道日本ハム対東北楽天(札幌ドーム)

 既に上で紹介済みなのでここでは詳細は割愛します。    

 第2位 2001/9/26 大阪近鉄対オリックス(大阪ドーム)

 既に上で紹介済みなのでここでは詳細は割愛します。
 
 第3位 1999年/5/16 西武対オリックス(西武ドーム)

 これは2対0で西武が勝った一見何の変哲もない試合。しかし、平成の怪物・松坂大輔のルーキーイヤーにあって、あのイチローと初対決があった試合となればプレミアがつくゲームだったと言える。しかも唸りをあげる渾身のストレートと伝家の宝刀の鋭く横に流れて曲がるスライダーを武器にあのふりこ打法の天才打者イチローを3連続三振に仕留めた。詰めかけたファンの度肝を抜くような快刀乱麻の投球だった。松坂は8回を投げて被安打僅かに3、13三振を奪う力投だった。

 http://www.youtube.com/watch?v=gmW7lU3pTJI&feature=related 
 
 第4位 1999年/4/7 日本ハム対西武(東京ドーム)

 これも松坂が主役のゲーム。というより忘れもしない野球ファン必見の松坂のプロ初登板の試合だった。新人とは思えないほどの冷静で落ち着き払ったマウンド裁きと何か「打てるモノなら打ってみろ」と言わんばかりのふてぶてしさや自信が漲り、プロの打者との対戦を余裕を持って、上から目線で見下すかのような投球を展開した。強打者を相手に一歩も引かず、強気に胸元を抉るようなストレートで三振の山を築いた。特に圧巻だったのは初回の球界を代表する小笠原・片岡との直接対決だった。大観衆が興奮して見つめる中、何と155km/hの内角直球で片岡を空振り三振に仕留め、球場全体がどよめいたのを覚えている。まさしく衝撃のデビューだった。この日松坂は8回まで投げ、被安打5、9奪三振の好投で、プロ入り初勝利を挙げた。やはり格の違いを見せつけたと同時に、選手間でも松坂の出現と怪投ぶりは語り草となっているようだ。

 http://www.youtube.com/watch?v=ucouhyoOw3k      
 
 第5位 1995/10/25 ヤクルト対オリックス(神宮球場)

 この試合は日本シリーズの第4戦だった。前年、巨人が敗れた当時最強だった仰木オリックスに、野村監督率いるヤクルトが挑んだ一戦。川崎と長谷川(後にエンゼルス移籍)の投げ合いが続き、1-1で迎えた延長11回ウラの1死一二塁の一打サヨナラの場面で、オリックスの小林宏投手がオマリーを空振り三振に仕留めるまでの14球に渡る勝負の駆け引きや醍醐味は見事としか言いようがなかった。この時のオリックスは田口・イチロー・D.J・ニール・中嶋・平井らを擁した黄金メンバーだった。そして一方のヤクルトも俊足強肩巧打の飯田を先頭に、稲葉・土橋・オマリー・古田・秦・池山・ミューレン・伊東・伊藤智・高津・内藤など、こちらもそうそうたるメンバーが揃っていた。(You tube には映像無し)       

 以上がNPB所属の現役の選手達が選んだ「最高試合」・「名勝負&名場面」ということなのだ。繰り返すようだが、何かいずれもここ15年程度の近年の試合ばかりしかないようだ。おそらく最近の試合ばかりランクインするのは、ONの現役時代はもちろん、下手すれば原辰徳・現巨人監督の現役時代の活躍すら知らない若手の選手自身が選んだ試合ということなので、特段ライブで直接見たゲームではないからであって、次いで単純に覚えていないとか思いつかないというだけなのだと思う。まぁ人間の記憶力など所詮その程度なのだろう。しかし当事者はこれで良しとしても、これでは真の野球ファンは務まらない。そこで40年以上の長きに渡り、野球を愛し続けて来た私が公平な立場で正当な判断をした順位(トップ20)を挙げて結びとしたいと思う。長くなるので、コメントは控えたい。

 第1位「長嶋茂雄引退セレモニー」

 第2位「王貞治756号達成!列島じゅうが大フィーバー」 

 第3位「長嶋茂雄、天覧試合で阪神エース村山からサヨナラホームラン!」

 第4位「江夏豊オールスター戦で9者連続三振!」

 第5位「近鉄・北川の代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームラン!」

 第6位「江夏の21球」&「近鉄西本監督、2年連続で日本一を逃して悔し涙」

 第7位「野茂英雄鮮烈デビュー!トルネード旋風吹き荒れる!」

 第8位「長嶋茂雄のデビュー戦、金田の前に4打席連続三振!」

 第9位「球界盟主の座を賭け、死闘を繰り広げた巨人VS西武(昭和58年)」

第10位「阪神猛打爆発バックスクリーン3連発」&「21年ぶりの優勝、そして日本一」

第11位「赤ヘル旋風!(昭和50年)」

第12位「江藤の起死回生代打満塁同点アーチ&直後の二岡の優勝決定サヨナラホームラン」

第13位「20歳のイチロー、振り子打法で200本安打達成!」

第14位「V9達成!9-0で圧勝した巨人VS阪神、そして前々夜の中日の勝利に拍手」

第15位「怪物江川、オールスターで8者連続三振」

第16位「近鉄、最終戦で優勝ならず・・・藤井寺に沸き起こったウェーブ」

第17位「巨人・清原、日本シリーズで西武・松坂から看板直撃特大ホームラン!」

第18位「西武・清原、巨人との日本シリーズ試合中に号泣・・・」

第19位「大怪我から復帰の吉村の渾身の一振りで巨人優勝決定!」

第20位「韋駄天福本豊(阪急)の快足世界一と塀際の魔術師」

 主観的に選んだ手前、中には名場面ではなくて名選手を紹介してしまったことはお詫びしたいと思う。如何だろう。予想通りだっただろうか。それとも「そういえばそんな試合があったな?」という感じだろうか。それとも「あの試合が入っていないのはおかしい?」という感じ?されどこうして自分のお気に入りの試合を勝手な尺度でランキングで綴れるのもブロガーの特権だろうと思う。それにしても他者と自己のランキングを見てみて思うことは、ゴタゴタ不祥事続きの大相撲とは格段に違い、野球には筋書きがなく、勝負への執着心や一球に賭ける執念がビンビン伝わってくる。まさにドラマチックかつスリリングな展開が大にしてあるようだ。私達はこうしたひたむきな姿や先が読めない勝負の行方に深い感銘を受け、言いしれぬ感動が体を包み込み、やがて病みつきになり、熱烈な野球ファンになるのだろうと思う。それはシーズンオフになると、往年の名プレーヤー達が集う「マスターズ」でもファンが多いことで同じことが言える。かつて私達を興奮の坩堝に巻き込んだ選手の姿を懐かしむと同時に、若かりし自分とオーバーラップして時代を思い起こす材料にするのだと思う。特に今年は、セ・パ両リーグとも実力が拮抗し、どこが優勝してもおかしくない接戦が展開されている。今後も野球から目が離せない。果たして今年はどんな名勝負を作ってくれるのか、そしてどんな結末が待っているのか楽しみである。

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