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2011年2月 2日 (水)

性同一性障害からの脱却

 始めに断っておきたいが、今回の記事は否定的な見解を述べたり、偏見を煽るために掲載するものではない。「性同一性障害」で悩み苦しんでいる方々を理解し、肯定的にとらえ、同じ地球に暮らす同じ人間である彼等の人権を尊重すると共に、寛容の眼差しで温かく見守っていきたいという趣旨から記載するものである。

 今から10年ほど前、昼下がりの番組「ごきげんよう」にゲストで「オール阪神・巨人」が出演した時のこと。冒頭のフリートークで、ボケ担当の阪神さんが、交差点で停車中に後ろから車で追突された時の話をした。すると相手方のドライバーが、いわゆる「おネェことば」を話す人だったらしい。今でこそ人権保護団体から差別用語としてクレームが付いて用いられなくなったが、当時使われていたのは、このような人を「オカマ」と呼んでいた。そしてその話自体は、「オカマにオカマを掘られた」というオチだったのだが、プロの漫才師である阪神さんはそれだけでは終わらず、「やっぱりオカマにも運転免許証は必要なんでしょうかね?」と無茶振りを司会の小堺一畿に差し向けた。すると、それにピンと来た小堺がすかさず反応。「そりゃおかまいなしという訳にはいかないでしょうね」とあいの手を入れた。そこで会場の客が爆笑したという話。つまりオカマとお構いなしのダジャレだったのだが、今回のテーマを述べるにあたって、昔聞いた話を思い出した次第だ。

 最近では、おネェ言葉を話す人や、「オカマ」っぽい人は、特に芸能界を中心として別段珍しいことではなくなったが、かつてはそれをカミングアウトする人など殆どいなく、もし身近にそういう雰囲気の人がいれば、大きな話題に上り、好奇や異質な目が注がれたり、ともすれば変人扱いされた時代だった。もちろん「性同一性障害」などという病名はなかった訳で、そういう節の人は、人知れず悩み、深刻な葛藤に苛まれていたに違いない。そして30年以上も前から、そういう方々は主に芸能界や水商売の世界で活躍していた。古くは先駆けと言っていいだろう「カルーセル麻紀」さんやピーター、更には美川憲一さん、おすぎとピーコもそうだった。しかし、「体は男だが、心は女」(昔の「オカマ」)やまたはその逆パターン(「オナベ」)がれっきとした疾病であると一般庶民が理解するまでには相当の時間を要した。生まれながらにしてそういうことで違和感を覚えた人も意外に多く存在しているということである。20年ほど前には「ミスターレディー」や「ニューハーフ」なる新語まで誕生し、少しずつ市民権を得、そういう雰囲気を持った男女(おとこおんな)が自己主張の場や機会を手にしたことで一気に増え、巷に「オカマバー」や「ショーパブ」など、水商売でもそれ風の飲み屋が多数登場するほどだった。

 では、そもそもこの病気はどんなものなのか、「Wikipedia」の記事を参考に調べてみた。性同一性障害(せいどういつせいしょうがい、Gender Identity Disorder, GID)とは、『生物学的性別(sex)と性の自己意識(gender identity、性自認)とが一致しないために、自らの生物学的性別に持続的な違和感を持ち、自己意識に一致する性を求め、時には生物学的性別を己れの性の自己意識に近づけるために性の適合を望むことさえある状態』[1]をいう医学的な疾患名。日本の性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律では、同法における「性同一性障害者」の定義を、『生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別(以下「他の性別」という。)であるとの持続的な確信を持ち、かつ、自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者であって、そのことについてその診断を的確に行うために必要な知識及び経験を有する二人以上の医師の一般に認められている医学的知見に基づき行う診断が一致しているものをいう。』としている。岡山大病院ジェンダークリ二ックの中塚幹也教授(産婦人科)によると、原因ははっきり分かっていないが、胎児期に外部からのホルモンに曝されるなど、何らかの原因で体の性とは異なった方向に、脳の性分化が進んだという説(ホルモンシャワー説)が知られている。家庭での育て方の問題ではなく、いくら説得しても「男(女)らしくしろ」と叱っても、精神療法によっても、心の性は変えることが出来ないとされている。身体の性への違和感がある人や、そう見られる人の割合を各地で調べた調査に基づき、「1000人に1人、大きな学校だと全校生徒中に1人くらいはいる可能性もある」と見られる。症状としては、ジェンダー・アイデンティティと反する生物学的性別を持っていることに違和感、嫌悪感を持つ。間違った性別の身体で生まれたと確信する。陰茎や精巣、月経や乳房に嫌悪を抱いたり、取り除くことを希望する。生物学的性別と反対の性、自身のジェンダー・アイデンティティと一致する性への、強く持続的な一体感、同一感。日常生活や社会においても、生物学的性別とは反対の性役割をおこなう。実際に性同一性障害を有する者は、幼児期や児童期の頃からすでに何らかの身体的性別への違和感、ジェンダー・アイデンティティに一致する性への一体感を覚えることが多い。性同一性障害を抱える者それぞれに個々の境遇や心境などがあるため、さまざまな経緯や状態がある。生来から常に身体的性別としての扱いや役割を求められる環境にあったため、その身体的性別に応じた男性性または女性性の一部を身につけている場合がある。より社会へ適応するため、あるいは違和感や嫌悪感から逃れるために性自認を抑え込み、身体的性別に応じた過剰な男性性または女性性の行動様式を取ろうとする場合もある。自身が反対の性の容貌や外性器を持っているという確然たる事実や、当然のように身体的性別で扱われる環境にあって、姿形の見えない性自認はそれだけでは不安定であるため、性自認に基づく男性性または女性性の行動様式を過剰に取ろうとする場合もある。性自認に基づく性別の実生活経験が無かった故に、性別移行の始めは不慣れであったり不自然であったりする場合がある。性自認に揺らぎがある場合もある。当初は本人自身も同性愛と混同したり、異性装と認識してその後に自身の性自認が明瞭となることもある。性同一性障害は、自身の身体への強い嫌悪感、日常において常に反対の性役割を強いられる等の精神的苦痛から、鬱病、摂食障害、アルコール依存症、不眠症などの合併症を患うことがある。

 先日、性同一性障害で苦しみながら、自分の本当の気持ちをカミングアウトした「佐藤かよ」さんについて記事を書いたが、彼女もまた、あれだけの美貌の持ち主であると同時に、声までも女性そのものである。ひょっとすると本当の女性よりもずっと女らしいかもしれない。歌舞伎の世界で女形を演じる俳優は、女性以上に女性らしい仕草を研究しているし、気配りや話し方、目付きまでも女性のそれ以上かもしれない。最近では男女を問わずこうした「女っぽい男」や「男っぽい女」がやたら目につくようになった。男でも身だしなみやファッションに気を配り、美容室に通う若者やピアスや化粧までする男性もいるようだ。一方、我が街郡山では、近所のスーパーでも、寝起きのダボダボのスエットの上下に髪はボサボサ。寝ぼけた面構えですっぴんで買い物をしているギャルまで出没するようになった。「世も末か」と見ているが、男性以上に同性に嫌がられるのではないかと思ってしまう。ただ本人達は周囲のそうした冷たい視線を我れ感せずという風で意に介す素振りはない。貪欲なまでに女性らしさを追求する彼等の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいである。

 日本に限らず社会構造の変化、そして多様化が、このような大きな変化をもたらしているように思える。これは恐らく、過度のストレスなどによって、男女が本来持っているホルモンバランスが崩れ、女性でも声の低い人がいたり、毛深い人が増え、男より乱暴できつい言葉遣いを平気で話す女性も増えた。事実、男以上に男っぽい性格の若い女性もやたらといる。これは男女同権が当然の世の中で、女性の社会進出により、男勝りの仕事をバリバリこなす女性が急増し、実際女性の管理職も多くなっていることでも理解できる。しかし、これらは長いスパンで物事を展望しようとすれば、こうした変化はあまり歓迎できない。日本があまりにも欧米化し、ライフスタイルだけでなく、思考や気質までもどんどんアメリカ人並みになってしまい、日本人らしさが急激に失われていく危惧をどうしても抱いてしまう。

 さて、話は変わるが、最近は綺麗な元男子が芸能界やモデルとして活躍している。2009年、タイで行われた『ミス・インターナショナル・クイーン 2009』に再挑戦し、優勝した「はるな愛」も人気抜群だし、青山学院の大学生として登場して来た「椿姫彩菜」、更には「相沢咲姫楽」もまた美形のニューハーフであろう。また、話言葉だけなら安田大サーカスのクロちゃん、山咲トオル、クリス松村、マツコデラックス、ミッツマングローブ、IKKO、KABAちゃん、ジェニーいとう、假屋崎省吾、楽しんごなどもいる。芸能界だけでもこれだけいるのだから、これらは氷山の一角で、実際に御くびに出せずに人知れず悩んでいる人は大勢いるということだろう。

 では人権に配慮しつつ、最近、芸能界で活躍している美形のニューハーフの方々のプロフを簡単に紹介したい。皆さん驚くほど綺麗であり、いずれも社交性があり、人を惹きつける魅力の持ち主だったりする。

Satokayo  佐藤かよ

 誕生日:1988年12月26日
 星座:射手座
 出生地:愛知出身
 血液型:A型
 サイズ:172cm 80-58-85
 経緯:ショップ店員として働いていたところをモデル事務所のスタッフからスカウトされる。2008年頃から名古屋を中心にモデル活動を開始し、ファッション雑誌『東海SPY GIRL』の専属モデルを2009年まで務めた。2010年8月31日放送回のバラエティ番組『魔女たちの22時』のコーナー「今週の魔法の扉」において、男性として生まれてきたことをカミングアウトした。これが佐藤のメディアを通して初めてのカミングアウトとなった。現在は本業の雑誌モデルの傍ら、タレントとしても活動し、「サンジャポ」に準レギュラーで出演している。背が高い以外、頭の先からつま先までどこからどう見ても女の子である。

Haruna_ai  はるな愛

 誕生日:1972年7月21日生まれ
 星座:獅子座
 出身地:大阪市平野区
 血液型:O型
 経緯:1995年、大阪市・わだ形成クリニックにて性別適合手術を受け、身体的に女性となった。また、「男性と結婚するまで本名(大西賢治)でいることが親孝行」を理由に、戸籍上の名前は現在も「大西賢治」のままである。声に関しては、元々は女性アイドルの曲を原曲キーのまま歌え、話声も女性と同じ高さだった。「あやや」のもの真似を得意とし、タレントや芸人として活動し、2009年、『ミス・インターナショナル・クイーン 2009』に再挑戦し、優勝した。前哨戦である『Angel of Talent contest』でも優勝し、2冠に輝いた。日本人の優勝は初めてで、賞金1万ドルを獲得。タレント業に加え飲食店を多数経営するなど実業家としての才能も持っている。ANGEL.LOVE株式会社代表取締役。昨年の24時間テレビのマラソンランナーとして頑張った。 

Ayana  椿姫彩菜

  誕生日:1984年7月15日生まれ
  星座:かに座
  出身地:埼玉出身
  血液型:O型
  サイズ:身長165cm
  経緯:青山学院大学文学部仏文学科4年在学中。性同一性障害を抱え、子供の頃から心の性と体の性の間に違和感を抱いていた。2004年、20歳の時に性同一性障害特例法の施行を知り、大学を休学して実家を飛び出した。そして性別適合手術の費用を貯めるために新宿区歌舞伎町のショーパブに勤務した。現在の芸名はその当時の源氏名であり、名字の「椿姫」は自身の好きなオペラ『椿姫』から、名前の「彩菜」はショーパブのママが画数を考慮して提案した候補から、それぞれ採ったという。2006年に単身タイに渡り性別適合手術を受ける。帰国後は戸籍を女性に変更し、2007年に復学。2008年からはファッションモデルとしてだけでなく、タレント、音楽家、商品開発プロデューサーなど「女性の幸せをプロデュースする」活動を始める。

Sakira  相沢咲姫楽

 誕生日:1986年2月8日
 星座:水瓶座
 血液型:A型
 出身地:福岡県
 趣味:お料理、カラオケ
 好きなタイプ:笑顔の素敵な人
 好きな芸能人:妻夫木聡
 好きな音楽:恋系の曲!
 好きな言葉:か・わ・い・い
 好きなブランド:CHANEL、Christian Dior
 今一番欲しい物:香水、圧力鍋
 自分を動物にたとえたら:猫(淋しがりやの気分やさんのところ)
 経緯:学校へ行こうMAXのコーナーに出演し、その可愛らしさから一躍有名に。新宿三丁目のニューハーフパブ『SUGAR』に以前勤めていたらしい。

Nakamura  中村中(なかむらあたる)

  誕生日:1985年6月28日
 星座:かに座
 出身地:東京都墨田区
 血液型:不明
 経緯:現在はシンガーソングライイター、俳優として活動中。中学時代から作詞作曲を始め、ストリートミュージシャンも行う。2004年3月28日、第5回かつしかバンドフェスティバルにてグランプリを受賞。11月、ヤマハ音楽振興会主催のTEEN'S MUSIC FESTIVAL 2004の全国大会に出場する。以後、ヤマハの発掘育成システム「MUSIC QUEST」と契約し、楽曲制作や、ライブハウスなどでのライブを続ける。性同一性障害で、戸籍上の性別は男性だが、精神は女性。やや中島美嘉に似ている印象がある。

 写真を見てもわかるように、外見も女性そのもので美しい。やはり女性らしさや美を追求する気持ちが普通の女性よりも旺盛だから自然とそうさせるのかもしれない。家族や周囲の理解を得るのが難しい病気だけに、思い詰めたり、人知れず悩むことが多く、精神的ストレスを抱えやすいこともあるだろう。しかし、変に包み隠さずに、堂々とカミングアウトすることで、自分の素直な気持ちを周囲に伝え、応援して貰えることもある。特に芸能界はそういう場所である。自分に正直に、そして真っ直ぐで前向きに生きようとする「彼女たち」の今後をこれからも温かく見守っていきたい。

 記事作成:1/30(日) 

 

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