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2011年3月30日 (水)

公共広告機構のCM

 以前(2009年11月)、AC(公共広告機構)のCMを題材として取り上げた。震災から3週間近く経過した今でも、営利目的の民放CMは自粛され、もう見飽きたCMばかりが流れている。以下のCMを見ない日はないだろう。

1.「こんにちワン、ありがとウサギ 魔法の言葉で~ポポポポ~ン♪」
2.「心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える・・・」
3.「子宮頸ガン検診」仁科亜希子親子
4.「UNHCR」
5.「オシムの言葉~スピードは命~」
6.「今、私にできること」
7.「SMAP」「トータス松本」「アスリート達」からのメッセージ
8.その他(福島県内では出身の芸能人がCMに登場し、「がんばろう福島!がんばろう東北!がんばろうニッポン!」とエールを送ってくれている。)

Ac

 2.のCMは、実は福島県の県立高校入試で、国語の問題の題材として出題された。その僅か数日後、よもやこのような大惨事に見舞われようとは誰も予測し得なかった。このように民放のCMが事件・事故によって自粛されたのは、実は初めてではない。1985年8月に起きた日航機墜落事故の際、1987年には昭和天皇が重篤な病状に陥ってから崩御前後まで、1995年の阪神淡路大震災の際はやはりACのCMが流された。

 ブログ「公共広告機構から見えるもの」はコチラ↓

http://tsuri-ten.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-e270.html

 番組改編時期の4月に入れば通常放送に戻るのかと思いつつ、いずれ終わるだろうという感じになっている。しかし、このCMも最後の「♪エ~シ~」というジングル音声をカットしている。これも被災者への配慮だという。日本中が喪に服している印象は否めない。では、気を取り直して今回のテーマである「公共広告機構」のCMで印象に残っているマイベスト5を紹介したい。

第1位 「軍艦島の悲劇」(1982年)

 長崎県の端島はかつて「軍艦島」と呼ばれた。まるで軍艦の形をした要塞のような人工島の趣をしていたからだ。ここは石炭が発掘され、周囲1.2kmしかない小さな島に4千人以上が移り住んだのだった。しかし、石炭を掘り尽くした後、人々は島を離れ、やがて無人島になってしまった。限りある資源の大切さを訴え、そのことを取り上げたCMだった。1982年の制作・放送だった。

 http://tsuri-ten.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-c6b2.html

第2位 「私達の敵は無関心です」(1981年)

 私が尊敬してやまない「マザーテレサ」が出演していた。アフリカ大陸で飢餓や貧困が国際問題化した時代、伝染病が蔓延し、幼い子供が犠牲になる痛ましい出来事が相次いだ。目を背けずに一緒に問題を考え、行動すること。一本の電話(300円)でワクチンが手に入り、15人の子供の命を救うことが出来る。人の命の重さを知らしめたCMだった。

第3位 「いじめ防止 知らんぷりよりちょっと勇気」(1996年~1998年)

http://www.youtube.com/watch?v=YSWbUg8JUq8&feature=related

 いじめによる自殺や登校拒否が大きな社会問題になっていた時代に作られたCM。サッカーの前園が出演していた「いじめカッコ悪い」、「いじめバイバイ」、「いじめ許さん」も流れていた。小中学校では、精神状態が未発達で、人の痛みに気づかずに、外見や意見の相違で仲間外れにしたり、言葉の暴力を吐いていた人も、大人になれば、「何であんなひどいことをして、傷つけてしまったのだろう」と必ず後悔する日が来る。相手の立場に立って考え、お互い助け合って生きて行く。これが人間の本質であろう。それを根本から見詰め直させてくれたCMだった。

第4位 空き缶を拾う犬~清掃犬ロン~

 当時は結構話題になったCM。それだけ水質汚濁などの公害問題が深刻で、人のマナーの欠如が社会問題視された嘆かわしいCMだった。健気に空き缶を拾う犬より人間は劣ることを暗示し、社会秩序や公共心の啓発を知らしめたCMだった。

第5位 「黒い絵」、「ひとりで食事」

 放送当時、かなりショッキングなCMで社会の反響が大きかった。冷え切った親子関係、夢の無い日常、心の闇、子供をダメにしていく世の中を痛切にえぐった作品。身につまされるCMだった。子供は未来の宝。その子供を家庭が、学校が、地域が育てて行く必要性を感じた。

 サービス映像(お宝)

 これらのCMから流行語になった文句もある。「もったいないお化け」、「言葉の凶器」、「自己虫」、「3つのR」、「迷惑おばさん」空き缶ポイ捨て」、「人間やめますか?」、「投げたらアカン」など。実際に「公共広告機構」のCMを覗けば、その時代の社会問題や風潮を映す鏡のような役割を担っているように思えてならない。これらは現代が抱える問題を鋭い視点から社会風刺しているのだ。ACが果たしている役割は大きいし、「日本や社会が今足りない点」などの問題提起を行うと共に絶えず警鐘を鳴らし続けていると言って差し支えない。

 参考:これまでの「公共広告機構」の歴代CM・スローガンはコチラ↓

 http://www.ad-c.or.jp/campaign/work/index.html

 最後に、公共広告機構とは違うが、昔流れていたCMで45歳以上の方なら記憶にあるであろう「日本船舶振興会」のCMを結びにお送りしたい。笹川良一氏や高見山関、山本直純さんが出演していた。懐かしさが漂うCMだった。さて、賢明なあなたは、これらのコマーシャルメッセージから何を感じただろうか・・・。

 記事作成:3/29(火)

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