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2011年5月10日 (火)

一世を風靡したCM (昭和編 Part2)

 昨日に引き続き、本日もまた激動の昭和を彩り、数々の話題を振りまいたCM作品を選りすぐって紹介したい。なお、紹介するCMは、年代など順不同である。また、これらの「YouTube」の動画は、予告なく削除されることがあることを申し添えておきます。

 ナショナル・クイントリックス(1974年 坊屋三郎)

 以前、当ブログで取り上げた懐かしいCM。私が小学生の頃に放送していた。高度経済成長期にあって、技術革新や様々な市民生活に便利な電化製品が開発され、人々のライフスタイルが劇的に変化した「古き佳き時代」だった。三種の神器に始まり、「3C」を所有しや高層団地に住むことが庶民の憧れだった。「ナショナルクイントリックス」は、テレビがカラー化された頃の急先鋒的な役割を担っていた。対抗馬は「ソニーのトリニトロン」だった。いずれもスペースを取る大型ブラウン管テレビだったと記憶している。

 丸八真綿(高見山)

 「ジェシー」こと角界初のハワイ出身の外国人力士・高見山の芸達者な一面を覗かせるCMだった。あの巨体にもかかわらず、軽やかにステップやダンスを踊り(ナショナルのトランザム)、エンターテナーぶりを大いに発揮し、人気が出た。「トランザム」はコチラ↓

http://www.youtube.com/watch?v=NtIRheMg2J4

 ライオン・ブルーダイヤ(1980年頃)

 どれだけ干せば気が済むの?と思えるほど数多くの洗濯物が並べられ、風になびいていた。極めつけはCMのラストで耳の奥に残る♪金銀パールプレゼント~♪のフレーズでお馴染みのCMだった。今では公正取引委員会からクレームが来そうな大盤振る舞いのプレゼントだった。今もこの洗剤は製造・販売されているのだろうか?「消臭ブルーダイヤ」という名前は聞いたことがあるが・・・。この頃は、「ブルーダイヤ」の寡占市場だったが、その後、「酵素パワーのトップ」と「アタック」が台頭し、シェアを食われた。

 明治製菓(おいらはアルマジロ~♪)

Arumajiro Chibimajiro

 これは私が小学生時分、明治製菓の景品だった人形。私は幾らハガキを出しても一向に当たらないのに、運の良いクラスメートA君は、ひとりで2~3個も持っていた。この頃から私はくじ運はないし、勝負運も弱いことを悟り、以来、賭けごとは一切封印した。アルマジロ人形(ポケットつき)とチビマジロ人形があった。残念ながら「YouTube」やニコニコ動画のどこを探しても当時のCMはアップされていなかった。

 丸大ハム(1979年頃)



 「腕白でもいい、逞しく育って欲しい」というコピーはウチの亡くなった祖父の決め台詞だった。このCMは結構長年に渡って放送された。

 日本船舶振興会「一日一善」

 これも以前、当ブログで取り上げたことのあるCM。今は亡き産業界の首領、笹川良一氏が自ら出演し、拍子木を叩きながら子供達と一緒に善行を訴えて街を練り歩いた。作曲家の山本直純や高見山関も共演していた。これもシリーズ化し、曜日毎に様々なシチュエーションの作品が制作された。最後に笹川氏が声を荒げて叫ぶ、「街を綺麗にしよう、一日一善!」という言葉が妙に脳裏に残っている。

 フジカラー(岸本&樹木希林ー1980年)

 岸本加世子と樹木希林の掛け合いが傑作だった。このシリーズは世紀を跨ぎ、最近まで制作されている。中島みゆきや松田聖子、堀北真希、長瀬智也、GACKT、佐々木希などが共演した。

 ミノルタX-7(宮崎美子/淑子ー1980年)

 ♪今の君はピカピカに光って~呆れかえるほど~素敵~♪の曲に乗せ、今で言う生着替えを披露したのは、当時、熊本大学の学生だった宮崎美子(現・淑子)。今は「Qさま!」で漢検1級を取得し、漢字問題のエキスパートの才女として活躍中の彼女だが、当時は人気大絶頂の現役女子大生アイドルだった。最後のハニカむような表情が男性の心をメロメロにした。その後、彼女は芸能界にデビューしたが、最初に出演したのが「元気です!」という汚れ役のようなドラマでギャップが凄かった。クイズダービーの解答者としても活躍した。妹にしたいタレントやお嫁さんにしたい女優でも上位に入っていた。また、斎藤哲夫さんが歌うこのCM曲もヒットした。何を隠そう、私もこのレコードを持っていた。下をクリックして貰えばわかるように、昔は清純派の代表格だった。健康的な魅力に溢れていた。

http://www.youtube.com/watch?v=RP3_rF9h-Po&feature=related

 グリコ(田原俊彦&松田聖子の高原での出逢い篇)

 1980年代を代表するスーパーアイドル同士の共演CMだった。何か微笑ましく、ほのぼのとした作品に仕上がっていた。「この2人にもこんな若かりし純な時代があったのか」と、妙に懐かしく感じてしまった。曲は田原俊彦が歌っていた「ハッとしてGood!」。

 聖子ちゃんの能登半島ひとり旅「風立ちぬ編」と「京都編」はコチラ↓

http://www.youtube.com/watch?v=FEhXrfrdAc8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=QldrK5WKB78&playnext=1&list=PL398D97AE1980A25B

 私の高校時代は松田聖子と共にあった。同級生の女子たちは皆、「聖子ちゃんカット」という、前髪は眉を隠す程度、サイドとバックは肩下5~10センチ程度のレイヤードをセンター分けにし、毛先をサイドは後ろ、バックは内側にゆるくカールさせたスタイルをしていた。今見ると笑ってしまうくらい皆、同じ髪型で卒業アルバムに写っていた。

グリコ(渡辺徹&小泉今日子の再会篇)

http://www.youtube.com/watch?v=Bm8oPStMyo0

 この二人はいい雰囲気だったが、恋愛感情に発展することはなかった。兄と妹的な感じだった。キョンキョンのあどけない表情が可愛いかった!本当は出逢い編のほうを紹介したかったが、その動画が削除されてしまった・・・。そしてこのCMも埋め込み処理不可のため、アドレスのみの紹介となってしまった。ご容赦願いたい。

 さて、2日間に渡ってお送りした昭和を代表するCMの数々、如何だったでしょうか?同じ時代を生きた方々が少しでも懐かしんで貰えれば幸いです。もちろん、人それぞれ好みは異なるし、記憶に残っているCM作品は違うだろう。私自身も思いつかないだけで、忘れているであろうCM作品は大いにあるに違いない。他には「嬉しいとメガネが落ちるんです」の名セリフでお馴染み、大村昆主演の「オロナミンC」や松山容子さんが出演していた大塚食品のボンカレー、「金鳥の夏、日本の夏」で最後に花火の映像で締め括る蚊取り線のCM、香山美子、斉藤浩子、名取裕子らが出演した「オロナインH軟膏」、ナカバシの「フエルアルバム」、キャロライン洋子の「ナショナル掃除機&ナガオカ」、純粋無垢で可愛らしかった薬師丸ひろ子の「サクラカラーフォトカセット」、「トワイニングテー・オン・ザ・クイーンエリザベス」など、昔に目にしたCMはたくさんある。さて、あなたの好きだったCMは何ですか?もし、今回のこのテーマが好評であれば、Part 3以降も随時考えていこうと思う。

 記事作成:5月2日(月)

 

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