尾道てっぱん紀行① ~旅立ち~
はじめに
この旅行を思い立ったのは突然だった。7月24日頃、それまで繰り返し「てっぱん」のDVDを自宅で見て、無性にロケ地を訪ね歩きたかったのだ。しかし障害はあった。片道1,000kmも離れた距離の問題。そして、車で長距離運転する事への事故やトラブルの不安。更には家族への配慮。そして有給休暇をまとめてとれるか。そして宿の手配や台風の問題など。腰に爆弾を抱えている私が、長距離ドライブ&坂道だらけのロケ地の徒歩観光は、果たして体力的に耐えられるものなのか?正直不安だらけだった。それを追い風に変えてくれたのは、高速道路の無料化だった。郡山からなら最長で長崎県まで無料で行けてしまうのだが、これは被災者にのみ与えられた恩恵で、邪な考えとはいえ、一年間の優遇措置を放っておく手はなかった。加えて、DVDの感動が冷めないうちに訪れておきたかったというのが率直なところ。尾道は、これまでも大林宣彦監督の映画で再三再四取り上げられた風光明媚な土地柄。私も高校時代に映画「転校生」を何度も見て、いつかは行ってみたいと憧れていた場所だった。そこから決断まではそう時間はかからなかった。7月26日にはネットで尾道水道側の海沿いのホテルを二箇所予約。各種資料を集めて、着々と準備を整えてきたのだった。そしてようやく2週間越しの夢が叶ったのだ。それでは3泊4日の「てっぱんツアー」の一部始終を紹介し、ブロガーの方々は一緒に旅行気分を味わって貰えれば幸いだ。では時系列を追って実際の行程や旅の様子をお送りしたい。
http://www.youtube.com/watch?v=9SiHRJrMCR8&feature=related
ちなみに3泊4日の「尾道」方面の天気予報は概ね晴れ。時々曇りになるが、降水確率は20%未満とまずまず。降雨があっても夕立程度と判断した。
8月9日(火)くもり/晴れ
3:33 起床 4時間程度の仮眠で強行出発。
3:48 自宅出発
3:52 郡山IC 料金所の発券機に近づきすぎてタイヤ擦る。22℃。磐梯山が薄明かりの中、雲が中腹から上にかかって幻想的。SAはどこも大型トラックだらけ。
4:23 会津若松IC(53km) 朝霧 4:42 西会津IC
5:07 阿賀野川SA(117.4km) ファミマで朝食を購入。おにぎり3個入り・サンドウィッチ・カフェオレで530円。展望台から高速と川の写真撮影。晴れ 5:23発
5:44 新潟JCT 6:00 三燕IC(曇り空) 右奥に弥彦山を望みながら走行。
6:14 長岡JCT 高圧送電線がやたらと多い。柏崎・刈羽原発からの電力供給。心境は微妙。90~100km/hペース。無理はしない。
6:27 柏崎IC 右手に日本海を望む。6:42ループコイル回避。6:49上越IC 快晴。
7:12 糸魚川IC フォサマグナ通過。北陸道はガラ空き状態。
7:20 親不知 断崖絶壁の海沿いの高架橋の道。
7:29 朝日IC ご当地のAM・FMを聴きまくる。相田翔子の番組。
7:44 有磯海SA(366.7km) 予定よりも1時間半以上早い。ガソリンメーター半分にも届かず。 給油先送り。これが失敗の元。7:54発 富山湾を右手に望む。レーダー・LHシステム・Hシステムことごとく回避。スピード控えめ。
8:09 富山IC トンネル多い。8:24 砺波IC 30℃。
8:28小矢部IC 青空。
8:38 金沢東IC 8:54 工事一車線規制で渋滞。右側海 1km20km/hで走行。
8:58 小松IC
9:05 尼御崎SA 北陸道はNEXCO東日本のようなガイドマップなし。置き忘れたウィンナーの件職場にTELし処理してもらう。エネオスGSなし。仕方なく昭和シェル石油のGSで給油。Tポイントカード使用。キャッシュレスO.K。リッター153円と高値。35ℓで5,355円。9:21分発。 9:27 福井県突入。大学4年次以来。 31.6℃。
9:43 福井IC 9:49 鯖江IC(体操NHK杯とメガネの町) 高速レーダー・N・LH・Hシステム数多い。 10:07 若狭湾を望む。 福井医療のワゴン煽りまくる。最悪の運転。
10:12 敦賀小浜IC 33℃ 10:18 滋賀県へ突入 琵琶湖東側を迂回
10:24 賤ケ岳SA(599.7km) ようやくマップ貰う。 腰が重くなる。トイレ時めまい。フラフラし、揺れている感じ。地面に骨ごと押し付けられている印象。10:37発。
10:45 ループコイル回避 神田PA先、新幹線通過。
10:52 米原JCT 京都方面へ。 名神高速へ。周囲の車のナンバーがことごとく変わる。そしてラジオ番組のMCの訛りが土地土地で違いが歴然。大阪弁に。10:57彦根IC。
11:02 多賀SA(638.1km) 広いSAで店もいっぱい。ファミマで1Lのペット茶とミートソース購入し、外のテラスで食す。606円。モアッとくる暑さ。35℃超え。11:08発
ハイウェイラジオで宝塚IC~広島まで17km渋滞アナウンス。腰痛きつい。エコノミークラス症候群のように痺れる。なのに長く休憩取らず。
11:30 四日市IC 11:38竜王IC 36℃表示。極地。11:52 瀬田JCT 11:58京都突入。レーダー鳴りっぱなし。12:06 京都南IC 12:00 右ルート 新幹線。交通量増える。
12:13 大阪突入 12:22 茨木IC 12:23 中国道左へ モノレール対向。中国豊中先で大阪ナンバー覆面取締り。12:37 渋滞にハマる。10km/hでノロノロ&停車断続的に。37℃!
12:37に兵庫県に突入 3時間も予定より早い。トイレに行けず。遂に気温が38℃。
12:48 宝塚IC トンネルの後渋滞解消。
13:02 神戸JCT
13:19 三木SA(791.9km)4時間も早い到着。WC。腰ピーク。疲れる。綾鷹150円。13:30発。休憩長く取れず。 13:40 姫路市突入。
13:52 白鳥SA(828.1km) ソーダアイス(230円)を注文したら、若くてケバいお姉ちゃん店員が間違えて白いご飯をパックによそう。俺の発音が悪かったのか?関西人には通じない?走行中、ずっと大阪弁と尾道弁を口ずさむ。濃いお茶150円。14:02発。
14:18 赤穂IC。 14:21 岡山県突入。大型トラック中心に割り込み運転がひどすぎ。
14:47 岡山IC
14:49 吉備SA(905.2km)残り70km 売店にもみじ饅頭あり。14:58発
15:26 遂に広島県突入(953.2km)
15:35 福山SA(966.7km) 綾鷹150円。尾道の観光名所の写真あり。尾道ラーメンのお土産も多数。帰りはここで購入予定。
15:58 福山西IC 料金18,850円が無料に。遂に念願の尾道へ。
R-2から尾道の市街地へ。市内を車で周遊。尾道は意外と都会。尾道駅で信号停車時写真。すぐ脇が向島渡船乗り場。PCの後について線路沿い走る。途中、ベッチャー祭りのロケを敢行したアーケード商店街見かける。市役所方面に右折。車窓から尾道渡船乗り場・「からさわアイス」店の前にあかりが海に飛び込んだ土堂の突堤が見えた。かなり狭い。そして自転車をあかりが引いた堤防沿いの道も実在した。テレビの映像のまんま。でも道路から海まで近すぎ。そして目と鼻の先に向島がある。尾道水道は幅が狭すぎ。しまなみ街道の尾道大橋もそのまんま。再び駅前に戻ってきて、「てっぱん」のオープニングのてっぱんダンスを市民が踊った広場もあった。これで自分が尾道にいることを実感した。
16:25 ホテルα1到着。予定よりも4時間早く到着。フロントでチェックイン時に、本当に広島弁では「~じゃの~」とか「ほうじゃ」「~するけぇね~)とか言うのか尋ねてみた。友達同士では使うようだ。残念ながら部屋は海側ではなく、山側。6階のエレベーターのすぐ脇の部屋。でも下に線路。右上には尾道城が間近に見える。窓を開けたら閉まらなくなり、蚊に刺されまくる。16時40分から17時30分までインターネット兼用テレビで本日の記事を打つ。しかし、保存しないでいたら、誤操作で勝手に消える。大ショック。時間を浪費しながら2度打ち。18時46分完了。
夜19時半から21時20分まで夜の散策。夕食にお好み焼きか尾道ラーメンを食べに行った筈なのに、尾道というところは20時過ぎるとどこの店も閉まっている。アーケードのメイン商店街ですらもぬけの殻。参った。駅前広場、海岸沿いの遊歩道など2往復した。夜釣りをしている人も多数いた。福本渡船と尾道渡船の乗り場なども見たし、夜遅くまで向島までひっきりなしに渡船が往来していた。向こう岸まで300m程度とむやみやたらと近い。夜の土堂の突堤も2度訪れた。あかりが自転車を曳いたストライプ柄の防波堤の壁や初音がトランペットを海に投げ入れた突堤、同時にあかりが2度も海に飛び込み、トランペットを掬い上げた場所、アイス最中で有名な「からさわ」のベンチにも座ってみた。欽也があかりに「何も変わらんよ~何ゆうてんねん」と声を荒げたあのベンチだ。確かにその道路を挟んだはす向かいに「からさわ」があった。明日はぜひ購入したい。夜はちょうど満潮時刻で、防波堤から海面までは1mほどしかなく、飛び込むにもたいしたことがなさそうだった。テレビで見るより、幅も狭いし小さく感じた。しかし、オレンジ色の常夜灯に照らされ、何か幻想ムードを掻き立てていた。さらには最終回でベッチャー祭りに参加した村上家ご一行様がロケをした尾道本町商店街アーケードにも足を運んだ。そして山陽本線の線路下を潜って駅の写真も撮り収めた。初音が娘のちはるさんを探して降り立ったプラットホームだ。夜見ると雰囲気が違う気がした。最後は歩き疲れて足腰が痺れるくらい酷くなった。
<夜の散策時の写真>
夜の土堂突堤
そして、夜の店がやっていないことから、夕食は21時15分からホテルα1の1階の「きたまえ」という海鮮居酒屋で食べることにした。お好み焼きと尾道ラーメンは明日の昼飯と夕食にとっておきたい。生ビール(500円)、枝豆280円、冷奴200円、お造り3点盛り1,000円、それに量が半端じゃなく多い海鮮サラダ(マグロなどの刺身入り)530円などを頼み、合計2,510円。しかし、帰りのエレベーターの広告で、同じメニューが「晩酌セット」として680円で特売されていたことを知り、ショックを受けた。
本日の走行距離 990.3km
出費
ガソリン代 5,355円 食事代 1,816円+夕食2,510円
ホテル宿泊代 6,050円 合計 13,915円。
コメント:16時45分から45分かけて打った本日の行程の文面を誤って全部消す。保存し忘れたため全部やり直し。最悪。途中ガソリンを一度しか入れなかった。高速は燃費がかなり伸びる。さて、明日から2日間の尾道「てっぱん」ロケ地めぐりを思う存分満喫したいと思う。幸い天気はまずまずの予報。楽しみだ。今日はロングドライブの疲れを癒したい。
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