心を打つ名言(最近のTVドラマより)
人生において、その人の生き方を左右するような言葉がある。それを「座右の銘」とか「人生訓」と呼んでいる。人はその言葉を生きる糧として、あるいは逆境や壁にぶつかった時に、それを乗り越えるための礎としたりする。人は誰しも人生に多大な影響を与えてくれた言葉が存在するだろう。最近の若者に人気がある言葉に「明日は明日の風が吹く」というのがある。どこか責任逃れや他力本願など逃避的なイメージを拭えないが、現代の風潮にマッチしているような気がする。しかし、人生とは決して甘いものではなく、自分自身の力で立ちはだかる壁を越えて行くものであろうと思う。今回は、最近ハマっているテレビドラマの中で、心に浸み入る言葉の数々に出逢ったのでそれを紹介したい。自分なりの解釈も添えてお送りしたい。
「人生、失敗したもん勝ちやで」(てっぱんより浜勝の小夜子の言葉)
傷つくのが嫌で何も経験しないでいるよりも、例え間違っても、遠回りだとしてもやらぬよりはやって失敗した方がマシだ。失敗してもそこから学ぶことは必ずある。それが人間らしい生き方だし、人としての成長なのだ。
「変わる良さもある。でも頑固でしぶとく変わらない良さもあるんやで。それが梅根性や。」(てっぱんより田中初音の言葉)
変化への対応も大事だが、自分自身を見失わず、ブレない生き方もこの世の中、大事なことだ。大局を見失わないよう、この言葉を政治家の皆さんに聞かせたい。「初心忘るべからず」「初志貫徹」ということ。
「上だけ向いていこうな。必ず星は見える。」「どんな夜も必ず朝は来る。」(てっぱんより西尾冬美の言葉)
物事を前向きに考えて行動していれば、結果は自ずと付いてくる。どんなに不安なことでも、悩んだ分だけ良い結果はやがて訪れるものだ。
子供が憎うて立ちはだかる親はおらん。親いうもんは子供を傷つけるもんから守ろうとして立ちはだかるもんや。」(てっぱん 田中初音の言葉)
親という者は自分の分身とも言える子供を良い方向に持っていこうと躾、外敵からは命がけで守ろうとするものである。最近は幼児虐待や折檻などの悲報も多い世の中だが、親にとっては、子供を無条件に愛し、心から心配し、そして人生や心の拠り所として常に中心にあるものである。
「俺マジサッカー好きなんすよ」「マジでもっとサッカーがしたい・・・」(松田直樹)
彼の遺言になってしまった言葉だ。誰よりもサッカーを愛し、少年の心をいつまでも忘れずに抱き続けた選手だった。彼の長年の功績を讃え、横浜Mは彼のつけていた背番号3を永久欠番にすることに決めた。
「“負けたくない”と悔しそうな君は、誰よりも夢に近づいている。」(絢香ー夢を味方に)
勝負事は勝ち負けも大事だが、それ以上に結果を恐れず頑張ろうとする気持ち。負けたくないという気持ちが強ければ、それだけ歯を食いしばってでも頑張れるし、人一倍努力が出来るようになるということ。その気持ちが夢の実現へと確実に繋がっている。そうエールを送っている言葉だと思う。
「神は乗り越えられる試練しか人に与えない」「試練の後には、必ず素晴らしい未来がある」(JIN-仁-)
生きているからには良いことばかりではない。様々な壁や障害が立ちはだかる。それを乗り越えようと全力で取り組む人と逃げ道ばかり模索する人では、成長が大きく異なる。人生はよく登山に例えられるが、行く手を阻む障害を乗り越えてこそ、本当の喜びが待ち受けている。途中で挫折して引き返した者は、途中の苦しみしか与えられない。
「自分が信じる道を歩きたいぜよ。それが誰も歩いておらん道でも、正しい道じゃったら、仲間は後からついて来るぜよ。そう教えてくれた男がおるきに」(JIN-仁-の坂本龍馬の言葉より)
結果よりも途中の経過や行程が大事である。夢や希望を実現させるためには、人と同じことをやっていたのでは、独創性がないばかりか、人生そのものを楽しむことは出来ない。まして達成感など得られない。一見実現不可能なことであっても、自分の信念を貫いて目標の実現に向けて頑張っていれば、志を同じくする者が共鳴し、支援してくれる者が必ず現れる。
「明日の夜は何処のたれが眺むらん慣れしお城に残す月かげ」(新島八重子落城の句)
(明日よりは)
これまで命がけで守り通して来た我が城も、今宵が見納め。戊辰戦争の敗戦で城は薩長に明け渡すことになる。明日からはこの美しい城もどうなるかわからぬさだめとなるだろう。最後の月影は不安を暗示する言葉である。
ところで、再来年の大河ドラマは「八重の桜」。幕末のジャンヌダルクと形容された新島八重子(旧姓山本)の生き様を描いたものになる見通し。復興策の一案として日の目を浴びることになったが、歴史や人となりに触れる際には、時代背景や歴史認識、その人物像をしっかり学んでから見たいものだ。
記事作成:8月23日(火)
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