私が好きだったCM⑰
化粧品のCMは数あれど、1980年代から90年代にかけてテレビを彩ったシリーズ作品があったのを覚えているだろうか?資生堂、カネボウ、コーセー、オッペン、マックスファクターなど数多くの化粧品メーカーがあったし、大手メーカーではキャンペーンガールを募り、そこからモデルや女優などタレントに転向する例も多かった。代表格は夏目雅子さんや今では国会議員まで登り詰めた蓮舫さんだろう。そして「燃えろいい女」など化粧品のCMをカバーし、大ヒットした曲も多くある。しかし、私が化粧品のCMシリーズで好きだったものと言えば、先に挙げたものではない。それはノエビア化粧品の秀作である。女性パイロットが小型のジェット機を操縦するCMも有名だったし、特に好きだったのはモダンアート絵画風の女性を描いたシリーズCMで、数年前の大ヒット曲をBGMにしたもので、他の歌手がカバーしている、まさに異次元世界を描写し、未来感覚のコスメティックをイメージした作風だった。あれこれ説明するより、見て貰った方が話が早い。
まずは女性操縦士のお馴染みだったCMから。
キャッチコピーは「働く女性は美しい」だった。ノエビアを一躍有名にしたのはこのCMコンセプトだった。この作品も複数制作されたが、私がお気に入りだったのは上のQueenのヴォーカル・フレディ=マーキュリーの「I was born to love you」だった。このシリーズの他の作品は以下の通り。
http://www.youtube.com/watch?v=QrKbooMI6Wg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=SuDEZcfrDvA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=R-scEr5bY30&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=EjmOQUpQOx0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=XlDT_Aqb2HE&feature=related
そしてCMに革命をもたらしたと言われる作品シリーズはコチラ
これらのCMは、全部で20シリーズ以上あったように思う。今見ても古さを感じないし、むしろ斬新さを漂わせているようにさえ思う。カバーした歌手は、大物シンガーばかり。もんたよしのり・坂本冬美・アンルイス・今は亡き柳ジョージ・デーモン小暮・宇崎竜童・甲斐よしひろ・狩人・沢田研二・松崎しげる・つのだひろ・桑名正博・西城秀樹・世良公則・上田正樹・森進一らそうそうたる顔ぶれである。
それ以外の有名どころを紹介したい。
http://www.youtube.com/watch?v=guD0Gd8R4nQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=52aWAojiHuo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=D_R8m0mvaDc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=DxtKkTxz2Uo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=axZrmbqO_jc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=9FqL9k6CPQY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=9JYs0qLjyWw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=LQhOK2EMkBo&feature=related
そして最後の決め台詞(キャッチコピー)は「コスメティック・ルセッサンス・ノエビア」。
この20年の間にCMも進化して来たが、一大スペクタクルのような壮大なスケールの作品は少ないし、心に残る感動大作は少なくなっている。最後の決め台詞もまた然り。先に紹介した「ん~マンダム」など、この商品を見れば、同時にチャールズブロンソンの顔とそのセリフが浮かんだものだ。私はこうした印象に残るCMの再来を期待したい。
記事作成:12月5日(月)
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