私が好きだったCM⑯
TDKカセットテープCM
このCMはバブル時代を象徴するかのような勢いを感じる作品だった。実際はバブル崩壊後の1989年と1990年に流れていたが、コンセプトはバブル絶頂期のまま。出演していたのは若きカリスマロッカーの小比類巻かほる。恐らく35歳以上の方は覚えているだろう。とにかくノリノリでカッコいい女性シンガーだった。今も現役の歌手で、KOHHYというネームで音楽活動を続けている。特に、ビルの屋上でカクテル光線を浴びて摩天楼をバックに歌うシーンが盛りだくさんのTDKのCMはスケールが大きくて大好きだった。そしてもうひとつは、車の往来が激しいストリートで、ヘッドライトの波をバックに従えてダンス付きでカッコよく歌う作品。その模様は、この時代の繁栄をそのまま映していたように思える。では早速ご覧頂きたい。
摩天楼バージョン
メイキングPVはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=Sb_tcwuzXmM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=5Dc_OH_-CUo&feature=related
ストリートバージョン
ショートバージョンはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=MfLsgdVq4TQ&NR=1
その他のバージョンはコチラ
http://www.youtube.com/watch?v=uPJSY-bYkVw&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=1AwPvsaaCZ8&feature=related
今考えるとカセットテープのCMなんて懐かしい。しかもメタルポジションやクロームポジション、ハイポジション(ハイポジ)などという、今となっては死語のも言える製品だ。CDのないアナログ時代に、とことん高音質を追及した末に出来上がったのがこのテープだった。時代の流れや栄枯盛衰を感じてしまう。ご覧頂いてわかる通り、小比類巻かほるは21年も前なのに、やたらとカッコ良かった。レザーファッションもうまく着こなし、変に飾っている感じも無く、自然体であったことでストレートに伝わってきた、今では数少ないシンガーのひとりだった。
記事作成:11月30日(水)
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