私が好きだったCM22
以前、「一世を風靡したCM」というブログを書いた。JR編とコカコーラ編をシリーズでお送りした。1980年代はバブル景気で、社会全体が勢いがあって人々は経済的にも潤っていた。飽食の時代と言われ、空前のグルメブームが沸き起こった。自動車がバカ売れして不動産バブルが発生。金利もうなぎ登りで100万円を1年間預ければ利息が6万円も付いた。もちろん利息にまで税金をかけるなどということはなかった。今思えば夢のような時代だった。そんな時代に、その世相を風刺するかのようなCMが制作、放映されていた。それが「Yes Coke Yes!」のキャッチフレーズが世の中に木霊した「コカコーラ」の作品だった。空前の女子大生ブームを背景に、或る学食がその舞台。学生が一体となって、音楽をクリエイティブしていく内容。何かこの時代を象徴するようなストーリーだった。この頃は十把一からげのような雰囲気で、「一気(イッキ)飲み」が流行った。運命共同体や一体感を醸しだす作りだった。では早速ご覧頂きたい。40代以上の方は、当時を懐かしく思い出される筈だ。
<30秒スポットはコチラ>
<15秒スポットはコチラ>
「1980年代」の世相を表すニュースはコチラ
1985年のニュース一覧はコチラ(私は当時大学2年生で北海道岩見沢市に住んでいた)
http://www.youtube.com/watch?v=wog44QILlHA&feature=related
1986年のニュース一覧はコチラ(私は当時大学3年生で三軒茶屋に住んでいた)
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=khcTAZb_KeI&NR=1
私は大学4年生の年末年始頃、新宿センタービルの44Fにあった或る旅行代理店でアルバイトをしていた。25年前の当時でも時給1,000円!同じフロアの一角にバブルを象徴するようなプレイルームがあった。プールバー形式で、ポーカー台、ルーレットコーナー、ダーツ、バックギャモン。ビリヤード台などお洒落なゲームを楽しめる完全会員制のプレイコーナーだった。眼下に大都会東京の夜景が広がり、それは宝石を散りばめたように美しかった。その会社から内定を貰ったが、都会では生活できないと断念し、田舎に逃げ帰った。
「一世を風靡したCM~コカコーラ編~」はコチラ↓
http://tsuri-ten.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-e393.html
日本が一番元気があって活力に満ち溢れていた時代だ。その頃のCMもその世相を象徴した作品が多かった。一方でチャレンジャー爆発事故や日航機墜落事故など大きな事件や事故も相次いだ。電電公社がNTTへ、国鉄がJR、専売公社がJTと国営事業が次々分割民営化した。社会全体が大きな波のうねりと共に転換期を迎えた気がする。しかし、人々が希望に溢れ、大きな夢を思い描き、追い求めたその代償を、その後長きに渡って払わされることとなった。あれから早くも四半世紀が経過した。時代は今後何を求めて行くのだろうか?
記事作成:2月12日(日)
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