シンデレラエクスプレス
1987年、バブル全盛の頃に流行した「シンデレラエクスプレス」を覚えているでしょうか?「JR東海」の自主製作CMで火がついた、まるでドラマや映画のシーンを地で行く光景が週末の東京駅で演じられていたことを。これは決してフィクションなどではなく、遠距離恋愛をしていた若い男女の真実の物語だった。まずは一大ブームの火つけ役となった一本のCMからどうぞ。
CM内のナレーションのように「距離に試されてふたりは強くなる」。これがキャッチフレーズだった。
続いて大阪と東京で遠距離恋愛をする若い恋人同士が週末に東京でデートし、日曜日の20時30分発の最終の新幹線で帰って行く、そんな恋の物語をユーミンの楽曲によって描いたPVを紹介したい。
私も20代の頃、郡山といわきで離ればなれの交際をしていた。毎週のように郡山に帰って一緒に過ごした。この映像は身につまされる想いだ。
次に、横山めぐみが出演して話題になった「シンデレラエクスプレス」と「ハートカクテル」でお馴染みのわたせせいぞうが題材にしたこの「最終の新幹線の恋人たちの物語」をどうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=VmfSBH1XTJQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=CmBKPS_zlXg&feature=related
誰もがドラマの主人公になっていた。恋に恋する自分に酔っている雰囲気がどことなく好きな時代観が滲み出ている。最後に、ドキュメンタリーとして放送された、遠距離恋愛を実際に行いっていたシンデレラエクスプレスの主役たちを取り上げた番組をご覧ください。
① 予告編
http://www.youtube.com/watch?v=sSPqMo3aaRU&feature=related
② シンデレラエクスプレス(週末の恋人たち)
③ 夢で逢えたら(その後の真実の物語)
映像を見ていると他人事ながら切ない気持ちにさせられる。お互いに愛しているのに、離れなければならない現実。与えられた48時間、ずっと寄り添っていたい気持ちに溢れている。最終の新幹線の真っ赤なテールライトを見送った後の彼女の寂しげな表情とひとりで家路に向かう悲しい影。明日からはお互い別れを引きづらないようにして仕事に向かう日々。ただ週末の彼との甘いひとときを心の拠り所にして。決してドラマではない真実のドラマが週末ごとに繰り返されていたことを、私はいつまでも覚えていたい、そんな気持ちにさせてくれたPVだった。
記事作成:4月30日(月)
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