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2012年9月24日 (月)

日本で起きた平成の大惨事

 平成もまもなく4半世紀が経とうとしている。故小渕恵三元首相が官房長官だった時に、「新しい年号は平成です」と言って「平成」の文字の書かれた額を報道陣に掲げたシーンを昨日のことのように覚えている。

http://www.youtube.com/watch?v=_4vKp3BGecs

 この24年の間に、世の中は激動し、様々な事件・事故があった。もちろんその最大なものは、昨年(平成23年3月11日午後2時46分)に発生し、未曾有の大災害をもたらした「東日本大震災」と「福島第一原子力発電所事故」であることは言うに及ばない。また、平成7年(1995年1月17日午前5時46分)に発生した「阪神淡路大震災」もまた日本人が大勢犠牲になる痛ましい大規模自然災害であった。この2つは別格であるとして、それ以外に多くの人災、あるいは自然災害があった。今回は、そうした平成において日本で発生した重大な事件や事故の中で、とりわけ図らずも、一度に大勢の方々が亡くなったものを取り上げたい。これらを振り返ることで、警鐘を鳴らし、同じ過ちを繰り返さぬために、災害への備えを万全にするよう意識の啓蒙を図れれば幸いである。そして「天災は忘れた頃にやってくる」という教訓の意味を再認識したい。

 なお、今回は被害者や犠牲者の遺族感情を最大限考慮して、動画映像の埋込み処理はいたしませんのでご了承願います。

 1 北海道豊浜トンネル巨大岩石崩落事故 

 1996年2月10日の朝、積丹半島にある豊浜トンネルの入口­上の巨大な岩盤が崩落。通行中の小樽行きの積丹線の路線バスと乗用車1台が巻き込まれ、バスの乗客18人と乗務員、乗用車の運転者の計20人が犠牲となった。事故当時、各テレビ局が救助活動の模様をニュースやワイドショーで連日生中継した。崩落した岩盤を取り除き、救助隊が中に入るまでに一週間を要した。原形を留めないほどぺしゃんこになったバスがブルーシートに覆われて出てきた映像は、事故の壮絶さを物語っていた。死因は大部分が圧死だった。現在は事故現場はトン­ネルの再整備により陸路では行けなくなったため、古平側に「セタカムイ防災祈念公園」が作られ、慰霊碑と慰霊堂、トイレが設置されている。

http://www.geosites-hokkaido.org/geosites/site0040.html

http://www.nicovideo.jp/watch/sm18058748 (ログイン必要)

http://www.youtube.com/watch?v=F_q0lmolWQI&feature=related

 2 玄倉川水難事故

 これは人災である。1999年8月14日、前日から降り続いた雨で、大雨洪水警報が発令されている中、再三再四の避難指示を無視し、川の中洲でキャンプを強行し、ダムの放流で急激に増水した急流に巻き込まれて事故に遭遇した。しばらくは中洲に取り残された18人が身を寄せ合い、救助を待っていたが、難航する救助活動で、消防隊員の目の前で次々流され1~9歳の子供4人を含む13名が水死する大惨事となった。

http://www.youtube.com/watch?v=JTmfBDkGoE4

http://www.youtube.com/watch?v=p-CQe8sRm8Q

 3 信楽鉄道衝突事故

 平成3年5月14日午前10時30分頃、滋賀県信楽町黄瀬の貴生川-紫香楽宮跡間で、信楽高原鉄道の信楽発貴生川行・普通列車とJR西日本の京都発信楽行・臨時快速電車が正面衝突し、42人の死者と614人の重軽傷者を出す大惨事となった。

http://www.youtube.com/watch?v=X8Zhrd38rnY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=TK6ZJn0D0rU&feature=related

 4 福知山線脱線転覆事故

 2005年(平成17年)4月25日に西日本旅客鉄道(JR西日本)の福知山線(JR宝塚線)塚口駅 - 尼崎駅間で発生した列車脱線事故である。乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷した。原因は運転士の精神異常による速度超過で右カーブを曲がりきれず脱線し、左のマンション駐車場に突っ込み大破。ATC装置の故障など安全装置の不作動が指摘され、当時のJR西日本の社長を始め幹部が業務上過失致死罪で起訴されたが、理不尽にも無罪判決が言い渡された。

http://www.youtube.com/watch?v=DVGmJB86yPg

http://www.youtube.com/watch?v=H06YlK38l04

 5 雲仙普賢岳火砕流大災害

 1991年(平成3年)6月3日午後4時8分に大火砕流が発生し、取材に当たっていた報道関係者16名(アルバイト学生含む)、火山学者ら4名(クラフト夫妻と案内役、アメリカ地質調査所のハリー・グリッケン)、警戒に当たっていた消防団員12名、報道関係者に同行したタクシー運転手4名、警察官2名、選挙ポスター掲示板撤去作業中の職員2名、農作業中の住民4名の合わせて死者行方不明者43名と9名の負傷者を出す惨事となった。

 これは自然災害で、避けられなかった事故である。大自然の猛威に晒された時の人間の無力さをまざまざと見せつけられた瞬間だった。

http://www.youtube.com/watch?v=r0gFFJUsIrE

http://www.youtube.com/watch?v=fZda6KjXdhQ&feature=fvwrel

http://www.youtube.com/watch?v=4fmnNP25IL0&feature=fvwrel

http://www.youtube.com/watch?v=i8TGl7wQfxM

 一連のオウム事件や連続幼女誘拐殺人事件、大阪の児童殺傷事件、秋葉原殺傷事件などは世間を恐怖に陥れた凶悪犯罪ですが、事故ではなく、計画的に行われた事件であるため、今回のテーマに外れると判断し、掲載しませんでした。

 多くは鉄道など大量輸送手段で起きた事故である。その日、普段と何ら変わらぬ一日を過ごす筈だったのに、悪魔に見出されたかのように最期を迎える事故現場へといざなわれて行く。まるでたまたま乗り合わせた乗客全員が運命共同体であるかのように・・・。当人にしてみれば、まさか自分がその日、事故に巻き込まれて命を落とすなど想像もしていなかった訳で、そう考えると何時、何処で自分自身に「死」がやってくるかわからない。

 今年8月、ルーマニアで起きた女子大生殺害事件もまた、まさか前日まで自分がそんな犯罪に巻き込まれようとは予想もできなかった筈だ。これを「運命」という言葉で片付けるにはあまりにも殺生というものだろう。ある日突然、予期せぬまま奪われてしまった命。さぞかし被害者は無念だったと思うし、やり残したことがいっぱいあっただろう。死の間際、何を思ったのだろう。外傷の痛みや死への恐怖、断末魔の苦しみを味わったのだろうか。彼らの直面した心情を察すればあまりある。

 私たちはこうした予想だにし得ない事件を前にすると、今日一日生きながらえたのは「たまたま運が良かっただけ」なのだろうか?人生80年のこの時代に、病気で若くして天に召される命もあれば、この世に未練を残しながら愛する人を残して先立つ命もある。また、交通事故で一瞬にして失われる命もある。かといえば、100歳まで長生きし、子供や孫たちに看取られながら天寿を全うする命もある。そう考えれば「生きているうちが華」で、自分で命を絶つことほどもったいないものはないのではないだろうか。

 結びに、時代は違うが、死に直面しながらも最後まで希望を捨てず、すさまじい「生」への執念を感じるVTRを紹介したい。1985年に御巣鷹の尾根に墜落した「日本航空123便の事故」の交信記録である。この機長と副操縦士のやりとりは、絶望の淵をさまよいながらも、乗客の命を救うために懸命に命の炎を最後まで燃やし続けた「証」だったと思う。         

 さて、あなたは何を感じとってくれたでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=jqlC_LphagA&feature=related

 記事作成:8月26日(日)~27日(月)

 

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