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2012年10月11日 (木)

懐かしの番組「日本沈没」

 今から38年前の1974年にTBS系列で放送された「日本沈没」というドラマを覚えていますか?昨年発生した「東日本大震災」の辛い記憶と重なるため、この記事の執筆と公開を自重してきた。しかし、あの日の出来事を決して絵空事でない事実として後世に伝えていく義務が私たち被災者にはあると考え、今回の掲載に踏み切った。そして9月21日に、近所のTSUTAYAで、当時小学生時分に放送され、大反響を呼び起こした同名のDVDをレンタルし、38年ぶりで観た。時の経過と共に記憶が薄れ、ストーリーまでは覚えていなかったが、所々断片的ではあるが、潜水艦で海底を探索するシーンや田所博士を演じた小林桂樹の若かりし日の姿、小野寺操縦士に扮した村野武範の勇姿を久方ぶりに拝見し、随分懐かしくなった。そして何より、主題歌「明日の愛」を歌う五木ひろしのあのメロディーと共に脳裏に焼きついていたオープニングの映像・・・・。そして今は亡き名優たちとの久方ぶりの再会にも感激した。思わず涙が出て、当時を懐かしんだ。

 Sinking_of_japan_2 <「日本沈没」の概要>

 小松左京と東宝との「映画化の後TBSでTVドラマ化する」との契約に従い、映画版と同時進行で撮影された。このTV版スタッフの撮ったカットには、映画版に使用されたものもあるという。1974年10月6日から1975年3月30日まで、TBS系列(一部地域を除く)・日曜20:00で全26回に亘って放送された(1975年12月31日には、総集編が放送されている)。おりしも、これに先駆けた19:30-20:00には同じく小松左京(他2名)が原作を努めた特撮サスペンスドラマ「SFドラマ 猿の軍団」が放送されており、90分間・2本連続で小松左京作品が放送された時代でもあった。
 映画(1973年版)からの流用カットのみに頼ることなく、随所において意欲的な画面を作りあげた特撮だけではなく、ドラマ部分にも多額の予算が費やされ「キャスティング費用だけで1億円」といわれた(DVD収録の解説(静止画面)より)。下記の主要キャスト以外にも浜美枝、土屋嘉男、藤木悠ら東宝特撮作品でおなじみの面々をはじめ、豪華な顔ぶれがゲスト出演し、各回の物語を彩った(主題歌を歌った五木ひろしも、第14話にゲスト出演している)。

 物 語

 地球物理学者である田所雄介博士は、地震の観測データから日本列島に異変が起きているのを直感し、調査に乗り出す。潜水艇操艇者の小野寺俊夫、助手の幸長信彦助教授と共に小笠原諸島沖の日本海溝に潜った田所は、海底を走る奇妙な亀裂と乱泥流を発見する。異変を確信した田所はデータを集め続け、一つの結論に達する。それは「日本列島は最悪の場合2年以内に、地殻変動で陸地のほとんどが海面下に沈没する」というものだった。最初は半信半疑だった政府も、紆余曲折の末、日本人を海外へ脱出させる「D計画」を立案・発動する。しかし、事態の推移は当初の田所の予想すら超えた速度で進行していた。各地で巨大地震が相次ぎ、休火山までが活動を始める。精鋭スタッフたちが死に物狂いでD計画を遂行し、日本人を続々と海外避難させる。一方、あえて国内に留まり日本列島と運命を共にする道を選択する者もいた。四国を皮切りに次々と列島は海中に没し、最後に北関東が水没して日本列島は完全に消滅する。

Chinbotsu

 キャスト

 田所雄介博士:小林桂樹    小野寺俊夫:村野武範  
 阿部玲子:由美かおる     マリア・ベイリー:マリ・クリスティーヌ
 有吉摩耶:小川知子       幸長信彦助教授:細川俊之
 中田一成秘書官:黒沢年男   結城達也:橋本功
 吉村秀夫:仲谷昇         辰野記者:田中邦衛
 山城教授:佐々木孝丸      野末技官:佐原健二
  邦枝助教授:山本圭              松川首相:山村聰
  渡老人:中村鴈治郎              秋本夫妻:鳳啓助、京唄子
  小野寺春子:沢田亜矢子       小野寺周二:岡本信人
  小野寺健一:小塙謙士          小野寺加代:丹阿弥谷津子
  阿部信太郎:内田朝雄          山川ノブ子:大井小町
  ニュースキャスター:新堀俊明、池水通洋、市川治、作間功
  ナレーション:内藤武敏、岸田森 ※岸田は予告のみ担当、ノンクレジット

 映画版(1973年)の予告編はコチラ

 CGなど無いあの当時の撮影技術で、よくぞまぁあそこまで臨場感あふれる映像を撮れたものだ。潜水艦「わだつみ号」やフランス直輸入の「ケルマディック号」が海底を航行する特撮シーンは緊張感があって見応えがあった。事実、私もモーターで動く、この潜水艦の模型を風呂の湯船で浮かべて遊んだ覚えがある。それくらい強い関心を持って、毎週食い入るようにのめり込んで観ていたドラマだった。

 このドラマは11話程度で終わってしまう現代のドラマと違い、全部で26話あった。毎回、日本列島のどこかが沈んでしまうシリアスな内容だった。当時、私は小学生ながら、フィクションではなく、「いずれ日本はこうなるのではないか」という危惧を幼心にも覚え、身に詰まされた思いだった。そして今、37年の時を経て、昨年3月11日にあの震災を間近で、しかも当事者として経験することとなった。決して夢物語ではなく、大津波にのみ込まれる沿岸部や港町の壊滅的な映像を目の当たりにすることとなった。そうした真の現状を私たちは昨年経験したのだった。このドラマは私たちに自然災害の恐ろしさを知らしめ、その備えを万全にするよう警鐘を鳴らしていたことに今更ながらに気づいた。あと数年後には起きるであろう、東海沖の大地震、そして東京直下型の大地震。首都機能が麻痺し、パニックに陥らないように、私たちはそれなりの覚悟と自らの命は自らが守るための防衛手段を講じるよう、事前準備を怠らないようにしなければならない。

 最後に、私もレコードを持っていた五木ひろしの「明日の愛」をどうぞ!

 記事作成:9月22日(土)

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