伝説の番組「スター誕生」
私が小学生時代に夢中になって毎週見ていた歌番組があった。それは萩本欽一司会による公開オーディション番組の「スター誕生」だった。国民が愛するアイドルを歌謡ショー形式で発掘し、スカウトする、当時としては斬新な番組コンセプトと編制だった。視聴者は明日のスターの誕生の瞬間を間近で見ることができた。地方を廻り、公開録画を行った。私も郡山市民会館に来た時は見に行った。西城秀樹がゲストで出演したことを覚えている。この番組はだん人気となり、番組への応募総数も通算200万人を超えたというから、まことお化け番組であった。そこから誕生したスターは、森昌子、桜田淳子、山口百恵の中3~高3トリオ、ピンクレディー、小泉今日子、中森明菜ら豪華な顔ぶれで、その後の芸能界を背負って立つ逸材ぞろいであった。
<番組の概要>
『スター誕生!』(スターたんじょう!)は、1971年10月3日 - 1983年9月25日の12年間に 渡って放送された、日本テレビの視聴者参加型歌手オーディション番組。619回放送。組の企画者は審査員の一人でもある阿久悠で、番組名の名付け親はチーフプロデューサーの池田文雄である。明日のスターを夢見る人のための正統派のオーディション番組であり、毎週、厳しい予選を勝ち抜いてきた5-7人程度の挑戦者が歌合戦形式で実力を競う。
この番組でデビューしたタレントの活躍は芸能界地図を塗り替えるきっかけとなった。テレビの草創期から1970年代まで「ナベプロ王国」と称される黄金時代を築いた芸能事務所・渡辺プロダクションがその絶対的な地位を失ったのは、ホリプロ、サンミュージック、田辺エージェンシーが力をつけたためであり、それら新興プロダクションへのタレント供給源となったのがこの番組だった。
http://www.youtube.com/watch?v=SWpro_0ZdUM&feature=related
大スターを次々生み出したお化け番組にあって、特に私が好きで応援していたのが、次の3組の歌手だった。(アップ前日になって急に削除されてしまいました。すみません。)
http://www.youtube.com/watch?v=bbWGSbo3MeE&feature=related
桜田淳子
秋田出身の色白美人。当初はふっくらしていたが、痩せて顎が尖っていたのが特徴だった。私は白いエンジェルハットをかぶってアンニュイな雰囲気を醸していた彼女が大好きだった。「天使も夢みる」でデビューし、「私の青い鳥」で市民権を得た。他に好きな曲は「十七の夏」や「しあわせ芝居」だ。
山口百恵
http://www.youtube.com/watch?v=zPK3QbmfuY4&feature=related
今や伝説の歌手である。「としごろ」でデビューした頃は垢抜けしないなと思ったが、あれよあれよという間にスターダムをのし上がり、押しも押されもせぬ大スターとなった。私も生放送で見ていた「ラブラブショー」が出会いとなり、23歳の若さで三浦友和と結婚し、芸能界をきっちり引退した。引退後はマスコミやファンの前に出ることなく、良妻賢母を実行した。私が好きだった曲は「プレイバックPart2」「乙女座宮」「秋桜」「美・サイレント」「いい日旅立ち」。
ピンクレディー
とにかく激しい振りとミニスカートから伸びたスラリとした長い脚が子供ながらにドキドキした。小6の時に「ペッパー警部」でデビューして、中学時代が全盛だった。アイドルはとれないと思っていたレコード大賞を「UFO」の大ヒットで受賞した。デビューから引退まで睡眠時間が極端に少ないほど売れまくった。2ヶ月に1回は新曲をリリースした。私が特に好きだったのは「渚のシンドバッド」「モンスター」「サウスポー」「透明人間」。
記事作成:9月18日(火)
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