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2013年4月 9日 (火)

想い出のドラマ「キスの温度~いちばん近い他人~」

 私が東京で大学生活を送っていた1987年頃、一本のトレンディ系の映画が封切りされた。バブル時代を象徴するひとつ、空前の「スキーブーム」を巻き起こした時代反映するかのように制作されたのが「私をスキーに連れてって」だった。スキー場で知り合った若い男女が、都会に戻ってみると、同じ会社の社員だった。運命を感じそうなストーリーがウケ、大ヒットとなった。そのテレビ版として登場したのが、1話完結として制作放送されたパナソニックドラマ「キスの温度」だった。スキーツアーのバスで出会った若い男女が、東京で再会し、しかも同じ部署に異動してきて、同じプロジェクトに携わる内容。出来過ぎの感は否めないが、「東京ラブストーリー」でトレンディドラマの女王の座を不動にした鈴木保奈美が主演し、その相手役に、一世風靡セピアのメンバーとして硬派な印象で出てきた柳葉敏郎が共演。更にはそれぞれの友達役として山口智子と石黒賢、それに岩城滉一が脇を固めるという豪華布陣でキャスティング。視聴率も高かった。そして、この主題歌を担当したのが、稲垣潤一だった。

 放送日 1990年5月9日(水) 21時3分~22時52分
 放送局 日本テレビ
 番組名 パナソニックスペシャル「キスの温度いちばん近い他人」
 主題歌 稲垣潤一「一番近い他人」 
 出演者
 柳葉 敏郎、鈴木保奈美、山口 智子、石黒  賢、中畑  清、比企 理恵、鳥越 マリ、岩城 滉一(特別出演)、吉川十和子(君島十和子)、室田日出男、布施  博(友情出演)、風間トオル(友情出演)、屋敷かおり、筒井由美子、松村彦次郎、甲斐 美恵、鈴木 祥仁

 内容は、スキー場での運命の出会いから東京に帰って、偶然に同じ会社の同じプロジェクトの仕事に携わることになった。鈴木保奈美は年上でいつも上から目線の彼氏、岩城滉一と交際し、最初は「ブチ切れ男」と嫌っていた鈴木だが、仕事で衝突ばかりしてすれ違ってばかりいた柳葉に徐々に心惹かれていく。「白浜リゾート」開発プロジェクトでも意見は真っ向から対立。若い女性をターゲットにし、トレンディ路線を提案する鈴木と小さな子供から「老人までが楽しめるのが本当のリゾートだ」と持論を譲らない柳葉。しかし、企画書が採用されたのは鈴木のプランだった。負い目を感じながらも仕事に邁進するOLの姿を映し出した。ギクシャクしたり、お互い気になったりと揺れる恋愛感情や恋心の微妙な動きを巧みに描写したドラマだった。最後はコンサート会場に彼が現れるか否かで恋が成就するか運命が託される。

Kiss1 Kiss

Kiss2 Kiss3

Kiss4 Kiss5

Kiss6 Kiss7

Kiss8

 動画映像(冒頭部分のみ埋め込み処理しますが、削除される場合あり)

 

 挿入歌の大部分が稲垣潤一の楽曲だった。

 トライアングル
http://www.youtube.com/watch?v=OgY-tloS-2Q

 Stay with me
http://www.youtube.com/watch?v=l_gIyhci1u8

Just the same
http://www.youtube.com/watch?v=beJzPrlfFBI

1969の片想い
http://www.youtube.com/watch?v=aFDdglJL5hQ

 唇を動かさないで
http://www.youtube.com/watch?v=uub1ZbQO2Sc

 生まれる前にあなたと
http://www.youtube.com/watch?v=DssSqQmu1hc

 君に逢いたい午後
http://www.youtube.com/watch?v=dhpTr91-S1Q

 君らしくない
http://www.youtube.com/watch?v=oXTMu_Wq7Hc

 時を越えて
http://www.youtube.com/watch?v=RE-I76G6z_8

 私がお気に入りだったシーンは、冒頭のザイラーバレースキー場を颯爽と雪煙を上げて滑走する柳葉敏郎のスキーシーン。とにかくかっこよかった。秋田県出身で運動神経抜群だった彼は、吹き替えなしでウェーデルンやパラレルを綺麗に決めていた。赤いウェアーが白いゲレンデに映えていた。

 私は放送された時にVHSビデオに録画した。それを30回以上は観ていたと思う。私は当時26歳で、4つ下の彼女と交際していたが、恋愛バイブルともいえる作品だった。今もビデオを所有しているが、肝心のデッキが壊れてしまい、観ることはかなわない。1年後に鈴木保奈美と風間トオルが共演した「五月の風」というパナソニックドラマも録画して所持していた。
 なお、この作品は既に23年も前になるが、DVD化はされていない。観たい方は、VHSビデオを今でもTSUTAYAでレンタルしているので是非どうぞ。

http://store.tsutaya.co.jp/item/rental_dvd/180458287.html

 参考ブログ:「ハルカの記憶」(このブログから画像をお借りしました)

http://taiyounokioku.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-0dd5.html 

記事作成:3月31日(日)

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コメント

ブログ投稿2013年のものに投稿すみません。
懐かしい動画ありがとうございます。
僕も当時パナソニックのSPドラマが好きで毎年楽しみにしていました。
特にこのキスの温度が好きで録画したテープを擦り切れるまで観て、切れたらセロテープで繋げて新しいテープにダビングしてを繰り返していました。
久しぶりに観ようとしていた所、ビデオデッキが動かず困っていた所、こちらのサイトに辿り着きました。凄く嬉しかったです。
このドラマは好き過ぎて、ドラマ内のロケ場所はほぼ行っています。
だけど1か所だけどうしても見つからなかったのが、タツナミさんのマンションです。
しかしこの動画を見させて頂き久々に観て解決しました。
夜景が合成だったのですね。
(こちらの動画のFile.003の5分50秒あたりと7分43秒あたり)
僕は埼玉に住んでるので近くまで行く度に気にしていたのですが。

あと稲垣潤一の挿入歌はあと、Memory Flickers(HEART & SOUL)、Everybody’s Valentine -想い焦がれて-(J.I)、いちばん近い他人(Self Portrait)
※()内はアルバム名
も流れてたと思います。参考にされる方がいましたら。

本当にこのドラマを紹介してくださりありがとうございます。

急に、柳葉さんが黒いポルシェで出てくる、パナソニックのドラマって、本作か29歳のクリスマスかどっちだっけと調べてて辿り着きました。
もはや、VHSレンタルもなく、中古相場は高く、YouTubeなどにもなく、、
VHS機は元気に動いているのにコンテンツがないと言う、、

当時は17歳で、こう言う生活に憧れてました。スキーも5歳からやっていましたし、絶対にこう言う生活になるだろうと、、

もう51歳になりましたが、今は、、
どうにかテープなりを入手して、当時のモチベーションのかけらでも生まれればなぁと思っています。

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