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2013年8月 9日 (金)

磐梯熱海・猪苗代周辺ミステリー探険

 このプランは先月15日に予告編としてカミングアウトしたもの。北海道旅行や工場見学などの行事を経て、ようやく実施にこぎつけた。「古きを温めて新しきを知る」ではないが、幼少の頃に現役だった物が無くなり、今は過去の遺物や遺産と化してしまったものにスポットを当ててみたい世代になった。かつての石炭のように、今では廃れて見向きもされなかったものに、妙に惹かれる自分がいる。今回は少々怖い物件も含まれているが、かつての栄光と挫折、繁栄と衰退をテーマに、古き佳き時代の建造物や今は遺構と化してしまったスポットを探検という名目で訪ねてみたい。決行日は8月9日(金)。帰省ラッシュの前に片付けてしまおうという魂胆。そして30℃を超える猛暑が予想されるため、当初の予定を更に簡略化し、早朝出発で13時過ぎには戻って来るプランに予め小変更した。では早速その模様をご覧下さい。なお、各訪問地には、補足説明の意味で「関連ブログ」をリンクしてあります。

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 探検日 平成25年8月9日(金)5時52分~10時25分  天気:くもり/小雨/快晴

 5:40 起床 4:50に目覚ましをセットしたが、寝不足を懸念し、また決行を散々迷う。
     おそらく明日以降は、帰省ラッシュが始まり、各幹線道や観光地には帰省客が
     押し寄せて身動き取れなくなることを予想。ギリギリのところで決行を決断した。 
     7月下旬、或るイベントで野外テントに頭を4回もぶつけ、頭痛が止まず。家内の
     視線を気にしながら、出発準備。妻は先日恩師を失い、意気消沈気味。    
 5:52 自宅発 40分遅れのスタート。早朝の犬の散歩多い。
 5:59 会津街道から堀之内交差点からR49へ。60km/hペース。24℃。安子ヶ島の歩
     道橋下、信号無視してじいさんが自転車を押して横断。危ない。高齢者の事故死
     の典型。トラックの間、鬼門を走行。
 6:05 R49から左折して会津街道へ入り、スケート場方面へ左折して右カーブ。交番を
     突っ切り、郵便局の前を左折。右手に広大な空き地が・・・。

 6:08 旧磐光パラダイス&ホテル跡地着。
      かつてここに磐梯グランドホテルと磐光パラダイス、大駐車場があった。何度遊
     びに来たことかしれない。また、昭和44年には30人が亡くなる大火災があった
     場所。手を合わせてから写真を撮影。朝イチなのに、車が行き交う。

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 6:10 JR磐梯熱海駅。寂れた印象。駅前のスーパーも廃屋。足湯あり。温泉街を突っ
      切る。一方通行路を軽自動車の後を尾行。栄楽館と四季彩一力の前を通って、
            踏切渡り、右折。金蘭荘花山の隣りの河鹿荘跡へ。東隣りの駐車場へ。黒のマ
            ークXが駐車。

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 6:12  河鹿荘着。ここは廃墟ホテルとして有名。旧49号線沿いで、不気味に佇む。散
      歩中のおじいさんがいて、駐車場に入るのを躊躇。ホテルは足場が組まれ、解
            体間近。雑草だらけで容易に人を近づけず、不気味さを増す。このホテルは奥
      行がなく、薄っぺらな作り。内部には骨壺らしきものがあったという噂。
       違法な家宅侵入を回避し、内部への潜入は控え、外観の写真のみ。
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 誰かが侵入して内部を撮影した動画はコチラ↓

 https://www.youtube.com/watch?v=Cpoo_YkL8qU

 6:15  河鹿荘発。旧道沿いのモーテル「ローラー」も空き地になっていた。旧国道左手
      の山の斜面に沿って建造されている水力発電所も本プランに組み入れて見物す
      れば良かった・・・。

 6:17  R49本線合流。旧中山宿駅へ向かう。2つ目の休憩用の駐車場を越えたすぐ
      先、右側が目的地。しかし、車を停められる場所や線路まで上がって行けそうに
      なく、右往左往。集落へのY字路を右折し、路駐。そこから獣道のような草むらの
      間の道を散策することにした。民家に迷い込み、住人に睨まれた。

  6:23  磐越西線旧中山宿駅跡とスイッチバック遺構探検。草むらの間の幅2mほどの
     道を進む。すぐに車で一周できそうな小さな広場に出た。そこから一本径を歩く。
     誰もいないし、獣道のような道。朝露で草が濡れていて、靴がびしょ濡れに・・・。
     草に覆い隠されていたが、右側に石造りのプラットホームが道沿いに200mほど    
     連なっていた。ということは、今歩いているあぜ道はかつて線路だった。寂しい一
     本道で、今にもクマが出そう。わざと口笛を拭いたり声を出して歩く。
      すると100mほど先に緑色の屋根の機関庫が見え、線路が伸びていた。左側
     の斜面の上には、現在のJR磐越西線の線路が並行して走っている。ちょうど列
     車が走っていった。その先にはポイントがあった。手動切り替えのレバーまで。線
     路は錆び付いて、廃墟マニアや鉄オタが見たら泣いて喜びそうな廃れ具合。やが
     て左側にJR線路に上がれる階段を発見。登ってみた。写真撮りまくり。そしてもう
     少し先に、昔、スイッチバック式の線路の面影を残す、ポイントがあった。つまり現
     在のレールと旧中山宿駅の分岐だ。草がボウボウで、昔の引き込み線は見えな
     かったが、雰囲気はつかめた。上空くもりで、小雨がぱらついた。ポイントでUター
     ン。来た道を引き返す。ホームが時代の繁栄と衰退を物語る。旧ホームも今では
     雑草と無動作に木々が生い茂ってるだけ。そして路駐の車に戻ってから、カメラケ
     ースが見当たらないことに気づく。車で広場まで行き、再びダッシュで来た道を戻
     り、車庫付近まで来てケースを探す。レールに沿って、周囲を確かめながら歩い
     ていくと、途中の道に落ちていた。安堵。しかしタイムロス。車を止めた場所がちょ
     うどホームの端だった。そして私が歩いた轍のような一本径は、かつてレールが
     敷いてあった汽車道(鉄路跡)だと後でわかった。

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 磐越西線旧中山宿駅(スイッチバックの遺構を訪ねて)

 http://home.a00.itscom.net/yosan/jyoki/banetusaisen/banetusaisen.html

 http://blog.livedoor.jp/dob_hp3/archives/3737283.html

 http://www.cafe-dragoon.net/trip/rosen/banetsusaisen_line/05_nakayamajuku2.html

 6:46 旧中山宿駅スイッチバック遺構発。R49線に戻り、西へ。モーテル「きょうの午
     後」は営業中だと聞いていたが、入口にはロープで入れない措置が施されてあっ
     た。そして登坂車線の左を行く。そして「峠」と書かれた看板の路側帯に停車。
 6:50 モーテル「峠」跡着。ここで徒歩でR49を横断し、旧沼上隧道が見えるか確認。
     残念ながら見えず。線路と旧道の写真のみ。戻り際、廃屋のモーテルの屋根群も
     撮影。R49は朝の出勤が始まっていて、ドライブ中の方に不審者と間違われそう
     な動き。再出発。トンネル手前、右側の旧中山峠(旧道)の東側の通行止め停車
     不可。トンネル内走行。西側の出口から左折すれば旧沼上隧道の西側の入口に
     行ける筈だが、駐車スペース無しとクマが出そうなのでキャンセルした。
     トンネルの出口の「風車の広場」から右折。

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  磐越西線旧沼上隧道跡(東側と西側)の情報はコチラ

 http://www42.tok2.com/home/kaidoweb/zuido/numa1.htm

 http://www.tetsuhai.com/banetuw2.html

 http://ameblo.jp/doblog5/theme-10037601642.html

 http://blog.livedoor.jp/dob_hp3/archives/3777616.html

 http://blog.livedoor.jp/dob_hp3/archives/3754845.html

 6:57 旧中山峠通行止めガードレールまで 道路沿いにあったモーテルは取り壊し?
      R49復帰。上戸界隈走行中、ゴールドのレガシィ猛追。道を譲ったらPC対向。

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  上戸トンネル後右カーブ。しかし曇っていて磐梯山見えない。

 7:02 志田浜P。売店や民宿も休業で廃屋状態。湖水浴、今が掻き入れ時なのに。
      志田浜湖畔駅(臨時)の銅像の写真。次はいよいよ「幽霊ペンション」との悪名
      高き「翁島ペンション跡」へ。やはり天神浜はパス。ここは来る度によからぬこと
      が起こる。私にとっては元凶にして鬼門のため、今回は回避。道端の温度計は
      21℃表示。金曲~白鳥浜ダットサントラック煽る。
 7:08 白鳥浜セブンにピットイン。カフェオレとペット茶で235円。
 7:10 焦げ茶の高架橋型レーダーに探知機反応。アラーム鳴る。靴ぐじゃぐじゃ気持ち
      悪い。
 7:14 野口英世記念館前通過。

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 7:15 左カーブのY字西久保交差点を右折。よく白バイが待機している交差点だ。緊張
     で胸が高鳴る。道なりに進む。右側は田んぼ、左側は深い森という絵づら。墓地
     があって不気味。やがて目印となる磐越自動車道のガードを潜る。ここから注意
     して走行するも、入口におばあちゃんが邪魔して左折のタイミングつかめず行き
     過ぎる。またしてもUターン。やがて鉄塔の脇の細い道を斜めに分け入る。車一台
     分の雑木林の中の舗装路の一本径を進む。すると意外にも県道から200m程度
     で、森の中の木立ちの奥に、突如それらしき洋館が姿を現した。道路からかなり
     近い。50m手前の車道が膨らんだ通行の妨げにならない路肩に駐車。
 
 7:20  翁島ペンション跡に到着。車ではたどり着けないような、徒歩でもっと森の奥深く
     に探険しなければ見つからないと思っていたため、拍子抜け。あたりはひっそりし
           ている。先客なく無人。確かに不気味だが、実際に朝方に訪れてみると、「幽霊ペ
     ンション」という異名をとるほどのおどろおどろしさはないし、幽霊が出そうな気配
     はしない。クマも心配なさそう。一本道からペンションまで至近で、稲川淳二の「恐
     怖の現場」で取り上げられたほどの恐怖感はない。だから夜にわざわざ訪れる来
     る輩が多いようだ。しかし、なぜこんな人目もつかないような森の中に、このような
     洒落た洋風作りのペンションを建てたのか疑問。湖畔までは遠いし、周りには何
     もなく不便そう。
      肝心の内部には潜入できなかった。なぜなら入口は1m以上の段差があるの
     に、階段は朽ち果てて無いし、内部は火事にでもなったのか、壁や天井が黒焦げ
     状態。玄関から問題の暖炉までは近くて、外からも間近に確認できた。人の顔の
     ような物はポスターの白黒写真のようだった。とても中に入れる状態ではなかっ
     た。怖いからではなく、地震の影響でかなり傷みが激しく、屋根は落ち、迂闊に入
      ると崩落しそうな危険を感じたからだ。外観だけの写真に留めた。落書きは酷い
           し、入り組んだ複雑な形状。あまり長居すると祟られそうなのですぐに引き上げ。
     終始訪問者は私だけで皆無。ここは郡山の自宅から41.8kmの地点だった。

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 稲川淳二 「恐怖の現場」の映像はコチラ(閲覧注意)

 https://www.youtube.com/watch?v=pHVokxrSg3o

  <場所のおさらい>

  国道49号線を郡山方面から来て、野口記念館を通過し、左カーブの信号(西久保交
  差点)を右に入る。県道205号線を磐梯山の方角に向かって進み、磐越自動車道の
  ガードを潜る。そして300mほど先の緩い左カーブのところに、電力用の高圧線の鉄
  塔が左手に見える。その手前の細い道を左に分け入る。すると雑木林の中の一本道
  を200mほど直進した突き当たりがT字路で、その正面右側にある。

  地図はコチラ → 「okinajima.jpg」をダウンロード

  航空写真はコチラ → 「okinajima2.jpg」をダウンロード

 7:28 翁島ペンション跡発。県道に戻り、JR翁島駅へ向かう。踏切の手前を左折。そ
     の100m先に駅舎があった。
 7:29 翁島駅着。ここは野口英世が凱旋した時に、多くの方に出迎えの歓迎を受けた
     由緒ある駅らしい。無人駅で、ホームに出て写真撮影。

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 7:34 翁島駅発。踏切を渡り、信号を右折。県道へ入る。
 7:38 猪苗代リゾート方面へ左折。9時から営業だが、「緑の村」へ行ってみる。緩い坂
     の途中、右側にあり。緑豊かな池のある公園と広い駐車場が隣接。 

 7:40 「緑の村」駐車場着。ゲートはなく、駅舎と機関車と客車は無料で見学可。ラッキ
     ー!スキップしなくて良かった。駅舎は旧国鉄時代の駅舎をここに移築したもの
     で、今は内部が「駅舎亭」という名の食堂になっていた。その上に列車が展示され
     ていた。緑色の客車は2両とも内部見学可能。「高原列車は行く」のモデルになっ
     た「磐梯急行電鉄」(略称は沼尻鉄道)で実際に使われていた車両。レトロな外見
     に歴史を感じる。何か悲別駅に似た雰囲気。
     ここも私以外は終始無人。みぞおち焼けるような痛み。車酔いの症状でめまいや
     気持ち悪い。もしかして霊の仕業?呪いか?

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 7:45 「緑の村」Pを出発。坂を下り、左折して県道に復帰。猪苗代町内を横断。
 7:55 国道115号線へ。右手に沼尻鉄道の線路跡の面影をチェック。やがて左前方
     に沼ノ上水力発電所の巨大土管が見え出す。22℃。遅い軽自動車。60km/h道   
     路を45km/hでノロノロ。ダンプ猛追。ボールペンの下半分取れて行方不明。
 8:04 中ノ沢分岐。そのまま直進。坂道を上る。雲が広がり、雨が降りそうな空模様。
     姫沼の入口らしき場所を見つけるも、標識などの目印が何もなく、素通り。ナビで
     確認し、通り過ぎたことを知り、その先の箕輪ホワイトビレッジの駐車場を借りてU
     ターン。今回は道迷いばかり。駐車場と思しき広場に入る。何か寂れた印象。

 8:07 姫沼の入口の広場へ。1台、工事関係者らしき車と人が携帯中。「危険なので入
     ってはいけない」という標識あり。その方に訪ねても要領を得ない。桟橋は壊れて
     無いと言われた。「クマが出るか?」尋ねても不明。10分だけ写真を撮りに入るこ
     とを告げ、中にも車が駐車できるスペースあるというので車で狭い一本径を分け
     入る。するとハイオクと化した食堂兼管理事務所らしき建物の先に広場があっ
     た。目の前に湖面が広がるが、柵がなく危ない、写メ。遠くに壊れた桟橋の残骸
     が見えた。ここに来た訳は、小学生の頃、亡き父親と魚釣りに来た思い出があっ
     た。爆釣だったが、針を木々の枝に引っ掛けて何度も怒られた記憶があった。懐
     かしい。40年ぶりの訪問だった。朧げ覚えていた。秋の紅葉シーズンにはカラフ
     ルに彩られたもみじや楓が湖面に映えてさぞかし綺麗だろう。桟橋までは悪路の
     ため、タイヤが泥だらけになることを避け、断念。壊れたボールペンを直す。いつ
     クマが出てきても不思議ではない状況。

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 8:15 姫沼発。廃墟と化したレストハウスだが、荒らされている様子。帰り際には、さっ
     きのおじさんは車ごと消えていた。R115を箕輪方面へ向かう。

 8:20 高森という地名で、無料となったレークラインとの分岐点へ。その角に、見覚え
     のある大きなドライブインを発見。後続をやり過ごそうと左折して立ち寄る。ここ
     は、廃墟ではなく、綺麗な状態で残っていた。内部も座席や厨房も綺麗。時間帯
     によっては営業する?写真のみ。工事によるシケインを通過。果物の直売所あ
     り。坂を上がる。次は全国の心霊マニアの人気のスポットである「横向ロッジ」。

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 8:25 箕輪スキー場方面へ左折。箕輪のゲートを通過。車4台の3番目。林の中の高
     原道路。急坂の一本道。4台とも横向ロッジならキツイので、やがて現れた「横向
     温泉森の旅亭マウント磐梯」というホテルの駐車場に一旦停止し、やり過ごす。
     (8:27)
     自分で運転なのに車酔いで吐き気とめまいで気持ち悪い。頭痛も。やっぱミステ
     リーツアーの呪いか?祟りか?そのホテルの300mほど峠道を登った最初のタイ
     ト右コーナーの右側にその問題の巨大廃墟はあった。すれ違う若者たちのワゴン
     車がスローダウンして覗き込んでいた。もしかしてギャラリー多い?その左側の空
     きスペースに駐車。

 8:29 横向ロッジ着。ここまで自宅から72.8km走行。ここも意外。峠道から近すぎ。
     道路を横切り、たるんだロープを乗り越え、アスファルト地の敷地へ。2Fへ通じる
     外階段があったが、朽ちていて、危なくて登る気になれず。手早く外見を撮影。他
     の正面入口に通じる階段を上り、2Fの玄関から内部潜入。しかし、簡単に入れた
     ものの、周囲は人っ子ひとりいない無人。落書きだらけ。荒らさないように告げ、
     合掌して2階のフロア部分の写真撮影のみ。もちろん内部に入らず玄関口から。
      車が通りかかって誰かに見られることを懸念し、早めに切り上げ。日中来るとさ
     ほど恐怖心は無い。肝試しに夜訪れる者が多いらしい。
      車に戻り、坂を上がって、裏側を見る。写メ。確かに、磐梯吾妻スカイラインを下
     りてきて、この景色が見えたら、ぞっとする。その左カーブの先の路側帯を利用し
     てUターン。すると急に車が対向して登って来てヒヤッとした。一応足跡は印した。
      とても一人では奥深くまで潜入は無理。何かあったら取り返しがつかない。外の
     奥は雑草だらけで、プールまでは行けず。そのまた奥にスキー場のゲレンデが見
     えた。

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 http://ameblo.jp/jimotylife/entry-10001165550.html

 本当に怖い心霊スポットベスト13の2位に入った時の映像(閲覧注意) 

 https://www.youtube.com/watch?v=rEEvVkrh6Yo 36分47秒から

 火事になって逃げ遅れた少年の霊が3階のベランダに見えるとか、殺されて外のプールで血だらけになっている父親の姿を、3階のベランダから少年が見てしまったとか、稲川淳二が分析している実際にこの建物が火災に見舞われたという記録はない。

  <場所のおさらい>

  猪苗代方面から土湯トンネルに向かって国道115号線を上り、トンネルの手前の分岐
  点から「箕輪スキー場」方面へ本線から左へ折れる。100m先右手に「箕輪スキー場」
  のゲート。そこを素通りし、木立の中の坂道を上っていく。すると左側に「ホテルマウン
  ト磐梯」が現れ、そこを通過し左カーブして最初のタイトな右コーナーの右側に建ってい
  る。県道からすぐ。

  地図はコチラ → 「yokomuki1.jpg」をダウンロード

  航空写真はコチラ → 「yokomuki2.jpg」をダウンロード

 8:33 全国にその名を轟かせる横向ロッジ発。来た道を引き返す。あまり車は通らな
     い。

 8:38 R115合流。その合流地点から山の中腹に横向きロッジが見渡せる。来る時も
     抜いたロードランナーの2人とすれ違う。すごい。こんな山の上まで自力で上って
     きたのか・・・。

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 8:45 姫沼前。一旦停車し、目印も看板もなくなった入口を写メ。
 8:46 中ノ沢温泉口の分岐路へ。左折してすぐ左に旧沼尻鉄道の駅舎を発見し、その
     駐車場へ。道端に標識あり。駅舎の写真撮影。ゴミ収集車。

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  中ノ沢温泉旧沼尻駅跡

 http://www.pref.fukushima.jp/bunka/kindai/page_05.html

     3分ほどで再スタート。温泉街を通り抜ける。具合悪い。吐き気。めまい。ヤバイ。
     10年以上前まで何度も走っていた母成の高原道路へ。緑深い。道路に覆い被さ
     んばかり。無料化。牧草地を縫うように進む。沼尻スキー場の帰りによく通った。
     タヌキの轢死体。聖光学院1-2で負けている。国有の原生林。山頂を越え、下り
     坂からタイトコーナー出現。

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 8:58 くねくね道路。ローリング族のタイヤ痕。晴れてくる。セミが大挙して鳴き出す。
 9:03 料金所があった場所まで下る。その先にトイレ有りスタンバイ駐車場。石筵ふれ
     あい牧場の牛舎などはあったが、入口不明。聖光学院、無死満塁のチャンスでト
     リプルプレーで潰す。ここから右側にあるはずの戊辰戦争の古戦場石碑を注意
     深く探して進が、一向に無い。古戦場という看板も無くなる。気持ち悪さに耐えな
     がら、快調に進むと、なんと磐梯熱海ICまで2kmの地点まで来てしまう。
 9:10 高架橋下でまたしてもUターン。右側の崖に男性器に似た奇岩が聳え立つ。ここ
     から料金所まで往復16kmもの無駄走り。それでも石碑が見つからない、もしかし
     て、母成峠の山頂にあるのか?ピラミッド型の三角山も回り込む。

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 9:20 再び料金所まで来て再度Uターン。胸焼け&吐き気治まらず。その後、ガソリン
     スタンドがある石筵の集落に入り込む。町人のおばあちゃんに聞くが、湯殿山の
     神社でもない。
 9:27 熱海小学校石筵分校前通過。やむを得ず探索断念。聖光学院、酒谷が代打ホ
     ームランで1点差。9:33石筵町内発。牛小屋。ラジオニュース、秋田県大雨被害
     で知事が緊急声明。命を守る最善策を取るよう訴え。避難命令。    

 9:35 高玉城址。県道沿いに碑が建つ。写真撮った途端に、後ろから車。じっくり見物
     できず、既成事実のみ。しかし城址っぽい遺物は何もない。単なる雑草地と田ん
     ぼや畑のみ。次に向かうはずだった高玉金山跡(金の選鉱所、精錬所、煙突跡な
     どは、みぞおち痛など、あまりにも体調不良がひどく断念。熱中症もあってフラフ
     ラ状態。これ以上峠道行ったり来たりは死活問題。

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  高玉金山跡に関する資料はコチラ

 http://www.miharu-e.co.jp/ja7fyg/kouzan/takatama/takatama.html

 http://www42.tok2.com/home/kaidoweb/stop/kin02.htm

 http://cd125t.blog39.fc2.com/blog-category-42.html

     次に、帰る途中に立ち寄れる、最後の訪問地である安子ヶ島城跡へ向かう。味噌
     屋からR49に合流。交通量多い。歩道橋の信号から左折。踏切を渡ってすぐ左
     折。線路沿いの一本道を戻るような形。すると田んぼの道端に「安子ヶ島城跡」と
          書かれた標識を発見。

 9:44 安子ヶ島城址着。車から身を乗り出して写メ。ここでなんと聖光学院の酒谷がタ
     イムリーヒットを放ち、7回裏に逆転に成功。迂回して国道復帰。32℃。後は帰る
     のみ。R49をそのまま南下。添田自工、トライアル、西部工業団地入口、東洋健康
     センター、消防喜久田分駐所、岸波、郡山ICと通過。安全速度キープ。養護学校
          側の道をショートカットし、9:55にインター線へ。

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 9:58 東邦銀行東隣りのD銀行ATMで現金を下ろす。そのままブイチェーンの駐車場
     を横切る。そして橋の後の交差点を右折し、カーブを回り、KFBの交差点へ。その
     まま直進し、秋田銀行のPへ。ここで聖光学院が勝利!4対3の小差であの愛工
          大名電を振り切る。

10:05 秋田銀行着。息子のためにまとまった金を振り込む。免許証コピー。来た道を戻
     るが、クマの等身大剥製があった酒屋さんが跡形もなくなっていた。その後、空腹
     に耐え兼ねて、道すがらのデイリーストアで305円のそばを購入し、駐車場で食し
     た。醤油を短パンにこぼす失態。

10:25 自宅着。最後はフラフラ。頭痛、吐き気、めまいなどがトリプルでやって来た。

 走行距離 16kmの無駄走りがあって 137.1km。 費用 540円。 

 (後記)

 残念ながら、当初の予定から「天神浜湖水浴場」と中山峠にある沼上隧道、高玉金山遺構は時間の都合上、プランから外した。前者は、行くと必ず不吉な事象が降りかかって来ることを懸念して、後者の「高玉金山遺構」は体調不良を考慮し、割愛させていただいた。帰宅後、ネットで調べたら、母成の戊辰戦争古戦場碑は峠の山頂付近にあることが判明。Uターンしても意味がなかった。
 今回の旅は、行き過ぎて戻ることが多数あった。ナビがあっても、下調べをしていてもこの有様。情けない。時間とガソリンの無駄遣い。ミステリーツアーということだったが、暑い中、なんとか初期の目的は達成できた。体調を壊し、寝不足で行くか行くまいか迷ったりしたこともこの難儀を引き起こした原因。予兆はあったが、何とか無事故無違反で、多少端折ったが、予定よりだいぶ早く帰還できたことは収穫だった。
 最後に、念のためお断りしておくが、私は廃墟マニアでも心霊マニアでもない。まして鉄オタでもない。35℃を越えるような酷暑の中、一時の納涼を求め、全国に名高いミステリースポットを放っておく手はないと考えたのだ。もちろん冷やかし半分ではなく、真剣モードで臨み、各スポットに入る際には場を荒らさないことを約束し、ちゃんと一礼し合掌してから立ち入った。
 しかしながら、帰宅後、頭痛・肩こり・めまいが尋常ではない。もしかして霊の仕業か?一応お清めの塩で除霊を試みた。
 
 賢明なブロガーの方は、立ち入り禁止区域にはくれぐれも無断で入らぬようにご注意ください。今回紹介した訪問地は、危険箇所もあり、また法に触れないように十分に配慮して訪れました。不法侵入や家宅侵入などの違法行為、落書きや破壊行為、持ち帰り行為などは犯罪ですので、絶対にしないようにお願いします。

 記事作成:8月9日(金)

 追記 (H27.9.21)

 福島民報の記事によると、H27.9/20未明に、心霊スポットとして全国にその名を知られる「横向ロッジ」において、建物3階の2部屋から火を出し、床や壁など約30平方メートルを焼いた。警察では不審火として捜査を始めた。おそらくは心霊マニアがシルバーウィークを利用し、この建物に肝試しか何かで不法侵入し、灯りをとるために火を起こし、それが燃え広がったのではないか?全国からこうした不心得者が侵入し、犯罪行為を犯す輩がいるのは残念でならない。以前も、裏磐梯五色沼近辺にあった「国民宿舎五色荘」でも同じような類焼事件があり、取り壊されてしまった。放火は立派な犯罪だ。このような行為は厳に慎んで貰いたい。

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