歴史に触れる旅・白河方面周遊記
この夏、北海道再訪、磐梯熱海猪苗代ミステリー探険に続き、3度目のショートトリップ。まさかお盆のド真ん中に決行することになろうとは思わなかった。墓参り客や帰省客のUターンラッシュと遭遇する可能性は高いものの、有給休暇ももう使い果たし、この日しかなかった。例のごとく、朝イチで出発し、午前中で帰還したい考え。理由は猛暑対策。今年の夏は異常気象を絵に描いたような酷暑状態。高知県の四万十市では、日本最高気温を更新する41.0℃を記録した。灼熱地獄による熱中症を避ける意味で、早朝出発、午前中帰宅は当然といえば当然。では早速、当日の旅程と実際の行程を振り返りたい。
事前の計画
6:00起床ー6:30発ー7:15須賀川乙字が滝&ゴジラの卵跡ー8:00矢吹町文化セン
ター(特攻隊訓練飛行場跡)ー8:15トイショップ・ウエダー8:45中島村童里夢公園(小室
哲哉寄贈からくり時計)ー9:40白河の関跡ー10:15アウシュビッツ平和博物館(500
円)ー11:15海(白河ラーメン・南湖公園南)ー11:45小峰城ー12:45矢吹ICー13:00
郡山南IC(500円)ー13:15自宅
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実際の行程 8月14日(水)快晴(34℃)
6:20 起床 快晴青空。PC速度遅く、フリーズしたり動作不良でイライラ。出発も遅れ
る。
6:40 自宅発 ゴミ捨て(ゴミ捨て場にβデッキが・・・)
6:43 バイパス 白の古いランクルが煽って来る。24℃で朝は涼しい。
6:52 市境 流れ速い。他車、飛ばしすぎ。
6:58 須賀川左折 失敗。須賀川二中前のショートカット行くが、5箇所の信号すべて
アウト。左折してようやくR118へ。
7:06 牡丹園前通過。須賀川署前のルートより3分以上遅い。
7:11 乙字ヶ滝方面へ左折。S字下りカーブ。赤い橋の付け根に停車。22.3km。
ゴジラの卵&足跡への入口に到着。私有地。雑草やら水溜りやらで、ここに卵と
足跡があったなんて痕跡無し。祭りの後状態で寂れた印象。周辺は鬱蒼として何
もなし。写真撮影のみ。時代は変わったものだ。
7:15 橋を渡って乙字ヶ滝側の駐車場へ。早朝にして車4台。森の中の散策路。あちこ
ちに慰霊碑やら石碑やら。芭蕉の句碑と滝見台の標識。辺りは木立で薄暗くて不
気味。どこにでもある湯殿山の石碑。芭蕉とお伴の銅像。神社。句碑は次の通
り。「五月雨の滝降るうづむ水かさ哉」。
その周辺に遭難の慰霊碑が・・・。怖そう。何人か散策。虫取り家族とおっさん2
人立ち話。綺麗なトイレまで設置。
7:20 乙字ヶ滝P発。R118合流。結構朝一なのに車多い。
7:23 水郡線のガード下の手前の信号を右折。両側田んぼの一本道。川を渡る。腹
痛。
7:25 左折。R283へ。東部工業団地入口前を素通り。桃の畑と直売所。町内。三神
郵便局を右折。その先を左折。県道42号線へ。S字カーブ。
7:32 丘の上右手に「曙ブレーキいわき工場」が見える。仮設住宅分岐。するとその隣
りが矢吹文化センターだった。
7:34 矢吹町文化センターの広いロータリー駐車場へ着。32.6km。中央にある巨大
な岩を発見。球場のスコアボードが隣接。写真撮るもここも逆光。石碑と松の木
があるだけ。そこには「矢吹飛行場跡」の文字。そう、ここはかつて、第二次世界
大戦中に、特攻隊の訓練飛行場だった場所。正式名称は熊谷陸軍飛行学校」。
福島県民でさえ、その存在を知らない人が多いに違いない。神聖な場所につき、
神妙な面持ちで滞在。
「熊谷陸軍飛行学校」に関するブログはコチラ
http://www.town.yabuki.fukushima.jp/view.rbz?cd=937
7:38 矢吹文化センター発。ナビと手書きの地図を頼りに矢吹町内を行く。スーパーわ
しおの交差点を右折。ゴミゴミした通り。JR東北本線の踏切を渡る。そして小さい
交差点を右折。すると200m先の左側にセブンイレブンを手がかりにし、その手
前の隣りに「トイス・ウエダ」が見えた。
7:42 トイス・ウエダ着。まず隣りのセブンの駐車場に停めて、朝食を購入。ペット茶と
2個入りおにぎり、サンドイッチで値引き期間につき505円。続いて「トイショップ・
ウエダ」へ。もちろんお盆期間につき休み。シャッター下りたまま。しかし、店構え
の上にとウルトラマンとセブンの等身大オブジェが・・・。ここを「自転車でGO!」で
藺草さんが2度訪問し、変わり者の店主とおもちゃ談義を繰り広げた。レスラーの
マスクが売り。その向かいは「矢吹復興まちづくりセンター」だが。巨大なマスコッ
トキャラのオブジェが。やはり逆光。日差し眩しい。梅雨明け遅いが今年は酷暑。
7:48 トイス・ウエダ発。間違えて十字路を右折してしまいR4へ。懐かしい歩道橋。
7:51 左折してR58へ。JRの跨線橋を越えて右折。高速下を潜り、県道44へ。眩し
い。
7:58 中畑小前。トラック1台がノロノロのせいで長い車列。
8:02 中島村役場前。小さい庁舎だ。戻るようなY字路を左折。角が見覚えのある和風
作りの白河ラーメン屋。300m先の右側に目的の公園が。車止めの間ギリギリ。
8:04 中島村童里夢公園の駐車場へ。43.3km。おばちゃん、カメラ持って車に戻る。
4分間に合わずか?Pのすぐ隣りがからくり時計のある広場。おしゃれな作り。正
式名は「ヨカッペ時計」。これは小室哲哉氏が寄贈したもの。彼の祖父が中島村
出身という縁で贈ってくれたもの。何と総工費1億円。彼のサインと手形が展示。
周辺には誰もおらず、またしても無人状態。この時計は10時に作動する模様。ま
たしても逆光。暑くて眩しい中、ベンチに腰掛けて朝食を摂る。時間が早く、余りそ
うなので、周辺の散策路を散歩。遊歩道の東屋などがある。犬の散歩数人。池は
雑草だらけ。夜来たら幽霊でも出そう。よく整備された広大で綺麗な公園。バラ園
やイベント広場あり。ミニライブとか出来そう。知り合いに似た人が自転車で・・・。
綺麗なWCに入り、スッキリ。
童里夢公園の公式HPはコチラ
http://www.vill-nakajima.jp/forms/info/info.aspx?info_id=12734
8:21 中島村童里夢公園発。左折してR44復帰後。白河方面へ向かう。
8:25 阿武隈川の常陸橋を渡る。間違えて一本早く右折。セブンの周りを一周し、復帰
後、その先の交差点を右へ。
8:30 R278へ。かなり時間早い。理由は一箇所の滞在時間が短い。道に迷わないた
め、タイムロスがない。この分だと余りそう。集落に蔵点在。ナビを「白河の関」に
セット。わかりやすい。山間の周り田んぼの一本道。一旦停止信号。橋を渡る。
狭い道なのに、スクールバスが猛スピードで対向。
8:40 左に表郷小学校。右折してR280へ。郵便局前通過。集落。細い。その先クラン
ク状に左折、右折。エネオスのGSあり。40km/h道路。石碑、地震で倒壊。道沿
いに神社多い。ハイカー2名。古関郵便局。道端に小さな石碑が点在。怖そうな
鳥居が突然現れる。左に滝沢林道入口あり。Y字路を左折。県道76へ合流。目
指す白河の関はあと僅かだが、アップダウンなく、平坦な道。意外。しかも道も広
い。やがて左手に白河の関が・・・。一旦素通りして50m先にある社務所向かい
の和風造りのWCのある駐車場へ。
8:50 白河の関着。ここまで64.9km。歩いて白河の関へ。無人。またしても逆光。こ
こは見るからにパワースポット。関所跡といっても、もともとは白河神社の境内。
案内板によれば、ここが奥羽街道の関所だと判明したのは近年。それまでは場
所が特定できなかったらしい。江戸時代ではなく、もっと大昔の奈良時代から平安
時代頃まで使われていた模様。狛犬が二体。鳥居もあって雰囲気十分。朝なの
に周辺は薄暗い。一帯は森。背の高い杉木立ちが辺りを包み込む。心霊現象と
か起こり得る雰囲気を醸す。時折木漏れ日が射す。お清めの水を取る。右側に
「古関蹟の碑」と幌掛の楓」。鳥居を潜り、順路に従い、境内に繋がる苔が生えた
石段を駆け上がる。斜面右側には祠もある。「白河神社」と記された幟が立つ。神
妙な面持ちでお参りする。お盆のこの時期、神聖な場所に吸い寄せられる。森林
浴。延喜式内社「白河神社」の文字が・・・。古歌碑もあり。平兼盛、能因法師、梶
原景季の三歌人。その後順路を辿る。空堀跡、土塁跡。やぶ蚊が多い。鬱蒼とし
て不気味。誰もいない。木立の中、蝉時雨。小丘を越えて下り、反対側の入口
へ。カタクリの群生地の看板あり。一周。死んだ蝉が落ちている。やがて物凄い
大きさと高さの大木が聳える場所に。それは「従二位の杉」。その隣りには「旗立
の桜」。これは義経が植えたとされる。木漏れ日が眩しい。左には白河の関公園
の建物がある。本日は水曜日なので定休日。9:12見学終了。時間的に早すぎ
て、次の訪問地の「アウシュビッツ平和博物館」はまだ開館していない。ナビを白
坂のその周辺に再セット。右手の丘の上には天文台のドームがあった。
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9:16 白河の関駐車場発。来た道を戻る。霊桜碑の先のY字路を左に舵を取る。伊王
野白河線県道76号線だ。途中から左折して「飛」、「金堀」方面へ。26℃表示。で
も暑い。汗が滴る。平坦だがくねくね道。周りは山と田んぼ。道端に石碑。鳥居。
呼金神社。するとナビに境神社の文字が・・・。懐かしい。学生の頃、東京のアパ
ートに帰る際、寄り道で訪れた想い出の場所。1987年以来、26年振り。時間が
余りそうなので、近場につき、寄り道を決める。
9:26 十字路をナビを無視して左折。R294。緩い坂の途中、右手に境明神と書かれ
た境内が・・・。うすら記憶では、峠道の狭い道の途中にあるイメージだったが、意
外と道路が広い。しかも峠道ではなく、坂道でもない。
9:27 境明神着。路肩にハザード点滅駐車。ここまで72.5km。懐かしい風景。ここも
パワースポットという雰囲気。ここが文字通り県境で、下りに入るポイントに栃木
県那須町の表示。坂の途中なので見通し悪い。反対側の階段の上に石碑あり。
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9:31 境明神発。一旦栃木県に入り、その先の「境明神専用駐車場」で切り返してUタ
ーン。ナビでは「福島県に入りました」のアナウンス。10時開園には早いが、アウ
シュビッツに向かう。ここが今回の旅のメインだ。白坂郵便局の先の十字路から
ナビに従って左折。県道183号へ入る。白河五小の前を通過。次の十字路を左
折。交番の前を通過。あまりにも細い道だったため、看板を見落とし、行き過ぎた
ことに気づき、右折して池のほとりでUターン。南湖自動車学校の教習コース。左
折してすぐ細い道へ左折。300mほど対向車が来たらすれ違えないような狭い一
本道。その先が開け、広場に。最初、新築の木造りのがらんどうの建物かと思っ
た。右には何故か線路と貨車が2両。その奥に「本日休館日」と書かれた看板
が・・・。昨日は火曜日で定休日だと知っていたが、まさかお盆休み?車を草むら
の間の轍に無造作に停車。
9:37 アウシュビッツ平和博物館着。76.9km女性がひとりいたため、「今日は休館日
だったんですね」と言い、写真だけ撮って帰ろうかと思ったら、「いや休館日じゃな
いんです」の回答。10時からだが、すぐにでも入れてくれそうな感じ。「じゃあ待ち
ます」と言い残し、車に戻り、邪魔にならない場所に車庫入れ。その後、線路と貨
車の写真を撮っていると、時間まで20分ほど早いが、中に入れてくれた。黄色い
軽自動車は品川ナンバー。
9:46 建屋内へ。そこは博物館とは名ばかりで、普通の民家。ボランティアの頑張り
で、アウシュビッツの負の遺産を現世に、そして後世まで残そうと福島とポーラン
ド、何の縁もゆかりもないのに、この地に建てたらしい。小さくこじんまり。まさしく
庶民が結束で建てた手作りの博物館だ。土間を改造した受付で500円の入場料
を払う。チケットとパンフを貰う。写真やビデオ撮影はダメだが、展示物を直接撮
らないければOKという了解を得た。つまり、遠目に雰囲気が掴めるように撮るぶ
んにはOKという意味だ。那須町にあった古民家を移築して改良しただけの建物
だが、中はログハウス調で綺麗。もちろん先客は無く、私一人。順路はあるが、先
に勧められて大量虐殺(ホロコースト)が行われたポーランドのアウシュビッツ強
制収容所の歴史やここで行われた残虐な行為の一部始終を収めたDVDを20分
間見ることにした。奥に案内されたら、そこでなんと「足尾銅山鉱毒事件・田中正
造展」を開催しているではないか!彼をこよなく尊敬する同僚が知ったらどれだけ
喜ぶか。それは後で見ることにし、まずは一人で20分間、凶悪極まりないナチス
ドイツの悪行と、150~180万人も犠牲者が出た当時の模様を見て、その悲惨
さに愕然ときたと同時に、あまりの現実に泣きそうになった。幼い赤子まで容赦な
く殺害したナチス。強制連行、強制労働、120cm未満の子供や病人、老人は無
条件でガス室送り。健康な者も過酷な労働の末に殺され、あるいは餓死、病死。
結局は死ぬ運命にあった。ヒットラーに忠誠を誓ったSS部隊は、まるで人間を虫
けら同然に扱い、結果的に無差別に大勢の人間を大量殺害。
敗戦後、ソ連が解放するまで証拠隠滅を図ってガス室や収容所の施設を解体し
た。また口封じのためにドイツ軍の作業兵まで殺したのだった。ありとあらゆる残
虐の粋を尽くした殺戮現場だが、後世にこの浅ましい出来事を伝え、二度と戦争
を繰り返さないために、決意を新たにし、意思表示のためのこうした施設は絶対
に必要だ。尊い命の代償、犠牲の多大さ、生命の尊厳を見つめ直す機会にもな
る。日本にはここにしか無いため、記帳ノートには県外の方々ばかり記されてい
た。写真展示やナチスドイツの品々、強制労働させられ、ガス室で殺害された
人々の顔写真や身につけていた囚人服、没収された遺品なども陳列されてあっ
た。展示物こそ少ないが、当時の残虐性を知る証拠品たちである。神聖な気持ち
と神妙な面持ちになった。
以下、メモのまま記載。
シャワー室と見せかけたガス室、一日300体を火葬した焼却炉、死の壁の前で
2万人を射殺、空気に触れると猛毒ガスを発生するチクロンB、バラック、棚がベ
ッド替わり、風呂やトイレがない、門に書かれた「ARBEIT MACH FREE」(働けば
自由になれ)の文字、女性の髪の毛をむしり取り、羽根布団や枕の中綿としての
材料に・・・。ナチスドイツのありとあらゆる悪の限りをつくした施設。残虐、残酷、
極悪非道、人間の所業ではない。ヒットラーは悪の化身。ユダヤ人、スラブ人、シ
ンティロマを抹殺。情け容赦なく殺す。1947年、保存決議。命の尊厳と平和の価
値、エリー・ウィーゼルの言葉。
その後、田中正造に関する展示物を順路に従って見学。パネル。実際に行った
水没した旧谷中村、雷神神社、渡良瀬遊水地、あらましや年表など。
更には、入口付近になる、アウシュビッツ関連の展示物を反対側から廻って後
から気づいて再巡回。120cmの横棒(120cm以下、14歳以下は強制的にガス
室へ。パンフレットをいくつも貰った。
正直なところ、今回、ここを訪れて来て良かった。普段では考えも及ばないこと
に思いを寄せることができ、自身の意識改革も含めて感化され、有意義で人生観
を変えるほどの衝撃を受け、良い意味で社会勉強になった。私たちは今、平和の
世に生まれたことに感謝し、先人たちの多大な犠牲の上に、今の平和が保たれ
ていることを、常に頭の片隅に置き、その尊い犠牲を敬い、絶対悪である戦争の
惨禍を二度と繰り返してはいけないと誓いたい。人として、忠誠と道義を重んじ、
戦争のない平和な時代をいつまでも保つことこそが、英霊たちに報いる唯一の方
法である。そういう思いを強くした。
(これらの内部の写真は係の方の許可を得て撮影したものです。)
その後、礼を言って外へ。貨車のドアが開いていたのでそちらへ。中は蒸し風呂
状態。「子供たちが見た戦争」という表示。中には家族を殺された子供が描いた
絵がパネル展示。直視できないほどの衝撃。タイトル「ドイツ兵に僕のお母さんは
殺された」。切実で胸が痛む・・・。小さな子供が、肉親や家族が殺される場面や
連行される場面を絵に描いたものばかり。その裏側にある深い悲しみや憎悪を
思うと涙が出た。
「アウシュビッツ平和博物館」の公式ホームページはコチラ↓
http://www.am-j.or.jp/index2.htm
その後、女性係員に声を掛けられた、今年5月にオープンしたばかりの、工事
途中だが、別棟の木造の建屋へ。いつの間にか、車が3台。いずれも首都圏ナン
バー。そこは「原発災害情報センター」という。木の香りが充満。まずは記帳。あち
こちにパネル。係りのボランティアのおじさんが説明してくれた。退職した元教員
風。なんでも立命館からの借り物の資料なのだそうだ。20を超えるパネルが展示
され、原発に関する説明書きが多数。8月26日に田中正造に関するイベントあ
り。丁重にお礼を述べて後にした。常設のアンネフランク関係の書物や展示物は
無かった。
10:55 アウシュビッツ平和博物館発。ハンドル熱い。
10:57 狭い道路を抜けて左折。交番の前を素通り。その先で左折してR294へ。朝日
食堂前を通過。住宅街。パワーストーンの店あり。南湖公園を目指し右折して
R289へ。結構車多い。次は湖畔にある「海」というラーメン店。やはりここまで来
たら、白河ラーメンを食べなければ帰れない。しかし、ここに来て腹痛再発。
11:02 フラワーワールド前。族のバイク7台対向。
11:04 左折して南湖公園駐車場へ。82.3km。木陰に停める。東屋に5~6人の先
客。その空き地の右側になんとラーメン屋。湖のほとりだ。ロケーションは良い。
「なんこ家」という。まず、結構な広さがある南湖の写真。人がいたことと、ラーメ
ンで頭の中がいっぱいで、それ以上の散策はぜず。タイミング良く青信号。R289
に復帰したと思ったら、すぐ右側に「海」の看板が。しかし・・・まだ準備中。結局、
さっきの「こなん家」の表側の駐車場へ。ここは店の両側から入店可能。
11:07 「なんこ家」着。営業中。ちょうど11時から開店らしく、先客なし。座敷を陣取る。
メニューを見て、880円の「ミニラーメン付き野菜炒め定食」にする。細かくオーダ
ーできる。とんこつベース、細麺、薬味なし。すぐさま、客が立て続け3組入る。水
がぶ飲み。注文品が出てきてびっくり。野菜炒めの量が尋常ではない。食いきれ
るか?コンビニのおにぎり食わなければよかった。大食漢の俺が根を上げたほど
の量。時間かかった。精算表の裏にアンケート有り。一応差し障り無い箇所を記
入。ちょうど今、済美の安楽投手が投げている頃。甲子園最速は?気になる。
カウンター席もあって、そこから湖を眺めながら食事が可能。ロケーションは良
い。営業時間は昼が11:00~15:00。月曜が定休日。電話は「0248-27-
5228」。家族経営か?店員同士のおしゃべりは多い。頭痛。脳天を親指で強く
押さえつけられている感じの痛み。熱中症もあり。だから水がぶ飲み。肝心の味
だが、野菜炒めは量ばかりで油ギトギトでベチャベチャでイマイチだが、ラーメン
は美味い。とんこつだが、色が白くてとろとろ。具はメンマ、長ネギ、わかめ。これ
に野菜炒めとミニ豆腐とお新香。BGMは倖田來未の「あいのうた」。
11:35 完食。暑い。汗だく。時間がかかった・・・。ナビセット。
「なんこ家」を紹介するHPはコチラ
http://shirakawa315.com/ramen/post_476.html
(帰宅後にネットで調べたら、元来白河ラーメンは醤油味で鶏ガラメインでシンプルなあっさり系が多いのだが、ここは非白河ラーメンの店で、評判は麺がイマイチという書き込みが多いようだが、好みの麺の細さを選べるので、質より量の私には合っていた。要は個人の好みなのだろう。)
11:38 なんこ家発。R289から左折して小峰城へ向かう。須賀川の通りに似ている。
11:44 ベニマルの過度の交差点を右折し、R294へ。JRのガード下を潜り、床屋から
左折。法務局の手前、両側に仮設住宅。左カーブし、右手に門とその奥に丘の上
に聳える小峰城三重櫓が確認できた。白い城壁。白河幼稚園の前を通り、右にカ
ーブして公園を回り込み、右手にある駐車場へ。
11:47 小峰城公園着。87km。ただただ暑い・・・。ここで気になってラジオで高校野球を
聴く。済美の安楽が153km/h出す。歩いて東門から入る。青空に櫓の黒がよく映
える。広い芝生の公園も綺麗。二本松の霞ヶ城公園に似ている。ボランティア
のおじさんが、先客に説明していた。残念ながら、先の震災で石垣が崩れ、現在
は修復工事のため、立ち入り禁止。白い塀が張り巡らしてあり、景観を損ねてい
た。事実、2年5ヶ月前に発生した東日本大震災で、震度6強に見舞われた白河
界隈において、櫓自体は無傷に思えたが、それを支える石垣のダメージは酷い。
あちこちで石垣が崩れ、その無残な姿を顕にしている。2年以上経過し、未だに
この状態では、修復が捗っているとは言えない。東北への玄関口にあたる白河の
シンボルだけに、一日も早い原状回復を祈りたい。
ところで、この白河は、会津藩があるために天守閣は置けず、そのため櫓と呼
ばれる三重の建造物を建てた。でもそれは立派な造りで、松本城や熊本城を彷
彿させる。私自身がこの地を訪れたのは、実に22年振りで二度目のこと。最初
は昔の彼女とだった。あれから20数年の月日が流れたとは、俄かに信じ難い。
トイレも白河の関と同様「殿方」「奥方」表示。しかし用を足そうと入ってびっくり。
金隠しが低くて丸見え状態。幸い誰もいなかったから良かったが・・・。ここのWC
は過去に2度も便器が割られる犯罪があった模様。その告知文書が掲示されて
あった。写真撮りまくり。駐車場まで徒歩で戻る。するとその反対側がちょうどJR
の白河駅。ちょうど電車が到着し、発車メロディーが鳴り響いた。
土台の石垣はかなり崩れていましたが、地元の方に配慮し、その模様は掲載しません。
12:00 ちょうど小峰城を出発。「ホテルニュー白河」跡は行かず。来た道を引き返し、左
折してR294へ。緩い坂道を上がっていくとT字路にぶつかる。
12:05 右折して国道4号線へ。矢吹ICから高速利用に予定。不気味は廃墟と化した
GS。33℃表示。高速道路並行。上り線は車多いが流れている。だるまラーメン。
道端に紅白の巨大なダルマのオブジェ。国道をそのまま帰って鏡石のグレートの
ある「みどりラーメン」に立ち寄っても良かったが、前回訪問のように長話になると
思い、キャンセル。その先にカメラ。オービス案内せず。60km/h以下で走行。
30℃表示。秋田商は富山第一に完敗し、史上初の東北全勝ならず。
12:14 泉崎分岐の交差点。33℃。この辺の国道沿いはラーメン屋多い。事故でPC2
台停まって現場検証。
12:20 矢吹ICから高速へ。しかし下り線なのに交通量多い。34℃表示。
12:27 須賀川IC出口通過。その後、走行車線にワゴン車タイプのPC100~110km/h
ペースで流れ悪い。
12:32 郡山南ICで降りる。121.8km。500円。 走行12分間。左折。Nシステム?ア
ナウンスせず。カルチャー前左折。
12:35 市場前通過。まいチューのオブジェの前を通過。
12:39 コスモス通り。エネオス・カワチ・ベニマル交差点を右折。失敗。これだとバイパ
スに入れず。静御前堂前通過。前のトラック遅すぎ。信号まとも。
12:43 左折。バイパスに沿ってその下を北進。アミューズパーク前を通過し、12:45に
安高通りからやっとバイパスに乗る。ここに来て腰痛。
12:48 バイパス下り、右折後インター線へ。
12:50 自宅着。 総走行距離 131.6km
費 用 アウシュビッツ平和博物館 500円
朝食代 505円
白河ラーメン 880円
高速代 500円 合計 2,385円
後 記
毎回、朝起きたときは行くべきか行かざるべきか迷う。暑い中、睡眠不足を押してまで行く価値があるのかと迷ってしまう。また、帰宅後に、このようにブログにまとめるのが面倒くさく感じることもある。しかし、旅の記憶として残すことが大事だと誰よりも感じているし、記念になる。夏の予定はほぼ消化した。有給も使い果たし、16日からは通常勤務なので、またこれをリフレッシュとしてまた多忙の仕事に励みたい。
記事作成:8月14日(水)
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