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2014年3月14日 (金)

あまちゃん感動名場面ベスト10

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 東日本大震災からの復興支援策のひとつとしてNHKが制作し、昨年9月まで放送された連続テレビ小説「あまちゃん」。過疎化が進む東北地方のとある架空の漁師町(北三陸市)に光を当て、その田舎町を舞台に、はちゃめちゃな人間たちが織り成す数々の人間模様を巧みに描いた秀作だった。かつて「先代あまちゃん」として注目された「大向美咲」さんが「北限の海女」としてブームの下地を築き、それに肖って脚本家の宮藤官九郎氏がそれに色を加えて鮮やかに表現し、それを個性的かつ実力派の名優たちが見事に演じ切った。その甲斐あって、ドラマの放送開始以降、空前の「あまちゃん」ブームが沸き起こり、久慈駅や小袖海岸などのロケ地には大勢の「鉄オタ」や一般の観光客で溢れかえり、廃れる一方だった町は活気を取り戻し、復興の一翼を担ったことは言うに及ばない。さらには、この地方の方言である「じぇじぇじぇ」が流行語大賞を受賞し、半年に渡る放送終了後もこのドラマで元気をもらっていた視聴者たちが、このドラマの余韻を引きずるあまり、その後に生きる活力を削がれたことで「あまロス」なる言葉まで生まれた。
 その後も、その火種は3か月過ぎてもくすぶり続け、大晦日に放送された紅白歌合戦の目玉企画として劇的に復活したことで、それは揺るぎない伝説と化したと言って過言ではない。久し振りに視聴者たちは、あの愛すべき出演者たちの雄姿を目の当たりにした視聴者たちは、放送終了後も3か月間、変わらぬ姿で懸命に生き続けていたことを知り、誰もが嬉しく感じたことだろう。そして違和感もないままあの時の映像をよみがえらせに相違ない。それが証拠に、彼らが登場したコーナーでは視聴率はうなぎ上りとなり、この年の最高視聴率である「半沢直樹」(最終回)を優に超える42%を記録したのだった。
 アットホームで、昔ながらのドラマのスタイルを踏襲し、都会では味わえないような理想的なコミュニティと家族愛を描き、一方では震災で打ちひしがれた被災者に夢と希望を与えてくれることとなった。そして何より、過疎化で苦しむ地方都市に、町おこしの成功のヒントを与え、そのモデルケースとなりえるものとなったことが賞賛に値する。それほどこれまでにない秀逸した作品であった。誰もが「あまちゃん」の続編を期待するのもうなづける。主人公以外にも脇を固める共演者にも愛すべきキャラも多く、個性派ぞろいの俳優陣を束ね、結び付けていた象徴は、紛れもなく「北三陸鉄道」(三鉄)だった。

 さて、いよいよ今回の記事の本題に突入するが、すでに放送終了から半年近く経とうとしている今、あのドラマの素晴らしさを再認識する上で、全話ブルーレイに録画した私が、かつて「てっぱん」でも同様の記事を書いたように、全体を振り返りながら、個人的な趣味と、独断と偏見に基づいて、「感動場面」と「傑作場面」とに分けて、それぞれについてランキング形式で発表したい。

 「あまちゃん感動名場面ベスト10」

 第1位 「ユイがやっと東京に行けると思った矢先、電車内で東日本大震災に巻き込まれる場面」

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 突如、東日本大震災が発生し、列車がトンネル内で停車。トンネルの向こうで見た悲惨な光景に大吉が「見ちゃ駄目だ!」、ユイが「ごめん…もう、遅い」と口にするシーン。トンネルの先に見えた悲惨な光景が実際とダブり、被災者の一人として、当時を思い出してしまい、涙が止まらなかった。

 第2位 「若き日の天野春子(有村架純)の家出した場面を回想し、春子(小泉今日子)が
      真実を知るシーン」

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 アイドルを夢見る若き日の春子が、北三陸鉄道開業の日に家出を決行する場面で、大反対だったナツばっぱがこっそり浜辺で彼女が乗る汽車に向かって大漁旗を振りながら人知れず見送っていたことを、口止めされていた元さんが告白するシーン。
  

 第3位 「若き日の春子がオーディションを受けるために上京するのを夏ばっぱに許しを
      乞う場面」

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 夏ばっぱ「本気か遊びか聞いてるんだ。負けたときのこと考えてどうする。0か10かどっちだ?」
春子 「・・・10です。」
前半で一番好きな場面。本気度が伝わり、ビシビシ来た。 有村の演技と聖子ちゃんカットがすばらしい。本当にキョンキョンの若い頃そっくり!

 第4位 「アキ(能年玲奈)が東京へ旅立つシーン」

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 駅長(杉本哲太)と母親(小泉今日子)に見送られた後、1984年の春子の時と同じように、夏ばっぱが当時と同じ浜辺からアキに大漁旗を振って見送るシーン。

 第5位 「夏が春子に25年前のことを謝るシーン」

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夏「すまなかったな、春子。25年かかった。このとおりだ、許してけろ」
春「お母さん。顔、顔上げて、お母さん。お母さん」
夏「ふぅ~。スッとした。やっと言えたべ」
春「あたしもスッとした」

 2人にとって、関係悪化の基となっていた出来事だったが、25年間もお互いに引きずっていたわだかまりが多少修復できた。同じようなことが原因で家出をした経験がある人には堪えたはず。

 第6位 「震災後に帰郷したアキを北三陸の方々がホームで出迎えるシーン」

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 震災後、津波によって大きな被害を受けた北三陸地方の袖ヶ浜海岸。東京でアイドルになるために頑張っていたアキだが、急遽帰郷することを決意した。無人の駅舎の改札の窓口に100円玉を置き、ガラガラの臨時列車に乗り込んだ。そして袖ヶ浜に近づくと、大歓声で大漁旗を振って出迎えに来てくれた海女仲間と観光協会の面々。窓から身を乗り出してその歓迎にこたえるアキ。涙なくして見られない名シーンとなった。

 第7位 「足立よしえの帰郷シーン」

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 足立ユイの母親よしえ(八木亜希子)の夫が脳の病気で倒れてしまい、将来を悲観して介護を放棄して失踪。1年半後に北三陸市に戻ってきて、周囲から批判されながらも、温かく迎え入れられる場面。土下座して謝罪する場面はぐっと来た。ユイはこれが原因で、母親の代わりに父親の介護を担当することになり、高校を中退してしまった。ヤンキーになったユイの変わりようも凄かった。

 第8位 駅長の大向大吉(杉本哲太)がふたたび安部ちゃん(片桐はいり)にプロポーズするシーン。

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 ふたりはいったん離婚した身の上だったが、すったもんだの挙句、再婚を決意した大吉。本人は知らなかったが、彼が乗り込んだ北鉄の車両には、大きな落書きで再プロポーズの言葉が・・・。

 第9位 海女カフェで鈴鹿ひろ美が歌う場面

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 音痴だった鈴鹿ひろ美がどういう因果かかつて吹き替えをやらされた天野春子の猛特訓を受けることとなった。海女カフェで開催されたリサイタル本番で、周囲を驚かすほどの美声を轟かせ、若き日の天野春子(有村架純)が笑顔で見守るシーン。これ以来、若き日の天野春子の亡霊は見えなくなった。

第10位 種市をバイクで遥々追いかけて来た「梅頭」の本心が明らかにされたシーン

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 「無頓鮨」の大将・梅頭(ピエール瀧)が黙って店を辞めた種市浩一(福士蒼汰)を追いかけて北三陸市まではるばるとバイクでやって来た。うに丼を何杯も頬張って、「こんなに美味いモンを食える奴は東京に戻ってこなくていい」とはなむけの言葉を伝え、てっきり殴りかかると思ったら、彼を激励する感動シーン。何時間もかけてバイクでやってきた梅頭だが、滞在時間40分だけで惜別し、うに丼をぶら下げて帰っていくシーンはかっこよかった。

 次点 アキが奈落をあがっていくシーン

 何気ない場面でしたが、階段をあがるところは、奈落をあがるという意味だった。それと同時に、太巻の長年の自責から解放され、春子の夢が形になった瞬間でもあったように思えた。鈴鹿ひろ美はその立会人の役割を果たした。

 いかがでしたか。あの名シーンを懐かしく思い出したのではないでしょうか。このドラマには、場を盛り上げる愛されキャラが多く存在した。そこでおまけとして、私が選ぶ、「あまちゃん」愛されキャラ(名脇役たち)ベスト5を挙げたい。

 第1位 磯野心平(皆川猿時) 北三陸高校潜水土木科教師 ナイスキャラ

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 第2位 吉田正義(荒川良々) 北三陸駅副駅長 あの訛った喋り方が心地よい

Yoshida

 第3位 花巻珠子(伊勢志摩) 海女カフェでなぜかフレディマーキュリーに仮装

Hanamaki

 第4位 長内まつ枝(木野花) メガネ会計ババァ

Osanai

 第5位 小田勉(塩見三省) 琥珀命の考古学者

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 さて、本日の記事はいかがでしたか。個人的な好みで感動場面は選んでみた。見どころが多々あったこの卓越した内容のドラマにおいて、感動場面は随所にちりばめられていた。放送終了から半年近く経過する中で、昨年大晦日の紅白での「全員集合」は嬉しく思えた人は多かったに違いない。それほど再放送や続編を心待ちにしている人が多いということだ。このドラマで数多くの方が、生きる元気をもらい、毎日の生活の活力にしていた。放送終了後には「あまロス」という現象が生まれたほどだ。見られなかった人は、ぜひDVDを借りて見ていただきたい。きっと「あまちゃん」の魅力に取りつかれることと思います。
 明日は、「てっぱん」の時と同様、「傑作場面ベスト10」をお送りしたいと思う。

 記事作成:1月14日(火)~2月25日(火)

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