3分間のオシャレTIME~ハートカクテル~
震災前の2010年12月にも同様の記事を当ブログで書いたことがある。1980年代から90年代は豊かな時代だった。バブル景気に踊り、物資的にもメンタル的にも誰もが明るい毎日を送っていた。私が20代だったそんな時代に、まるで恋愛バイブルとも思えるようなアニメがあったのをご存知でしょうか。わずか3分ほどの短い時間に凝縮されたドラマティックな時間。美しい映像と、ほどよくマッチしたオシャレなBGM。わたせせいぞう著の「ハートカクテル」だ。天井の回転扇がゆったり回る深夜のカクテルバー。カウンターに横並びの男女。色とりどりのカクテルに気の利いた甘い会話。珠玉のひととき。シェイカーの小気味よくリズミカルな音がオーバーラップするように重なる。BGMとして流れるのは、松岡直也が手がけるジャズやスローバラード、イージーリスニングと呼ばれる心地よいナンバー。そんな映画の一コマのようなストーリーが展開されていた。今日は、私が夢中で(ある意味夢心地で)見て、ファッションやライフスタイルを参考にしていた「ハートカクテル」を回顧し、昔の自分やその時代を振り返ってみたい。
1 「サリーの指定席」
2 シンデレラエクスプレス
3 「2秒で通過した駅」
4 「夜行列車」
5 「ノックをしなかったサンタクロース」
6 「ボクたちのテーブル」
http://www.youtube.com/watch?v=aQNPp8DO_PQ
7 「セピア色のスマイル」
http://www.youtube.com/watch?v=iDtPYx7nZKM
8 「3年前の切符」
http://www.youtube.com/watch?v=CtKkPVbaP6w
9 「ジェシイの店」
http://www.youtube.com/watch?v=Z1CrjfQT5Gc
10 「コスモスアベニュー」
http://www.youtube.com/watch?v=Le3YMFhtbP0
何を隠そう、私はこれらのCDを所有していた。今も実家のどこかに閉まってあるはずだ。「タイトル」もオシャレだし、絵のタッチも最高。あの時代に、大人の世界観を描き、時代をリードするかのような恋愛模様。男としての憧れの生き方であり、究極の到達点でもあった。多少キザでもあり、ダンディズムを彷彿させるようなハイセンスでいて、それでいてどことなくセピア色の記憶にスポットを当て、彩を添えるかのような独特な世界。ファッションのお手本であり、恋愛バイブルでもあった。いずれにしても、僕が一番大好きな時間だった。
また機会があったら夢の続きを一緒に見ていきたいと思います。
記事作成:2月8日(土)
追記
平成26年4月29日に、「ハートカクテル」の音楽を担当した作曲家兼編曲家の松岡直也氏がお亡くなりになられました。生前のご活躍に敬意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。合掌
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