2014年気まぐれぶらり旅②
2014年、2回目のぶらり旅。第2弾の今日は、ずいぶん前に計画を立てたのは良いが、甲乙つけがたい2つのプランを作成してしまい、その結果迷いに迷い、結局、南会津方面のミステリー探検に近い計画を選んだ。
しかし、決行日の2日前の5月29日(木)に、ふとした拍子でウエートトレーニングに精を出したところ、足腰を鍛えるトレーニングジム機器で無理してしまい、筋肉痛。実はこのプランは相当の歩きと多少の山登りを覚悟しなければならず、ハードな旅となった。
まずは5月下旬に、ネット検索で、南会津地方に京都・清水寺ばりの懸け造り建造物があることを知り、よもやこのような珍しいストラクチャーが我が福島県にあろうとはつゆ知らず、是が非でも訪問したいという衝動に駆られた。しかし、その近辺には、2年前に50代の夫婦が惨殺された殺人現場となった民家の前を通らなければならないという不安なおまけまでついた。そしてせっかく南会津を巡礼するのであれば、かつて何度も足を運んだ思い出の「塔のへつり」と「大内宿」を追加し、芦ノ牧温泉や茅葺屋根でお馴染みの湯野上温泉駅のできたての足湯で疲れを癒そうというプランも追加。更には帰りがてら、ブリティッシュヒルズで和洋折衷の建築様式を満喫しようという、ややちぐはぐな旅程まで追加。もちろん、久しぶりの大内宿で、箸代わりに長ネギ一本を使って食べる「高遠蕎麦」を食したいという願望もあった。実を言えば、この2週間後に、仕事で2泊3日で会津を訪れる予定があったので実際にはここに決断するのに苦慮したのも事実だった。
それでは計画段階のプランと実際の訪問時のエピソードを紹介したい。
5:30分起床ー6時出発ー6:40長沼ー羽鳥湖7:10-湯野上温泉駅(親子地蔵の湯)-8:00塔のへつり8:50ー9:15大内宿ー10:45大内ダムー11:15左下観音堂12:00-殺人事件現場(遠景)-12:15芦ノ牧温泉(足ぽっぽの湯)-13:30ブリティッシュヒルズ14:15ー15:00長沼ー15:30帰宅(約150km)
<事前調査サイト>
「湯野上温泉駅足湯」 http://www.aizutetsudo.jp/info/?p=897
「湯野上お散歩マップ」 http://www.yunokami.com/img/osanpo.pdf
「大内宿高遠そば」 http://www.misawaya.jp/access.php
「左下観音」 http://www.geocities.jp/kakezukuri/kake01.html
http://b-spot.seesaa.net/article/390819387.html
「殺人事件現場」 http://www.geocities.jp/masakari5910/citizen_judge_death_penalty28.html
「芦ノ牧温泉足ポッポ湯」 http://www.aizu-ashinomaki.jp/road/shousai.html#poppo
「ブリティッシュヒルズ」 http://www.british-hills.co.jp/access/
5月31日(土)くもり→快晴
前日が全国7位の暑さとなる30℃を記録し、この日も高温が予想され、暑いを連発する内容となる見込み。そして前日、夜中の1時までPC作業で4時間睡眠での出発となった。
5:05 起床。30℃予報に早めに出発。妻に内緒の隠密行動。朝は涼しめ。腰痛と右肩痛。湿布を貼って準備。
5:25 自宅発。予定より35分早い。部活の中学生ら登校。4号バイパス。取締り警戒走行。
5:32 右折。柴宮方面へ。信号右折して南IC方面へ。
5:35 カルチャーパーク前。自重運転。
5:37 南IC前 県道47号はガラガラ。天気良い。山頂には残雪あり。長沼方面を目指す。県道29号。高原道路へ。道端に高さ1mほどの赤い鳥居。拝む。プリウスに道を譲る。
5:46 ぺみちのくペット霊園の前。愛猫「小梅」が眠る場所。もう28年も前の出来事。T字路を右折。安積町から来る道路と合流。
5:51 長沼高校の前を通過。整備されて良くなる。町内を通らず。23.8km(26分)
藤沼湖自然公園の入り口を素通り。対向車ほぼゼロ。歴史民俗資料館の前のT字路右折。国道118号へ。50~60km/hペースでゆっくり。
5:56 だむやの交差点へ。29.9km。28年前によく来た場所。つい最近サタふく自転車でGO!で放送。シックな建物で綺麗になる。写メ1枚(なのに保存されず)。右折。羽鳥湖(鳳坂峠)方面へ。羽鳥湖スキー場に通った道で懐かしい。下郷まで45kmの標識。12%の急こう配。18℃。822m。アクセル踏んでも伸びず。急な坂と急カーブ連続。きつい。路面ウェット。1台パス。
6:05 山頂付近。36.4km走行地点。下郷まであと38km。
6:07 羽鳥湖一望の展望台へ。38.2km。無人。せっかく抜いた遅い車に抜かれる。
6:10 発。トンネル。2回目水色の車抜き、高速走行。猛追を振り切る。
6:14 ブリティッシュヒルズの分岐路地点。帰り道で立ち寄る予定。遠くの山頂に風車数基。超高速走行で逃げる。
6:16 湯本中入口。6:17には湯本小。山間の田舎の小学校なのに美築。郵便局。
6:20 二股温泉分岐。51km。川沿い。スノーシェッダーやロックシェルター連続。山の中腹に横一線の雲の帯。13℃。川沿いルート。芦ノ原スノーシェッド。昔より断然道が整備されて良くなっている。昔は羽鳥湖畔はすれ違えなかった。鶴沼川の橋。断崖渓谷。
6:28 左折して国道118号へ。60.8km。すぐに大内宿の分岐点。直進。左下に会津高原鉄道の線路と茅葺屋根の湯野上温泉駅見える。通り過ぎてその先の踏切を戻るように左折して渡る。バット素振り。
6:30 湯野上温泉駅着。駅舎を通り過ぎ100m先左の専用駐車場へ。62.3km。なんと予定より1時間45分も早く、自宅から1時間5分で到着。これだけ早いと塔のへつりや大内宿の店がまだ開店していない。
まず駅の左隣に新設された木造の柱と屋根の「親子地蔵の足湯」へ。無人。意外と広い。芸能人が旅番組でよく来る場所。湯舟が浅い。でも熱い。足の痛みを癒す。禁煙。地蔵が片隅に建つ。旅の安全を祈願。すぐ先がホームと線路。水曜の午前中は清掃のために休湯。ラッセル車が放置。温まったので茅葺屋根の駅舎へ。薄暗い。民芸やのよう。囲炉裏がある。6:47発会津若松方面行きの電車が間もなく。すると地元の女子高校生ら5人がホームへ。定時に2両編成の赤と黒のデザインの列車到着。いきなり50歳くらいのカメラマンが登場し、望遠で撮影。1分も停車しない。発車を見送り、現場を後にした。
6:50 湯野上温泉駅発。4kmほど国道を川沿いに南下。GSの先を左折。細い道へ。カーブしながらやや下る。木立の中に踏切。右にプラットホーム。300m先が行き止まりで塔のへつりのロータリー。
6:57 塔のへつり着。66.9km。学生時代にバイクで来た標識あり。岩魚の塩焼きを出す店はすべて閉まっている。早すぎ。ここは7~8回は来ている思い出の場所。子供の頃、大学生バイク2回、E・N、若菜、角田Y、妻。周辺は無人。ひんやり遊歩道を降りる。懐かしい。流れがなくゆったりした緑濃き大川。その対岸に奇岩群。焦げ茶の吊り橋。すべてが懐かしい。たぶん20年振りくらいの訪問。阿賀川と書かれた吊り橋、ひとりでも揺れまくり。蜘蛛の巣だらけ。欄干の手すりが低すぎて危険。店の突き出た展望台恐ろしや。対岸に渡り、回り階段後、格子戸の神社。44段の急な石段を登り、岩の上へ。ここから木立越しにつり橋が見下ろせる。高松宮殿下も歴訪した神社。なんとここから先は遊歩道が寸断され、崖伝いに先まで行けず。昔は行けたのに・・・。橋が揺れてよろめく。気持ち悪い。遊歩道の坂を登って駐車位置へ。シャッターが開いて店が開く。展望台のほうへ。自販機で綾鷹を購入。140円。そしておそるおそる突き出た展望台へ。かなり怖い。もし崩落したら・・・。すると40代の夫婦が来る。塩焼き食べられず。時間早く到着しすぎ。大内宿もやばい。
参考映像はコチラ https://www.youtube.com/watch?v=DoO1rk6axe0
7:14 塔のへつり発。塔のへつり臨時駅の踏切り脇の駐車場でストップし、写真撮る。
7:17 塔のへつり駅発。R118へ戻る。民宿街と湯野上温泉駅を通過。
7:22左折して大内宿方面へ。R329。距離は4.5kmで意外と近い。沢に沿って進む。
山藤の花が綺麗。500mおきにあと何キロかを示す標識。
7:29 一番宿場町の街並みに近い駐車場へ。料金所人影無し。普通車は300円なのだが、営業時間前につき無料。トイレの建屋の前に駐車。77.0km。先客の車3~4台とバイク。そこから男子トイレ入り口わからず。そこから300mほど歩き、茅葺屋根が連なる宿場町の通りへ。いきなり江戸時代へタイムスリップ。古の旅人気分で歴史浪漫を満喫できそう。ここも芸能人が旅番組の撮影でしょっちゅう訪れる。私自身もいろいろな人と来た思い出深い場所だ。たぶん10回近くは来ている。
どの店も開店前。1本ネギで箸代わりにして食べる高遠そばを食べれず。メインストリートも人影なし。ライダーとすれ違ったら、地元の人以外通りにはゼロ。三澤屋で食べる予定だったがまだ営業していない。観光客は皆無。道端を流れる小川に小さな水車。風流。茅葺屋根の民宿が軒を連ねるが、一軒も営業していない。500mほどのストリートを突きあたりまでゆったりと散策。蕎麦は1,000円が相場。茅葺屋根が青空によく映える。突き当りの浅沼食堂に湯殿山の石仏。その左に神社へ続く急な石段。またしても何段あるか数えながら登った。上を向かないで登れば楽勝。息も乱れず。82段あった。ここは初めて登った。神社の境内から右に東屋まで100mの遊歩道。先客がひとり。写真撮影。軽く挨拶。そこからの眺望が、よく「いい旅夢気分」などの映像に登場する街道を一望できる場所で一級撮影スポット。何枚もシャッターを切った。Uターンして戻る。帰り道もまた店は開かず。高遠そばはおあずけ。ここは栃もち、赤べこ饅頭ぴっかぴか光そば、梅おろしそば、栃大福など店によって多種多様。でも一番はネギ一本の高遠そばだろう。高倉神社の大鳥居。或る店先に「美人専用」と札が立つテーブルとイスが・・。洒落が利いている。小川が澄んでいて、手を浸けたら冷たかった。ゆっくりで戻る。ようやく何店舗か店を開きだした。三澤屋はまだ準備中。Pで白のフィットが何度も歩行者妨害。
7:53 大内宿発。まだ7時台。予定より3時間近く早い。やっている訳ない。観光客もほとんどいない。帰りも300m先を歩く、神社で会った人と私だけだった。
ここから先は山道。峠越えとなる。
7:56 大内ダムのダムの上を通過する道の入口へ。79.5km。美しい湖面が見え、臨時停車。湖面に飛行機雲が映り込む。青空で深い緑の森林が周囲をとり囲む。湖面も静かで綺麗。人造湖とは思えない。釣り・泳ぎ禁止の標識。先ほどの邪魔した白フィットがまた来て、俺の脇に停止。すぐ出発。何なんだ。湖岸沿いに続く道の途中に展望できるスペースあり。ロケーション最高。でもここはそんなに大きくはないようだ。看板がある眺望できる場所でも写メ。
右手に24戦士の墓の表示。ダム湖の淵を周る。トンネル。県道131。標高高い道路からの眺望は抜群。道幅は狭いが景色が土湯道路に似ている。山の尾根がくっきり。谷間も見下ろせる。下野街道(こぶしライン)。そこから急なタイトコーナーが連続する下り坂へ。ブレーキが利かなくなったら一巻の終わり。パッドが焼き付かないようにエンジンブレーキ多用。タイヤもちびりそう。ずっと下りっぱなし。対向車はたまにすれ違う程度。山岳道路の様相。深く険しい山間。山藤が群生。下回りで異音。坂を降り切った頃、右手に小さな池。ここも小さなダム。高低差あり。山では車載温度計で17℃だったのに、23℃まで急上昇。やっと分地に降り立った感じ。急に暑くなる。ハンドルを持つ腕が日焼け。右折して県道23へ。次に向かうは、今回のメインスポット「左下(さくだり)観音堂」。懸け造りという清水寺を彷彿させる珍しい建築物。本郷二小という廃校になったような建物の前を通過。右上の山の中腹に一瞬それらしき建造物が・・・。メモを持たず、入口不明。するとサイトにあったような「フェニックス」という工場の看板を見つけ、右折して曲がりくねった狭い道を登山。すると右カーブしてすぐに分岐。右手には工場らしき小さな建屋。左側に急坂の石畳の狭い山道が・・・サイトに紹介されていた道。車で登るのも憚りたくなるような狭さ。幅員が2m程度で、もし対向車が来たら避けきれない。ドキドキしながら100mほど進むと右手に空地。でもまだ石畳の道は続き、更に対向車に警戒しつつ、200m伸びりつめた先がアスファルトの駐車場。10台は駐車できる広さ。無人で先客無し。その右手が車止めで、そこからは徒歩となるようだ。
8:20 左下観音堂駐車場。96.8km。早速登山。不気味な山道。急なデコボコ道。熊が出ても不思議ではない。口笛を吹いたり、わざと大声を出して、熊に警戒心を与える。この坂は300mほど逆S字カーブになっていて、急こう配。最初の右カーブの左に黒い大きな墓石らしきものと、標札。「清水のアカマツ」という記載。怪しい小さな小屋まである。その後方にはどうみても松ではなく杉林が乱立。そのままカーブすると目の前にはサイト同様に遊歩道に埋め込まれた風変わりな造りの細い石段が。100段はありそう。そこを登り、あともう少しと自分に言い聞かせながら登った。その先の左ブラインドカーブの先にその建物があると信じて登ったところ、問題の建造物が姿を現した。結局は駐車場から200m程度。僅か3分。息が多少上がったが大丈夫。もちろん周囲には人っ子一人いない。私だけ。
8:23 憧れの左下観音堂に到着。まずは若櫻と書かれた看板とその先にこのお堂の謂れを記した木で出来た歴史を感じさせる標札。見上げると結構な高さ。後方は崖の岩で、それに寄りかかるように崖に沿って垂直に建てられている。凄すぎ。こんなに凄い由緒ある建造物なのに、あまり有名ではないのはなぜ?山中に人知れずひっそり建っているという印象。不思議でならない。
左側にお堂に上がるための石段があり、20段程度なので上がると、橋渡しでお堂に繋がっている。結構怖そう。お堂の中は360度通り抜けできるが、東向側の部分が一カ所繋がってなく、一歩間違えば崖下転落の切れ目がある。中央部は神社にありがちな格子壁戸が取り囲み、しかし内部には祠のようなものはなかった。早速、回廊となっている舞台造りのような床板を歩くと、私一人だけなのに揺れ、ミシミシ言う。ここからの眺望は抜群。去年の夏に行った山寺(立石寺)の景色と似ている。
所々床板に穴や亀裂があって怖い。「心霊スポットより怖い」と言われる理由が納得できた。いつ崩壊しても不思議ではない。安全装置なしの自然のままの佇まいだった。よくあの大震災で崩れ落ちなかったものだ。切れ目箇所はとてもジャンプして飛び移れるような代物ではない。踏み外せば20mは転落してまさしく奈落の底へ。3階部分から2階部分に降りる階段があるが、この階段の踏板がまた薄くて折れそう。教育委員会が管理して、大丈夫とのお墨付きがあるのを心の隅に置いて、恐る恐る降りた。壁にいた蟻がまた恐ろしく巨大だった。板張りの壁には、ここを訪れた人たちが書き残したと思われる落書きがそこらじゅうにあった。ご丁寧に白チョークで、実名と訪問した日付まで。実名なのでバレルだろうし、罰が当たるかもしれない悪行。「遠○弘」とか「鈴木○治」などと書かれていた。考えられない。これが日本人の悪いところだ。記念に何かを残せればそれでいいという自分本位な発想。このような神をも恐れぬ振る舞いは、天罰が下るに違いない。
いったん3階に戻り、小さなお地蔵さんが何十体も居並ぶ洞窟を身を屈めながら巡り、先ほどの対面となる切れ目部分へ。下を覗き込むのも憚りたくなる絶壁。とてもジャンプで競うにない。若い男グループなら度胸試しでやっちゃいそうだ。
階段伝いに1階部分まで降りられそうなので、再びあの怖い階段を3つ下りて地上へ。終始現場には私ひとり。逆に大勢で訪れて3階の回廊を歩いたら、かなり振動して恐怖心は倍増していたことだろう。
その案内板にはこのように記されていた。830年に弘法大師が開山。五間四面高さ四丈八尺の懸造り。三層閣。本尊は無頸(くびなし)観音と呼ばれ、923~930年頃、無実の罪で越後の人が追われてここに救いを求めたが、この地で打ち首になった。首だけが郷里の親元に返されたが、その首がどうしたことか石になっていたことからこの名がついたという。美里町教育委員会が管理している。いつ再訪できるかは不明だが、その威容をじっくりこの目に焼き付けてその場を後にした。予想以上のスケールだった。蒸し暑い。Pで立ちション。帰り道の方向に山の稜線の上に突き出る形でうっすらと磐梯山の山頂部が望めた。カナブンが地面を這いつくばっていた。タイヤで轢かないように気をつけながら出発。5月下旬にしてこの蒸し暑さは半端ない。35℃を越える地点もあり、熱中症が懸念される。
「YouTube」の映像はコチラ
① https://www.youtube.com/watch?v=LBH0YDKAc6E
② https://www.youtube.com/watch?v=NoQwUXRQdYI
8:45 出発。なんと当初の予定より3時間以上も早い。次回のために分岐路を写メ。更に、観音堂自体がわかりづらい場所にあるため、入口の工場の看板を写メ。右折して県道23号へ。右側に観音堂へ続く参道(登山道)の入り口があった、道路の温度計は25℃。車載温度計は23℃。微妙に食い違う。続いての訪問地は、なんとこの通りすがりの途上にある殺人事件現場。美里町で2年前の7月26日に起きた夫婦強殺事件の民家が家廻乙という部落にあるのだ。もちろん近寄りたくはないので遠巻きに写メでも撮れれば・・・。この事件は裁判員裁判となったが、血まみれの死体のカラー写真を見せられた女性の裁判員が、急性ストレス障害状態に陥り、裁判員裁判の廃止と慰謝料を請求する訴訟にまで発展している。こんな長閑で片田舎で、そんな殺戮があったとは俄かには信じ難い。「天国茶屋」なる看板や「天国甲」なる集落も・・・。そして国道118号が見えだしたので、この辺がそうかと思った集落で路駐し、窓越しに写メを2枚。もし近くまで行って警察の立ち入り禁止テープがそのまま貼られていたらぞっとする。部屋中に生血が飛び散って、それは直視できない凄惨な殺害方法だったようだ。詳しく知りたい方で度胸がある方は、上のアドレスをクリックしてください。私は読めませんでした。やがて県道に並行するかのように太い水道管の焦げ茶色の吊り橋が。橋と踏切を渡りT字路へ。
8:54 右折してR118へ。101.0km地点だった。この辺りは芦ノ牧温泉駅がある集落。
8:55 右折して突き当りの芦ノ牧温泉駅へ。芦ノ牧温泉からは離れている。老人グループが駅前に。左奥の駐車スペースへ。会津鉄道の客車が停車。何やら無料休憩所で中には鉄道グッズが多数展示。しかし扉は開かず。写メのみ。駅舎の写真も到着証明として撮り収めた。3分ほどで出発。国道に戻り、左手にヤマザキデイリーのコンビニを発見。
9:00 コンビニ。高遠そばで腹ごしらえする予定が叶わず、ジリ貧のコンビニ弁当に・・・。若い女の子3人組。ピンク上着に黒いロングヘアーの子が可愛かった(ん?)。デミハンバーグ弁当とお茶。543円。チンせず。テーブルがあると店員に教えられ、速攻で店内で食し、ゴミを捨てる。
9:08出発。しばらく南下し、芦牧温泉郷へ。その途中、国道沿い左側に廃墟のドライブインあり。トンネルの手前を慌てて右折。大川荘が右下の川沿いに見えたからだ。次は芦ノ牧温泉にあると「ポッポ足湯」だ。右折後、更に二股を右下に降りる。狭い道で、大川荘へのアクセス道路になるが、そこを通り過ぎると、今度は有名宿の「芦ノ牧グランドホテル」。私は大川荘には、昭和63年に職場の旅行で宿泊したことがあり、それ以来の訪問。寂れた印象は否めない。
9:11 するとその先の左カーブで正面に廃屋となった潰れた温泉宿を発見。外見が朽ち果てていかにも幽霊スポットになりそうな気配が漂う建物。思わずシャッターを切った。そこは「竹泉」という文字が。しかし肝心の「足湯」が温泉街を一周しても見つからなかった。
やむを得ず「ポッポ足湯」を断念。これで南会津(美里町)界隈の今回の旅の大半を終えることになる。あとは帰り道にあるブリティッシュヒルズの英国風建物群の見物だけとなる。3時間半も早い俊敏な行動。一カ所に長くとどまらず、一人旅だからできる荒行。でも中身薄でつまらない。最後は尻すぼみ気味だったが、ひょっとすると午前中で充分往復できる。仕事の合間の3時間程度で往復できそう。国道復帰。芦牧トンネルを抜ける。川沿い大規模な崖崩れがあった現場?岩肌が滑落したかのような地滑りのような剥き出しの山の斜面を発見。小沼崎トンネル。
9:18 左側に大川ダムの湖面が。若郷湖だ。見学せず。やたら長い沼尾トンネルを潜る。法定速度で巡航していたら、後ろから軽トラが接近。煽る。湯野上スノーシェッド飛ばして引き離す。
9:24 急に現れた羽鳥湖へ抜ける交差点で急ブレーキで左折。須賀川方面へ。この時点で既にトリップは115km。総走行距離150kmでは収まりそうもない。でも時間は3時間以上短縮。塔のへつりの鮎か岩魚の塩焼き、大内宿の高遠そばを食していれば、もう少し時間が稼げたはず。また訪れるための口実にするしかない。所々で道路改修工事中。止められていたら、後方から追い上げ車。片側通行解除で一気に飛ばして差を広げる。追いかけて来れない。しかし、前にダークブラウン系のワンボックス(福島ナンバー・セレナ)に追いつき、60前後のペースで追尾。譲る気配は毛頭ない。
9:34 岩瀬湯本 9:37 湯本中入口 ツーリングライダー多し。ブリティッシュヒルズの入口で曲がろうとしたら、カラーコーンを横に並べ、入れないよう細工してある。何?せっかくイギリス気分を味わえると思ったのに閉鎖とは。受付で英語で言おうと思ってドライブ中に文言を考えていたのにがっかり。またこれで早い帰宅となりそう。見物よりドライブ時間のほうが長そう。するとさらに前に2台ゆっくり走行で、詰まる。すると私の後ろにも工事停車で引き離した白い車も追いつく。5台連なって山道へ。
往路で寄れなかった羽鳥湖ダムの分岐へ。急遽右折して車列から離脱。ダムの真上の道路へ。駐車スペース(竣工記念碑)に停車。先客のワゴン車はなんとどうみてもヤッチャん風の「○○連合」と書かれたヤバそうな車。敢えて離れて停車。
9:42 羽鳥湖ダム。134.4km。この道を直進すると、ダム湖の西側沿岸を周って、キョロロン村や羽鳥湖スキー場へ繋がる。3分ほど、写真撮影だけで、すぐにまた復帰。
右折して鳳坂峠方面へ。汚れた英雄やF1のテーマを頭に甦らせ、一気にフル加速で車列に追いつこうと飛ばす。しかしタイトコーナーが連続する中で、なかなか影すら見えない。
9:48 往路で立ち寄った展望台を素通り。なんと道端を走っているランナーがいた。オレンジの派手な格好だった。そして峠を下って平地になったら、前にあの焦げ茶のセレナが・・・。その前にはなぜか途中から割り込んだダンプ。
9:56 ダムやへ戻る。湯野上温泉~ダムやまで32分で走り抜けた。往路も展望台で休んだのでやはり32分。結構速いので近く感じる。ダンプ、セレナ、私と3台とも左折。イライラ。何とか交わしたい。国道294へ。整備された道路。昔は左折した交差点を今は通らず。バイパス。郷土資料館から左折して郡山方面へ。ワゴン車とダンプの2台をパスし、ようやく高速走行。ぐんぐん引き離し、視界から遠ざける。再び喜久田方面へ左折。
10:07 三穂田町みちのくペット霊園前。手を合わせて通過。ガラガラで軽快に飛ばしていたが、やがて急にスローダウン。前に「昭和ドライバーズカレッヂ」の送迎用ワゴン。空気を読まず法定速度を厳守して、40キロちょうどで超安全走行。イライラ。こういう車は絶対に道を譲ろうとしない。バックミラーで追いつかれる心配。案の定池の手前で追いつかれる。
10:17 南IC方面へ送迎ワゴンが直進したのを見て大槻方面へ左折。28℃表示。自衛隊には行かず右折して静町方向へ。しかし前に重機を乗せたトラックがマイペース走行。
10:20 カインズ交差点を直進。西條タクシーの社長宅の豪邸の前を通過。以前航空写真で見たら、敷地内にプールまであった。タクシー業界はそんなに儲かるのか?社員はリストラも多いのに・・・。
10:26 業を煮やしながらようやく左折して4号バイパスに乗る。ここからは白バイを警戒しながら高速走行。
10:29 自宅に最も近い小学校の脇を通過。ここを到着時刻と総走行距離としたい。
総走行距離 174.0km 費用 140円+543円 合計 683円
予定よりも4時間46分も早い帰還となってしまった。
その後はそのままバイパスを日和田方面に走り、10:32にケーズデンキ(auのオレンジのコスチューム3人可愛い)とスポーツdepoをハシゴ。頼んでいたウェアのマークのデザインをチェック。何とかおさまったのでこれで決定し、発注をかける。11:42発。バイパス。
11:47 ヤマダ電機。なぜかどこの家電量販店もソフトバンクは客がネットにつなげないように細工してある。相当ケチだ。またヤマダのドコモは使わせないように女の不細工な店員が監視。これじゃ客商売じゃない。客を蔑ろに扱うような店では絶対に買い物などしたくなくなる。ここも2日前に、店長宛に要望を書いたのに、ソフトバンクの対応は旧態依然。
クリーニング屋経由で12:26に帰宅した。180.9km
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