電力会社のイメージアップCM
時々目にするCMには秀作と思しき作品も数多くある。個人的には「コカ・コーラ」のシリーズと「JR関連」のCMがお気に入りだが、電力会社のイメージアップを意図したCMもまた心打たれるものも多い。そこには人の一生の縮図のようなスケールの大きさを感じる物や人生模様を見事に描いた深く濃い内容を描写するものもある。
私は福島県在住の身なので、「東京電力」のそれは見るのも嫌だが、それ以外の各地域のCMを、独断と偏見でランキング化してお送りしたい。
1位 中部電力
https://www.youtube.com/watch?v=3SejyBy0rc8
https://www.youtube.com/watch?v=sT47KwEIYT8
忙しい日常。何が大切かを見失いそうになる。電気を待っている人のために私たちは電気を守り続ける。
2位 東北電力
震災前に流れていたCM。ゴスペラーズの名曲に乗せて、別々の人生を歩んで来た一組の男女が、縁あって結ばれる、その過程を描いた私が最も好きなCMの一つ。
3位 東北電力
私たちの生活を豊かにしてくれる電気。停電になってその有難味に気付くことが多い。電気の安定供給のために、見えない場所で人知れず頑張っている人や人々の暮らしを陰で支えている人たちがいる。そんな方たちにスポットを当てた。このCMで一体どれくらいの人が東北電力に勤めたいと思ったことだろう。
4位 北陸電力-出産編-
「命を支える電力」というコンセプトで、赤ちゃん誕生の瞬間から、電気が役に立っていることをPRしている内容。どんな嵐の日にもライフラインは守る。「いい電気には責任があります」のキャッチフレーズは仕事への使命感が漲っている。
https://www.youtube.com/watch?v=HxycTuHKkTc
5位 関西電力
電気の安定供給の歴史を振り返るCM。受け継いでいく使命。中島みゆきのBGMに乗せてほっこりしてしまうCMに仕上がっている。
阪神淡路大震災から10年の「希望の光」のCMはコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=OJGyD2fk_7Y
黒四ダムを取り上げた「続く物語」のCMはコチラ
https://www.youtube.com/watch?v=T3YipT1Qd9E
6位 沖縄電力
「当たり前が幸せ」がテーマになっている。「毎日の暮らしの中で、意識されないこと、当たり前に感じてもらえていることが私たちは一番嬉しい。それは私たちが作る電気が、必要な人、その暮らしの中に確実に届いている証拠だから。今日も確実に、安全に。」
https://www.youtube.com/watch?v=EcURDk0Z_G0
7位 東北電力
人の生活や暮らしを支えているという自負を感じるが、やはり電気は人々の心に寄り添っているという趣旨を前面に押し出した内容となっている。
こうしてみると、すべてがドラマ仕立て。人生そのものを演出し、それを電気が見守っているという設定。確かに電気はなければ不便。おそらくは現代社会において、生活の基盤であり、なければ暮らしは成り立たない。それを責任という言葉に置き換え、安定供給を目指す。それが電力会社に課せられた使命であり、役割であるという強い信念がひしひしと感じられる内容となっている。「たかがCM、されどCM」。こと電力会社のCMは社会生活の根源を下支えする重要任務を担っている。それらをCMに落とし、さりげなくPRする姿勢が実にいい。
最後に批判交じりになるが、日本の首都、東京の人々の生活を福島原発がいかに支えて来たかを示す、しらじらしい東京電力のCMを紹介して結びとしたい。
https://www.youtube.com/watch?v=PM012M3n48k
良くも悪くも、福島県の名を世界中に知らしめたのは、紛れもない東京電力で、「汚染地帯」のレッテルを貼られた福島県民の悔しさは、想像するに余りある。福島に生まれ、今も福島に生きる自分にとって、絶対に捨て去ることができない郷里である。福島が震災前の生活を取り戻すまで、県民一丸となって頑張っていきましょう。
記事作成:6月2日(月)
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