2014年気まぐれぶらり旅③
前回のぶらり旅以降、間が空いてしまった。というのも6月は仕事の書き入れ時で、特に週末も特別勤務や出張続き。よって久しぶりの息抜きとなった。本当は釣りに出向きたいのだが、福島県沿岸は、放射性物質の汚染水の海への垂れ流しによって、とても釣った魚を食う気になれない。また、日本海側も、前回新潟釣行で釣り場が無くて、散々探し回ってたどり着いたスポットで、お気に入りのリールとロッドケースを置き忘れて来てしまった記憶がトラウマとなっていた。更に、ガソリン代高騰(リッター160円超え)の異常事態に見舞われ、どうしても釣り場に足が向かなくなった。代わりに昔、鉄道やバイクで散々旅して歩いた旅行熱が再燃。地元や県外を問わず、あちこち歩き回りたくなった。家内が完全インドア派のため、いつも淋しく一人での行動を余儀なくされているのは玉に瑕。
前置きはさておき、今回の旅路は5月下旬に計画していたもので、5月31日に実施した南会津、会津美里町周遊プランとどっちつかずで両天秤に掛けたもの。ではその予定コースを書き綴りたい。
6:00起床ー6:30自宅発ー7:00二本松(霞ヶ城登山)8:30ー松川ー9:15飯野UFOの里(千貫森UFOふれあい館)10:30ー10:45川俣ー11:00愛宕森(小手森城址:伊達政宗800人なで斬り事件)12:15ー12:45杉沢の大杉13:00-13:20船引駅前(石井舞ちゃん行方不明事件現場)13:30ー13:40下里工芸14:10ー14:30三春福聚寺14:45ー帰宅15:00(120km)
霞が城は、昨年6月に続いて2回目。運動不足解消のために山歩きが必要との判断から。あとは笑いを含んだミステリアスな施設訪問。古の歴史ロマンにも触れたいという趣向。
題して「阿武隈山系ミステリー探検」。
参考にしたサイト
① 飯野UFO館 http://ufonosato.com/
② 小手森城址 http://homepage3.nifty.com/otakeya/hukusima/nihonmatutowa.htm
③ 杉沢の大杉 http://www.hitozato-kyoboku.com/sugisawa.htm
http://4travel.jp/travelogue/10237875
④ 石井舞ちゃん行方不明事件 http://yabusaka.moo.jp/ishiimai.htm
⑤ 下里工芸 http://www.another-tokyo.com/archives/50511409.html
http://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn017/simosato/simosat1.html
http://www5b.biglobe.ne.jp/~warabiok/dekakete/kappamura/kappamura.htm
⑥ 福聚寺 http://www.fukutabi.net/fuku/miharu/fukujyu.html
http://miharukoma.com/tyonai/fukujyujisakura.html
それでは当日の模様をお楽しみください。
6月21日(土)くもり/薄日
6:15 起床。前夜、零時45分までPC作業。よって寝不足での強行となった。
6:44 自宅発。バイパス、早朝なのに交通量多い。大型も多数。みんな飛ばしすぎ。
軽トラックが前の車を煽っている。渋滞センサー撤去。気温21℃表示。くもり空。
信号フリーパスで、一度も止まらずに、アサヒビール園前へ。
6:52 ビール園前。6:52 郡山北警察署本宮分駐所。7:02 PLANT5前
7:04 枡記念病院前。祖父が亡くなった病院なので合掌。
7:05 二本松分岐で左折。前の車も飛ばしすぎ。 7:10ツルハの先を左折。
7:12 霞ヶ城公園(城址)へ。コンビニ寄れず、直行。飲み物なし。坂上の西側のPへ。
22.1km。28分で到着。自販機高い。買えず。すぐに1年前と同じく登山。
七ツ滝、散策路を塞ぐ横倒し松の木、るり池の間。笠松へ。誰もいない。涼しい。
数名、地元の散歩人いる。見晴台には行かず、本丸方面へ。急な階段を上る。
すぐに苦しくなる。息切れ。
7:20 智恵子抄の石碑。その段の上にある草の広場にある二本松少年隊顕彰碑。
一礼し、合掌。
7:24 搦手門跡(石垣の階段)紋白蝶。やがて山頂の石垣へ。先客4~5人。びっくり。
前回登ったのがもはや1年前とは・・・。あっという間。一心不乱に上り詰める。
7:27 本丸征服。なんと駐車場から15分未満で制覇。ベンチで景色を堪能。同時に着
いたおっさんらいる。飲み物、朝食買っていれば・・・。景色は霞んで眺望悪い。
安達太良山も拝めず。西櫓台、「丹羽和左衛門・安部井又之丞自刃の碑」、
天守台の埋め込み式円筒形の案内碑で、東側の山の稜線の上に突き出た三角
形の山頂部が次に訪れる「千貫森」だと知る。次の目的地はそこ。
眼下のテニスコート、野球グランドから少年たちの掛け声。東櫓台にも人。
下りは反り返る石垣を写メ。前回同様階段を降りる。さっきの男、空き地に停め
た車で下山。天守の石垣のすぐ下まで車で来れるようだ。
下り散策路に青々としたアジサイ。その小路を段差が大きい急階段を降りる。
やがて幼少の頃、写真を撮ったことがある小公園へ。懐かしい。クローバー群
生。その先では高校生の20人ほどの集団とすれ違う。箕輪門へ。
すると山頂から車で移動して来た男が、門をくぐって登って来た。
二本松少年隊の銅像で写メ。工事中多い。駐車場へ戻る途中、道端に石碑。
二本松少年隊「成田才次郎戦死の地」とある。民家の前。思わず合掌。
参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=ck_lpi3qVlc
7:58 霞ヶ城出発。次の飯野町UFOふるさと館は時間的に早い。9時から。
前回も立ち寄った北小学校手前のセブンへ。サンドウィッチ値引きセールで2つ、
おにぎり2個入り、リラックマのコースター付いたお~いお茶で701円。高くつい
た。車内で食す。大七酒造前通過。
8:15 油井から左折して国道4号合流。飛ばさず。60km/h遵守。道の駅安達通過。
8:20 バイパス下車。右折して県道51号へ。相馬の釣りで通い詰めた道路。
橋を渡ってすぐ左折。山道へ。高速道路の工事中。早く着きそう。
8:25 正面に千貫森の山。まさに三角。右折、左折を繰り返す。安全速度キープ。
80円自販機。県道40へ。霊園。目に前にピラミッド形の山。左折、右折して
国道114号へ。
8:30 UFOの里の看板。左折。山道へ。右カーブの正面に宇宙人が覗き込むような案
内板。2~3個タイトコーナーを上がれば、すぐにピンク色の6角形の建物が。
「TV取材」で何度も登場している「ふれあい館」。サタふくで何回も放送。
右手にはレストランと小さいな公園。交流館い車を乗り入れる。
8:34 到着。40.5km。遂に来れた。まだ開館していない。山頂までの登山道の入口
の石段にも宇宙人。放射線値高い。0.68の表示。時間つぶし。公園内を散策。
トイレが綺麗。せっかくなのでシャワートイレ使い、用を足す。車内待機。
9:01 ふれあい館へ。右手に事務室。ノートに来館の記録を記入。400円払い館内
へ。女の事務員は真顔。メイラという宇宙人について熱心に説明。撮影はすべて
O.Kだそうだ。サタふくの藺草さんも入った2Fの展望風呂に入館料だけで入れ
た・・・。次回はタオル持参。
まず、本棚の前の狭い通路を時計回りで進むと、カーテンのトンネル。ここから先
は異次元世界。装飾や青い照明。宇宙基地や宇宙人の模型がお出迎え。
天井からは土星。昔TVで見たウルトラマンの人形は無い。トンネルを抜けると、
広い展示室へ。TVチャンピオン企画で改装し段ボールのすべり台は撤去。展示
物多数。パワーライン、UFOの模型、VTR紹介、パネルに資料、CIA極秘文書の
コピー。日本で目撃されたUFO地図。別フロアには月面に見立てた場所に宇宙
人の模型が5~6体。いったん2Fへ。大広間と風呂を除く。宇宙人型のカップな
どの土産物展示。無人。沸かし立ての風呂。入りたかった・・・。
1Fの展示フロアに戻ると、50代以上の男性職員が俺ひとりしかいないのに、3D
シアターのスイッチを入れてくれた。10人くらいは入れる。ひとりで見た。千貫森
に纏わるミステリーの内容。出口側にはTVチャンピオンで制作したと思われる段
ボール製の月面車っぽいオブジェ。出口の本棚にここを訪れた芸能人のサイ
ン。サンドウィッチマン、ボビーオロゴン、セインカミュ、宮地真緒、Joy、たんぽぽ
白鳥。品川庄司、狩野英孝、ペンギンなっつなど。スタンプを押す。女性職員と
話。段ボールのすべり台遊具は昨年改装した際に撤去したとのこと。
参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=ga72hijosus
実は、これは後でわかったことだが、この千貫森の入口は、震災当時、被災地支援活動に向かう自衛隊車両が頻繁に往復していた場所で、そこで小学生の兄妹が、行き交う車両に感謝のボードや手を振っていた場所として有名な地点だった。名づけて「小さな応援団」。
https://www.youtube.com/watch?v=eWU-_IAS-kY
9:48 UFOふれあい館発。坂道下り、国道114号へ。いったん福島方面へ宇宙人のモ
ニュメントを探し、戻る。「UFOの里バス停」かなり老化が進み、ボロボロの待合
所。写メ。Uターンして川俣方面へ。法定速度厳守。しかし、後続車が車間とらず
煽る。ナビと昨日コピーしたYahoo 地図便り。カインズ、リオンドール街道にあり。
割り込み紺のアルト遅い。PCそれ違い。トンネル通った記憶あり。PCが300m
先に。
10:03 三叉路を右折して一本道へ。国道349号だが、くねくねで狭い。大型往来。日差
し出て、暑くなってくる。23℃→25℃。火の見櫓がある田舎道。口太山トンネ
ル。右カーブ。気味悪い。対向車なし。針道へ。石の鳥居。
10:14 東和町へ。公共施設隣接。心臓高鳴る。Googleマップのストリートビューで見て
いた目印の鳥居を発見。
10:15 左折。田舎の田んぼ道へ。すぐに分岐路あり。最初は直進。ほどなく放置車両の
前に「小手森城址」と記された標識と、雑草の奥に鳥居発見。道路のすぐ脇。
10:16 小手森城址参道前着。手を合わせ、場を荒らさないことを念じ合掌。Uターン。
三叉路から右折して幅2mしかない狭い山道へ。民家が何軒かあるが、戦国時
代、伊達政宗の800人なで斬りの子孫?よく大量殺戮があった場所に住める。
こんな山道だが、ストリートビューで確認できた。やがて分岐路へ。左に行くと
100mほどで手すり付の急な石段を左に発見。しかし、車を置くスペースなし。
坂を下った先が民家で行き止まり。Uターン。その石段の先の右の斜面の草むら
に頭から突っ込む。ここだと社殿のある愛宕森の山頂までのの中間地点。
10:20 小手森城址中腹到着。61.6km地点。石段を15段上がったら、古ぼけた荒廃
が進んだ神社。その左に、木立の中に獣道がある。蜘蛛の巣と藪蚊を振り払い
ながら、進。もちろん俺一人。雑草や雑木林で枝が行く手を塞ぐ。かき分けなが
ら100mほど進む。右手の斜面には岩や石を積んだ塁壁。するとブロガーが「蒲
田行進曲」と称した急勾配に連続する石段に出た。見上げると急階段。てっぺん
に社殿らしき建屋を見つけた。霞ヶ城登山で足が重い。筋肉痛必至。なるべく上
を見ないで、足元を見ながら石段を数えながら登る。すぐに意気が上がる。3回く
らい途中で休憩。石段のあちこちにダンゴムシ。こんな人知れずひっそりした場
所で、大量殺戮があったとは。私は霊感はまるでないので何も感じない。落ち武
者の霊でも出そう。夕方以降はマジで怖そう。無人。途中からだったが133段
あった。
10:29 やっとこさ頂上部にある神社へ。ここも立ち入る人がいなそうな寂しい佇まい。
もちろん周囲は藪で荒れ放題。薄暗く、涼しい。今にも崩れ落ちそうな神社。とて
も境内を一周できない。一応神式の作法にのっとって礼拝。左側に、階段かと
思ったが、斜めに倒れたままの案内標識を発見。そこには450年前にこの場所
で起きた大量殺戮を克明に記してあった。そこには「悲劇の小手森城」という文
字から始まっていた。
1585年8月23日、伊達政宗が総攻撃を命じ、27日にここにあった城が落城。
その際、武士とともにこの地に逃げた当地の農民や子供、家畜まども皆殺しにし
た。その数800名、更に、その数年後には500名が追討伐で命を落とした。計
1,300人の大虐殺である。怖すぎ。もう429年も前のことだが、ここは死者の怨
念や成仏できない霊魂が今も彷徨っているきがする。長居は無用。すぐに急階
段を降り始める。石段の途中から左折。藪の獣道へ。蜘蛛の巣だらけ。左側の
斜面に石垣を無造作に積まれた跡。これが唯一当時の面影を伝える遺構となっ
ている。何か昨年から、人が大勢亡くなっている場所を選んで訪問している。
参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=nTH8bZCzcnA
10:39 小手森城址発。たぶんもう二度と来ることはないだろう。山を下りて、国道349
へ。次に向かうのは同じ国道沿いにある「杉沢の大杉」。一度も訪ねたことが
ない。
10:45 東和町道の駅。2人乗りバイクが後につく。T字路を左折。
10:54 ナビで確認。急ハンドルで左折。周囲をひとまわりして杉沢の大杉の駐車場へ。
ここまで郡山を発ってから72.9km地点。この「大杉」は滝桜のように木製の散
策路が設けられ、360°一周できる。農作業中。周辺は森林公園。ウッディなロ
グが点在。さっそく無人の散策路をゆっくりと一周。見上げると逆光。近すぎてア
ングルを探ってもファインダーに収まり切れない。根元の幹の部分はかなり太
い。日差しで暑い。駐車場に戻り、案内標識を読む。「杉沢の大杉」は国指定天
然記念物で樹齢は約600年。幹の周囲は22.65m。高さはそんなになさげだ
が50m。隣りに建つウッディな無料休憩所へ。もちろんここも無人。サンダルに
履き替え、案内パンフを貰い。やはり来訪ノートがあり、私も個人情報に気をつ
けながら貴重。苗字と住所も途中まで。WCも済ませた。工事や農作業の方が数
名。地元のオバサンに挨拶。予想よりも大きかった。
参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=-hBawdX1oS0
11:08 「杉沢の大杉」発。工事2個所。片側通行。次に向かうのは平成6年から12年ま
で船引町に勤務していた。その時に通った記憶がある道へ。移へ向かう道だ。
11:19 船引町に入る交差点右折。かつてはこちらがメインストリートだった。見覚えのあ
る通いなれた道へ。しかしセレモニーホール(冨塚家の表示)とドーム型ハウス
ができていた。やがて赤鳥居。船引精工の工場が消えていた。船引クリニックに
もお世話になった。そして磐越東線の上を跨ぐ橋の手前を左折。ウェディングプ
ラザ丸美方面へ。懐かしい。船引駅が綺麗に整備された。すると次の目的地に
設定した「石井舞ちゃん行方不明」事件の被害者宅のある高層複合住宅(ビル)
の脇に出た。
11:22 石井舞ちゃん行方不明事件現場付近着。81.5km。事前にグーグルマップで下
見していたが。ここは実は事件現場ではない。当時の事件現場となった石井建
設はすでに道路拡張のため移転し、取り壊されていて、今の場所に引っ越して
新築したらしい。私が船引の職場に通っていた時にはすでに事件発生後、3年
が経過していた。
この事件は謎だらけで、自宅で従妹と川の字になって寝ていた3人の子供の
うち、朝起きたら、石井舞ちゃんだけがこつ然と消えていた。なんて怪しすぎ。私
は元暴走族で従業員だったKという人物が犯人(おそらく建設会社社長で舞ちゃ
んの父親を恨んでいたのが理由)だと確信している。なぜ当時捜査を指揮した三
春署と県警本部は、この容疑者Kを無罪放免して釈放したのか。絶対にこいつし
かあり得ない。私の推理では恨みを晴らそうと、愛娘(当時小学1年)を誘拐して
殺害し、山中かどこかに埋めたに違いない。外部の犯行などあり得ない。内部事
情に精通している者でなければ絶対に犯行に及ぶことは不可能だ。なぜなら、
顔見知りでなければ、その寝室に侵入し、騒がれずに舞ちゃんだけを連れ去っ
たりできないからだ。タクシーを拾って郡山まで行ったというKのアリバイは不自
然すぎ。証言したタクシーの運転手も元暴走族仲間かなんかで、口裏合わせて
いるにすぎない。この事件、当時は相当マスコミも騒ぎ、アメリカから超能力捜査
官まで来日し、透視までした。それによれば、須賀川の国道4号線沿いにあった
赤トリ井の裏手にある池で消息を絶ったという結論だったと思う。事件発生から
23年が経過し、当時7歳だった舞ちゃんも生きていたら30歳を越えている筈。
何とも歯切れの悪い不可解な事件で、現在は迷宮入りしている。今頃、Kはどこ
で何をしているのだろうか。真犯人なら、幼い子供を殺害したのなら、良心の呵
責に苛まれることはないのだろうか。両親は今も娘の帰りを信じて、舞ちゃんの
部屋を当時と同じように再現しているという。2枚写メを撮ったが、そのどこかの
部屋だと思う。本来は個人の自宅をネットで公表するのは良くないが、どうしても
この事件を過去の出来事にしたくなかったし、風化させてはならないと思った。も
ちろん人々の記憶から消えないでほしかったので、敢えて取り上げた次第だ。滞
在は2分ほど。謎の怪事件ルポでした。
詳しくはコチラ http://yabusaka.moo.jp/ishiimai.htm
http://netpower1.blog14.fc2.com/blog-entry-2539.html
http://mistgan.blog.jp/archives/35745289.html
丸美の裏を周り、元の道路へ。左折して橋を渡り、下ってすぐ右折。田村市役所
の前を通過。船引パークに何度行ったことか。もう15年も前の出来事だ。次の
目的地は「下里工芸」。国道288号線沿いにある変わったオブジェを飾っている
場所だ。左折して橋を渡り、R288を渡り、昔ビバホームだった田村消防署にあ
る「グラントマト」という農作業用品を扱う店舗の広い駐車場へ。
11:23 到着。ここから徒歩で「下里工芸」のオブジェを見物しようともくろんでいた。その
前に、もうひとつ目的あり。それは消防署の南側に、大きな一軒家があって、実
はそこが私が大好きな「フラガール」の一員のお宅なのだ。もちろん不審者やス
トーカーに間違われると厄介なので、遠目に見て確認したかった。彼女と私は遠
い縁があって、その弟と妹と知り合い。しかも本人は仕事で初めて見た時、やた
らと綺麗な女性だったことに驚愕を覚えた。彼女は学生時代に高飛び込みの選
手として活躍していたようだ。フラガールの中でもぴか一の美人。全国キャラバン
でも活躍したのだった。どこかで応援したいし、接点を持ちたかった。彼女はなぜ
か私のことを知っているらしい。
徒歩で、レスキュー隊が訓練中の田村消防署の南側の狭い通路を50mほど
行くと右折、その先に数軒比較的新しい住宅が点在。予想通り、その一角にあっ
た。結構派手な色彩の建物だった。駐車場には初心者マークの軽自動車。多分
妹さんの車だろう。玄関の標札の苗字も一致したので間違いない。遠目に自宅
の写メ。ここでは場所が特定されるので掲載しません。R288沿いのエネオスの
前を歩いて、下里工芸の交差点へ。ここは交通量が多くて、とてもその風変わり
なオブジェが並ぶ店を写メできなかった。信号を渡って、その前を通過。やはり車
がバンバン通ったり、信号待ちで並ぶので無理。しかもこの日、店は閉まってい
るようだった。本当は、店の方に声を掛けて、撮影許可を貰い、あわよくば話をし
たかった。やむを得ず、その先の80円自販機もある4台並ぶ自販機で、三角形
の容器に入った茶を140円で購入。飲みながら周辺を一周。橋を渡って駐車場
へ。このまま車に乗り込むと違法駐車と思われるので、一旦店の外の商品を眺
めて来た。
11:45 グラントマト発。徐行して、店舗を通過する際に車内から写メ撮影。そしてR288
を春山&三春方面へ。かつて何度も走った通勤ルート。
11:50 三春船引IC入り口前通過。後続車が接近。車間距離とれよ。次は今回のぶらり
旅のラスト。玄侑宗久さんが住職で、全国的に有名となった「福聚寺」。ここも入
口が不明。コピーした地図を見ても不明。しかし予定より2時間以上も早い。一カ
所にとどまる滞在時間が数分単位だからだ。気の短さがここでも負に働く。
2年前の3月まで通勤していた三春町だが、その後、ご無沙汰。右折する交差点
を間違えて、役場方面へ。煽り車を一気に引き離す。またしても片側工事信号。
八文字屋、震災の時にガソリンを入れた大町エネオスGS、ベニマルを見て、以
前のベニマルがあった場所(今は空き地で駐車場)の先の会津屋食堂の交差点
から左折。橋を渡って、クランク状を右折、狭い若松屋へ続く坂道。途中で目指
すお寺は一本隣りだったことを知り、忘年会などでお世話になった若松屋の駐車
場でUターン。川沿いに50m進み、昔ベニマルの駐車場があった場所を右折。
実は夕方のTVニュースで、この数時間後(15時頃)、三春町中心街を流れる桜川で、拡幅工事をしていた作業員が集中豪雨で増水した川に流され、行方不明となる事件が起きた。もちろんこの時はそれを知るすべもないが。
再び幅3mほどの狭い緩い坂道を300mほど上り詰めた行き止まりが「福聚
寺」。門前にひときわ狭くそそり立つ石柱門。そこを通り抜け、駐車場へ。
12:02 福聚寺到着。93.8km。ちょうどお坊さんが黒い喪服スタイルの7~8人と車に
分乗し、お勤めに出発する場面だった。一瞬、そのお坊さんが玄侑宗久さんかと
思ったが、見間違いだった。4台の車が連なって出て行った後、車外に出てお寺
の境内の写真。すると右側の社務所のような平屋の建物から、別のお坊さんが
黒い袈裟スタイルで登場。チラ見だったが、玄侑宗久さん本人に間違いなかっ
た。もちろん写メ撮れず。本殿は工事中らしく、本堂全体にシートが被せてあっ
た。ここは桜のシーズンが最高らしい。
12:05 福聚寺発。R288旧道へ出て、次の八島台手前の信号から左折。Y字路を右に
入り、急勾配を登る。いきなり白バイ隊員が颯爽と対向。道が通り抜け、楽に。
60km/h未満の安全速度をキープ。東IC付近のアクセス道路は細心注意。
ゴミ清掃工場先にもセレモニーホールが新築。東北本線と新幹線の下を潜る。
旧国道の先からはフルアクセル。カッとぶ。
12:24 帰宅。無人。サタふくの最中に無事帰還できた。帰宅後は塩を全身に振りかけ
て身を清めた。
総走行距離 107.2km。 総費用 1,241円
さて今回のぶらり旅だが、思いつくままプランニングして、日が合えば決行という流れで行っている。今日は夏至にあたり、昼間が一番長い日。だから早朝出発すれば、午前中だけで相当の目的地を周回でき、午後は、旅行記の執筆に没頭できる。ご覧いただいた方々には、何かの参考にしていただけたら有り難いです。唯一「下里工芸」での一件はいただけないが、それ以外は当初の予定をほぼ消化できた。収穫は「UFOふるさと館」。風呂に入りそびれたが、私は日中入浴すると決まって風邪をひいてしまうので、逆に良かったかも。
そして、本音を言えば、「小手森城址」は以前、当ブログで決して足を踏み入れることができない怖い場所として紹介したが、なぜか引き寄せられるようにここをプランに組み入れてしまった。県内のチョイ旅を計画すると、不思議とミステリー探検傾向になる。メジャーな観光地ではあまり参考にならないと思い、普段はあまり日が当たらない隠れた名所を発掘したくて仕方ない。あまり訪れないような秘密の場所とかぞくぞくする。まだまだ県内にもそうした隠された場所が点在しているに違いない。
次回は、フラガールに会いに行きたいし、内郷や湯本周辺の「常磐炭鉱」の遺構を訪ねて歩いてみたい。おそらくは「いわき」方面になりそうだ。
記事作成:6月21日(土)
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