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2014年6月24日 (火)

懐かしグッズ①~仮面ライダースナック~

 歳をとると人間、若い頃のことや懐かしいものが気になるものらしい。たぶん、骨董に手を染める方々も似た感覚なのかもしれない。何気ないものに興味や価値観を見出し、それに固執する。執拗なまでにそれに凝る人はどこにでもいることでしょう。

 かくいう私が小学校低学年の頃(1972年)に流行ったもので、異様なまでに人気を博し、ちびっ子たちの興味を一心に集め、一大ブームを巻き起こしたものに「仮面ライダーカード」がある。カルビーが販売して大ヒットした、ひと袋20円で買える甘い「おさつスナック」のような形状のお菓子で、それを購入すれば、漏れなく「カード」がもらえるというものだった。そのカードというのが当時の小学生を虜にした。時を遡ること約40年前、私が小学3~4年生の頃に、テレビで放映された「仮面ライダー」が流行り、それはまさしく少年たちの正義のヒーローとなった。
 昆虫をモチーフとした、様々な怪人たちを完膚なきまでやっつけ、世界の平和を守っていたのが仮面ライダーだった。ライダージャンプ、ライダーチョップ、そして必殺技「ライダーキック」を駆使し、悪の秘密結社「ショッカー」が毎回繰り出す「悪党怪人」をことごとく退治していった。仮面ライダー自体はそのショッカーが作り出した改造人間で、バッタがモデルなのだが、「蜘蛛男」や「蜂女」、「吸血蝙蝠男」、「怪人さそり男」など得体の知れない怪人たちが毎週登場し、世界征服を企み、殺戮など悪事の数々を画策していたのだった。それらと戦う「仮面ライダー」は、いうなれば勧善懲悪の痛快ドラマだった。
 その後は、ご承知の通り、大ヒットがきっかけで、初代仮面ライダー(1号)から2号、V3、というように毎年のように新作が登場し、様々なライダーたちが入れ替わり立ち代わりで現れ、世界平和のために日夜戦っていた。

 ではここで仮面ライダーのオープニング(主題歌)とエンディング映像、それに子供たちが真似して覚えた有名なオープニングナレーションをどうぞ。

 「仮面ライダー本郷猛(一文字隼人)は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ。」

https://www.youtube.com/watch?v=YnJQ7_-oCcY

 続いて「仮面ライダー」特集と必殺技をどうぞ!40年前とは思えない、特撮技術と効果音が実に素晴らしい!

 故石森章太郎監修のこのドラマは大当たりし、当時のちびっ子たちは、放送がある水曜日にはテレビの前に嚙り付きとなって夢中で見ていた。とりわけ本郷猛役の「藤岡弘」 はこれが出世作となり、その後世界中に吹き替えられて放映された。もしかすると今アジア各国を中心に一番有名な日本人かもしれない。それほど大ヒットした特撮ヒーローものだった。
 また、子供たちの間では、変身ポーズや戦闘場面を模した「仮面ライダーごっこ」という遊びが一世を風靡したし、「ライダーグッズ」も飛ぶように売れた。高価なヘルメット型の仮面は買えなかったものの、電池を入れれば光って回転する「ライダー変身ベルト」を私も持っていた。そのブームを支えたのは、紛れもなくそのカードが発端だった。TVで放映された名シーンやライダーの変身ポーズ、あるいはライダーキックの絶妙場面、名車「サイクロン号」、そして本郷猛(1号)と一文字隼人(2号)までもがカードに描かれていた。もちろん怪人たちやショッカー戦闘員、戦闘シーンの絵図らも人気があった。それが100種類以上あって、当時の子供たちは、カードを集め、友達が持っていないカードを持っていたら自慢できたものだ。そのため、同じカードが出ないような自分だけが知る、学区から遠い駄菓子屋を密かに見つけ、最新カードを入手しようと必死だった。そして親や祖父母にねだって買ってもらったものだ。私の友人の中にはスナック菓子を食いきれず、思い余って破棄する者まで出た。なんとももったいないし、食べ物を粗末に扱う罰当たりな話だ。こうしたお菓子に付録をつける手法は、その後もさまざまなアニメや戦隊ヒーローものに受け継がれた。

 ではここで懐かしいカードと当時放送されていた「仮面ライダースナック」のCM映像を紹介したい。

 全カードを記したサイトを見つけたので紹介します。

http://matome.naver.jp/odai/2135462069692215901

 大笑いのパロディOPを見つけました!

https://www.youtube.com/watch?v=sHM1TtHE6K4

 ショッカーを取り上げたリクルートのCM(B-ing)はコチラ

https://www.youtube.com/watch?v=35Kc4jM2Sew

 このカード、シリアルナンバーのような通し番号が裏面に丸数字で記してあった。もしもそこにラッキーカードの文字が書いてあって、それをカルビーの工場(宇都宮市)に送れば、特製「仮面ライダーアルバム」が貰えたのだった。これもまたプレミアもののステータスで、持っているとカードを綺麗に整理することができ、見栄えも良いという代物だった。これがスナック菓子購入に拍車をかけた。確かに味は今でも覚えているが、とにかく甘くて一口サイズのそれは小学生ウケがする美味しいものだった。子供向けなので量は少なく、すぐに空袋が何枚も溜まった。カード自体は深緑色(後に銀色)の四角いケースのような袋に入っていた。もちろん中身が透けて見れないようになっていた。カードの口を切り、ゆっくりカードを引き出す時の言い知れぬ緊張とどきどき感は今でも覚えている。そして次の瞬間、天国と地獄を味わうのだ。誰も持っていないような初めての絵柄を引き当てれば、気分は最高潮。すでに所有している物が出ればガッカリである。実にわかりやすい。子供心ながら、お金の大切さをこのお菓子から学び取った気がする。金持ちの子供は、1,000円で箱ごと買っている者まで現れた。

Masked_rider1 Masked_rider2


 実は、何を隠そう、私は今でもこの貴重なカードを所有している。数年前、実家に行ったときに、くだらない物はすべて母親に処分(廃棄)されたが、箪笥の奥深くにこれらが捨てずに置かれていたのを見つけた時は、30代後半にしてガッツポーズしたものだ。30年前に自らが記したであろう落書きをカードの裏(怪人やシーンの説明)に見つけた際には、時間の経過を実感し、自らの年齢を悟った瞬間でもあった。

私の所有するカードはコチラ

http://homepage3.nifty.com/tmsuzu/My%20homepage%2043.htm

 さて、昔話を交えながら、私と仮面ライダースナックの関わりを年甲斐もなく力説してしまったが、現代のちびっ子がポケモンカードやデュエルマスターズのカードに嵌るように、また近年、メジャーやプロ野球のトレーディングが高値で取引されるほど珍重されているように、世代を越えて収集癖というのはあるように思う。たぶん多額の金を投資して骨董集めに没頭している方も、このような節はないだろうか。嵌れば際限なくつぎ込む、それが趣味の世界だと認識できる。
 本日はめでたくも第1回目の記事作成ということで、このような話題となった。シリーズ記事として今後も不定期に執筆し、掲載したいと考えている。同じ時代を生きた証を求め、同世代の方々の閲覧を心待ちにし、一緒に昔を偲びながら盛り上がれたら最高です。また、懐かしいコメントやこのような記事を書いてほしいという要望があればお願いしたいと思います。

 記事作成:6月10日(火)

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