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2014年7月28日 (月)

私が好きな番組テーマ曲(NHK編)

 加齢と共に「NHK」の番組を観ることが多くなってきた。若い時分は「連想ゲーム」と「レッツゴーヤング」しか見なかった私が、徐々にNHKの良さが分かるようになってきた。人生観を養い、人間の真価を悟って来たからだろうか。人間の本質を突くような鋭い描写やテーマ設定が自分好みに合うようになってきた。歴史や旅行、人生を描いたドキュメンタリー番組、人間の奥底にある深層心理や葛藤を取り上げた人間ドラマ、あるいは大河ドラマ、連続テレビ小説などジャンルは年々広がってきている。そこで、今日は、これまで私が観て来たNHKの秀逸した名番組の中から、特にお気に入りだったテーマ曲を取り上げたい。

 シルクロード 喜多郎

 どこか懐かしい、郷愁を誘うような曲調。幼少期、父と母、家族に囲まれて楽しく過ごした少年時代を思い出す。故郷の田園風景や山の稜線に沈む西日に茜色に染まる夕焼け空。さまざまな風景が胸に去来する。そんな日本の景色を彷彿させるスケールの大きな珠玉の一曲。

 映像の20世紀

 は1999年4月10日〜2000年3月25日にNHK教育で毎週土曜日に放送されていたテレビ番組。全国の放送局が視聴者に呼びかけて収集した地域の記録映像や証言をもとに、各都道府県単位で20世紀の歴史を見つめ、未来に向けて保存する番組。記念すべき第1回目は我が福島県だった。全50回放送された。

 NHK「世紀を越えて」

 1999年1月から2000年12月にかけてNHK スペシャル枠で放映されたドキュメンタリー番組。全45回の超大型シリーズ。オープニングでの戦争や爆破テロなどのクロスカッティング映像と共に流れる、アディエマスが手がけたテーマ曲「世紀を越えて / Beyond The Century」は、日本でアディエマスが広く知られるきっかけになった。ナレーションは松平定知アナウンサー。

 「その時歴史が動いた」エンディングテーマ

 壮大なスケールを感じる。歴史の重み、常しえに続く人間の営み、そして人生の悲哀。いろいろな交錯する。後半の盛り上がりは圧巻。この曲には人生の縮図を感じる。

 「新日本紀行」&「小さな旅」

 日本の春夏秋冬、四季折々の草花が咲き誇る長閑な原風景、そして各地で催される祭事、静かな田舎の港の景色、紅葉で埋め尽くされた美しい山々の神々しい姿。何人たりとも寄せ付けないそそり立つ切り立った崖に、荒れ狂う波しぶきが舞い上がる。足跡ひとつない新雪が埋め尽くした大平原。そんな日本特有の風景が目に浮かぶようなBGM。

 プロフェッショナル仕事の流儀

 現在、火曜日の22時から放送しているNHKの看板ドキュメンタリー。その人の仕事の流儀やこだわりに焦点を当て、ストーリータッチでその人の人となりや生き方を紹介する。何かに向かってひたむきに努力するその姿勢や頑張りがひしひしと伝わって来る。

 「坂の上の雲」 「Stand Alone」

 明治時代に起きた「日露戦争」。戦の道に突き進む時代の流れにあって、知られざる当時の軍人たちの葛藤やエピソードを描いた名作。本木雅弘の熱演に涙した方も多いことでしょう。命と向き合い、人間の本来あるべき姿を描き、浮き彫りにした。クライマックス部分は、深遠にして恒久、昇魂のイメージを掻き立てる。この歌は、日露戦争の戦場で若き命を散らした英霊たちに捧げるレクイエム(鎮魂歌」に思えて居たたまれない。

 「心に残るセリフ」はコチラ https://www.youtube.com/watch?v=sGPnbt-oeMo

 他には「プロジェクトX~挑戦者たち~」の「ヘッドライト・テールライト」も大のお気に入りだった。この曲に関しては、過去、何度も当ブログで取り上げてきたため、今回は掲載を見送らせていただきました。

 記事作成:7月9日(木)

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