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2014年7月24日 (木)

追悼 大瀧詠一

 大瀧詠一は、私にとって山下達郎や佐野元春、浜田省吾と同列に位置する、大好きだった重鎮「男性ソロシンガー」だ。常に流行の最先端を走り、トレンディードラマの主題歌として何度も使われ、LIVE活動にも長年に渡って携わって来た。何を隠そう私は彼のベストアルバム「A LONG V・A・C・A・T・I・O・N」を持っていた。オシャレなマリンリゾート風のジャケットが、いかにも彼の奏でる「今風」のサウンドとマッチして、真夏の海が良く似い、聴いているだけでウェストコーストや南国の美しい海岸線の風景、あるいは潮の香りが漂うテラスでトロピカルジュースを傾けて静かに読書に勤しむといったシーンが浮かんでくる。それは私が高3から大学生の頃によく聴いていて、都会への憧れを強くした時期のことだった。

Otaki1 Otaki2

 そんな彼の早すぎる訃報に接したのは昨年の暮れのことだった。河島英五や村下孝蔵、坂井泉水が急逝した時もショックだったが、人生に多大な影響を与えてくれたミュージシャンが天国へと旅立ったことに、失望にも似た居たたまれない感情がこみ上げたことを昨日のことのように覚えている。なのになぜ、今日まで追悼記事を掲載して来なかったかというと、彼はサザンやTUBEと同様、あまりにも夏がよく似合い、そうした夏を彩る数々のドラマチックな名曲を世に送り出してくれた功績を、冬に掲載してもイマイチピンと来ないため、夏まで大事に心の片隅にしまっておいたのだった。
 今日は満を持して、彼の遺した作品の中から名曲と呼ばれしサマーソングを紹介し、彼の功績を讃え、作品を私の記憶に深く刻み込むとともに永遠のものとしたい。まずは今更だが彼のプロフからどうぞ。

 <大瀧詠一>

Otaki3 1948年、岩手県江刺郡梁川村生まれ。教師だった母子家庭で育った。1968年に早稲田大学第二文学部に入学。1970年「はっぴいえんど」というバンド名で、アルバム『はっぴいえんど』でデビュー。はっぴいえんど活動中の1971年にソロ活動を開始し、アルバム『大瀧詠一』(1972年)を発表。はっぴいえんど解散後はソロ活動に移行せず、当時のシンガーソングライターとしては異例であるCMソングの制作と、ごまのはえ、布谷文夫など若手のプロデュースを始める。
 1981年3月に『A LONG VACATION』を発表。当初は売り上げが低迷していたが、徐々にセールスを伸ばし、夏にはチャート2位を記録。「第23回日本レコード大賞・ベストアルバム賞」を受賞した。その後、太田裕美や小林旭、森進一などに楽曲を提供。
 1997年には12年ぶりとなる新曲『幸せな結末』を発表。月9ドラマ『ラブジェネレーション』の主題歌としてミリオンセラーを達成。
 2013年12月30日17時30分頃、東京都西多摩郡瑞穂町の自宅で家族と夕食後のデザートに林檎を食べている時に倒れ、救急搬送された。警視庁福生警察署などによると、家族は「林檎を食べていてのどに詰まらせた」と説明していたという。救急隊がかけつけた時は既に心肺停止状態であり、病院に搬送後19時頃に死亡が確認された。死因は解離性動脈瘤とされた。65歳没。血液型はAB

 では私が好きな曲をお送りしますが、リンクした「YouTube」映像は、予告なく削除されることがありますので、予めご了承願います。特に、大瀧詠一の楽曲は、版権が厳しく、削除される公算が高いと思われます。

 1 「君は天然色」

 イントロが最高。押し寄せて来る夏の気配に胸が躍り、ひと夏の経験を予感させてくれる。眩しい日差しの中で、真夏の砂浜を水着の上にTシャツを羽織った若い女性が歩いている絵が浮かんでくる。波がしらをキレキレのサーフィンテクで踊るようにボードを滑らせるサーファーの姿やエメラルドブルーの水平線と優雅に飛び交う鷗。そんな風景が浮かんでくる。

 2 「恋するカレン」

 1981年6月21日に発売された大瀧詠一通算8作目のシングル。これもベストアルバム「A LONG VAVATION」に収録された珠玉の一曲。

 3 「バチェラーガール」(稲垣潤一へ楽曲提供)

 1985年7月1日発売 横浜ゴム「インテック」のCMソング。私が1990年代、一番よく聴いていたシンガーがハウンドドッグと稲垣潤一で、これは稲垣潤一に提供した楽曲だった。 

 4 「幸せな結末」

https://www.youtube.com/watch?v=HOSmr1bzHuQ

https://www.youtube.com/watch?v=XVbgH_N6yjk

 1997年、活動停止から実に12年ぶりとなる新曲『幸せな結末』を発表。木村拓哉と松たか子が競演した月9ドラマ『ラブジェネレーション』の主題歌としてミリオンセラーを達成。

 私が好きなカラオケ映像はコチラ

https://www.youtube.com/watch?v=M9tOMsl5ULg

 5 「風立ちぬ」

 この曲は1981年10月にリリースされた松田聖子の7枚目のシングルである。堀辰夫の同名の小説やジブリにもあるが、私の中では彼が手掛けた名曲のひとつに位置する。失恋した女の子の強がった心情を情緒たっぷりに描いた。「風立ちぬ」は秋の季語。当然、この曲は夏ではなく、深まりゆく秋に聴きたい曲。ご本人が歌うのは珍しく、貴重な音源。初のオリコン1位獲得曲となった。グリコ・ポッキーCM曲でもある。

 6 「恋するふたり」

 2003年5月21日に発売された大瀧詠一通算15作目のシングル。フジテレビ系ドラマ『東京ラブ・シネマ』の主題歌として制作された、約6年ぶりの新曲。

 他には「スピーチ・バルーン」や「ペパーミント・ブルー」、「さらばシべリア鉄道(太田裕美へ提供)」、「ハートじかけのオレンジ」、「冬のリヴィエラ(森進一へ提供)」も好きな曲だった。

 彼の声は良く通り、喫茶店のBGMで流れても耳に心地よかった。どことなく松岡直也の「ハートカクテル」と並び、若者が憧れるデートのシチュエーションや恋愛場面を想像させる作風が多かった。オシャレで時代の流行を先取りしている構図が作品に散りばめられていた。

 最後に、彼の魅力をメドレーで紹介した動画をご覧いただき、結びとしたい。

https://www.youtube.com/watch?v=hp7hslAeuCA

https://www.youtube.com/watch?v=1XXHlvilb0A

 記事作成:6月29日(日)

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