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2014年7月23日 (水)

自ら命を絶ったアナウンサー

 アナウンサーはマスメディアを代表する花形職業だ。独特な緊張感の中、衆人環視の下で仕事にあたる任務を背負う運命。テレビの視聴者がその仕事ぶりを随時目撃し、その発言や言動には時として批判を浴びることも多々あるし、私生活も、タレントと同様、常に一般人の興味が注がれる始末。街を歩けば、断りもなく写メを撮られ、握手やサインをせがまれる。まったく、プライベートなどあったもんじゃない。
 しかも、睡眠時間が不規則で、ストレスが溜まりやすい職業とも言える。そんな超多忙を極めるアナウンサーという職業で、図らずも自ら命を絶ってしまった方も決して少なくない。そのアナウンサー自身が人気があり、著名であればあるほどその訃報は衝撃を伴う。
 今日は、ご本人の名誉やその家族にかかわるデリケートな話題に触れることになるが、決して誹謗中傷ではなく、彼ら(彼女たち)が活躍した同じ時代を生きた者として、彼らの生きた証を刻みたいという趣旨から掲載することを決意した。その点をご了承いただければ幸いです。

 1 松宮一彦

 久米宏と共にTBSの看板アナだった。昭和50年代の超人気番組「ザ・ベストテン」では追っかけ生中継を担当。お茶の間の人気者になった。

 1999年9月27日没

  私は中高生時代に、「ザ・ベストテン」は欠かさずに毎週見ていた番組だった。これを観ないと、翌日のクラスでの話題についていけなかったほど人気があった。久米宏と黒柳徹子の絶妙な司会に加え、毎回ランキング上位者が生出演する。もしスケジュールが合わず、赤坂のスタジオに来れない場合は、中継車を出し、それがコンサート会場であろうが、移動中の新幹線の駅であろうが、どこでもお構いなしに追っかけて生中継を行う凄技だった。その名物追っかけレポーターとして活躍し、有名となったのが彼だった。私は彼が自ら命を絶ったと知ったのは、だいぶ後になってからで、残念でならなかった。プライベートに関することが動機らしいが、テレビやラジオでの露出度が高く、人気アナだっただけにもったいない気がした。よほどの苦渋があったのだろう。謹んでご冥福をお祈りしたい。

 2 向坂松彦

  早稲田大学を卒業し、1956年にNHKに入局。同期に山川静夫、松川洋右がいる。
 1962年春場所から大相撲の実況担当アナウンサーとなる。大相撲に限らず、競馬など幅広い種目のスポーツ中継の実況を担当した。
 1964年東京、1972年冬季札幌、1976年のモントリオールの各オリンピックでも実況を担当。特にモントリオールオリンピックの体操で金メダルを獲得した、ルーマニアのナディア・コマネチを、“白い妖精”と実況し、彼女のキャッチフレーズとなった。
 大相撲では、1981年初場所の千代の富士初優勝や、1990年春場所の千代の富士1000勝達成など、数多くの名勝負の実況を担当した。定年後は相撲ジャーナリストとして活躍した。フジテレビアナウンサーの向坂樹興は甥に当たり、NHK退職後は「日本大相撲トーナメント」中継での共演も見られた。
 NHK退職後にはフジテレビの『めざましテレビ』などで、大相撲関係のコメンテーターとして出演していたこともある。
 2000年11月8日、横浜市の自宅で左手首を切り自殺。66歳没。

https://www.youtube.com/watch?v=7NGeerNX4Ps

 3 米森(鈴木)麻美

 上智大学を卒業し、1989年日本テレビ入社。日本テレビの人気女子アナの一人で、永井美奈子、薮本雅子と共に業界初の女子アナユニット「DORA」を結成。血液型はAB。2001年9月16日没。第一子となる長男出産の約3週間後に急逝。34歳没。

https://www.youtube.com/watch?v=-k-yJQdx--0

 4 鈴木(大杉)君枝

 日本テレビの女子アナ。2007年2月2日没。血液型はAB

 東京都杉並区出身。姉はジャズシンガーの鈴木陽子。光塩女子学院高等科出身。立教大学社会学部卒業後、1987年に日本テレビに入社。
 1997年11月に不動産業を経営している男性と結婚したが、2002年2月に離婚。2003年8月に広告代理店電通に勤務する10歳年下の男性と再婚。仕事でも夫の姓である「大杉」姓に変更。不妊治療の末、2006年10月に43歳で第1子となる男児を出産。
 育児休業中の2007年2月2日、東京都渋谷区の自宅マンションから転落死。遺書らしきものが残されており自殺と見られる。出産後に全身の疼痛を伴う原因不明の病気である線維筋痛症を発症し治療を受けていた。

 自殺現場となったマンション https://www.youtube.com/watch?v=113nNJVvrL4

 5 川田亜子

 元TBSの女子アナ。2008年5月25日没。車内での練炭による一酸化炭素中毒死。
 石川県金沢市生まれ。2002年3月 白百合女子大学文学部卒業。2002年4月1日 TBSにアナウンサーとして入社。
 2008年5月7日から、オフィシャルブログに悩みを書き込むようになり、閲覧していたファンや関係者の間から心配する声があがった。5月12日には「私は悪魔になった」といった内容が書かれたが、この日の日記は数日後に削除された。日記の内容の問題は、週刊誌などの誌面でも度々取り上げられた。
 5月18日 「がっちりマンデー!!」ではいつもどおりリポートしていたが、フリーアナ転身後は不定期出演となっていた。この日のリポートが同番組での最後の出演となった。5月24日 「サタデースクランブル」とその後にMCを務めたトークショーでは、元気がなかったものの問題なく進行した。これが最後の公の姿となった。
 5月26日午前6時15分頃、東京都港区海岸の路上に駐車してあった車内で倒れていたところを発見され、警視庁三田警察署により死亡が確認された。車内から家族に宛てた遺書と練炭が発見されたことから、自殺と見られている。没年齢29歳4ヶ月。

 6 山本真純

  東京都杉並区出身。日本テレビ女子アナ。 010年7月27日没。仙台市青葉区広瀬町の高層マンションから飛び降り自殺したとみられる。学習院大学理学部化学科卒業。学生時代は放送研究部に所属。
 2009年3月4日、趣味のスクーバダイビングを通じて知り合ったマリンスポーツインストラクターの男性(当時32歳)と同年3月3日のひな祭りに結婚したことが日本テレビより発表された。2010年年明け頃より産休・育休に入り、2010年2月に第1子(長男)を出産。
 育児休暇中の2010年7月27日、宮城県仙台市青葉区内のマンション前で倒れているところを発見され、死亡が確認された。34歳没。山本の兄がフジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』の取材に応え、2010年4月(一部報道では5月)ごろよりうつ病(いわゆる、産後うつ)の診断を受け治療を行っていた事実を告白した。事故現場となった仙台のマンションは実家の別荘で祖父に長男を対面させる旅行中の出来事であった。

 自殺現場となったマンション https://www.youtube.com/watch?v=uTc47E48x5k

 7 塚越孝

 フジテレビアナウンサー。なんとフジテレビ内の男子トイレ個室で首つり自殺。2012年6月26日没。
 神奈川県川崎市中原区出身。川崎市立橘高等学校を経て、日本大学藝術学部放送学科卒業。1977年、ニッポン放送入社。
 2006年4月、ニッポン放送再編に伴い、フジテレビジョン編成制作局アナウンス室に転籍、同年アナウンス室専任部長に就任。この再編はライブドアによる買収騒動が発端となっており、イベント等の自己紹介において「ライブドア問題で移籍した」ことを話すのが恒例になっていた。2012年6月26日、フジテレビ内の男子トイレ個室で首吊り自殺。57歳没。

訃報を伝える番組 https://www.youtube.com/watch?v=66OFmiHU50Q

 上記以外でも、自殺ではないが、我が福島県の民放ラジオ局に勤めていた奈良県出身の現役女性アナウンサーだった広瀬真弓さんが元交際相手に自宅アパートで殺害されるという悲劇が起きている。どこで運命の歯車が狂うかわからないご時世である。

 

 さて、今日の記事は謹んでご冥福をお祈りしつつ、襟を正して執筆したつもりだ。それぞれ理由は様々あると思うが、自ら命を絶つ覚悟を持ってそれを自らが決行したからには、それ相応の深い悩みや苦しみがあって然るべきだ。しかしながら、人生一度きり、死をもって清算すべき理由とは計り知れないが、周囲に打ち明けてそれを軽減する術はなかったのだろうか。人知れず孤独の中でもがいていた心中を察すると余りある。それがアナウンサーという逃げられない職業だったからなのだろうか。真相は本人のみぞ知ることだが、個人的見解を述べれば、優秀な人材を失ったことに対して痛恨の極みである。

 記事作成:6月28日(土)

 

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