想い出のCM④ ~JRA~
今では「JRA」というのが一般的呼称となったが、JRAはかつては「日本中央競馬会」と言われた。「Wikipedia」によれば、競馬法(昭和23年法律第158号)により、競馬を行う団体として、農林水産大臣の監督を受け、政府が資本金の全額を出資する特殊法人とある。
つまり、賭博が全面禁止とされている日本において、お上が直接関与し、勝負事に公然とお金を用いることが許される唯一の賭け事なのである。したがって、「宝くじ」と性質は同じだ。一方、かつては「娯楽の殿堂」として一世を風靡した「パチンコ」はあくまで遊技扱い。警察では換金の事実は承知しないとして憚らない。まぁ苦しい弁明だが、昔から時代劇に登場するサイコロの出目で「丁半」を判読した御馴染みの賭場が実在したように、違法・合法は別として、日本では古来から賭け事は庶民のお楽しみだったようだ。
さて、私の世代だと競馬と言えば、「ハイセイコー」や「タケホープ」、「トウショウボーイ」、「テンポイント」、「グリーングラス」に始まり、大学時代に夢中になったサラブレッドは、「皇帝」の異名をとり、「史上最強馬」の名をほしいままにした「シンボリルドルフ」、その息子で、度重なる骨折から何度も甦った「トウカイテイオー」、そして捲くりの刺客「ミスターシービー」、引退レースの有馬記念で有終の美を飾った「オグリキャップ」らが一世を風靡した。
もちろん平成以降に活躍した「ディープインパクト」や「ナリタブライアン」、「メジロマックイーン」などの華々しい勇姿も脳裏に焼きついている。
サラブレッドたちが織り成す伝説の名レースの数々。手に汗握る興奮と熱狂があった。
1980年代のバブル期には、オシャレなCM効果もあって、競馬場に足を運ぶ女性ファンの黄色い歓声がこだまするようになった。そしてトレンディスポットとして、デートコースに挙げられるほどだった。
では、競馬=ギャンブルのイメージを一新したCM集をご覧ください。
柳葉敏郎と賀来千香子のCM集(1990年代)
1990年の宝塚記念から1991年の有馬記念までの柳葉敏郎+賀来千香子の「好奇心
ストーリー仕立てでドラマ性を感じるCMはコチラ(2000年代)
① 「誕生」編 https://www.youtube.com/watch?v=hj1zGPleEfk
② 「デビュー」編 https://www.youtube.com/watch?v=Ol7mbahVrbc
③ 「GⅠ」編 https://www.youtube.com/watch?v=IWU-vF0JozQ
④ 「ラストラン」
感動CM「オグリキャップラストラン」 https://www.youtube.com/watch?v=-IPoPImD5ew
一青窈の歌が涙を誘う。ジョッキーの一瞬の駆け引き、勝負に賭ける執念、正面スタンド前の追い込みなどすべてが筋書きのないドラマ。馬と人間の絆と人生を感じる。
競馬場へ行こう的な勧誘CM(CLUB KEIBA:佐藤浩市・蒼井優・大泉洋)2000年代
2010年代 JRA60周年記念CM「LOVE,HOLIDAY」
競馬は、そのLIVEの臨場感が半端ない。名勝負は誰も予想がつかないからこそ面白い。ガチガチの本命が100%勝てるとは限らないし、対抗、大穴などライバルの存在も勝敗を左右する。そして、距離や風向き、馬場、体調、体型、毛並、血統、距離、過去の戦績など、あれこれ思案し、総じて予想を立てる、いわば玄人はだしのレースが「競馬」なのである。
「そうだ、週末は競馬場へ行こう!」
競馬に関る私の関連HP、ブログ記事はコチラ
「北海道の牧場」 http://homepage3.nifty.com/tmsuzu/My%20homepage%2014.htm
「名馬たちの墓標」 http://homepage3.nifty.com/tmsuzu/My%20homepage%20177.htm
記事作成:8月7日(木)
« 2014年7~8月期のCMベスト5 | トップページ | この夏、最後の感動物語 »
「テレビCM」カテゴリの記事
- 福島の見覚えのあるCM(2018.04.17)
- 私のお気に入り映像(2018.04.07)
- 2017年2月期のCMベスト5(2018.02.28)
- 2018年1月期のCMベスト5(2018.01.31)
- 彼氏・彼女が欲しくなる名作 Xmas CM(2017.12.03)
最近のコメント