超貴重映像 ~甦る太陽にほえろ~
今日の記事にリンクした映像は、「削除」されるのも時間の問題の、貴重かつ超希少映像ばかり。それは昭和40年代後半から50年代、一世を風靡した「太陽にほえろ」の刑事たちの殉職シーンを集めた動画。参考にしたのは、渡辺徹がMCを務める番組の特集で、過去の映像を振り返ったときに使われたもの。
「太陽にほえろ」は、40代以上の方には、お馴染みの刑事ドラマである。石原裕次郎率いる新宿七曲署の捜査第一係。そこに集まった個性派ぞろいの刑事たち。常に危険と隣り合わせ。聞き込み、尾行シーン、パンと牛乳が付き物の張り込み、全速力で走って犯人を追跡するシーンなど、見所は多種多様にあったが、メインは視聴率が下降傾向になると、決まって人気若手刑事が壮絶な殉職を遂げたこと。これまで歴代の刑事たちの何人が殉死したことだろう。途中、藤堂係長役の石原裕次郎が心臓大動脈瘤破裂で倒れ、手術のため長期離脱。その後奇跡的に回復して復帰したこともあった。殉職する刑事達は、演出自体をその役者に委ね、常にアドリブだったという。
では貴重な映像をご覧あれ。
いかがですか。当時、毎週金曜の20時、かぶりつきで見ていた名ドラマ。
私が印象に残る殉職シーンベスト5はコチラ
1位 柴田純(ジーパン刑事)
「なんじゃこりゃ~!」の絶叫と「俺死にたくないよ」と言い残し、咥えたばこで動かなくなるシーンは圧巻だった。白の上下が真っ赤な鮮血で染まった。
2位 三上順(テキサス刑事)
ジージャンにブルージーンという決めスタイル。男臭さが匂う熱血刑事だった。正義感ゆえの焦りから単身で拳銃密造グループの取引現場に乗り込んでしまい、激しい銃撃戦の末に若い命を散らす。
3位 田口良(ボン刑事)
絶命寸前に電話BOXからボスにかけた電話が涙を誘った。
4位 早見淳(マカロニ刑事)
負傷した石塚の見舞いの帰り、立ち小便の直後に小銭狙いの通り魔に刺されて死亡。
5位 滝隆一(スコッチ刑事)
拳銃密造事件での犯人逮捕後に喀血、搬送先の病院で石塚と山村に看取られ死亡する。彼は、スマートで甘いマスクの2枚目だったため、ファンへの配慮で壮絶な殉職シーンは見送られ、病死となった。こういうケースは殿下の交通事故死もそうだった。
続いて、番組を盛り上げる上で欠かせなかったオリジナルテーマ曲の数々を懐かしんでみたい。カッコいいエレキサウンドの「オープニングテーマ(冒険のテーマ)」や各刑事ごとのテーマ曲があった。「青春のテーマ」、「尾行のテーマ」「冒険のテーマ」「追跡のテーマ」「希望のテーマ」など、どれもそれぞれのシーンにマッチしていた。
では、ここで私が好だったテーマを紹介します。削除を懸念し、アドレスのみの紹介とします。
1位 「青春のテーマ」 エレクトーンの音色がたまらない。ジーパン刑事のテーマとしても使われた。
https://www.youtube.com/watch?v=g10irDqhTJc
2位 「オープニングテーマ」 イントロ部のご機嫌エレキサウンドが印象的。
https://www.youtube.com/watch?v=UxDh2-wIVxE
3位 「愛のテーマ」 切ないシーンを描くのに最適なBGMだった。エンディングに多かった。
https://www.youtube.com/watch?v=sxcJVZW2VNU
4位 「マカロニ刑事のテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=eS1Z6xCOUtU
5位 「山さんのテーマ」 露口茂さんの山さんはとにかく渋かった。引退されて久しい。
https://www.youtube.com/watch?v=ivnPKMpZhCo
6位 「確かな信頼」 事件解決後のエンディングで流れることが多かった。郷愁を誘った。
https://www.youtube.com/watch?v=C-BN7bfidyw
7位 「追跡のテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=Cq4XYu_HhVo
8位 「華麗なる情熱」
https://www.youtube.com/watch?v=x8ULk5Nazwk
9位 「スコッチ刑事のテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=z-9SKUEI9HM
10位 「ボン刑事のテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=b3hAJCRslio
おまけ 「太陽のレクイエム」 こちらはテーマ曲ではなく、緊迫した場面で流れたBGM
https://www.youtube.com/watch?v=wV03AY_YL3g
さて、当時の懐かしいシーンや名場面、更には刑事たちの活躍が脳裏をよぎったのではないでしょうか。日本テレビ系列で、718話と最も長く続いた刑事ドラマだっただけに、今の40代以上の方々の中には、筋金入りの熱烈なファンが多いのではないかと思う。それが証拠に、「YouTube」にアップされているサウンドトラックの数は半端ない。いつまでも青春時代の想い出として心に焼き付いているような気がする。
参考ブログ 「私が好きだった刑事ドラマの殉職者」
記事作成:10月13日(月)
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