都道府県別血液型分布
これまで当ブログで、30回以上も血液型ネタの記事を掲載し、なおかつ35年もの長きに渡って血液型別性格診断を研究し、「血液型マイスター」を自称している私だが、この手の話題に触れずに来たことに気づいた。それはタイトルに掲げた通り、1道1都2府43県ある日本において、どの都道府県にどの血液型が多いか、その統計をとっていなかった。
とはいえ、私は研究者でもないし、調査や統計のプロでもない、何のとりえも無い凡人のため、今回はあるサイトの資料に助けを借り、それを独自の視点で編集して公表したいと考えた次第です。私が参考にした資料は以下の2点です。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
<参考資料>
「図録都道府県別の血液型分布」 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7308.html
「goo地図―都道府県血液型分布(A型)」
http://map.goo.ne.jp/datamap/datamap.php?map_id=1132
「goo地図―都道府県血液型分布O型)」
http://map.goo.ne.jp/datamap/datamap.php?map_id=1135
「goo地図―都道府県血液型分布(B型)」
http://map.goo.ne.jp/datamap/datamap.php?map_id=1134
「goo地図―都道府県血液型分布(AB型)」
http://map.goo.ne.jp/datamap/datamap.php?map_id=1136
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
では、早速ですが、都道府県別に傾向を掲載し、その後、血液型別に編集し、どのような統計結果が見られ、結論が得られるか探ってみたい。
A型 O型 B型 AB型
日本全国 38.0% 30.7% 21.8% 9.4%
北海道 37.0% 34.9% 18.9% 9.2%
青 森 33.2% 33.2% 25.1% 8.4%
岩 手 34.2% 33.0% 24.4% 8.5%
宮 城 36.6% 32.1% 22.7% 8.6%
秋 田 34.2% 31.3% 25.2% 9.4%
山 形 37.1% 30.2% 23.7% 8.9%
福 島 35.6% 30.0% 23.3% 11.1%
北海道・東北は面白い。私が北海道に2年間住んでいたときに、周囲の地元の方々はO型がやたら多いと思っていたら、やはりそうだった。O型の比率は全国1位。北海道を代表する有名人に松山千春、中島みゆき、北島三郎、倉本聰らがいるが、いずれもO型。もちろん、他の血液型でも千代の富士や細川たかし、玉置浩二、吉田美和はA型で、大泉洋がB型という例はあるが。バイタリティのあるO型を厳しい環境の「北の大地」が育んでいるという印象がある。
東北地方を見ると、青森県はA型が全国最下位と少なく、O型と同数。そして福島県に住んでいる私は、私が親友と呼べる友達(身内も含め)には、不思議とB型ばかりだと思ったら、東北を始め、寒い地方はB型が多いことが判明。東北六県すべてが全国平均を上回っている。確かにここ郡山市もB型が多すぎ。私の友人のうち、7割はB型だ。秋田はB型が全国1位だ。色白の秋田美人はO型とB型が支えている。藤あや子はB型。ちなみに桜田淳子と壇蜜はO型、佐々木希はAB型。青森も全国2位。北東北はB型が比較的多く、性格が真逆のA型は住みにくい傾向がある。
また、東北はAB型が少ないが、福島だけは突出している。なんと全国1位。これは福島県もB型の割合が高く、A型と結婚する率が比較的高いため。A型は7道県いずれも全国平均より少なく、生活がしづらいかもしれない。のっけから面白いのは、接している隣接県であってもその分布には差異が顕著だということ。
A型 O型 B型 AB型
茨 城 34.8% 31.5% 23.2% 10.5%
栃 木 35.2% 31.9% 24.2% 8.7%
群 馬 36.5% 30.2% 22.7% 10.6%
埼 玉 39.4% 29.2% 21.7% 9.8%
千 葉 36.3% 33.3% 22.2% 8.1%
東 京 37.8% 31.1% 22.1% 9.1%
神奈川 37.6% 31.5% 21.0% 9.9%
関東地方は、埼玉のA型が4割近くに上る。しかし関東の他県のA型は、全国平均をすべて下回る。また、大島優子を輩出した栃木のB型は多すぎ。4人に1人はB型。千葉のO型もかなりで、青森のA型よりも多い。勤勉で責任感が強いA型が、集団就職で都会へ出稼ぎに出ている影響か?関東は、埼玉を除き、O型が多いことがわかる。都会でも自活して頑張っていけるO型のバイタリティーの強さと社交性抜群の性質がなせる業だ。
A型 O型 B型 AB型
新 潟 37.2% 29.8% 22.7% 10.2%
富 山 37.8% 30.9% 21.7% 9.6%
石 川 37.2% 30.5% 22.5% 9.8%
福 井 37.2% 33.1% 21.4% 8.4%
北陸地方はほぼ同じ比率。A型はいずれも37%。しかし米どころ、酒どころの新潟はO型が少なく、合理性の塊であるAB型が多い。一方、福井は反対にO型が多く集まり、AB型が少ない土地柄。北日本、つまり寒い場所はA型が少ない傾向。石川は日本のほぼ平均値。物腰が穏やかで尽くすタイプが多い石川の女性。お武家出身だけあって「嫁にもらうなら金沢の女性」と言われるが、血液型との因果関係はなさそう。
A型 O型 B型 AB型
山 梨 39.6% 29.6% 20.9% 9.9%
長 野 36.5% 27.8% 24.7% 11.0%
岐 阜 40.2% 31.8% 20.3% 7.9%
静 岡 37.0% 31.9% 22.8% 8.4%
愛 知 37.4% 30.7% 22.6% 9.4%
中部(東海・信越含む)地方は実に興味深い。A型は岐阜と山梨に集中。岐阜はB型とAB型が異常に少ない。長野はO型が少なすぎて、その分B型の25%近い数値は高い。長野は日本第2位のB型産地。AB型の11%も全国2位。県境を接し、御獄山のある岐阜と長野はAB型で3%以上も違う。同様にA型も3.5%も差がある。静岡はO型が多い傾向。
A型 O型 B型 AB型
三 重 36.2% 30.1% 23.8% 9.9%
滋 賀 39.0% 27.7% 22.9% 10.4%
京 都 38.8% 29.1% 22.3% 9.9%
大 阪 39.8% 31.6% 20.3% 8.3%
兵 庫 38.9% 30.6% 21.0% 9.5%
奈 良 39.5% 31.3% 19.7% 9.5%
和歌山 37.3% 31.4% 22.3% 9.1%
近畿地方は三重と和歌山を除き、いずれもA型が多い。格好良さと都会への憧れが強いことを反映している。一方で滋賀県のO型は極端に少ない。一般的にO型が少ないとAB型が増える傾向がある。血液型遺伝子構造から説明がつく。
A型 O型 B型 AB型
鳥 取 40.6% 30.1% 20.4% 8.9%
島 根 40.3% 28.5% 21.0% 10.2%
岡 山 38.4% 29.1% 22.0% 10.5%
広 島 40.2% 29.6% 21.2% 9.0%
山 口 39.0% 30.7% 20.8% 9.5%
中国地方は「桃太郎」でお馴染みの岡山県を除き、A型偏重傾向は顕著。というか西日本方面に向かうにしたがってA型が多くなる。それに伴い、AB型も増え、O型は減少傾向。出雲大社で有名な島根はO型は少ない。どの地方もそうだが、AB型は1割前後。自分以外の9割が自分とは異なる血液型で、性格や発想が違うとしたら、AB型は世渡り上手になるしかない。そのへんがAB型が事務能力に長け、協調性があって合理的な考え方を生み出したのかもしれない。鳥取のA型は日本で第3位。
A型 O型 B型 AB型
徳 島 41.6% 30.2% 20.4% 7.8%
香 川 39.6% 30.6% 21.0% 8.8%
愛 媛 41.0% 27.8% 21.0% 10.2%
高 知 40.3% 28.1% 21.9% 9.7%
四国地方はやはりA型上位。徳島は全国1位のA型産出県。逆にAB型が全国一少ない。両極端だ。阿波踊りはA型中心に成り立っている。調和が売り。みかんの産地と坊ちゃんの故郷・愛媛のO型が少ないのは意外だが全国最下位。ちなみに夏目漱石はA型。温暖な瀬戸内気候はA型が多いようだ。嫁にするなら「石川県の女性」に反して、高知の女性を嫁にすると気が荒くて喧嘩が絶えないと言われている。それは地域性によるもので、血液型は因果関係はなさそう。
A型 O型 B型 AB型
福 岡 41.5% 28.6% 20.6% 9.2%
佐 賀 38.7% 28.3% 22.6% 10.4%
長 崎 39.3% 29.4% 21.1% 10.3%
熊 本 39.9% 30.1% 20.3% 9.7%
大 分 39.9% 28.0% 21.2% 10.9%
宮 崎 40.0% 30.1% 19.3% 10.7%
鹿児島 39.8% 30.8% 20.5% 8.9%
沖 縄 36.0% 33.0% 21.6% 9.4%
九州地方はA型が圧倒。全国1位の福岡を始め、すべての県で全国平均を上回る情勢。A型は真面目で勤勉、責任感が強いと思われがちだが、キレやすく、喧嘩っ早い性格でもある。ドスの利いた特徴のある話し方で、福岡=やくざという認識を持った時代があったが、かっこつけや自分を大きく見せたがったり、威圧傾向もA型の特徴を汲んでいる。
一方、O型とB型は少ない。軒並み全国を下回る。AB型の比率は興味深いものがあり、大分と鹿児島では、同じ九州なのに2%も違う。
一方、沖縄は傾向が異なる。O型が33%と全国4位。暑過ぎる所や北海道のように寒すぎる所、つまりは離島については、体力があって、生きる力やバイタリティに溢れるO型の天下である。一方で、A型は全国で7番目に少ない。
総括すれば、気管支が弱く、風邪を引きやすいA型は温暖な土地を好み、楽天的で脂性で骨が丈夫なB型は寒い東北に多い。また寒暖の差が激しい離島には、生きる力があるO型が多数分布している傾向。AB型はO型が少ない県に多いことが判明。なぜならO型の血からはAB型は生まれないからだ。
続いて血液型別の順位として、上位トップ10と下位トップテンを掲載したい。
<A型>
A型が多い都道府県 A型が少ない都道府県
1位 徳島 1位 青森
2位 福岡 2位 岩手
3位 愛媛 3位 秋田
4位 鳥取 4位 茨城
5位 高知 5位 栃木
5位 島根 6位 福島
7位 岐阜 7位 沖縄
7位 広島 8位 三重
9位 宮崎 9位 千葉
10位 大分・熊本 10位 群馬・長野
A型が比較的温暖な瀬戸内海周辺や九州に多く分布していることが判明。逆に、東北地方など、寒い地域には少ないことがわかった。忍耐強いA型という私の固定概念は覆された。
<O型>
O型が多い都道府県 O型が少ない都道府県
1位 北海道 1位 滋賀
2位 千葉 2位 長野
3位 青森 3位 愛媛
4位 福井 4位 大分
5位 岩手 5位 高知
6位 沖縄 6位 佐賀
7位 宮城 7位 島根
8位 静岡 8位 福岡
8位 栃木 9位 岡山
10位 大阪・岐阜 9位 京都
O型は、北海道や沖縄などの離島に多い。日本地図を広げれば、北日本・東日本に多く生息していることが判明した。反対に、四国・九州、中国地方には極端に少なくなっている。O型特有の絆や共同社会向きで社交性のある性格がデータに顕著に現れている。北海道や沖縄などは、助け合いの精神がなければ務まらない。
<B型>
B型が多い都道府県 B型が少ない都道府県
1位 秋田 1位 北海道
2位 青森 2位 宮崎
3位 長野 3位 奈良
4位 岩手 4位 大阪
5位 栃木 5位 熊本
6位 三重 6位 岐阜
7位 山形 7位 徳島
8位 福島 8位 鳥取
9位 茨城 9位 鹿児島
10位 滋賀 10位 福岡
B型は北海道を除く寒い地域で、山々が多く自然環境が豊かな場所に多く分布。東北6県のうち5県がベスト8に入っている。B型は東北地方が安住の地なのかもしれない。反対に近畿、九州地方はB型が少ない。ごみごみした場所や暑いのは苦手かもしれない。
<AB型>
AB型が多い都道府県 AB型が少ない都道府県
1位 福島 1位 徳島
2位 長野 2位 岐阜
3位 大分 3位 千葉
4位 宮崎 4位 大阪
5位 群馬 5位 福井
6位 茨城 5位 静岡
7位 岡山 5位 青森
8位 滋賀 8位 岩手
9位 佐賀 9位 宮城
10位 長崎 10位 栃木
不思議なことにO型とB型が多い県にはAB型が少ない。ベスト10に九州が4県入っている。一方、AB型は、福島は別として東北地方に少ない。
さて、今日の記事はいかがだったでしょうか。地方や地域によって、結構異なる傾向が見られたのは、私自身も正直驚いた。こうした資料は、その都道府県の民族性や特徴を顕著に物語っている。
最後に、血液型による性格の特徴を挙げるが、どの都道府県がそうした傾向が強いか窺い知ることができると思う。つまり、それがその都道府県の県民性ということだ。
A型性格・・・真面目・几帳面・責任感強い・他人行儀・一匹狼・我慢強い・神経質
悲観的・取り越し苦労・プレッシャーに弱い・呼吸器系に弱い・筋肉質
O型性格・・・肯定的・個性好き・赤色好む・色白・風見鶏・おおざっぱ・無神経
球技が得意・力関係に敏感・バイタリティあり・親分肌・グループ形成
B型性格・・・マイペース・あまのじゃく・楽天家・好奇心旺盛・原色好む・自分スタイル
神出鬼没・固定概念打破・話術達者・脂性・骨ばっている・細身体型
AB型性格・・・事務的応対抜群・合理的な発想・存在感薄い・頭脳的・50:50
疲れに弱い・平和主義者・霊媒能力有・協調性・ボランティア精神旺盛
記事作成:10月13日(月)
« 華麗なる転身② | トップページ | 可愛いすぎるアイドル(1980年代) »
「血液型」カテゴリの記事
- なぜB型は世界で輝けるのか(2016.12.26)
最近のコメント