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2015年3月17日 (火)

甲子園の怪物たち(打者編)

 「春はセンバツから」と言われる。今年も間もなく、甲子園球場に球音がこだまするのを待ち遠しく思うファンが大勢いるだろう。「高校野球」がまるで国技であるかのように盛り上がる日本では、甲子園は高校球児たちの憧れの地であり、夢の舞台でもある。そんな夢の場所で、これまで筋書きのない名ドラマが数多く誕生して来た。すでに春は86回、夏は96回開かれているが、そうした長い歴史の中で名場面を振り返る時、欠かせないがドラマの主人公である高校球児達。その中でも、ファンを熱狂させた名物スラッガー達だろう。今日は、球春間近かの時世にあって、大会を大いに盛り上げた怪物達を取り上げたい。
 なお、お断りしておきますが、私が実際にテレビ等で見て、印象に残った選手という条件で掲載したい。

 香川伸行

 彼は100キロを超す巨漢捕手で、その愛くるしい外見から「ドカベン」として高校野球ファンに愛された。浪商で牛島投手とバッテリーを組み、準優勝した。その体型だけでなく、実力もあった。当たれば飛ぶ、その飛距離は群を抜いていた。ほとんどがスタンド中段に飛び込んだ。高校通算41本で、甲子園では歴代4位タイの5本。内訳は3年次の春に2本、夏に3本打った。この3本は史上初の3試合連続ホームランだった。

 昨年、急死してしまった。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。合掌

 清原和博 

 彼は名実ともに歴代高校野球の中で最強打者だ。1年生からあのPL学園の4番を張り、 高校通算は64本と歴代13位だが、甲子園などの大舞台でには滅法強く、ダントツ1位の13本ものホームランを放った。もちろん当時はラッキーゾーンがあったが、彼の本塁打はほとんどがスタンドインという格の違いを見せつけた。ちなみに2位はPL学園のチームメイトだった桑田と大阪上宮高校の元木大介だ。つまり倍以上のホームランを残したことになる。内訳は1年夏1本、2年春が3本、夏が3本、3年春が1本、最後の夏でなんと5本放っている。

「甲子園は清原のためにあるのか~!」

https://www.youtube.com/watch?v=Vfmz7drlNrI

 元木大介

 ハンサムボーイとして、甲子園を沸かせた元木だが、実力も素晴らしかった。どうも巨人入団後のおちゃらけキャラやクセモノというイメージが強くなってしまったが、高校野球ではモテモテで、プロ注目の逸材だった。ポジションも遊撃手、しかも主将としてリーダーシップも発揮した。2年の春に1本、2年の春で3本、夏にも2本放った。彼の打球はライナー性で、突き刺さるように飛んだ。

 鈴木一朗(イチロー)

 彼は、甲子園でホームランこそ打っていない。地方大会では線が細い体型ながらも類まれな野球センスがあり、愛工大名電高では、投手で4番。俊足好打で光っていた。高校通算19本。

https://www.youtube.com/watch?v=fOU_W1GjR94

 松井秀喜

 松井は超高校級スラッガーとして名を馳せた。3年次の最後の夏の大会では、バットを振らせてもらわず、記録が伸びなかったが、もしあの伝説となっている5打席連続敬遠がなければ、あと3~4本は上積みしていただろうと言われる。名門「星陵高校」で、4番を任され、サードで主将、しかも成績優秀で、誠実にして非の打ち所がないスラッガーだった。
 2年次の夏に1本、3年次の春が3本、計4本のホームランしか打っていないが、凄いのはその飛距離で、優にスタンドの中段に届く実力を持っていた。通算は16位の60本。

https://www.youtube.com/watch?v=eNxt8XhLA1o

https://www.youtube.com/watch?v=FVpgps2APIE

 5打席連続敬遠

https://www.youtube.com/watch?v=bmDMmfc8hUA

https://www.youtube.com/watch?v=cpAMjCSLT1A

 平田良介

 彼の1試合3本のスタンドインは語り草で、実は3打席目も、逆風をついて、フェンスの最上部に当たった2塁打だったため、実質は4打席連続ホームランだった。バットを担ぐような構えが印象的で、豪快なスイングは見るからに怪力。下半身の重心が低く、パワーでスタンドまで運んでいたという感じだが、ミートも上手かった。ボールの高さに応じて水平打法とアッパースイングを使い分けていた。高校通算70本塁打は歴代6位。

 中田 翔

 彼の体型は大柄で、肉付きが良すぎる。プロに入ると、焼き肉を食いすぎて、皆太ってしまう。彼はスラッガーに多いやんちゃ坊主風のO型だが、この型は太りやすい。江川、松坂、佐々木主浩、松井らも同型。高校通算は歴代2位の87本。甲子園では大阪桐蔭のスラッガーとして4本塁打を放ち、2度の優勝を勝ち取った。1年の夏1本、2年の夏1本、3年の夏では2本放ち、優勝に貢献した。

 以下、甲子園でホームランを3本以上放った選手を記載したい。

 6本 桑田真澄(PL学園)
 5本 鵜久森淳志(済美)
 4本 土肥梅之助(市岡中) 戦前
 4本 山下実(第一神港商) 戦前 
 4本 藤井進(宇部商)
 4本 内之倉隆志(鹿児島実業)
 4本 萩原誠(大阪桐蔭)
 4本 原島正光(日大三)
 4本 北條史也(光星学院)
 3本 福留孝介(PL学園)
 3本 筒香嘉智(横浜)
 3本 古木克明(豊田大谷)
 3本 吉岡雄二(帝京)

 ちなみに「高校通算ホームラン数ベスト5」はコチラ

 さて、こうした動画映像を見ていると、長距離ヒッター(主砲)は、その構えがまず違う。いかにも狙いすました印象。死角がなく、投手はどこに投げても打たれてしまう気持ちになる。やはりスラッガーなのだ。こうしたスターたちが、やがてプロに集まるのだから、NPBも花形スター達が腕を振るうに十分な舞台である。おそらくは、こうした強打者は、日本のプロ野球は実績を積むための通過点にしか思っていないはずだ。日米野球やWBCなどに日本代表として出場した選手は、一様にMLBで自分の実力を試したいと思うのも理解できる。

 今年巨人に入団した智辨学園の岡本和真選手は通算74号を放った。その模様は下。

 https://www.youtube.com/watch?v=PA_h90CN41w

 では、最後に、高校通算最多本塁打94本をマークした選手を紹介し、結びとしたい。

 

 記事作成:2月7日(土)

追記(3月22日)

 今年も球音高らかに、春のセンバツ高校野球が始まった。敦賀気比高校の篠原主将の宣誓があまりにも涙を誘う名言だったために、ここで紹介し、記憶にも記録にも残したい。

 宣誓

 高校野球の全国大会が始まって100年。戦争による中断や震災など、いくつもの困難を乗り越えて、今、多くの皆さんに支えられ、大好きな野球ができることに感謝します。

 「グランドに チームメートの 笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く」

 生まれ育ったふるさとで、移り住んだところで、それぞれの思いを抱きながら見てくださっている全国の皆さんに、生きていることを実感してもらえるよう、この甲子園で、自分らしく精いっぱいプレーすることを誓います。

 「 」の部分は正岡子規の短歌を引用。未だに避難生活を余儀なくされている被災者を励まし、犠牲になられた方々に鎮魂の念を表したもの。感動的であり、青春の清清しささえ感じ取ることが出来た。また今年もこの季節が訪れた、若い力が躍動する高校野球を存分に楽しみ、ありったけの声援を球児たちに送りたい。

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