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2015年5月14日 (木)

名選手は名監督に非ず

 戦前から歴史がある日本プロ野球の歴史。その中で名選手の証として「名球会」という組織がある。投手ならば200勝以上、打者ならば2,000本安打以上が入会資格となっている。これをクリアすることで一流選手としての称号が与えられる。近年は、とりわけ投手の分野で、完全分業制が実施され、これに250セーブが加えられた。この資格を満たしている選手は、平成26年末時点で200勝以上の投手が24名、2,000本安打以上が44名、そして追加された250セーブで1名。NPB合計で69名。これに日本人メジャーリーガーを含めた日米通算記録となると、野茂英雄、イチロー、松井秀喜、佐々木主浩、そして高津臣吾がいるため、総人数で有資格者は74名ということになる。実際は入会を辞退した方や、中途で脱会した方もいるため、名球会在籍者はもっと少ない。

 では、これら名選手が、皆、引退後に球界発展のために球界に残り、指導者の道を歩んでいるかといえば決してそうではない。今も現役の岩瀬とイチロー、小笠原、山本昌、中村紀洋を除く引退者68名をテーマに沿って検証してみたい。なお谷繁は監督兼任のため、ここに含み、分母に加えた。

順位投手勝利  監督での戦績(勝数ー敗数・リーグ優勝・日本一)
1 金田 正一 400 (1950-1969)   1011試合 471‐468      1回  1回
2 米田 哲也 350 (1956-1977)
3 小山 正明 320 (1953-1973)
4 鈴木 啓示 317 (1966-1985)   390試合  183-196
5 別所 毅彦 310 (1942-1960)     342試合  143-190
6 スタルヒン 303 (1936-1955)
7 山田 久志 284 (1969-1988)     260試合  128-127
8 稲尾 和久 276 (1956-1969)    1040試合 431-545
9 梶本 隆夫 254 (1954-1973)     260試合  133-111
10 東尾 修 251 (1969-1988)   937試合 489-425     2回  0回
11 若林 忠志 237 (1936-1953)   740試合 390-324     2回  0回
11 野口 二郎 237 (1939-1952)
13 工藤 公康 224 (1982-2010)    H27監督に就任
14 村山 実 222 (1959-1972)   528試合 241-271
15 皆川 睦雄 221 (1954-1971)
16 * 山本昌 219 (1986-2014)
17 杉下 茂 215 (1949-1961)     405試合 182-215
17 村田 兆治 215 (1968-1990)
19 北別府 学 213 (1976-1994)
20 中尾 碩志 209 (1939-1957)
21 江夏 豊 206 (1967-1984)
22 堀内 恒夫 203 (1966-1983)     284試合 133-144
23 平松 政次 201 (1967-1984)

  24 藤本 英雄200(1942-1955)  140試合 83-53

 

順位

選手安打           監督での戦績(勝数ー敗数・リーグ優勝・日本一)
1 張本 勲 3085 (1959-1981)
2 野村 克也 2901 (1954-1980) 3204試合 1565-1563   5回  3回 
3 王 貞治 2786 (1959-1980) 2507試合 1315-1118   4回  2回
4 門田 博光 2566 (1970-1992)
5 衣笠 祥雄 2543 (1965-1987)
5 福本 豊 2543 (1969-1988)
7 金本 知憲 2539 (1992-2012)
8 立浪 和義 2480 (1988-2009)
9 長嶋 茂雄 2471 (1958-1974) 1982試合 1034-889    5回  2回
10 土井 正博 2452 (1962-1981)
11 石井 琢朗 2432 (1989-2012)
12 落合 博満 2371 (1979-1998) 1150試合 629-491     4回  1回
13 川上 哲治 2351 (1938-1958)  1866試合 1066-739  11回 11回
14 山本 浩二 2339 (1969-1986) 1359試合 649-681     1回  0回
15 榎本 喜八 2314 (1955-1972)
16 高木 守道 2274 (1960-1980)   940試合  445-465 
17 山内 一弘 2271 (1952-1970)   712試合  336-313
18 大杉 勝男 2228 (1965-1983)
19 大島 康徳 2204 (1971-1994)  413試合   181-225   
20 若松 勉 2173 (1971-1989)   975試合  496-461    1回  1回
21 稲葉 篤紀 2167 (1995-2014)
22 広瀬 叔功 2157 (1956-1977)   390試合 136-227
22 秋山 幸二 2157 (1981-2002)   865試合 456-369     3回  2回
24 宮本 慎也 2133 (1995-2013)
25 清原 和博 2122 (1986-2008)
26 前田 智徳 2119 (1990-2013)
27 * 小笠原 道大 2107 (1997-2015)
28 中村 紀洋 2101 (1992-2014)
29 古田 敦也 2097 (1990-2007)   290試合 130-157 
30 松原 誠 2095 (1962-1981)
30 * 谷繁 元信 2095 (1989-2015)   144試合  67-73 
32 山崎 裕之 2081 (1965-1984)
33 藤田 平 2064 (1966-1984)   170試合 65-105
34 谷沢 健一 2062 (1970-1986)
35 江藤 慎一 2057 (1959-1976)   130試合 58-62
35 有藤 道世 2057 (1969-1986)   390試合 153-213
37 加藤 英司 2055 (1969-1987)
38 小久保 裕紀 2041 (1994-2012)  日本代表監督
39 新井 宏昌 2038 (1975-1992)
40 野村 謙二郎 2020 (1989-2005) 718試合 321-370 
41 柴田 勲 2018 (1962-1981)
42 ラミレス 2017 (2001-2013)
43 田中 幸雄 2012 (1986-2007)
44 駒田 徳広 2006 (1983-2000)

 現役を除く名球会在籍で、監督経験者は、投手が13名、打者が18名、合計31名いる。しかし、リーグ優勝を飾った監督は11名しかいない。名選手が名監督かと言えばそうとも言い切れない。中には監督にすら招聘されない名選手も多い。張本、福本、門田、衣笠などがそうだ。監督向きではないという球団側の判断だと思うが、やはり人間、向き不向きがあるようだ。

  最後に、一時期華々しい活躍をし、私たちの記憶に刻まれている名選手なのに、意外にも名球会に入っていない選手を列挙し、結びとしたい。

 投手

 桑田真澄、大野豊、江川卓、尾花高夫、山本和行、齋藤雅樹、高橋直樹

 打者(野手)

 篠塚利夫、原辰徳、高木豊、高橋慶彦、島田誠、柏原純一、田淵幸一、掛布雅之、

 高橋由伸、弘田澄男、真弓明信、岡田彰布、木俣達彦、福嶋久晃、田代富雄、宇野勝、

 杉浦享、松永浩美、山崎武司、石毛宏典、大石大二郎

 記事作成:4月5日(日)

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