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2015年8月28日 (金)

アーティスティックな芸能人

 「多芸に無芸」という言葉があるが、こと芸能人はこの諺はおよそ無縁で、やはり芸術的センスは秀でているものらしい。本業以外でも絵画や書道、陶芸、小説執筆など芸術的な分野で、その独創性溢れる作品を世に放ち、世間を感嘆させているのは周知のところだ。芸能人には美的センスが卓越している方が非常に多い。そこで今回は、芸術性(絵画分野)に優れ、個展などでその秀逸した作品を紹介してくれている芸能人を取り上げてみたい。

 五月みどり

 彼女はとにかく多芸で知られる。歌手としてもNHK紅白歌合戦に出場しているし、役者としても一流。バラエティに出演すれば母親役も起用にこなし、芸者としてもやっていける。クイズ解答者としても難なくこなした。とても75歳には見えない肌の艶、色っぽさ、熟女という言葉は彼女のためにあるのか?
 1989年(平成元年)には二科展入選。個展を開催したこともある。自宅にアトリエを持ち、絵画を趣味として描き続けている。血液型はA

Satsuki1 Satsuki2

 八代亜紀

 「舟唄」などの大ヒット曲を世に送り、演歌歌手としても一流だったが、歌手活動だけに留まらず、画家としてもフランスの「ル・サロン」展に5年連続入選、日本の芸能人として初の正会員になるなど活躍している。血液型はB

Yashiro1 Yashiro2

 工藤静香

 ご存知「世界のキムタク」の妻。元おニャン子クラブ、うしろ髪ひかれ隊のメンバー。2010年に第95回「二科展」絵画部で自身が描いた絵画『瞳の奥』が特選受賞。絵画の師として故・原良次に長年師事、絵画の才能は1990年より10年連続「入選」獲得、育児期間をおいて2006年より2010年まで5年連続「入選」に選ばれているが「特選」受賞は初。筋金入りの名画家になった。血液型はB

Kudou1 Kudou2

 大野 智

 今夏、上海で個展を開き、中国人女性を感嘆させた。嵐のリーダーで、毎日のようにテレビ出演し、海釣りを趣味とする忙しい身の上で、一体いつ絵を描く時間があったのか不思議だ。血液型はA

Ohno1 Ohno2

 木梨憲武

 写実ではなく、独創性で勝負するタイプの絵画。決して上手ではないが、オンリーワンの才能を開花し、ピカソのようなタッチだ。今年はいよいよニューヨークで個展を開催するらしい。血液型はO

Kinashi1 Kinashi2_2

 榎木孝明

 本業は俳優だが、水彩画家としても食っていけるほどの達筆。もともと絵が好きで武蔵野美術大学へ進学した。北海道美瑛町・大分県九重町・鹿児島市にアートギャラリーを持ち、画集を出版するほか、日本各地のみならずインドやネパール等の国を旅をして数々の絵を手がけている。血液型はB

Enoki1 Enoki2

 片岡鶴太郎

 彼ももともとは「オレたちひょうきん族」などでマッチの真似をするお笑い芸人だった。しかし、ボクシングセコンドのライセンスを所有し、若手ボクサーのマネジメントをしたり、芸術の分野に首をつっ込み、思いがけない才能を開花させた。「自分は物まねも中途半端だし、お笑いではたけしさんやさんまさんにはかなわない。コントには志村さんがいる。だから、俳優に行くしかない」と語ったとされている。
 1989年にドラマ『志功の青春記 おらあゴッホだ』で若き頃の棟方志功を演じたことをきっかけに、水墨画を描くことや陶芸など美術方面へ傾倒していく。岡本によってその才能を評価され自信を持ったとされる。群馬県吾妻郡草津町、福島県福島市に美術館、石川県加賀市、佐賀県伊万里市に工藝館がある。青森大学で芸術論を担当。NHK『趣味悠々』では、2003年7月から9月に「鶴太郎流墨彩画塾」、翌2004年4月から5月に続編となる「新鶴太郎流墨彩画塾」で講師を務める。
 2003年、奈良県當麻寺中之坊に天井画を揮毫し奉納。2004年秋より、文化勲章受章者や日本芸術院会員ら一流画家の作品にまじって、写仏道場の格天井に飾られている。作品名は『天井より海を眺め』。
 2007年には、絵画の視点で書道にも挑戦し、第24回産経国際書展に応募。作品「骨」が話題を呼び、総数7575点の中から産経新聞社賞を受賞した。
 2015年3月、書家として第10回手島右卿賞を受賞した(作品「夜」)。山岸舞彩などもそうだが、書道はO型の専売特許といえるが、彼もO型。

Tsurutaro1 Tsurutaro2

 石坂浩二

 彼は、慶應義塾法律学科卒のエリートでありながら、俳優・タレント・司会者・画家・作家・翻訳家・作詞家・ナレーターとしてマルチな才能を発揮している。油彩画では二科展11年連続入選という類稀な実力を持つ画家としても知られている。血液型はO

Ishizaka1 Ishizaka2

 ジミー・大西

 彼は冴えないお笑い芸人だったが、趣味の絵画が世に認められてから、人生が一変したひとり。テレビ番組企画にて、絵画作品が抽象画家などの専門家によって評価され、「平成の山下清」と周囲から言われるようになる。
 1993年に初めて個展を開催。デッサンも遠近法もできないにわか画風にもかかわらず、動物などをテーマとしたシュールな画風と鮮やかな色彩感覚で画家として注目され、脚光を浴びた。血液型はA

Jimmy1 Jimmy2

 ジュディ・オング

 台湾出身の歌手が日本で「魅せられて」を大ヒットさせ、日本レコード大賞を受賞した。妖艶の魅力に加え、衣裳と悩ましい歌詞と振り付けに脳天を砕かれた男性も多かったはず。画家や版画に造詣が深く、多数の著書を発表。
 1975年から毎年のように立て続けに日本板画院展に入選したり、日展にも多数入選を果たしている。

Jyudy1 Jyudy2

  加山雄三

 父親は名優だった上原謙。「若大将シリーズ」など俳優、歌手としても超一流だが、画家としての腕前も凄すぎる。慶應義塾卒で、何事にも完璧。作曲家としても活躍しているマルチタレントだ。
 特に絵画(油絵)の腕前は玄人はだしで、画集を出版しているほか、個展も開いている。「加山雄三ミュージアム」にも多数展示がある。

Kayama1 Kayama2

 ほかにも、エスパー伊東や土屋伸之(ナイツ)、中川翔子(漫画も含む)、TAKAHIROも芸術的センスはぴか一で、秀逸した作品を描いている。

 今年の芸能界一のニュースと言えば、ピース又吉こと又吉直樹が「火花」で芥川賞を受賞したことだろう。芥川賞は、正真正銘の純文学が審査対象であり、一生に一度しか獲れない。しかも新人作家に限られている。現役のお笑い芸人が受賞するなど、快挙としか言いようがない。ゆえに芸能界に身を置くものは、やはり並外れた感性の持ち主だったり、一芸に秀でた才能の持ち主でないと務まらないということを彼が立証してくれた気がする。

 記事作成:8月26日(水)~27日(木)

 追記 

 このような記事を書いたところ、モデルでタレントの「押切もえ」さんが、二科展に初入選した。芸能人画伯がどんどん誕生していく。

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