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2016年1月 9日 (土)

大成しない?甲子園の優勝投手

 いきなり失礼なタイトルをつけてしまったが、プロ野球界に君臨するエース級の投手や名球会に入るような大物投手は、えてして高校時代はあまりぱっとしない成績なのをご存知でしょうか?高校野球では華々しい活躍をし、見事全国一に輝いた功績をもってしても、プロ入り後は伸び悩み、打者転向する例や戦力外通告で早々に引退に追い込まれるケースが多いようだ甲子園優勝投手でプロ入り後も実力を発揮した自他ともに認める投手は、PL王国を築いた「桑田真澄」、平成の怪物と称された「松坂大輔」、駒大苫小牧の「田中将大」、大阪桐蔭の「藤浪晋太郎」らがいるが、いずれも彼らは別格で例外的措置。一般的な視点でいえば、下馬評とはかけ離れた成績で終わっているように思える。しかし、名球会にはもちろん入っていない。
 では早速検証したいが、私が高校野球に熱を上げた「昭和52年(1977年)」から「平成25年(2013年)」の37年間の夏の甲子園大会に限定して調査したい。

 開催年   優勝校     優勝投手   プロ入り後の成績

1977年  東洋大姫路   松本正志   阪急 32試合1勝3敗
1978年  PL学園       西田真二  法政→広島  大学で野手転向
1979年  箕島        石井毅    西武 85試合8勝4敗4S
1980年  横浜        愛甲猛     ロッテ 61試合0勝2敗 野手転向
1981年  報徳学園     金村義明   近鉄・中日・西武 野手転向
1982年  池田        畠山準     南海・大洋 55試合6勝18敗 野手転向
1983年  PL学園       桑田真澄   巨人 442試合173勝141敗
1984年  取手二高     石田文樹   大洋 25試合1勝0敗
1985年  PL学園       桑田真澄   巨人 442試合173勝141敗
1986年  天理        本橋雅央  
1987年  PL学園      野村収     大洋  301試合101勝88敗
1988年  広島商      上野貴大
1989年  帝京        吉岡雄二     巨人・近鉄・楽天 野手転向
1990年  天理       南竜次       日ハム 11試合0勝0敗
1991年  大阪桐蔭    和田友貴彦
1992年  西日本短付   森尾和貴     近鉄・巨人 22試合1勝2敗
1993年  育英       井上靖史  
1994年  佐賀商      峯 謙介  
1995年  帝京        白木隆之 
1996年  松山商       渡部真一郎 
1997年  智弁和歌山   藤谷俊之
1998年  横浜        松坂大輔     西武 204試合108勝60敗(日)
1999年  桐生一       正田 樹      日ハム・阪神 84試合24勝37敗
2000年  智弁和歌山    松本晋昂  
2001年  日大三       近藤一樹     近鉄・オリックス 109試合28勝37敗
2002年  明徳義塾      田辺祐介
2003年  常総学院      磯部洋輔
2004年  駒大苫小牧    岩田誠司
2005年  駒大苫小牧    松橋拓也 
2006年  早稲田実業    斎藤佑樹      日ハム 19試合6勝6敗
2007年  佐賀北       馬場将史
2008年  大阪桐蔭      福島由登
2009年  中京大中京    堂林翔太     広島 野手転向
2010年  興南         島袋洋奨
2011年  日大三       吉永健太朗
2012年  大阪桐蔭      藤浪晋太郎  阪神 77試合35勝21敗勝率.625 現役 
2013年  前橋育英      高橋光成    西武 8試合5勝2敗勝率.714 現役
2014年  大阪桐蔭    福島孝輔
2015年  東海大相模    小笠原慎之介

 この記事を完成させた後、同じような記事があったことを発見したのでリンク掲載します。

http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201508200004-spnavi

  何か私が真似したかのような印象だが、いつも私が思いつきで考えた記事は、誰かしらは同じ考えで先駆者が書いていることが多い。

 それにしても、ざっと見てきたように、甲子園の優勝投手は大成しないと言った理由がわかっていただけたでしょうか?あの平成の怪物・松坂を持ってしても名球会入りは程遠い。肥満と故障がちの現状を考えれば、カムバック賞になるような活躍は期待薄。あの桑田真澄ですら、ダイビングキャッチを試みた際に、右肘を負傷し、200勝には届かなかった。
 たぶん、高校時代に、特に甲子園出場投手は連戦で登板過多により、肘や肩に致命的な欠陥をもたらすことが容易に想像できる。逆にベスト8くらいで負けた投手のほうが、プロ入り後に活躍している事例がある。

 高校野球は、日本一を目指し、多少無理をしても頑張ろうとする姿が随所に見られるし、それが本髄だと思われがちだが、プロのスカウトの目から見れば、原石に傷を入れるようで痛々しく思えるようだ。とりわけ夏の甲子園は、大阪特有の酷暑で、マウンド上は40℃を越える暑さの中、連投につぐ連投で、肘や肩に相当の負担をかけてしまう。試合数が少なく、高温にならない選抜高校野球の優勝投手のほうがプロで活躍している例のほうが多いことも頷ける。確かに、プロでエース級で活躍している優勝投手もいるが、選手寿命をことのほか短い。それを承知でひたむきに白球を追いかけ、粘り強く頑張り抜く高校球児に、高校野球ファンは感動を覚え、すがすがしさを覚えるが、無理を重ねた代償はあまりにも大きいようだ。

 記事作成:12月9日(水)~10日(木)

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