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2016年3月26日 (土)

プロ野球に関する素朴な疑問(続編)

 昨年の同じ時期(3月24日付)に同じタイトルで記事を書いた。野球が開幕に近づくとこの手の話題に触れたくて体がうずうずしてしまう。プロ野球は高校野球とは異なり一度負けてもまだ次がある。チャンスは一度だけではない。しかし全国各地あるいはMLB などで腕に覚えがある実績十分な選手だらけの世界で、そこで成功を収めるのはほんの一握りである。その厳しくも華やかな世界において、長年野球を見続けた私が疑問に思う出来事やルールなどを率直に書き表したのがこの記事だ。今回も思うままに書き出して、知恵袋や教えてgooなどにそれにふさわしい回答例がある場合には、それを転記したい。

 疑問1  野球で右投手対右打者はさほど苦にならないのに、左対左は打者不利になる
      のはなぜ?
 

 なるほど回答1(ヤフー知恵袋)  

 変化球、例えばカーブを左投手が投げた場合、左打者の体から逃げるようにボールが曲がっていきます。体から離れているのだから、当然距離感覚もズレやすくなり打ちづらくなります。
  右投手対右打者でも同様ですが、右投手は左投手よりも私の経験上数が多いため、対戦回数が多くなるので右打者が不利と言われないのです。
  左投手に右打者が有利と言われている理由は、不利と言われている理由と逆で、体にボールが向かってくるためボールを捉えやすいからです。  

 なるほど回答2(ヤフー知恵袋)

 投手とはプレートの真ん中で球を離すわけではないですよね?つまり右も左も同じ利きの場合は「リリースは体より」インからアウトにボールが来ます。これは外から入ってくるより見辛く打ちづらいのてすが、この条件は右対右でも同じです。しかし、なぜ左対左だけが不利と言われるのかと言うと「経験値」か圧倒的に違うからです。打撃には経験値が必要です。リリースから1秒かからずに来るボールはどんなに運動能力が高い人でも考えてたら打てません。生理学的に無理なのです。野球選手は多くのトレーニングを行うことによりボールの質や軌道を記憶し予測することにより反応出来る様になります。だからいんはいの後のアウトローが有効なんです。 

 そして左投手の軌道と言うのは圧倒的に不足しているのです。元々不利な右同士は普段から軌道に、慣れる事が出来ますし、右打者対左投手は打者が慣れてなくても元々が有利な立場ですが左対左は不利な上に慣れてないので、打者に不利な条件しか無いのです。これが左対左は打者が不利と言われる由縁です。

 私が個人的に思った理由は、右投手対右打者の場合、例えばスライダーで外角に流れていくボールにも、一塁に向かう方向に踏み出せるので、おっつけて右に流すバッティングが可能であるのに対し、左投手対左打者は、横に曲がるスラーダーは、おっつけることが出来ず、体が開いてしまい、その分、ミートできる範囲が狭くなる。したがって、泳がされて、バットの芯でボールを捉えられない。しかも走る方向は、ボールの曲がる方向と逆になるため、ますますボールから視線も体も遠のいてしまう。よって線ではなく点で捉えるしかないため、打つのが難しくなるという理由。しかも左打者にとって左投手のボールは、球の出所が見にくい。特に左投手のカーブやスライダーは背中から球が出てくるように見えるのだ。  

 かつて西武に永射保というサイドから投げ込む左キラーの投手がいた。日本シリーズでも、ミートが上手く、バットコントロールが巧みで首位打者を獲ったことのある篠塚利夫がいたが、まったく歯が立たなかった。体を泳がされて面白いようにバットが空を切った。クロスオーバー気味にボールがホームベース上を横切るため、左打者には攻略不能のように思えた。  
 他にも打ちづらい左投手の代表格は、このようにスリークォーター気味やサイドからボールを繰り出す阪神の山本和行や福間、湯舟もそうだった。
 また、ボールの出所が見えづらく、打ちづらい左投手には、ソフトバンクの和田やオリックスの星野、さらには中日の今中、広島の川口らがいた。  

 疑問2 プロ野球ではめったにバントやスクイズをやらないのはなぜ?

 プロ野球の世界ではチームプレーはもちろん大事だが、それ以上に個人の給料に響いてくる。自己犠牲を払ってまで、進塁や得点を狙うのは監督としてサインを出しづらいのか?しかし、選手というのは監督やヘッドコーチのサインで動く。サインを無視して悪い結果が出れば罰金を取られることもある。矛盾といえば矛盾だが、アマチュア以上に生活がかかっているプロは、多くの時間を割いて打撃練習を行っている分、いくらチームプレー優先とは言え、難しいのだ。犠牲バントは成功すれば打数に入らないし、スクイズなら打点になる。何も引け目を感じる必要はないのだが、それ以上に、あまりバントの練習をしていないため、失敗したときのリスクの大きさを考えれば、思い切りの判断に欠けるのだろう。

 疑問3 先発投手の権利はなぜ5回なのか?  

 これは野球は延長戦がなければ9回までであり、その過半数を投げぬくという発想。もし先発投手が4回を投げ、そのままリードし、2番手投手が5回を投げて、そのままリードを保って終戦となった場合、投球回数の多い2番手が勝利投手になれないのは不公平になる。また、先発投手はローテーションで多くても週一回ペースの当番で、次の登板まで休める期間が長くなるが、中継ぎ投手の場合、毎試合ベンチ入りするため、休める期間が少なくなる。先発投手の権利が5回というのは妥当なところだ。

 疑問4 勝利打点が消えた理由 

    勝利打点は1989年に廃止されました(1981~1988年までは公式記録) 廃止の理由は、勝利打点となる得点が、試合の展開によってはチームの勝利に効果的な得点だったと判断できない事もあり評価基準として?なので廃止となったようです。セ・リーグは非公式に2000年までは表彰していました。 より詳しい記載は「ベースボール速報」というHPにその記載がありました。  

 1981年3月1日に発行された「公認野球規則」、その「記録に関する規則 得点打」に以下の条文が追加された。
  《最終的に、チームに勝ちをもたらすこととなった得点を記録した得点打に対して勝得点打(勝利打点)を記録する》  

 これによって日本のプロ野球は81年シーズンから勝利打点を公式記録に取り入れた。その経緯を日本野球機構の公式記録員・山田繁氏が明かす。

「そもそも日本の野球規則は、アメリカのルールブックを基にしたもの。野球規則の改正などはおおむね、ルールブックに記載された翌年に反映されます。 勝利打点についても、80年にルールブックに新規追加されたことを踏まえ、プロ野球は81年シーズンから適用としました」  

 ちなみに、81年4月4日のセ・パ両リーグ開幕試合ではロッテの落合博満、巨人のホワイト、ヤクルトの大杉勝男らが勝利打点を記録している。 しかし、88年のシーズン終了をもって両リーグの公式記録から勝利打点は姿を消した(セ・リーグは2000年まで特別賞として表彰)。なぜか――。 「理由は明らかにされていませんが」と前置きし、前出の山田繁氏が言う。 「野球規則を言い換えれば、勝利打点は“最後に勝ち越し点を決定した打点”ですから、例えば1─0でも10─0でも、10─0から10─9に追い上げられた試合でも、1点目をたたき出した選手に記録されます。こうした10─0や10─9のケースであっても、先制点は貴重です。 ただ、同じ1点なのに重みが違いすぎますよね。そうした価値基準をアメリカは再考し、88年のルールブックから削除したのではないでしょうか」

 もちろん、89年の野球規則に“勝利打点”の文字はない。

 さて、まもなく今年もプロ野球シーズン到来だ。今年は野球賭博問題、円陣声掛け、賭け麻雀など不祥事が相次いでいる。子供たちが夢見るスポーツで、目標とされる職業である以上は、襟を正し、自らの生活を律した振る舞いをしてもらいたい。それが無ければファンは離れていくに違いない。
   

 記事作成:3月7日(月)

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