美的センスが光る黒板アート
最近、「黒板アート」と呼ばれる芸術分野が脚光を浴びている。教室の黒板にチョークを使って描く、メッセージ性の強い絵画だ。黒板をキャンバスに見立て、そこに学校生活のかけがえのない一瞬を切り取り、その思いのたけを描く。誰もが息をのむ美しさと気の遠くなるような時間の経過を感じ取る。そこには涙に溢れるほどの感動が渦を巻く。
今日は、卒業シーズンに打ってつけの黒板アートを取り上げ、特に美的センスが高い作品を紹介します。
1 黒板アート
卒業が近い学校のとある教室の黒板に描いたアート作品。とても情緒豊かで、その季節を描写するのにぴったりの情景は、卒業を迎える生徒たちの琴線にきっと触れる筈。何時間も費やして心を込めて描いたアート作品も、消される定め。時が来れば卒業を余儀なくされる切ない胸の内と似て、心のキャンバスに刻まれることを願いたい。
ポカリスェットのCMになった受験生へのエールを描いた黒板アート
受験会場にたどり着くまでの試練を重ねた生活をひとつひとつ丁寧に振り返って、そのひとコマ一コマを切り取って描き上げた力作。製作時間2,623時間、総枚数6,328枚、総勢34 人の美大生たちによる動く黒板アートアニメーション!カロリーメイトのイメージキャラ
【黒板ジャック】凄すぎる黒板アートまとめ【武蔵野美術大学・ムサビ】
武蔵野美術大生が小中学校の黒板に内緒で絵を描き、子どもたちを驚かせる「黒板ジャッ
子どもたちに美術の楽しさを知ってもらいたいと始まったこのプロジェクト。
そんな素晴らしく、そして凄すぎる黒板アートをまとめました。
チョークで絵画を書く高校教師 衝撃作品
スタジオ騒然の黒板アート作品。神に選ばれし天才という印象だ。誰もが書けるものではない。美術の先生であっても、これほどの絵は一筋縄で描けるものではない。空間認識能力や想像力、そして創造力など、五感をフルに駆使して描かないとこのような作品は完成しない。研ぎ澄まされた感性、心の中に完成した絵が浮かんでいないとこのようには仕上がらない。天はニ物を与えてしまったようだ。
世界が驚いた日本人の芸術的センス
黒板アートは、時間をかけて描く心の芸術。これを見る人の心情を考えながら、心を込めてチョークを走らせる。思いがけない出来事に、これを見たものはサプライズし、そして書き手の苦労を想い、涙に暮れる。これほど心が通い合った美しき芸術作品もない。それがいずれ消される運命ならばさおさらその価値は高い。
さて、いかがでしたでしょうか?書き手の思いを感じ取っていただけたでしょうか?このような芸術性を感じる試みは、最近増えており、ほかにも、鉛筆1本で写実的に描く似顔絵や地面に描くトリックアートもこの範疇に入る芸術だと思う。ぜひ、みなさんもこういう新手の芸術を楽しんでみてはいかがでしょうか?目から鱗、新たな創造性が磨かれること請け合いです。
記事作成:3月24日(木)
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