旅の記録のまとめ方
皆さんは旅行に行った時、旅の思い出をどんな形で残していますか?デジカメで撮ってSDカードに保存してそれっきり?アルバムに写真を貼って、たまにそれを懐かしんで見返すくらい?
せっかく手間暇かけて旅行プランを練り、実行し、「あ~楽しかった」では後に残らないのではないでしょうか。
ここで何をした、何を食べた、何が起きた、誰かと出会ったなど特別な出来事が他の旅行とごちゃ混ぜになってしまうのではないでしょうか。
あまりにも細かいため、他人から口を揃えて「マメだね~」と皮肉っぽく言われることもしばしだが、私自身は高校時代の修学旅行で、提出課題となった「紀行文」において、高評価を得て以降、それに味を占め、その執筆を35年も継続して行っている。その間、紙ベースからデジタル保存形式に媒体が進化してはいるが、「旅行の記録」だけはこと細かく記録する事にしている。
せっかく出掛けた未知の場所を克明に描写し、残しておきたいという趣旨から始めたことだが、これを一度記せば、完成まで時間と手間はかかるものの、工夫を凝らしながら作業を行えば楽しいし、慣れれば全く苦にならない。それどころか旅行へ行く上でまた違う目的も出来るし、旅行自体の味わい方も異なる。せっかくの体験を記憶の片隅に追いやるのではなく、形として残せば、死ぬまで半永久的に見返すことが出来る。まさに一石二鳥だ。
それぞれのノートの、或るページをめくってみるとこんな感じ
こんなページが1冊につき100ページ以上続く。1ページすべてが文章だらけというというページもかなりある。
写真は四隅を留める「コーナー」というのがあって、それに差して貼っている。
スタンプやパンフレット、入場券、切符なども効果的に配置している
その時々に起きた出来事や思ったことをつぶさに克明に記録している。
昔はフィルム写真で、プリントが完成するのに数日かかった。
風景は、パノラマ写真が無かったので、つなぎ撮りで合わせていた。
ドラマや映画に登場した場所を狙って訪問していた。今でいう「聖地巡礼」を30年以上も前から実行していた。左上の写真は「男女7人夏物語」に登場した「清州橋」と桃子(大竹しのぶ)が住んでいたという設定のマンション付近。
こんな感じだが、ほとんどが文章で、あったことをとにかく細かく記録している。バイクで走っていて、見えた風景や感じた事をすべて網羅している。だから誰も読まないし、呆れ返られることが断然多い。
しかし、たとえ自己満足と言われようが、こうして残せば、想い出が蘇るし、あの時代、こんなことを思って生活してきたと生きた証になる気がする。
このツーリングノート(旅行記)は全部で13冊あって、それぞれが100数ページに及ぶので、全部で1,500ページを優に超える。1ページ書くのに、1時間かかるので、旅行から帰ってきたら、部屋に籠ってひたすら執筆していた暗い学生生活(苦笑)だった・・・。
だから、就職後、これらを本にしようと考えたこともあったが、今ではネットで皆さんに公表できる機会が得られたので、その必要もなくなった。また、こういうことをしていたので、将来は、旅した場所をガイドブックにまとめたり、観光スポットを紹介するトラベルライターになりたいと思ったし、そこそこ英語はできたので、ツアコンに憧れた時期もあった。この経験が今でも旅行に特別な情緒と目的、そして潤いや彩りを与えてくれている。
あと10年足らずで退職を迎えるが、「毎日サンデー」となる老後は、日本全国、いや世界各国を旅して廻り、当ブログで掲載している「○○年ぶらり旅」という、私自身の旅の記録集を増やして行きたいと思っている。
実は2月16日から1泊2日で、伊勢方面へ今年初めての旅行に出向く予定。この旅行記も掲載する予定です。ぜひご覧ください。
« 昭和の東北本線急行の映像集 | トップページ | 2017年ぶらり旅① »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 震災の記憶(9周年)(2020.03.11)
- 福島県の懐かしい映像集(2018.04.21)
- 本日、桜日和・・・。(2018.04.08)
- 温泉リハビリと霞ヶ城桜見物の巻(2018.04.05)
- 私が一番好きな場所(2018.03.26)
最近のコメント