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2017年2月13日 (月)

日本にもあった危険なカルト教団

 はじめに

 今回の記事は、宗教に関しての個人の私見を述べたものであり、特定の宗教団体を中傷するものではありません。かつて宗教の名のもとに、それに没頭するあまり、前後不覚に陥ってしまい、その結果、犯罪行為に走り、世間を騒がせた教団が複数あった。再発防止に向け、警鐘を鳴らす意味でここに掲載したい。 

 日本は憲法で「信教の自由」を定めており、誰がどの宗教を信仰してもお咎めがない時代である。かつては隠れキリシタンとして踏み絵や西洋では魔女狩りが横行した時期があった。しかし、いくら信教の自由があっても、それに没頭し、のめり込むと、理想と現実の区別が無くなり、その中でしか生きられなくなる。そして法を侵し、犯罪行為に走る例も少なくはない。外国ではイスラム教徒を中心に、宗教差別や派閥争いで紛争や戦争が絶えることは無かった。「宗教」の名のもとに殺戮や人殺しを行っては、その存在意義が失われてしまい、それこそ本末転倒だ。
 今日は、宗教は人の死に切っても切れない存在だが、陶酔しすぎた挙句、常識を見失い、周りが見えなくなり、犯罪に走った教団を取り上げたい。ここでいう「カルト教団」とは、信者を死に至らしめたり、逮捕者を出すなどの犯罪行為を行った一味ということだ。日本で起きたもの限定で掲載したい。

 イエスの方舟

  65年頃から、聖書を研究する宗教団体「イエスの方舟」 に入信した女性が家出し、家族から捜索願が出されるということがあった。彼女たちは 教祖「千石イエス」らと共同生活を送っていたが、その家族たちが「娘を返せ」と押しかけ、イエスの方舟の一行は各地を転々とした。
       80年7月、行方をくらませた「方舟」の一行が熱海で発見された。

Yes

 しかし、この団体は強制的な拉致などではなく、信者自らの意思で出家したものであり、逮捕者はなく、教祖も不起訴となったが、当時世間を騒がせ、ビートたけし主演でドラマ化もされた。

 真理(みち)の友教会

 1950年に和歌山県で宮本清治が教祖となり設立された。「正しい人生を歩んで心を清めること」、「救いを死後の天国に求めること」などを教義に掲げる。一部の信者たちは宮本の自宅で集団生活を送っていた。
 1986年10月、教祖の宮本清治が病死し、その夜、真理の友教会は、浜の宮海岸に近い集会所に信者70人ほどが集って「お別れ会」を行なった。翌日の早朝、浜の宮海岸で、宮本の妻、義母、養女を含む7人の女性信者の焼死体が発見され、灯油を用いた集団焼身自殺とされた。

 オウム真理教

 かつて存在した麻原彰晃を開祖とする日本の仏教系(原始仏教、チベット仏教)の(新興)宗教団体。一般市民に向けて、日本で初めて化学兵器のサリンを使用し、大量殺戮を行ったことで世界を震撼させたテロリズム行為を行った組織でもある。上九一色村に巨大なサティアンと呼ばれる施設を建設し、一般社会と隔離した中で、修行と称し、信者を出家させ、財産を差し出させ、共同生活を行っていた。信者はヘッドギアを被り、微弱の電波を流すなど。洗脳行為を施し、脱走できないようにした。
 また坂本一家弁護士殺害や松本サリン事件、VXガス噴霧、目黒公証役場の職員を誘拐拉致して殺害、国家公安委員長の狙撃、更には地下鉄サリン事件を起こし、組織的な凶悪犯罪を次々実行した。犯罪史上まれに見る凶悪事件で、未だに教祖であった麻原以下、死刑判決が確定した幹部たちが刑を執行されないのも疑問だ。

Oum Oum2

  このカルト教壇が怖いのは、東大出の医師や有名大学出身者が幹部を務め、トップエリートたちが入信し、ピラミッド型の組織を形成し、絶対神だった麻原の指示命令で動いていた。

 女性祈祷師による信者連続殺人事件

 別名「福島悪魔払い殺人事件」と呼ばれる、凶悪犯罪事件であり、1995年に福島県 須賀川市で発覚した自称祈祷師の女と信者らが、除霊と称して信者7人に激しい暴行を加え、殺害と重傷を負わせた事件。
 1994年の暮れから1995年の6月まで、祈祷師の女E宅にて「キツネが憑いている」などとお告げを受けた信者7人を、Eの娘Fと信者の男Gと同じく信者の男Hが中心となって『悪魔払い』や『御用』と称して殴る蹴るなどの暴行を加え、4名を殺害、2名を傷害致死、1名に重傷を負わせた。
 同年7月5日、重傷を負った女性信者Iの入院をきっかけに、警察がE宅を家宅捜査したところ、信者6名の腐乱遺体を発見、4人を逮捕した。後に被害者であるIも、暴行に加わっていたことが発覚して逮捕された。この事件による死亡者は、逮捕されたGの妻、男性信者J、Jの妻、Jの娘、男性信者K、女性信者Nの6名。

 この主犯格の江藤幸子は死刑判決を受け、最高裁で判決が確定後、2012年9月27日、宮城刑務所において死刑が執行された。

 https://www.youtube.com/watch?v=cboUOf_fA9I

 私は2年前、この現場となった民家を訪れ、遠巻きに写真を撮ろうとしたが、それまで一度も壊れたことがないデジカメのSDカードがぶっ壊れた。悪霊的な作用があったとしか思えない。それ以来、もう二度と近くには行かないことに決めた。

 パナウェーブ研究所

 千乃裕子を教祖及び代表とする千乃正法会という宗教組織の一部門で、新宗教団体の一つである。「スカラー電磁波は人体にとって有害である」と主張している。また、電磁波から身を守るために白装束を身にまとっている。また、移動用の車両には、電磁波を防ぐ効果があるという渦巻き模様の図柄を貼り付けている。 

 山中に砦やアジトを築き、信者が共同生活を送っていた。車や建物、周囲を白い布やトイレットペーパーで覆うなど、とにかく白装束で異様な服装、怪しげないでたちであった。マスコミが連日のように押しかけ、話題になったが、映像のように重機で威嚇するなど、言動・行動ともに異常であった。

 ライフスペース

 もともと自己啓発セミナーであったが、次第に変質していき、主宰者がインドのサイババに指名された「シャクティパット・グル」であると自称(サイババはこの件を否定)するようになったり、「シャクティパット」と称する相手の頭部を手で軽く叩く行為で病気を治せるといった主張をするようになる。
 1999年11月11日、あるホテルから成田警察署に「4か月以上も宿泊している不審な客がいる」との通報を受け、署員が同ホテルの部屋を捜索。ミイラ化した男性遺体が発見された。
 主宰者は「ミイラには15℃の体温があり、死んでいれば0℃になるはずであり、従ってミイラは生きている」「自らの体には血液ではなく空気が流れている」と荒唐無稽な主張を行い有名となる。
 後に、この「ミイラ事件」で主宰者に殺人罪での有罪判決が出ている。これは、脳内出血で入院していた男性を連れ出し、適切な治療を受けさせねば死亡する可能性が高いことを知りながらも、適切な治療を受けさせず死亡させたという趣旨の判決である。

 法の華三法行

 かつて存在した新宗教団体。教祖は福永法源(本名:福永輝義)。「宗教を超えるもの」だとして『超宗』を自称し、『天行力』の大看板を掲げ、テレビやラジオで放送枠買い取り番組を流したり、著書の広告を四大新聞に打つなどして知名度を上げ、東京ドームで『天行力大祭』を挙行した1995年の最盛期には、公称信徒数10万人を豪語した。

 しかし、足裏診断と称する個人面談において「前生の悪い因縁を放っておくとガンになる」「このままでは2001年に人類は滅亡する」等の脅し文句で信者の不安を煽り、仏舎利と称する物や福永の手形色紙等を売り付けた他、「法納料」の名目で多額の金銭を巻き上げた行為が詐欺罪に問われた。
 2000年に教組の福永と幹部のほぼ全員に当る12名が摘発された。被害総額は600億円以上に達し、事件発生当時には豊田商事事件に次ぐ大型詐欺事件であった。
 翌2001年3月29日に教団は破産宣告を受け、宗教法人としても解散処分を受けた。

 「最高ですか~」が決め台詞で、信者は「最高で~す!」と叫ぶ異様な雰囲気だった。

 https://www.youtube.com/watch?v=Q2XMMXcVYs0

 エホバの証人

 1985年、交通事故で輸血しないと自分の息子が死亡する危機的状況にもかかわらず、信教の聖書に則り、両親が輸血を拒否し、結果、息子を死に至らしめた事件が発生。

 http://www.jwstudy.com/ja/blood_suzuki_dai/

 わが子の命よりも宗教の掟を優先させた親の所業に、当時物議を醸した。

 また、宗教ではないが、矯正施設でシゴキが原因で暴行して生徒を死なせた「戸塚ヨットスクール」事件もあった。また、千葉県君津市にある某寺では、飼っていた虎二頭が逃げ出し、山狩りなどを決行したが、結局一か月見つからず、最後は射殺される事件も発生した。寺の境内で猛獣を飼うなど、宗教家は一般人の感覚とはズレ、麻痺しているとしか思えない事件が続発した。

 それにしても、日本には様々な新興宗教が存在する。郡山にも「創価学会」、「立正佼成会」、「幸福の科学」、「霊波之光」、「生長の家」、「エホバの証人」、「顕正会」、 「真澄寺院」などの支部がある。これらは危険なカルト教団ではないし、それらが悪いとは言わないが、自分で信仰するだけならいっこうに構わないが、周囲を巻き込んだり、勧誘をしないで貰いたい。自らの信じる宗教があるのは良いが、それを他人に押し付けるのは趣旨が違う。
 かくいう私も北海道に住んでいた時に、当時、日本でもっとも信者の多い超有名な宗教法人の勧誘を受けたが、きっぱりと断った。勧誘された友達だと思っていた奴とはそれっきり疎遠になった。人を巻き込むのはやはり違うと思う。それに宗教に嵌ったり、凝る人というのは、或る意味信念が強く、人の意見に耳を貸さない人が多い。攻撃性があったり、批判的であったり。得たいの知れない宗教団体(教団)は、何をしでかすか怖いし、断ると報復されるのではという不安が付きまとう。存在しているだけで脅威となる。自分の信念に基づき、自分だけで信仰して貰いたいものだ。
 
 また、本来、人を救うためにある筈の宗教で、中東や西欧では宗派対立が激化し、宗教の名のもとに殺し合いを演じている。何事もバランスが大事で、それにのめり込むとろくなことがない。活動資金を得るために虚偽の献金報告や不正送金問題、政治家への違法贈賄などで悪質な犯罪を組織ぐるみで行っている団体もあるやに聞く。反社会的行動を行うのは宗教の名を語る暴力団と一緒だ。

 なりふり構わず自分が信じた道を邁進するのが宗教の恐ろしさで、まぁ何事もほどほどで、あまりのめり込まないことをお勧めしたい。

 最後に、日本の宗教団体の信者数のトップ10を付記したい。(西野神社社務日記より)

 1位 神社本庁       約 6,800万人
 2位 幸福の科学      約 1,100万人
 3位 創価学会             約 827万人
 4位 浄土真宗本願寺派 約 694万人
 5位 浄土宗                 約 606万人
 6位 立正佼成会         約 428万人
 7位 高野山真言宗     約 410万人
 8位 日蓮宗                 約 385万人
 9位 天理教                 約 163万人
10位 霊友会        約157万人

 この統計を見てびっくり!新興宗教が数多くランクインしている事実。他人には内緒で、こっそり信仰している人がいかに多いことか・・・。結婚してその宗教が判明してびっくりするケースも多そうだ。ちなみに私は上のどこにも属していない。檀家が如宝寺なのでバレバレだが・・・。弘法大師・空海が祖だ。

 記事作成:2月11日(土)

 追記

 この記事を書いた翌日、またしても芸能界に衝撃的なニュースが沸き起こった。前日、「にじいろジーン」を体調不良を理由に番組を欠席した女優の清水富美加が「幸福の科学」への出家を理由に、芸能界を電撃引退することを発表した。信じられない。事務所との契約がまだ残っているのに、出演予定の番組をすべて一方的に自主キャンセルするなど、やはり宗教にのめりこんだ結果、周囲が見えなくなり、お世話になった方々にまでも迷惑をかけることになった。それにしてもこの番組はベッキー、その代役の清水と不祥事が連続し、祟られているとしか思えない。

 私が取り上げたテーマが、その直後に注目を浴びるというジンクスはまたしても証明された。
 

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