2021年9月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

« 開成山屋内水泳場内覧リポート | トップページ | FA選手の移籍後の成績(打者編) »

2017年7月11日 (火)

FA選手の移籍後の成績(投手編)

 フリーエージェント制度が1993年に日本のプロ野球に導入されて早24年、それ以降、マネーゲームと呼べるほど、毎年シーズンオフには主力選手の争奪戦が展開される。しかも金持ちの特定球団ばかりが参入する恒例行事だ。
 このFAは、ドラフトで希望球団に入団できなかった選手が、一定期間、その球団にご奉仕し、実績を積んだ選手に与えられる恩恵で、反面、年俸が跳ね上がったり、主力選手を引き抜かれる見返りに、人的補償でとばっちりを受ける選手もいる。この時期、戦々恐々とする面持ちで迎える選手も多いことだろう。
 このFAによって他チームへ移籍した選手が、果たしてその後、どういう成績を残しているのだろうか?

 他リーグへの移籍は、対戦投手の球種や打者のクセを覚えるのに時間を要し、対応に苦慮する。また同じリーグでの移籍では、古巣との対戦では、強烈なバッシングを受ける。選手は、「他球団の評価を聞いてみたい」とか「より高い環境で野球をやりたい」などと口をそろえて言うが、大っぴらに口にしないものの実際は金。プロなのだから、より給料が高いところを目指すのは当然で、生活がかかっている。辞めて欲しいのは古巣への愛着とか言ってFAの席上で泣く選手が多いこと。感謝の涙を流せばファンが許してくれるとでも思っているのか?チームへの愛着があるのならFAを選択するなと言いたい。
 それはさておき、FAする選手というのは、一軍で実績を残し、一定期間活躍した選手と言うことができる。ゆえにレギュラーだったり、主力選手だったりする。それらの選手が他球団に移籍したからと言って、同じような成績を挙げられるものではない。特に年齢のピークを過ぎた30歳過ぎの選手が権利を取得するわけで、経験と実績だけで決断するのもどうかと思う。では論より証拠、FAした選手が翌年どういう結果を残しているか、移籍前と比較したい。なお、全員は紹介しきれないので、主力選手のみとしたい。

 参考にしたのは右のサイト http://baseballking.jp/ns/55006

 Wikipedia FA                  

 <投手>

 工藤公康     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前西武   24  11  7    0   .611  3.44   124    
  移籍後ダイエー 22  12  5    0   .706  3.64    138    

 川口和久     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前広島   27   7  10   0    .412   4.72   96
  移籍後巨人   17   4   6   0        .400   4.42   66

 武田一浩     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前ダイエー 28  13  10   0    .565  3.62   103
  移籍後中日   25   9  10   0    .474  3.50    92

 星野伸之     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前オリックス  26   11  7   0    .611  3.85    96 
  移籍後阪神      21   5  10   0    .333  4.40    85

 川崎憲次郎    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前ヤクルト  20   8  10   0    .444  3.55   66
  移籍後中日   3    0   1   0    .000 34.71    3

 野口茂樹     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前中日   13   3  6   0    .333  4.00    57    
  移籍後巨人    1   0  0   0    .000  9.00     1

  豊田 清     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前西武   35   3  1   19   .750   3.97    31 
  移籍後巨人   38   1  4   13   .200   3.32    46  

  藤井秀悟    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前日ハム  22   7  5    0    .583  3.53    63
  移籍後巨人   23   7  3    0    .700  3.76    91 

  杉内俊哉    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前ダイエー  23   8      7       0    .533  1.94   177
  移籍後巨人   24  12   4   0     .750  2.04   172

 寺原隼人     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前オリックス  16   6  8   0    .429   3.92   61
  移籍後ダイエー  16   4  6   0    .364   4.65   56

 久保康友     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前阪神   44   3  4   6    .429   2.85   46  
  移籍後横浜   28  12  6   0    .667   3.33  119 

 大竹 寛    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前広島 25  10  10   0   .500   3.37   100  
  移籍後巨人 22   9   6   0   .600   3.98    79

 中田賢一     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

 移籍前中日    40   4  6    0   .400   3.40   83 
 移籍後ソフトバンク  25  11  7    0    .611   4.34  116

 涌井秀章    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

 移籍前西武   45   5  7    7   .417   3.90   79  
 移籍後ロッテ    26   8  12   0   .400   4.21  116 

 成瀬善久     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

 移籍前ロッテ   23    9  11      0    .450   4.67   88
 移籍後ヤクルト 14   3   8       0    .273   4.76   46

 さて、投手編をお送りしたところで、今回は相当な量になってしまったので、打者編は明日お送りしたい。
 FAで移籍する球団は巨人が多い。しかし、他球団へ移籍して成功しても、なぜか巨人に来た投手はイマイチの成績に落ちることが圧倒的に多い。私は投手の成績を見る際には、勝利数ではなく、防御率が大事だと考えている。強力打線を味方につければ、多少点を奪われても、打撃でカバーしてくれる。防御率が3点台後半でも勝利数が多いのはそういうカラクリなのだ。移籍後のほうが防御率が低い投手は15人のうち、たった3人しかいない。したがって、移籍後に打者の特徴をを掴み、苦手コースを把握するのも時間を要することが歴然。

 明日は打者編をお送りしたいと思う。 

 記事作成:平成28年11月下旬~平成29年7月4日(火)

« 開成山屋内水泳場内覧リポート | トップページ | FA選手の移籍後の成績(打者編) »

野球」カテゴリの記事

福島県の天気


無料ブログはココログ