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2018年2月14日 (水)

郡山の魅力再発見!53 ~郡山の地酒と酒蔵~

 我が福島県は毎年5月に開催される「全国新酒鑑評会」で、5年連続金賞獲得数日本一を記録するほどの酒どころとして有名だ。特に、米どころでもある会津地方の厳しい気候は、清冽な伏流水とあいまって酒づくりには格好の環境だ。
 そして、福島県の中央に位置する郡山市もまた有名ブランド「あさか舞」を始め、美味しい米の穫れる産地となっており、酒づくりに適した気候風土を備えた土地柄といえる。
 ゆえに「商都」として発展を続ける中核都市でありながら、ここ郡山には複数の酒蔵が点在する。今日は、それらの酒蔵とその代表銘柄を紹介したい。

 笹の川酒造

Sasanokawa_2 宝永7年(1710)創業の老舗で、郡山の酒蔵としては最も大きい。市内南部の安積町笹川地区の阿武隈川沿いにある。所在地からネーミングした「笹の川」が主力商品となっている。他にも「ほろ酔い」や「すべて山田錦」など個性ある酒づくりを展開している。
 私の中では、会津の「花春」、「栄川」と並ぶ三大酒造メーカーという印象が濃い。
                                                      
 また、「笹の川酒造」では、結婚式など何かの記念日に使える、自分だけのオリジナルラベル入りの日本酒も作れるから嬉しい。
 この「笹の川酒造」は、日本酒だけでなく合成酒、甲類焼酎、乙類焼酎、ウイスキー、スピッツ、リキュールなどを製造している会社だ。
 銘酒「笹の川」は、平成23酒造年度、平成26酒造年度で「全国新酒鑑評会」で金賞を受賞している。
Sasanokawa_2

 大吟醸原酒「袋吊り」 6,480円
 特撰純米 「笹の川」 3,240円
 「すべて山田錦」 2,376円
 純米吟醸「桃華」(500ml) 1,234円  

 蔵元のHPはコチラ http://www.sasanokawa.co.jp/

 

 若関酒造

Wakazeki 郡山の市街地から南の方に行くと、「久留米」や「山崎」という地名があり、近くにはバードウォッチングや桜の名所として知られる「五百渕」という広大な公園が鎮座する。その池の南側にあるのが「若関酒造」だ。
 
 文久年間創業の老舗で、昭和36年に福島県中通りの歴史ある 蔵元3社が瓶詰め部門を協業化したことにより、現在の形態を設立されました。
 銘柄「若 関」は、いつまでも若々しく雄々しく酒造業界に躍進することを念願して命名されました。 平成14年の全国新酒鑑評会で入選した実績を持つ蔵元でもあります。阿武隈山系の 自然に恵まれた風土の蔵元では、じっくりと仕込んで酒造りを行っています。
 特に、「純米 大吟醸・さかみずき」は福島県が開発した「うつくしま夢酵母」を使用しており、香りの高いフルーティーな味に仕上がっており、kつてない芳醇さを醸しています。(郡山協同酒造組合のHPより抜粋)

Sakamizuki

 

 純米大吟醸「さかみずき」(720ml) 3,144円
 大吟醸「さかみずき」(720ml) 2,621円
 吟醸「さかみずき」(500ml) 1,519円

 

 なお、郡山市田村町谷田川地区に「たに川酒造」という蔵元があるが、ここは若関酒造の製造元と同一で、ここでも銘酒「さかみずき」を醸造している。

 

 有限会社佐藤酒造

Satosyuzou 郡山駅から北へ約1km、逢瀬川(旧名大重川)を渡り、磐越西線のガードを潜って100mほど北進すると、旧国道4号線沿いに歴史のありそうなレンガ造りの塀に囲まれた場所にたどり着く。そこに「佐藤酒造」はある。

 宝永7(1710)年創業当時は藤屋本店と称し、奥州街道筋に上質の井戸があり、藤の枝が豊かなるを見て、二本松藩主丹羽公より「藤乃井」の銘を授けられ、本日に至る。

 昨年、FTV「みんなのニュース」の「500mの小さな旅」というコーナーで、寺本緒万里アナが訪ね、そこから酒づくりのあらましをリポートした。 
                                
Fujinoi

 

 「藤乃井 大吟醸」 4,500円、5,000円
 「藤乃井 純米大吟醸」 4,500円
 「みちのくの地酒 純米酒」 1,450円  

 蔵元のHPはコチラ https://satoushuzouten.jp/product.html

 

 仁井田本家

Niidahonke_2 中心市街地から国道49号線をいわき方面に向かっていくと、田村地区に「大安場古墳」や「東山霊園」への入口がある。そこを左に折れ、巨大古墳を横目に通り過ぎ、霊園内を周回道路に沿って進み、事務所に行く道と分かれる十字路分岐に出る。そこを右折し、下り坂の途中、佐藤石材店の前の丁字路を左に入ると「仁井田本家」がある。 
 1711年の創業から300余年「酒は健康に良い飲み物でなければならない」という信条を代々受け継ぎ、日本で最初の自然酒を醸した仁井田本家は、自然米100%、純米100%、天然水100%、の酒造りをしています。 仁井田本家は日本の美しい田んぼを守る酒蔵でありたいと思っています。 (蔵元のHPより)
 歴史のある「金寶自然酒」、田村地区の特定特約店でしか販売していない幻の酒「田村」、そして主力である「穏(おだやか)」など充実したラインナップが目につく。この蔵は「全国新酒鑑評会」の金賞受賞の常連である。この10年間を見ただけでも「穏」は5回金賞に輝いた。

Odayaka
 「にいだしぜんしゅ純米吟醸」 3,240円
 「穏(おだやか)純米大吟醸」  5,940円
 「穏 純米吟醸」          3,024円
 「田村」               3,672円(特定特約店のみで販売)
 

 蔵元のHPはコチラ https://www.kinpou.co.jp/

 

 渡辺酒造本店

Watanabesyuzou 郡山の市街地北西に約10km、阿武隈川にかかる小和滝橋を渡り、剣道を三春方面に行くと、「木村公民館」の十字路にぶつかる。そこを左折し、農免道路の坂を上った道路沿いの左手(西側)にある。ただし、道路からは土手の上の奥にあることから、酒蔵自体は急坂を上らないと見えない。

 明治4年に地元向けの御神酒酒屋として創業し、これまでに全国新酒鑑評会で金賞を7回受賞、入賞2回した輝かしい受賞歴を誇る酒蔵。東北清酒鑑評会でも通算19回、福島県の金賞を24回(うち最高賞の県知事賞を6回)も獲得している実力のある蔵元。

 緑豊かな風土の中で、酒造好適米の生産に精力を注ぎ込み、地元産の酒米を自社田と契約農家で栽培している。その酒米の特性を活かしながら、高品質かつオリジナリティー溢れる大吟醸、吟醸、純米、本醸造を中心に醸造し、日本酒文化を伝承でき得る日本酒ワイナリーを目指しています。仕込み水には、あぶくま鍾乳洞由来のミネラルが溶け込んだ中硬水を使用。蔵人が一丸となって、しっかりとした味わいの中にやわらかさを持たせた日本酒造りに邁進している。オリジナルの「雪小町」は、北国の「雪」と美酒=美人の「小町」から命名し、東北・福島の美味しいお酒であるようにと祈りを込めた銘柄だ。

 私は2年ほど前、酒好きが興じてこの酒蔵を見学させていただいた。個人で飛び込みで行ったにもかかわらず、杜氏でもある気さくな社長さんが蔵内を隅々まで案内してくれて、酒づくりの行程をこと細かく説明してくれた。
 階段を上り、何と最上部から熟成段階の貯蔵タンクの中を覗き、ポツポツと泡を噴いているところまで見学させていただいた。温度管理が徹底されていて、愛飲家を唸らせる名酒というのは、細心まで気を配る地道、かつ酒を我が子同然に大切に扱う蔵元でしか造り出せないことを実感した。

Yukikomachi

 「雪小町 大吟醸蔵元入魂の雫」 11,880円

 「雪小町 純米大吟醸生原酒」    3,240円

 「雪小町 大吟醸美山錦造り」     3,240円

 「雪小町 純米大吟醸美山錦」    3,290円

 また、西田行政センターがある交差点の南東側の角に直系の販売所である「櫻家」という酒屋があり、そこで渡辺酒造本店の地酒を買い求めることが出来る。

 さて、私の酒好きは今に始まったことではないが、日本酒については知識が疎かった。それもそのはず、かつては二級酒、特級酒という区分だった。二級酒は醸造用アルコールをふんだんに入れてしまい、味わいを楽しめる代物ではなく、単に酔っ払うための酒という認識だった。アルコール臭が酷く、若い頃は好まなかった。
 しかし、政府が重い腰を上げ、日本の宝である清酒を擁護しようという動きが平成に入ってから急に加速した。分類も精米歩合によって本醸造、純米酒、純米吟醸、吟醸酒、大吟醸、純米大吟醸などに分かれ、日本酒度や酸度によって甘口、辛口、淡麗、芳醇に区分けされる。また、酒適合米(山田錦・美山錦・五百万石など)によっても味は異なるし、使用する酵母によっても味がガラリと変わる。実に奥が深い飲み物で、それだけ手間がかかっている。
 愛飲家は、自分好みの酒を自分の舌でじっくりと味わうことが可能となった。
                                                     
 私自身は20代は「イッキ!」が流行った頃で、ビールとカッコつけで飲んだウィスキーの水割りが主流。30代は焼酎、40代以降は日本酒に転換した。いくら日本酒が好きと言っても大量にがぶ飲みするほど愚かではない。本当に好きな酒をチビリチビリ、酒の肴と一緒にいただくことが何よりの楽しみになった。冬場は純米酒をぬる燗でいただくのが堪らない。

 こんな記事を書いていると、今宵も一杯飲みたくなってきた・・・。

 記事作成:2月1日(木)

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