2017年6月
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野球

2017年6月22日 (木)

名球会入りした選手の1年目

 今年のプロ野球界は記録ラッシュ。6月12日(月)現在で、中日の荒木とメジャーの青木が2,000本安打を達成した。さらにロッテの福浦、巨人の阿部、ソフトバンクの内川、阪神の鳥谷が今季中に2,000本安打に到達するのは間違いないところだ。
 打者の勲章とも言える2,000本安打。レギュラー定着し、100安打を20年続けないとクリアできない一流選手の証だ。
 
 一方、今季、投手で200勝を達成できそうな選手は残念ながらいない。巨人の杉内があと8勝で150勝だが、一軍登録もされておらず厳しい数字だ。また石川が152勝して今シーズンに臨んだが、あと4年以上かかりそうだ。

 このように名球会に入ることはプロ野球選手として名誉なことだが、必ずしもルーキーイヤーから活躍できた訳ではない。世界のホームラン王だった王貞治氏も入団一年目は僅か31安打で本塁打数は7。順風スタートだったわけではなく、打撃コーチだった故・荒川氏と二人三脚で打撃改造に取り組み、その後の成功に至った。ほかにも好不調の波があっただろうし、故障や怪我で休養を余儀なくされた選手も数多い。そこで今回の記事は打者なら2,000本安打、投手は200勝以上、記録した名選手の1年目の成績を取り上げたい。
 なお、全員紹介すると容量オーバーするので平成以降に達成した選手限定としたい。

 打者編 
                          1年目の成績                                  
        通算安打    出場試合  安打  本塁打  打点  打率    

イチロー    4308       40     24    0     5   .253
金本知憲   2539       5      0     0     0   .000 大卒
立浪和義   2480      110     75    4    18   .223 
石井琢朗   2432       17     2     0     0   .400 5打数2安打 
落合博満   2371               36     15    2     7   .234 ノンプロ出身
稲葉篤紀   2167       67     66    8    40   .307 
秋山幸二   2157        3      1    0     0   .200
宮本慎也   2133       67     11    0     4   .220
清原和博   2122      126    123        31    78     .304
小笠原道大  2120       44     94    21     7       .223入団時は捕手
前田智徳   2119       56     11    0     5   .256
谷繁元信   2108       80     27    3    10   .175 
中村紀洋   2101       11     6     2      5     .222
古田敦也   2097      106    70     3     26    .250   大卒  
松井稼頭央  2068       69     45    2     15     .221  
和田一浩   2050        17     4     0          2    .190 
小久保裕紀  2041       78     38        6     20    .215
野村謙二郎  2020       88     39    0     12       .258
田中幸雄   2012       14      4    1     4     .148
駒田徳広   2006       86     52   12     47   .286 

 2017シーズン時、現役選手イチロー、松井は2016年シーズン終了時点での通算記録を記載した。もちろん現役の荒木も今回は割愛したい。
 見てわかるように、入団1年目のルーキーイヤーには後の超一流選手と言えども、プロの壁にぶつかり、試合出場すらままならなかった。まして高卒ルーキーは、ファームで怪我をしない体作りから始まる。
 清原、松井、野茂、上原、松坂は別格として、それ以外は皆、下積みをしている。

投手編                       1年目の成績
        通算勝利数  登板数   勝   敗    S  奪三振   防御率

 工藤公康   224     27     1    1    0   29     3.41
 山本  昌   219      1     0    0    0    2    27.00

 平成以降、200勝投手が極端に少ない。これは完全分業制が進み、先発完投型が少なくなったためで、先発投手の登板数は1シーズン30試合未満のため、最多勝でも15勝前後。これでは勝ち星を200個積み上げるのは難しい。15勝を14年連続続けてやっと届く数字だ。

 さて、見てきたように、名球会に名を刻んだ名選手ですら、ルーキーイヤーや2年目くらいまでは芽が出ず、下積みをしていることがわかる。大卒でもノンプロ上がりでも、1年目からプロのスピードについていって実績を上げる選手は思いのほか少ないことが理解できる。
 やはり才能だけではダメで、地道な努力があってこその成功である。見てみると、大卒やノンプロ出身者は、高卒に比べて4~6年程度プロ入りが遅れる分、現役生活が少なくなる。22歳から40歳までやったとして19年間だ。毎年、怪我無くコンスタントに試合に出場して100安打を19年続けてもまだ届かないし、投手の場合は打者に比べて、肩や肘に故障を抱えやすく、選手寿命が短い。普通に考えて38歳で引退して16年程度だ。投手で名球会に入る選手が少ないのはそのためだ。中には工藤や山本のように50歳まで現役を貫く選手もいないことはないが・・・。16年間の現役でもプロ野球選手としては成功したほうだ。2年目まで芽が出なかったとして、15勝を残りの14年連続で続けた投手は、平成以降はいない。だとしたら、今後は200勝投手など出ないのではないか?という危惧さえ浮かぶ。
 あの甲子園を賑わした桑田真澄(173勝)でも到達できなかったし、松坂大輔ですら厳しい。怪物と言われた江川は巨人命を貫いた挙句に選手寿命を縮めた。巨人のエースだった齋藤雅樹も180勝止まり。
 現役選手でもっとも200勝に近いのはヤクルトの石川雅規だが、2016年終了時点で156勝。37歳であることを考え、今季のヤクルトの大低迷を見れば、10勝するのは厳しく、41歳までそれを続けるのは正直困難だ。
 また、故障続きの巨人・杉内は142勝。到底及びそうにない。 

 したがって、現代野球において、「名球会」に入ることは、ほんの氷山の一角と言えるだろう。
 今回の記事を見れば、超一流選手が、1年目から順風満帆なスタートを切っていないことがわかる。練習を重ね、同じチーム内で凌ぎを削ってポジションを獲得し、コンスタントに試合に出続けて実績を積まないと到底たどり着けない記録だと認識できる。
 ドラフト何位であろうが、実力がものいうのがプロの世界。ぜひ切磋琢磨し、心と体、そして技を磨き、記録にも記憶にも残る選手になってほしいものだ。

  記事作成:6月14日(水)~

    


 

2017年6月 9日 (金)

巨人を追われた男たちの意地

 今年の巨人の不振は異常だ。FA制度導入以後、史上初のFA3人獲得を果たした巨人だが、まったく役立たずの状況で、一軍定着はクロスオーバーで左殺しの異名を持つ森福だけで、DeNAのエースとして昨季10勝以上をあげた山口と日本ハムの俊足巧打の切込み隊長役の陽岱鋼が故障で出遅れている。何のための大枚を叩いての補強かさっぱりわからない。
 過去、当ブログでは、トレードやFAで巨人にやって来た選手の、移籍前のチームでの成績とと巨人移籍後の成績を比較する記事を書いたが、今回はその逆を取り上げたい。つまり、巨人から他球団に移籍した選手の新チームでの移籍一年目の成績だ。層の厚い巨人ではスタメン出場など夢のまた夢の状況だった選手が、活躍できる場を得て、見違えるほどの変貌を遂げている選手がいかに多いか驚くはずだ。
 なお、材料としては巨人から移籍する直前の年と移籍したチームでの1年目を比較したい。

 小林 繁(阪神へ)

          登板数  勝利 敗戦   S   勝率   奪三振  失点  防御率
巨人最終年    43    13  12   2  .520   130   97    4.10
阪神1年目     37        22   9       1  .710   200   101  2.89

 いわゆる「江川事件」でとばっちりを受けた被害者。怪物と呼ばれた江川卓のわがままのせいで、意思に反して阪神へトレードさせられた。62勝(39敗)をあげて巨人のエースとして尽くしたにもかかわらず、無情な仕打ちで巨人を追い出された。翌年、巨人戦では負けなしのシーズン22勝を挙げ、見事リベンジを果たし見返した。

 駄々っ子のように他の選手に迷惑をかけた江川とは真逆で、その紳士的な大人の対応で無言を貫いて阪神に移籍し、22勝で最多勝を獲得した彼は、投手に関する賞を総なめにし、賞賛を浴びた。しかし、引退後、コーチや監督としての指導力や手腕が期待された矢先、病気で早くして亡くなられた。日本球界にとって大いなる損失となった。

 鈴木康友(西武へ)

          試合数  安打数  本塁打 打点   打率   盗塁
巨人最終年    85    24     3    9   .190    3    
中日1年目     119    86     11       30   .234    3

 巨人時代は守備固めの選手という印象だった。西武時代は奮わず、1年後にはまたトレードに遭ったが、中日では1年目から大活躍。4年後にはまた西武に戻った。打者としてはぱっとしなかったが、守備が上手で13年間も現役生活を送った。

 駒田徳広(横浜へ)

         試合数  安打数  本塁打     打点   打率   盗塁
巨人最終年  122   109     7     39     .249   1
横浜1年目   130   149    13     68   .284   0

 「満塁男」と呼ばれ、プロ初打席でいきなり満塁ホームランを放った。巨人では実力があるのに使ってもらえず、代打が多く、出番を求めて自ら移籍を希望した。そしてレギュラーに定着した横浜では打ちまくり、2,000本安打を達成した。もしあのまま巨人にいたら、出場機会が少なく、2,000本安打は実現できなかっただろう。

 仁志敏久(横浜へ)

          試合数  安打数  本塁打  打点  打率   盗塁
 巨人最終年   64     22      1     7   .185   1
 横浜1年目  137    150    10    45   .270   3

 いずれも横浜へ移籍した一年目は大活躍。安打数は約7倍 打率は大幅アップ
 巨人を出るとどうしてこうも変わるのか?リベンジに燃えるのか?

 二岡智宏(日本ハムへ)

          試合数  安打数 本塁打  打点  打率   盗塁
巨人最終年    31    24    1     7      .279   0
日ハム1年目   69    43    4    25  .253   0

 久し振りの巨人の打てる遊撃手だった。守備も上手く、スローイングが安定していた。イケメンで女性ファンからの熱い声援を浴びていたが、モテ男が災いして、山本モナとの不倫が原因でイメージを崩したという理由で巨人を追われた。

 林 昌範(日本ハムへ)

         登板数  勝利  敗戦  H  奪三振  防御率
巨人最終年   11    0    0   1   14    6.75
日ハム1年目  46    3    2   9   42    3.33

 巨人時代は貴重な左のセットアッパーとして活躍した。しかし、ノーコンで四球を連発し、自滅することが多かった。2008年、マイケル中村・工藤隆人との交換トレードで二岡智宏と共に北海道日本ハムファイターズに移籍した。すると前年比較で4倍の登板数。防御率も半分以下と好投した。現在はDeNAで現役を継続中。  

 

一岡竜司(広島へ)

          登板数  勝利  敗戦  H  奪三振  防御率
巨人最終年    9     0    0   0   8     5.23
日ハム1年目   31          2    0     16   27    0.58

 巨人時代は将来を嘱望された若手投手だった。しかしFAで大竹を獲得したことにより、人的補償でプロテクトを外れたことで、広島から指名がかかった。巨人時代は一軍での登板は少なかったが、広島へ移籍後はセットアッパーとして大活躍。31試合に登板し、失点は僅か3点という神がかり的な変貌を遂げた。

 矢野謙次(日本ハムへ)

          試合数  安打数 本塁打  打点   打率  盗塁
巨人最終年    8     1     0     1   .071   0
日ハム1年目   40    15     1     5   .197   0

 巨人時代は左キラーとして代打職人的な存在だった。パンチ力があって、長打力があった。12年間でレギュラー定着とまではいかなかった。2015年のシーズン途中に電撃的に日本ハムに移籍。途端にサヨナラ打を連発するなど大活躍。才能がありながら出番が少なく悲運。もったいない選手だ。

 大田泰示

          試合数  安打数  本塁打  打点   打率   盗塁
巨人最終年   62      23     4      13  .202     0
日ハム1年目  33     30     6          18   .250    0
(6月7日現在)

 将来の4番候補と目されていたが、巨人在籍8年間は出番も少なく鳴かず飛ばず。通算100安打に留まり、大砲とは眉唾で9本しかホームランが出なかった。40打点で打率も.229と低迷した。
 しかし、2017年シーーズンから日本ハムに移籍後は一軍定着し、ホームランを量産し、すでに8年間の巨人時代の総ホームラン数にあと3本で並ぶ。

 以上、見てきたように、トレードなどで巨人を離れると、一矢報いようと頑張ったり、リベンジ心が芽生え、「見返してやる」という心意気や男の意地が強くなる。予想通り、巨人時代はレギュラーに定着できず、苦虫を潰していた選手が、他球団に渡ると水を得た魚のように生き生きと輝く。
 確かに昔から巨人戦はテレビの中継が多く、毎試合プラチナチケットと呼ばれるほど球場は満員札止め状態で、人気が高かった。それが他球団からは妬まれる材料になった。巨人戦で負けて無様な醜態を晒せないと、エース級の投手をぶつけたりした。星野仙一や村山実のように、巨人を目の敵にして力投する男気のある選手も大勢いた。巨人戦には滅法強い打者もいた。

 やはり巨人は層が厚く、出番がなかなか回ってこない。レギュラーを勝ち取れる選手はほんの僅かだ。特に外国人助っ人との守備位置争いは熾烈で、外野は戦争状態。互いに潰しあいとなる。だから他球団に移籍すると、実力次第でレギュラーを手に入れられる分、ハッスルするのだ。
 「巨人命」を貫いた選手は、ダメになるのも早い。江川は9年間で現役を終えたし、浪人した選手も元木のように名球界に名を残す選手にはなれなかった。どちらがいいかはわからないが、常勝の宿命を背負い、相当なプレッシャーと戦いながらプレーするよりも、他球団でのびのび野球を行い、実績を挙げたほうが、プロ野球選手として大成したほうが賢明かもしれない。巨人にしがみついた結果、飼い殺しになるのが巨人選手の成れの果てなのだから。
 
 最後に、FA3人獲得や、日本ハムでエースとして活躍した吉川光夫投手のトレード移籍、楽天時代に大砲だったマギーや守護神カミネロの入団など盤石の補強でブッチギリ独走かと思われた今年のセ・リーグ。蓋を開けてビックリ。6月8日現在で、球団ワーストの13連敗を喫し、最下位のヤクルトに2.5差に迫られる5位と低迷している。大型補強が裏目に出て、実力がかみ合っていない。こういう負の連鎖が続く時には、サッカーでよくありがちな監督交代(休養)などのカンフル剤が必要だが、外様だらけの巨人コーチ陣に代行が務まるとは思えない。まして選手生活にピリオドを打たせて監督要請した経営陣が解雇を宣告できる訳もない。
 それでも球場は満員で、声援を送り続けているファンをこれ以上失望させないためにも、チーム改革を行い、チームを変身させてほしいものだ。

 記事作成:6月7日(水)

2017年6月 6日 (火)

シーズン途中で休養した監督

 日本のプロ野球は交流戦を含め、1シーズン144試合も戦う長丁場だ。そこには様々な名勝負やドラマがある。しかし、途中で成績不振を理由に「休養」に入る監督がいる。休養と言えば聞こえが良いが、それは個人の名誉保持のためであり、事実上の解任である。それが証拠に、シーズン中に復帰した監督は、病気や怪我による休養以外は皆無だ。勝負の世界はなかなかシビアだ。
 今年のシーズンも、オープン戦でダントツ首位だったロッテの伊東監督が、最下位に沈み、5月時点で自力Vが消滅するなど、「休養」の危機にさらされている。実績十分な監督だけに、選手の踏ん張りに期待したい。

 では、これまでに休養に入った監督はどれくらいいたのだろうか?調べてみた。

加藤喜作(南海軍:1942年、三谷八郎の退任に伴い監督代行に就任した岩本義行が監督
     代行を退任した為に「監督代行の代行」に就任)

宮崎剛(大洋ホエールズ:1972年に別当薫の休養に伴い監督代行に就任した青田昇が途
     中で体調を崩して休養した為に「監督代行の代行」に就任)

土橋正幸(ヤクルトスワローズ:1984年に武上四郎の休養に伴い監督代行に就任した中
     西太が途中で体調を崩して休養した為に「監督代行の代行」に就任)

島野育夫(中日ドラゴンズ:1995年に高木守道の休養に伴い監督代行に就任した徳武定
     祐が成績が安定せずに休養した為に「監督代行の代行」に就任)

 21世紀以降は・・・

02年9月25日 横浜 = 森祇晶監督 → 黒江透修代行

03年4月23日 オリックス = 石毛宏典監督 → レオン代行

03年9月 7日 中日 = 山田久志監督 → 佐々木恭介代行

https://www.youtube.com/watch?v=xIFFytEVBzY

08年5月21日 オリックス = コリンズ監督 → 大石大二郎代行

09年5月17日 横浜 = 大矢明彦監督 → 田代富雄代行 

10年5月26日 ヤクルト =  高田繁監督 → 小川淳司代行

12年9月25日 オリックス = 岡田彰布監督 →森脇浩司代行

14年6月 4日 西武 = 伊原春樹監督 → 田辺徳雄代行 

https://www.youtube.com/watch?v=LM8KL_t51HQ

15年6月 2日 オリックス = 森脇浩司監督 → 福良淳一代行 

https://www.youtube.com/watch?v=qdZt_8oBr6E

16年8月 9日 中日 = 谷繁元信監督 → 森繁和代行

https://www.youtube.com/watch?v=-Bik-BRBI94

【注】病気療養による06年王貞治監督(ソフトバンク)14年星野仙一監督(楽天)を除く

シーズン終了後に代行者が正式に監督就任した例

藤村富美男(大阪タイガース、1955年に岸一郎の退任により監督代行就任→翌1956年に
      正規に監督就任)

加藤春雄(近鉄パールス、1957年に芥田武夫の退任により監督代行就任→翌1958年に
      正規に監督就任)

藤本定義(大阪タイガース、1961年に金田正泰の退任により監督代行就任→翌1962年に
      正規に監督就任)

西沢道夫(中日ドラゴンズ、1964年に杉浦清の退任により監督代行就任→翌1965年に
      正規に監督就任)

長谷川良平(広島カープ、1965年に白石勝巳の退任により監督代行就任→翌1966年に
      正規に監督就任)

別当薫(大洋ホエールズ、1967年に三原脩の退任により監督代行就任→翌1968年に
      正規に監督就任)

濃人渉(東京オリオンズ、1967年に戸倉勝城の退任により監督代行就任→翌1968年に
      正規に監督就任)

金田正泰(阪神タイガース、1972年に村山実の指揮権の返上(現役投手に専念)により
      監督代行就任→翌1973年に正規に監督就任)

土橋正幸(ヤクルトスワローズ、1984年に武上四郎・中西太の退任により監督代行就任→
      翌1985年に正規に監督就任)

藤田平(阪神タイガース、1995年に中村勝広の退任により監督代行就任→翌1996年に
      正規に監督就任)

大石大二郎(オリックス・バファローズ、2008年にテリー・コリンズの退任により監督代行就
      任→翌2009年より正規に監督就任)

小川淳司(東京ヤクルトスワローズ、2010年に高田繁の退任により監督代行就任→翌
      2011年に正規に監督就任)

森脇浩司(オリックス・バファローズ、2012年に岡田彰布の退任により監督代行就任→翌
      2013年に正規に監督就任)

田辺徳雄(埼玉西武ライオンズ、2014年に伊原春樹の退任により監督代行就任→翌2015
      年に正規に監督就任)

福良淳一(オリックス・バファローズ、2015年に森脇浩司の退任により監督代行就任→翌
      2016年に正規に監督就任)

森繁和(中日ドラゴンズ、2016年谷繁元信の退任により監督代行に就任→2017年に正規
      に監督就任)

 ざっと振り返っただけでもこれだけの監督がシーズン半ばで「休養」し、解任されている。プロは結果がすべてと考えれば当然と言えば当然だが、やはり厳しい世界だ。あの長嶋監督や王監督ですら、巨人時代は、シーズン後に解任が発表された。選手としては超一流でも、監督としては結果が重視された。
 今シーズンを見てみると、ロッテの伊東監督は厳しい立場にあるし、中日の森監督も、このまま低迷を続けると、電撃的に「休養」に入って、コーチが監督代行するパターンに陥るかもしれない。

 また、信じたくは無いが、巨人の高橋由伸監督も2年連続でV逸すれば、解任の危機にある。かつて堀内監督は2年間指揮を執ったが、優勝できず、その責任を取って辞任した。今年の巨人はトレードや球界初のFA3人獲得で戦力補強したにもかかわらず、優勝を逃したとあらば、ナベツネ氏の逆鱗に触れ、監督交代も現実味を帯びそうだ。
 その兆候はすでに現れている。6月4日(現在)、10連敗を喫し、首位の広島とは9.5ゲーム差。昨季も4位とBクラスに沈み、2年連続で優勝どころかBクラスに甘んじればクビ宣告は時間の問題か?高橋監督のプライドを尊重すれば、自ら進退伺いを提出し、休養に入るしか道が無くなる。

 後任だが、原監督が復帰にはまだ時間を要しそうなので、桑田氏か松井氏に白羽の矢が立つかもしれない。原氏が日本代表監督に就任する可能性もあるし、そうなると巨人の監督人事はますます混迷するかもしれない。
 個人的に松井氏は監督には向いていないと思っている。細やかな野球は出来そうにない。監督は緻密で選手の調子の良し悪しを見抜く眼力と観察力に優れていなければ務まらない。松井氏はその素質に欠けている。打者出身だけに、打ち勝つ野球を掲げるかもしれないが、打線は所詮水もの。野球は投手力と守りが重要。畑違いのような気がする。

 今の巨人の窮地を救うには監督交代のカンフル剤が必要だが、歴代巨人軍の監督を見てもシーズン途中での休養は無い。たぶん今シーズン終了までは、球団社長やオーナーも我慢を重ねるが、原政権時代から3年連続でV逸となれば、監督交代は必至だ。

 記事作成:5月15日(月)~

2017年5月30日 (火)

最近の投手事情

 野球は投手力とよく言われる。どんなに強力打線でも、好投手の前では沈黙してしまう。実例を挙げると、4年前、「楽天」所属だった田中将大投手は、開幕からシーズン負けなしの破竹の24連勝を記録した。大エースとして奮闘し、見事球団創設初の日本一へと導いた。
 各球団、この絶対的エースがひとりはいて、共通しているのは決め球を持っているという点だ。エースは、そのチームの勝ち頭であり、顔でもある存在だ。しかし、特定の年数をNPBで過ごした後、メジャーに移籍するケースが後を絶たない。それに伴い、新たな戦力を整えるのに、チームは苦慮を強いられる。

 最近は、メジャーに流出する有望選手が多くなったが、それに伴い、聞きなれない言葉や投手に関わる事情が趣を異にしている状況下にある。今日はそれをテーマにしたい。 

 1 ピッチングフォーム

 かつてラジオのナイター中継では「ピッチャー振りかぶって第1球投げた」という実況をよく耳にしたものだ。しかし、最近はこの「振りかぶって」を聴かなくなった。この振りかぶってモーションを起こす投げ方は「ワインドアップ」という。それに対していったん胸の前にグラブを置いてからモーションに入る投げ方を「ノーワインドアップ」、ランナーがいるときに横向きでセットしてからモーションを起こすのを「セットポジション」と呼んだ。しかし、近年はランナーがいないにもかかわらず、終始「セット」で投げるピッチャーが多くなった。これは振りかぶると、勢いが付いて球威は増すが、その分、軸がブレやすくなり、結果コントロールが乱れ易い。その点、セットで投げると、全体のモーションが減る分、コントロールはつきやすくなるという利点がある。
 では、現在のNPBのピッチャーで、どんな選手がいるか分類したい。

 ○ワインドアップ (Wikipediaより引用)

 ワインドアップポジション(wind up position)は、2つの正規の投球姿勢の内の1つである。塁上に走者がいない場面でよく用いられる。

 一般的なワインドアップは、以下の様になる。

  1. ボールを両手で持つ。
  2. 自由な足(右投手の左足・左投手の右足)を投手板の後方に引く。この動作に伴い、両手を頭上に振り被る投手が多いが、振り被らず胸の前に構えたまま投げる(ノーワインドアップ)投手もいる(後述)。
  3. 自由な足を地面から離し、軸足で全体重を支え、利き手の向きに腰を捻る。
  4. 自由な足を投手板前方の地面に再び付けて踏ん張り、軸足で投手板を蹴り、その推進力を利用してボールを投じる。
  5. 投球の予備動作(テイクバック)をとってから投げる直前に腕をしならせるようにするが、腕を伸ばしたまま投げることは、ピッチングマシーンの腕が曲がらないことに例えて「アーム式」と呼び、故障の原因となるため忌避するべきとされている。

 一般的には、振りかぶるワインドアップポジションは、体を大きく使えるために球速を得られる一方、精緻なコントロールが難しいとされている。下半身強化は、身体のバランスを安定させてその問題を改善する目的もある。

 ○ノーワインドアップ(Wikipediaより引用)

 ノーワインドアップは動きに制限があり、球速が出づらいが、重心がぶれにくいのでコントロールしやすく、VTRによる解析・研究が活発になってからは、手元を見せないので球種が分かりづらいというメリットがある。また、球速についてはプロレベルでは大差ないという意見もあり、近年のプロ野球選手の多くがこちらを選ぶようになっている。

 ○セットポジション(Wikipediaより引用)

 セットポジションは、ワインドアップの条件に加えて自由な足の位置やボールの持ち方を制限した投球姿勢である。

 一般的なセットポジションは、以下の様になる。

  1. 自由な足を投手板の前方に位置し、片方の手を下に下ろして身体の横に付ける。
  2. ボールを両手で身体の前方で持ち、完全に静止する。
  3. 自由な足を地面から離し、前方に動かす。
  4. 自由な足を投手板前方の地面に再び付けて踏ん張り、軸足で投手板を蹴り、ボールを投じる。

 セットポジションはワインドアップポジションよりも速やかに投球することが出来、塁上の走者を牽制しやすいため、塁上に走者がいる場合に用いられる。

 ワインドアップではコントロールが定まらないなどの個人的な癖により、走者の有無に関わらず常にセットポジションを用いる投手もいる。

 始めからセットポジション・・・大谷翔平、

 2 決め球

 フォーク・・・杉下茂、野茂英雄、佐々木主浩、千賀滉大

 スライダー・・・伊藤、齋藤雅樹、ダルビッシュ有、松坂大輔

 カーブ・・・今中、工藤公康、山本昌、武田翔太

 シンカー・・・高津臣吾、齋藤雅樹、摂津正、

 チェンジアップ・・・杉内俊哉、岸孝之、金子千尋

 3 球種の違い

 メジャーに行く日本人選手が出始めてから、聞きなれない球種を耳にすることが多くなった。かつては曲がるボールはカーブと言ったが、最近は皆、スライダーと言う。スプリットとかカットボールとか、一体どんな変化球なのか想像も出来ない。

 スプリット(Yahoo!知恵袋より)

 正式には「スプリット・フィンガード・ファスト・ボール」というらしい。

 日本では一般的に浅く挟むとスプリット(スピードは早いけど落差が小さい)、深く挟むとフォーク(スピードはないけど落差が大きい)って言ってるけど、アメリカではどっちもスプリットなので深く考えなくてもいいんじゃない?まぁイメージ的にいうとゴロを取りたいときは浅く挟み、落差を小さくして引っ掛けさせてる感じはある。超高速のフォークというイメージ。
 田中将大投手の魔球はこの球種。他にも上原浩治、岩隈はスプリットの使い手。

 カットボール(Wikipediaより)

 直球の握りから人差し指を少し中指側にずらして握り、リリースの際にボールを切る(カットする)様に投げる。 直球とほぼ同じ球速で小さく鋭く変化するため、打者からは直球との見分けがつきにくく、直球と思ってスイングしに行った打者のバットの芯を外して凡打に打ち取る目的で使われることが多い。

 ツーシーム(Yahoo!知恵袋より)

 ツーシームはストレートの一種です。球種の名前です。名前の通り(ツー・・・二つの、シーム・・・縫い目)の通り、二本の縫い目に沿って人差し指と中指を掛けて投げます。
ちなみに、一般的な変化しないストレートのことをフォーシームといいます。
 しっかり縫い目に指をかけないためにボールの回転のかかりが悪くなり、回転が比較的少ないボールになります。
 また、二本の縫い目が回りながらホームベースに向かってくるため、一般的なフォーシームに対して空気抵抗が少なくなります。
 この様な理由でこのボールは不規則な変化をします。ストレートの一種なのに変化するのです。

 代表格はDeNAの山崎康晃や元広島の黒田雅樹、元巨人の桑田真澄

 スクリューボール(Yahoo!知恵袋より)

 シンカーは直球の軌道から曲がり落ちるのに対して、スクリューボールは逆方向のカーブのような軌道で、浮き上がってから落ちる。

 大野豊・山本昌・石川雅規

 さて、今日の記事は「Wikipedia」や「ヤフー知恵袋」の解説を借りた他力本願的な記事になったが、私自身、40年以上、NPBのファンを続けてきたが、近年の野球はわからないことだらけ。特に、ピッチャーに関する変わりようは異常で、日本人投手がメジャーに行き始めてから、その未知の情報が数多く入ってくるようになった。多くの球種があり、決め球となるような「魔球」もあることがわかった。そこは日本の10倍以上の年俸がありふれた夢世界。第一線で活躍し、生き残るためには多種類の魔球を操れないといけないらしい。

 記事作成:5月11日(木)~

2017年5月26日 (金)

給料泥棒と呼ばれて・・・

 これは私のことではない。今年4月に部長職に就き、睡眠時間は僅か4時間という状況に追い込まれながら、命を削って仕事に励んでいる。しかし、私よりも年齢が上の先輩は、役職を断り、仕事から逃げ続けても解雇されず、給料は私より上という、不可解にして不平等な勤務評定の中、それでも歯を食いしばって毎朝7時に出勤している。
 私はサラリーマンなので、たいした給与はもらっていないが、世の中には額面にはほど遠い仕事しかしていなくても超高給とリの職業が存在する。それはプロ野球界だ。

 恥も外聞もいなく、どの面下げて億単位の年俸を貰っているのかと怒り心頭だが、過去の栄光がものを言うこの世界では、怪我をして戦列を離れようが、故障後、調整に数年要しようが、「複数年契約」を勝ち取ったが最後、翌年に一度も試合に出なくても満額貰えてしまう、まさに「給料泥棒」を地で行くずるい選手を取り上げたい。
 なお、この記事は誹謗・中傷ではなく、そうした選手たちの奮起を促すために掲載することお断りしておきたい。

 1位 松坂大輔(36歳)

 西武からレッドソックスへは100億円という移籍金でメジャー入りしたものの、期待に背き、その後、日本球界のソフトバンクへ。過去の実績だけで1年4億円。4年間16億円もの複数年巨額契約を結んだものの、移籍後も原因は太りすぎの体型で、走りこみ不足と肘の故障で下半身が使えずに身体に切れがない。

 彼が図太いのはその神経で、給料泥棒を自負しながら、しめしめと満額をせしめて、責任を感じて返納することや、自ら減俸を申し出ることもない。彼はO型。がめつさと無神経さではまさに「怪物」だ。

 2位 杉内俊哉(36歳)

 彼もかつてはNPB一の高給だった。2011年時点で年俸は5億円だった。しかし、故障して一軍登板がないと、自主返納を申し出た。その額なんと4億5千万円の減俸。つまり10分の1に激減。プロである以上、意識はこうあるべきだ。彼はA型なので、責任感が強く、罪悪感などからこのような措置を選んだのだろうと察しがつく。
 しかしながら、この2年は登板機会がなく、ソフトバンク時代の栄光も霞みつつある。エースの「18」を背負った割には、巨人に来るとダメになる典型だ。
 ソフトバンク時代の10年間には103勝55敗で、様々な賞を獲得したが、巨人移籍後は2016年終了までの5年間で僅か39勝(22敗)。昨年は治療に専念し、登板機会ゼロ。今年も当番の目処は立っていない。

 3位 村田修一(36歳)

 以前は3億円の年俸を貰っていた彼だが、昨季オフに8,000万円減の2億2千万円で契約を交わした。もう後がない彼だったが、今年はマギーに定位置を奪われ、ベンチスタートが多くなった。かつてのホームラン打者の面影は無に等しい。代打要員に成り下がった。これで一般サラリーマンの生涯賃金である2億円以上貰っているなんてとんとおかしい。
 彼も横浜時代とは成績も差がありすぎ。巨人にFAしてダメになった一員。横浜の9年間でホームラン王を2度獲得したが、移籍後は最多でも25本だ。

 しかし、今年は気の毒な面もある。まだまだ第一線で主力でやれる体力がありながら、マギー獲得でサブに追いやられた。ここ一番では、ベテランの技と経験がものを言うのがペナントレースなので、彼が一番の被害者かもしれない。額面どおりの出番を与えないと、巨人に愛想を尽かすのも時間の問題だろう。

 4位 川崎宗則(35歳)

 彼はメジャーに夢を託したのが失敗の元だった。ソフトバンクでは俊足巧打で鳴らした彼だが、所詮体が小さく、メジャー向きの体型ではなかった。パワー不足で盛り上げ役で終わってしまった。あのまま5年間、日本に留まっていたら、とっくに2,000本安打を達成していたに違いない。今年電撃的に古巣に復帰を果たしたが、かつての姿はもう無い。

 NPB11年の成績 1,343安打 267盗塁 通算打率.294
 MLB5年の成績    150安打  12盗塁 通算打率.237

 5位 内海哲也(35歳)

 彼はもうエースとは呼べない。いつお払い箱になっても文句は言えない散々な状況だ。一時期は最多勝を獲得したが、数年前にピークは終わった。彼も太りすぎとプレッシャーに長年、心臓の弱さがネックだった。ピンチに陥ると顔が硬直し、相手への威圧も感じられない。高卒ですぐに巨人入りし、昨季で13年を過ごしたが、通算126勝89敗では真のエースとは言えない。巨人のエースは常に15勝以上をしなければならない。15勝を越えたシーズンはたった2回だ。この3年間は18勝(16敗)止まり。もう峠はとうに越えた。
 今年も5月20日現在で1勝4敗と悲惨な状況だ。今年ダメなら引退も覚悟しなければならない。
 昨季まで年俸4億円貰っていたが、2億円減でサイン。それでも今年、2億円貰っている。つまり一般サラリーマンの生涯賃金だ。額面どおりの投球をしているとは到底思えない。

 いずれもこのテーマに合致するのは巨人の選手に多い。契約段階で高給を貰うから、さほど実力のない選手も勘違いするのだ。貪欲さがなくなり、楽して契約更改で駄々をこねるようになるのだ。

 不思議なことに、今日取り上げた「給料泥棒」と思える選手は、いずれも35~36歳の同年代選手ばかり。見果てぬ夢を追い続け、自分の実力を分析する眼力も乏しく、アメリカンドリームに魅せられた面々だ。年間数十億円という額に目が眩んだ訳では無いだろうがあまりにも現実離れしていると思う。

  本人やファンは往年の雄姿に思いを馳せ、復活を望んでいるだろうが、プロの世界は実力社会。使えなくなった時点で「給料泥棒」だ。潔くユニホームを脱いで貰いたい。松坂などは、もう一生遊んで暮らせるだけの財を築いた筈だ。サラリーマンが汗水垂らして一生かけて稼ぐ給料を、1年で軽く追い越してしまう。いくら「夢を売る職業」でも、この高給待遇ぶりは目に余る。彼の場合は、1球投げて数千万円という単位に上る。いつまでも現役生活にしがみついていないで潔く引退してほしい。周りから見れば、単なる金の亡者に思えるだけだ。

 ところで、今年もまた巨人は低迷している。FAで獲得した3人のうち、一軍に生き残っているのは森福だけ。期待の陽と山口は一試合も出場できてない悲惨な状況。一方、巨人を追われた

 過去にも萩原(広島)、駒田(横浜)、二岡&林(日本ハム)、一岡(広島)、矢野(日ハム)、ロペス(DeNA)、大田(日ハム)は巨人では出番がなくても、他球団に行った途端で才能が開花し、見事な変身ぶりを遂げている。大田泰示は巨人時代の通算ホームラン数を5月時点でもうすでに超える大活躍。なぜこうなるのか?巨人の監督はコーチは選手を見る目がアホなのか?それとも選手層が厚すぎて実力のある選手を使えず、飼い殺し状態にあるからなのか・・・。だから他球団に移籍すると、水を得た魚の如くいきいきと活躍できる。

 そういえば、大学出身のドラ1の桜井や2位の早稲田出身の重信ですら頭角を現せず終いだ。他球団だったら、とっくに即戦力でレギュラーだろうに・・・。

 巨人もそうだが、実力の無い選手に高給を与えると、選手を甘やかすだけで、3億貰っていても、翌年鳴かず飛ばずだったら、5千万円まで減俸して当たりまえ。「働かざるもの食うべからず」は勝負の世界に生きる以上、当然の掟だ。厳しい査定で選手にやる気を植え付けさせ、発奮させるシステムを構築すべきだと思う。

  最後に、5月21日(日)時点での巨人(21勝20敗)の勝ち組と負け組みを区分けしたい。以下の通りはっきりしている。

 勝ち組              普通組           負け組(背信)

 菅野    5勝1敗    篠原  1勝1敗      内海  1勝4敗
 田口    4勝1敗    山口鉄 1勝1敗      宮國   0勝4敗
 マイコラス 4勝2敗    カミネロ 0勝1敗        森福   0勝2敗 
 大竹    4勝2敗       マシソン1勝0敗

 合計   17勝6敗            3勝3敗           1勝10敗

 野球は投手力がものを言う。先発陣は安定しているが、中継ぎが奮わないのは一目瞭然。内海と宮國は戦犯と呼ぶに相応しい背信ぶり。ファームで調整が必要。森福もFA組の中で唯一生き残っているが、合格点にはほど遠い。昨季ソフトバンクでの活躍から比べれば雲泥の差だ。
 巨人に来ると、ジンクス通り、成績はカタ落ちとなる。あれだけの戦力を補強しながら勝率5割程度では情けない。

 記事作成:5月20日(土)~21日(日)

2017年5月10日 (水)

巨人移籍でダメになる選手たち②

 以前(2010年9月)にも同名の記事を書いたが、昨季の巨人は、ナベツネ発言をきっかけに大型補強に乗り出した。初のFA3人獲得やトレード実行で「最強布陣」と言われ、V逸は許されない状況にあった。しかし、オープン戦は最下位に沈み、4月終了時点では14勝13敗と貯金僅か1のリーグ3位とお寒い状況。開幕ダッシュこそ成功したが、広島にはからっきしダメ。1勝5敗という惨敗状態だ。
 それには理由があって、FAや移籍で期待された「外人部隊」がこぞってダメ。というより、出場すら果たせていない。3軍で調整していたり、一度も一軍登録されていない選手までいる。では論より証拠。どんな具合か検証したい。

 打者

                   昨季の成績            今季の状況

 陽岱鋼(日ハム) 打率.293 14本塁打 61打点      一軍登録無し
   

 投手
             登板数 勝 敗  H/S 防御率  登板数 勝 敗  H/S 防御率

 吉川光(日ハム)   27  7  6   3   4.19   2   0  0      0   6.14

 森福(ソフトバンク)  50  2  1  16    2.00    7    0  2      3    5.40
 
 山口俊(DeNA)   19  11  5  0   2.86     故障のため登板機会なし

 いずれも巨人に移籍後は、昨季とは雲泥の差。山口はさておき、防御率5点台を越えているようでは、信頼度はゼロ。どうしてこうなるのか・・・。年齢的にはまだまだ現役バリバリにやれる世代だ。陽30歳、吉川29歳、森福30歳、山口29歳とベテランと呼ぶにはまだ早い。なのに、ひとりとして満足できる成果を得られていない。巨人に来ると、なぜこうなるのか?私なりに分析してみた。

 1 伝統チームで注目され、敵チームからはエース級をぶつけられるなど包囲網がある

 2 移籍後は対戦投手や打者の癖を掴むのに時間がかかる

 3 慣れない環境で練習やトレーニング方法も違う

 4 結果を出さないと焦ったり、はりきりすぎてオーバーワークで怪我や故障しやすい

 5 層が厚く、人材豊富でレギュラー獲れるか不安や精神的なプレッシャーが大きい

  世の中には科学では証明できない不思議な事象が時として起こり得るが、この巨人に纏わる移籍の実態は、まさにそれだ。歴史と伝統のある巨人はそれだけ周囲の注目が高くて、選手には極度のプレッシャーが圧し掛かる。

 また、外国人助っ人もそうだが、茶髪や髭がダメなど制約が厳しく、個性が殺されてしまう。のびのび野球が出来ない環境に、実力を出せず終いに陥る傾向は他球団より強い。
 
 ここで主旨とは違う話をするが、巨人の連携プレーはお粗末で、二塁ランナーをヒットで簡単に生還させてしまう。外野からの好返球で、ホーム上のクロスプレーで刺したのを見た験しがない。いつもセーフ。タッチも下手くそ。
 また、投手の場合、守備がダメなので不用意な失点が多くなり、戦意喪失。マイコラスなど小林のキャッチングやお粗末な守備にイライラしている様子が見て取れる。広島の菊池、中日の荒木のような守備の達人がいないし、阪神の糸井のような強肩で走者を刺せるような期待感もない。
 また、昨季はエースの菅野が投げると味方打線は毎回注目。エースを見殺しにする。防御率1点台にもかかわらず、9勝止まり。寡黙な菅野は打線を批判したりしないが、これではやる気が失せる。

 小林捕手はイケメンかもしれないが、WBCに選ばれ、大会ではラッキーボーイになったのは事実だが、実力はからっきしダメ。打率も2割を割り込むし、バントは下手くそ。勘違いしているだけ。頭を丸めた気概は買うが、真の実力が伴っていない。
 それに今の巨人の打線では繋がらないし、怖さもない。
                                                      
 では最後に、私が2月時点で3チーム作れると豪語した中で、一番の脅威オーダーと4月30日の敗戦時のオーダーを比較してその差を比較してほしい。

     私の熱望オーダー        4月30日のオーダー

 1   陽     8        1   立岡  
 2  片岡     4        2   橋本到
 3  ギャレット  7        3   坂本
 4  マギー    5        4   阿部
 5  阿部       2        5   マギー 
 6  坂本     6        6   石川
 7  村田     3        7   中井
 8  亀井     9        8   小林
 9  投手     1        9   投手

 4月30日のスタメンを見てもまったく怖さが無い。橋本、中井、石川って巨人の主力ではない。二軍の選手という印象しかない。役者不足で、相手投手は舐めてかかるだろう。層が厚い巨人のベストオーダーがこの面々では迫力を感じないし、小粒という概念しかもたれない。高橋監督は、今年優勝を逃せば更迭は逃れられない。桑田か松井が監督就任するのか、あるいは原監督が復帰するのか・・・。いずれにしても広島の独走を許さないためには、根本的にメンバーを見直す必要がある。
 果たして救世主は現れるのだろうか?オーダーを固定できないようではお先真っ暗だ。

 記事作成:5月2日(火)   

2017年5月 7日 (日)

WBCメンバーのペナント成績

 ペナント開幕直前まで行われた第4回ワールドベースボールクラシック(WBC)。各チームから主力を一堂に会し、V奪還を至上命令として果敢に挑んだのは既知の事実だ。
 一次予選から並居る強豪と互角以上に戦い、連戦連勝で負け無しで、ベスト4に進出した日本チームは、アメリカに乗り込み、地元USAと対戦。健闘むなしく惜敗し、2大会ぶりの優勝はならなかったが、練習試合で惨敗し続けたチームが劇的に変身を遂げ、日本野球の面目を保ったことは価値がある。

 ところがWBC終戦後、各チームに戻り、3月下旬から始まったペナントレースに参戦したWBC戦士たちだが、異変に見舞われている。いずれの選手も低迷している。これは疲労が原因なのか、あるいは短期決戦ながら合宿状態で日の丸を胸に極度の重圧と闘った末の虚脱感なのか、どうもパッとしない成績に甘んじている選手が多い。
 ペナント開始から一ヶ月経った今、4月終了時点でのWBC選手の成績を見ると、一目瞭然。昨季までの成績とは雲泥の差であることがわかった。
 では論より証拠。検証してみたい。

 <WBCメンバー>

 打者           昨季の成績   今季の成績(4月終了時点)
          打率  本塁打  打点     打率  本塁打  打点    評価

DH 山田哲  .304   38   102    .191     2     8     ×
 2 菊池   .315   13    56    .254    2    10     ×
 3 青木   .283    4    28    .321    1     5     ○
 4 筒香   .322   44   110    .275    1    12     ×
 5 中田   .250   25   110    .170    1     4     ×
 6 坂本   .344   23    75    .330    1    11     △
 7 平田   .248   14    73    .260    4    15     ○
 8 松田   .259   27    85    .220    1     6     ×
 9 小林   .204    4    35    .153    0     1     ×

 控え

  内川    .304   18  106     .340    5    20     ○
  田中    .265   13   39     .288    0     9     ○
  秋山    .296   11   62     .330    5    11     ○
  鈴木誠   .335   29   95     .317    5    19     ○

 打者で絶不調なのは、山田、中田、小林。山田は2年連続トリプルスリーの面影無し。中田も故障で一時戦線離脱し、フォームを崩して打率2割に届かない。また、WBCでは嶋の離脱で非本代表の正捕手に抜擢された小林。ラッキーボーイとして注目されたが、ペナントレースでは鳴かず飛ばず。1割5分台では話にならない。しかも打点はたったの1。

 投手        昨季の成績         今季の成績(4月終了時点)
         防御率   勝   敗  SH    防御率   勝   敗  SH  評価

  菅野    2.01    9   6        1.76    3    0       ○
  則本         2.91   11  11        3.81    2    1       ×
  千賀    2.61   12   3        3.86    3    1       △ 
  
  増井    2.44   10   3  10S   3.00    2    1   3S   △
  宮西    1.52    3   1  39S   8.10    0    1  5S   ×
  秋吉    2.19    3   4  19S   0.82    3    0   4S      ○
  松井    3.32    1   4  30S   0.53    2    1   4S    ○
  牧田    1.60    7   1  25H   0.00    0    0   5H   ○ 
  
 比較的打者に比べて投手は昨季よりも好成績を挙げている選手が多い。やはり日本の野球は投手力がものを言っているのがよくわかる。打線は水モノで、好投手の前では手も足も出ないことがよくわかる。
 防御率が良い投手をWBC戦士に選んでいることが一目瞭然。ベテランよりも若い投手が多い。それに世界一を目指すこの大会は、若くてチャレンジ精神に溢れ、多少無理が利く選手を選ぶ傾向が強い。監督は、各球団から選手を出して貰っている手前、怪我をさせてはならない。

 今回は、残念ながら大谷が出場を辞退し、戦力ダウンしたが、ベスト4に進出できたことで、面目は保ったと思う。小久保監督は勇退したが、次回は原監督か落合監督で臨むべきだと思う。
 王、原、山本、小久保と監督が替わったが、現役でなければ原監督がベストだ。調子のよしあしを見抜く眼力や観察力は確かだし、起用法も上手い。落合も実績十分。選手の個性や実力を引き出す力は折り紙つき。ぜひ次回の第5回大会はV奪還を目指し、プロ総動員して一丸となってほしい。
 おそらくは大谷はメジャーに行くであろうから、WBCで彼の雄姿を見ることは一度もないということになる。並みいるメジャーの強打者を165km/hの剛速球できりきり舞いさせるシーンを見たかった。 

 記事作成:4月29日(土)~

 

2017年4月21日 (金)

NPB歴代のベストポジション

 今日は「野球」ネタ。私が物心ついてから45年の長年に渡り、日本プロ野球界を眺めてきて、思うところを今日はカミングアウトしたい。それは、私が独断で考えた、歴代のプロ野球選手のポジション別のベスト10だ。あくまで個人的な趣向が過分に含まれているのであしからず。なお、外国人を除き、純国産プレイヤーをセレクトした。
 

 投手

 1 江夏 豊(阪神)・・・オールスター9人連続三振や日本シリーズ最後の21球は伝説
 2 稲尾和久(西鉄)・・・日本シリーズで巨人から4連投4連投 「神様・仏様・稲尾様」
 3 松坂大輔(西武)・・・平成の怪物の名をほしいままにし、WBCで2大会連続MVP
 4 津田恒実(広島)・・・炎のストッパー 真っ向勝負した。脳腫瘍で若くして亡くなった
 5 金田正一(国鉄)・・・400勝投手 ルーキーだった長嶋を4三振に斬った
 6 野茂英雄(近鉄)・・・個性的なトルネード投法でドクターKと呼ばれた フォークは圧巻
 7 佐々木主浩(横浜)・・・「大魔神」伸びのあるストレートと角度のあるフォーク 守護神
 8 村田兆治(ロッテ)・・・「まさかり投法」鋭いフォークで三振の山 肘の手術後、復活
 9 田中将大(楽天)・・・無傷の24連勝はプロ野球記録 伝説の日本一に貢献した
10 村山 実(阪神)・・・長嶋を終生のライバルとし、渾身のザトペック投法でならした 

 ほかにも尾崎行雄や山田久志、鈴木啓示がランクインして然るべき名投手だった 165km/hをマークした最速の大谷もいずれランクインする選手になる もちろん頂点にいるのは沢村栄治であることは間違いない

https://www.youtube.com/watch?v=KAKjkYIBwog

 捕手

 1 野村克也(南海)・・・選手時代は三冠王を獲得し、600本を超える本塁打を放った
 2 古田敦也(ヤクルト)・・・ID野球の申し子で 鉄砲肩と強打者で日本を代表する捕手
 3 阿部慎之助(巨人)・・・21世紀の最強捕手
 4 田淵幸一(阪神)・・・最強スラッガー捕手 死球が多くて選手寿命を縮めた
 5 木俣達彦(中日)・・・1964年から1982年まで中日の正捕手 285本塁打を放った 
 6 谷繁元信(横浜・中日)・・・2000本安打を放った苦労人捕手 選手兼任監督も経験 
 7 福嶋久晃(大洋)・・・1960年代後半から1980年代にかけて大洋の
 8 城島達也(ダイエー)・・・打てる捕手。MLB挑戦し、マリナーズでも活躍した。  
 9 森昌彦(巨人)・・・右投げ左打ち V9時代の正捕手 抜群のリードで投手力を支えた
10 中尾孝義(中日)・・・細身で打者センスが光る 強肩で三拍子揃ったアクティブ捕手

https://www.youtube.com/watch?v=uYVF1ICE0UA

 一塁手

 1 王貞治(巨人)・・・一本足打法で世界のホームラン王に 868本は前人未到
 2 大杉勝男(ヤクルト)・・・三塁手から転向 月に向かって打つ豪快なフォームだった 
 3 川上哲治(巨人)・・・野球の神様 ボールが止まって見えたと名言を残した V9監督
 4 清原和博(西武)・・・PL時代からスラッガー 番長として数多くの伝説を残した
 5 谷沢健一(中日)・・・細身ながらバッティングセンスは抜群だった 
 6 松中信彦(ダイエー)・・・最後の三冠王
 7 加藤秀司(阪急)・・・昭和50年代の黄金期にクリーンアップを担った。
 8 榎本喜八(大毎)・・・オリオンズの中心で、初代安打製造機」の異名をとった選手
 9 小笠原道太(日本ハム)・・・豪快なバッティングフォーム ガッツと呼ばれた
10 柏原純一(日本ハム)・・・巨漢のスラッガー 打ち方が落合とダブる

 他にも小早川毅彦や駒田徳広も捨てがたい

https://www.youtube.com/watch?v=Zz9m8Qzzue8

 二塁手

 1 荒木雅博(中日)・・・アライバコンビは鉄壁の二遊間だった。絶対に破れない聖域
 2 高木守道(中日)・・・元祖守備の名手。ゴロの捌き方は日本一だった
 3 山田哲人(ヤクルト)・・・2年連続トリプルスリーを達成。野球センス抜群で才能の塊
 4 篠塚利夫(巨人)・・・攻走守揃った好打者。ミートが巧く、ヒットを量産した
 5 井口資仁(ダイエー)・・・ホームランが打てる二塁手として新たな境地を開拓した
 6 菊池涼介(広島)・・・WBCでも魅せたが、ダイビングキャッチの達人
 7 西岡剛(ロッテ)・・・走攻守三拍子揃った職人プレーヤー。スイッチヒッターでもある
 8 大石大二朗(近鉄)・・・オールスターで江川の9者連続三振の野望を9人目で阻んだ
 9 岡田彰布(阪神)・・・バース、掛布と結成したクリーンアップは破壊力抜群だった
10 土井正三(巨人)・・・V9メンバー、小技が利き、安定した守備と頭脳プレーで貢献した

https://www.youtube.com/watch?v=OoQ9jWSTVqM

 三塁手

 1 長嶋茂雄(巨人)・・・ミスタープロ野球 NPBでは神格化された存在
 2 落合博満(ロッテ)・・・セ・パ両リーグで三冠王を達成したスラッガー
 3 中西太(西鉄)・・・ピンポン玉のように打球を左翼席に運んだ 怪童と呼ばれた
 4 衣笠祥雄・・・鉄人として連続試合出場世界記録を樹立 広島の黄金期のメンバー
 5 有藤道世・・・ミスターロッテ 
 6 小久保裕紀(ダイエー)・・・野球センス抜群 細身のスラッガー
 7 掛布雅之(阪神)・・・ミスタータイガース。細身ながらホームランを量産した
 8 大島康徳(中日)・・・ミスタードラゴンズ スリム体型でホームランアーティスト
 9 中村紀洋(近鉄)・・・豪快なバッティングフォームが持ち味 契約トラブルが多かった
10 宮本慎也(ヤクルト)・・・日本代表主将 誠実で周囲の信望が厚い選手だった

 落合は晩年に一塁を守ることが多かったが、ロッテ時代はサードの印象が強い
 このポジションは外国人助っ人が守ることが多い 大洋の松原や田代も実力派だった

 遊撃手

 1 松井稼頭央(西武)・・・抜群の運動神経で、とにかく足が速かった
 2 池山隆寛(ヤクルト)・・・ぶんぶん丸という異名で、本塁打を量産した
 3 井端弘和(中日)・・・鉄壁の二遊間 彼のグラブさばきは天下一品 
 4 豊田泰光(西鉄)・・・守備と言うより打撃の人 西鉄黄金期の主力メンバー
 5 高橋慶彦(広島)・・・走攻守揃った1番打者 広島の黄金メンバーの主力
 6 立浪和義(中日)・・・PL出身の走攻守揃ったプレーヤー 2,000本安打を達成
 7 石毛宏典(西武)・・・原と良きライバルで、最強西武の先頭打者として君臨
 8 田中賢介(日本ハム)・・・俊足好打の一番打者だった。メジャー帰り
 9 今宮健太(ソフトバンク)・・・守備の達人 どんなボールにも食らいつく
10 宇野 勝(中日)・・・細身のスラッガー 珍プレーには欠かせない存在だった 

https://www.youtube.com/watch?v=2oTgRW9SYjI

 野村謙二郎も次点に入る名選手だ

 左翼手

 1 張本勲(東映)・・・史上初の3,000本安打を達成し、「安打製造機」と呼ばれた
 2 長池徳士(阪急)・・・山田、福本、加藤と共に阪急黄金時代を築いた。338本塁打
 3 松井秀喜(巨人)・・・伝説の5敬遠の後、巨人、ヤンキースで活躍したホームラン打者
 4 土井正博(近鉄)・・・20年の現役生活で2,452安打、465本塁打を放った強打者
 5 蓑田浩二(阪急)・・・204本塁打250盗塁を記録した走行守揃った名選手だった
 6 田口壮(オリックス)・・・俊足・強肩の名外野手 オリックス→メジャー→オリックス
 7 谷佳知(オリックス)・・・俊足巧打の外野手 首位打者を獲得したこともある
 8 和田一浩(西武)・・・豪快なバッティングホームで力技でスタンドに運んだ
 9 金本知憲(阪神)・・・アニキとして君臨 連続試合出場など親分肌で中心選手だった
10 緒方孝市(広島)・・・通算241本塁打のスラッガーだが1番を打つことが多かった

 

 中堅手

 1 福本豊(阪急)・・・世界の盗塁王 シーズン109盗塁で阪急の黄金期を築いた
 2 秋山幸二(西武)・・・三拍子揃った全身バネ。ホームベースで宙返りが名物だった
 3 山本浩二(広島)・・・ミスター赤ヘル 力でレフトスタンドまで叩き込んだ
 4 柴田 勲(巨人)・・・V9時代の先頭打者 青い手袋で盗塁を量産 スイッチヒッター
 5 広瀬叔功(南海)・・・歴代盗塁成功率1位 鷹の爪と呼ばれたリードオフマン
 6 若松勉(ヤクルト)・・・首位打者を獲得するほどの名選手 ヤクルト不動の1番打者
 7 新庄剛志(日本ハム)・・・鉄砲肩と俊足 やることが派手で人気者 阪神→メッツ
 8 田尾安志(中日)・・・中日の1番打者でミートが巧く、野球センス抜群だった
 9 高木豊(横浜)・・・大洋のスーパーカートリオの一人 高打率を叩き出す名選手
10 島田誠(日本ハム)・・・足が速く小柄ながら守備範囲が広かった 日ハムの先頭打者

 青木宣親や中塚政幸、飯田哲也も切り込み隊長として活躍した

 右翼手

 1 イチロー(オリックス)・・・日米通算でピートローズを越えた 今も現役を貫く神選手
 2 稲葉篤紀(日本ハム)・・・ヤクルトから移籍 頼れる打者でWBC代表にもなった
 3 糸井嘉男(日本ハム)・・・鉄人のような鋼の体で強肩好打のセンスある選手
 4 大下弘(セネタース)・・・青バットの大下と呼ばれ14年間で1,667安打を放った
 5 高橋由伸(巨人)・・・野球センスの塊で、打率・本塁打ともに好成績を挙げた
 6 杉浦亨(ヤクルト)・・・豪快なホームランが魅力だった 弾くような弾丸ライナー
 7 前田智徳(広島)・・・23年の現役で2,119安打295本塁打を放ったパワーヒッター
 8 平野謙(西武)・・・451犠打の新記録を達成 俊足巧打で230盗塁を残した
 9 中島治康(巨人)・・・プロ野球黎明期の名選手で初の三冠王を達成した
10 福留孝介・・・WBCの逆転ホームランが記憶に残る 今なお現役

 やはり外国人助っ人が外野を守るケースが多かった。

https://www.youtube.com/watch?v=Eu5Bj8FC3s4

 DH

 1 門田博光(南海)・・・23年の現役生活で2,566安打、567本塁打
 2 山内一弘(毎日)・・・19年で396本塁打 2,271安打を放った
 3 太田卓司(西武)・・・職人肌であぶさんのような存在 171本塁打

 代打

 1 高井保弘(阪急)・・・上田阪急時代の隠し玉 通算で27本の代打本塁打数

 さて、今日の記事はあくまで個人的な主観で掲載したものです。おそらく野球ファンにはそれぞれ「推しメン」がいてしかるべきだと思うが、巨人ファンの私でも、ひいき目にして考えたベストポジションではない。それだけ過去にも名選手が多かったということだ。

 記事作成:4月8日(土)~9日(日)

 

2017年4月20日 (木)

監督請負人

 プロ野球やJリーグはプロフェッショナルなので結果がすべて。したがってシーズン途中であっても成績不振を理由に休養(事実上の解任だが、本人の名誉のためにそう表現する)するケースがある。もちろん、休養後に同じチームに復帰することはないが、監督であってもクビになるシビアな世界だ。
 しかし一方では、指導力があって、幾多の球団から監督要請され、複数球団に渡って監督に就く奇特な人もいる。今日は監督の中でもプロ中のプロで、複数の球団を渡り歩きながら優勝を飾っている方々を取り上げたい。なお、数字表示は優勝回数

 1 三原 脩 巨人1回・大洋1回・西鉄3回 ほかに近鉄の監督も歴任

 2 水原 茂 巨人8回・東映1回 ほかに中日の監督を歴任

 3 西本幸雄 大毎1回・阪急5回・近鉄2回 3チームで合計8回優勝  20年間監督

 4 野村克也 南海1回・ヤクルト4回 ほかに阪神・楽天の監督を歴任 ID野球

 5 星野仙一 中日1回・阪神1回・楽天1回 鉄拳制裁で選手を叱咤激励する熱血漢

 6 仰木彬 近鉄1回・オリックス2回 イチローを育てた名監督

 7 広岡達朗 ヤクルト1回・西武3回 弱小だったヤクルト・西武を優勝に導いた手腕!

 8 梨田昌孝 近鉄1回・日本ハム1回 ほかに現在は楽天の監督

 9 藤本定義 巨人7回・阪神2回 ほかにパシフィック太陽、金星、大映、阪急のなどを
                   歴任し、29年に渡って監督を務めた。

10 山本(鶴岡)一人 グレートリング1回・南海4回 23年間監督を務めた。

11 王貞治 巨人1回・ダイエー3回 監督業19年で優勝4回は寂しい・・・

 名選手=名監督とは限らないようで、ONは監督としてはイマイチだった。長嶋もFAなどで他チームの主力ばかりを漁って来た布陣を毎年組みながら、15年間で5回しか優勝できていない。偉大すぎる監督ばかりが目立って、選手が萎縮するパターンだった。

 こうなると監督冥利に尽きる。野球は投手力とよく言われるが、監督によってガラリ変る場合がある。私は巨人を除けば、西本監督と古葉監督は秀逸していると感じている。前者は鉄拳制裁も止むなしの厳しい方針だったが、実績を残した。残念ながら日本一に何度も迫りながら、惜しくも逃した。後者は冷静沈着で、選手の力量やコンディションを見極め、適材適所に配置し、選手の才能を引き出した。

 記事作成:2月10日(金)

2017年4月 4日 (火)

甲子園優勝投手のその後

 「球春」という言葉があるが、文字通り春を告げるセンバツ高校野球が甲子園で始まり、つい先日、史上初の大阪同士の決勝戦となり、「大阪桐蔭」が優勝を飾った。今年はWBCがあるため、久し振りに野球が注目される年回りを迎えた。
 「優勝旗を東北へ」の長年の悲願は未だに叶っていない。過去に三沢商業、磐城、仙台育英、東北、花巻東、光星学院(2回)が、あと一歩のところまで行ったが、未だに白河の関を越えることはない。今年こそはの願いを毎年のように繰り返している。
 さて、私は高校野球でいろいろと疑問を持っているのだが、その一つとして、全国4,000校を超える頂点に立つ高校の優勝投手は、それはそれは凄い投手で、その後、プロ入りしてエースとして活躍して当然と思っていた。しかし、実情はそうでもない。今回は、甲子園の優勝投手に焦点を当てたい。

 1 現在プロでエースとなった凄い投手を揃えても優勝できない東北のチーム

 過去に、太田幸司を擁した三沢商業(青森)が決勝で敗れた。小さな大投手の田村の磐城、豪腕・大越投手の仙台育英も、ダルビッシュの東北、そして最近は岩手・花巻東の菊池、そして球界の宝である同じ花巻東の大谷でも優勝を成し遂げられなかった。中には現在、プロ野球の球団に所属し、エースとして活躍している面々だ。これだけの凄い投手をもってしても甲子園優勝は出来なかった。

 これを前提として考えたいが、これらの投手に打ち勝って全国一を成し遂げたチームのエース、つまり優勝投手はもっと凄い選手になっているのだろうか?実はそうでもない。

 2 甲子園優勝で全国一になった優勝投手なのに打者転向した選手

 王貞治(早稲田実業) 高2の時に甲子園で優勝したが、プロ入り後打者転向
              世界のホームラン王となった 通算868本

 柴田勲(法政二) エースとして優勝 しかし巨人入団後は俊足を買われてスイッチヒッタ
           ーとなり、V9時代には一番打者として活躍した。

 愛甲猛(横浜) 決勝では無失点記録の1年生、早実の荒木と投げ合って勝った。しかし
          ロッテ入団時は投手だったが、やがて打者転向した。

 金村義明(近鉄) 報徳学園を優勝に導いたが、やはり投手としては開花せず。野手転
           向

 西田真二(PL学園)・・・逆転のPLの立役者 エース兼4番として活躍して優勝投手に
              広島入団後は外野手として打撃で貢献した。

 他にも帝京の吉岡雄二(巨人・近鉄など)、中京大中京の堂林(広島)らがいる。

 ちなみに優勝していないが、元投手で野手に転向したプロ野球選手を挙げると

 イチロー(愛工大名電)

 3 甲子園優勝投手でプロ入り後も活躍した投手

 桑田真澄(PL学園)・・・ご存知、高校野球史上最高の投手。23勝3敗という戦績。巨人
             入り後もエースとして君臨した。怪我さえなければ200勝していた。
             パイレーツでも活躍した。 

 野村弘(PL学園)・・・大洋に入団し左のエースとして活躍 101勝88敗

 松坂大輔(横浜)・・・西武でエース、その後、レッドソックスなどメジャーへ移籍したが鳴
            かず飛ばず WBCでは2大会連続でMVPに輝いたものの、晩年は
            日本球界に復帰したが、給料泥棒状態
            しかし高校時代はすごかった。甲子園春夏連覇の立役者にして、3年
            の夏は死闘を演じた。準々決勝のPL戦は延長を投げ抜き、準決勝
            の明徳義塾戦では6点差を逆転。決勝はノーヒットノーランの快挙。平
            成の怪物の名をほしいままにした。

 

 田中将大(駒大苫小牧)・・・厳密に言うと、2年次の駒大苫小牧優勝時はセンターだっ
                 た。しかし、実際に投手として投げても入るため、あえてここ
                 に掲載した。

 藤浪晋太郎(大阪桐蔭)・・・阪神のエースとして活躍しているが好不調の波が激しい。H
                 28シーズン終了時点で40勝32敗 最速160km/h

 4 優勝投手だが、プロではイマイチだった選手

 松本正志(東洋大姫路)・・・阪急にドラフト1位入団 通算1勝3敗で引退

 中西清起(高知商業)・・・阪神 63勝74敗
 
 畠山準(池田高校)・・・南海に入団したが、6勝18敗で、その後野手に転向

 水野雄仁(池田高校)・・・巨人に入団したが、39勝29敗

 渡辺智男(伊野商業)・・・西武に入団したが、45勝40敗で引退

 正田 樹(桐生一)・・・日本ハムに入団したが通算24勝37敗

 西村健太朗(広陵)・・・巨人に入団し、リリーフエースとして活躍したがその後、イマイチ

  辻内崇伸(大阪桐蔭)・・・巨人に入団したが、あまり一軍登板もないまま引退

 斎藤佑樹(早稲田実業)・・・大学までの活躍は素晴らしいが、プロ入り後は6年間で14
                 勝20敗。ハンカチ王子として人気者になった過去の栄光で
                 今もプロを続けられているが、大卒で即戦力にならなけれ
                 ば、引退勧告されても不思議ではない。今年が正念場だ。

 他にも優勝投手には済美の福井優也(広島)、沖縄尚学の東浜巨(ソフトバンク)、興南の島袋洋奨(ソフトバンク)、清峰の今村猛(広島)らがプロ入りした投手だが、まだ入団してキャリアが浅いので今後に期待したい。

 記事作成:3月20日(月)~4月4日(火)

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