2018年2月
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野球

2018年2月 8日 (木)

男の花道(それぞれの最終試合)

 ファンから愛されたプロ野球選手たちがいる。真摯に野球と向き合い、チャンスやピンチでもファンと共に戦い、そして長らく活躍し、やがて誰にも引退の時は訪れる。
 「男の花道」という言葉があるが、それそれの選手は着慣れたユニホーム脱ぐ日、一体どんな最終試合を送ったのだろうか。そして最終打席の様子は如何なものだったのだろうか。今日は5人のプロ野球選手たちの男の引き際にスポットを当てたい。

 1 長嶋茂雄の場合

 V9時代の最強時代を牽引した。ON砲として巨人の4番の座を守り、華麗な守備でファンを沸かせ、ミスタープロ野球、チャンスにめっぽう強い燃える男として誰もが憧れる選手だった。引退試合では、ダブルヘッダーの合間に球場内を一周し、ファンの声援にこたえた。また、試合終了後、マウンド上でお別れの挨拶を行った最初の選手で、やることなすことが絵になりド派手な演出だった。しかもその時話した挨拶がレコードになり、伝説として語り継がれている。

 彼は最終試合でもファンを興奮させた。ホームランを打ったのだ。しかも王選手と最後のアベックホームランのおまけつき。やはり彼は最後までファンサービスを忘れなかった。

 2 中畑清の場合

 絶好調男とかヤッターマンという異名をとり、ファンに愛された選手であることに間違いはない。現役当初、自分は記録に残らなくても記憶に残る選手になりたいと話していた。
 最終打席は日本シリーズの第七戦で回って来た。そこでなんとホームランを放ち、自分の花道を自らのバットで飾り、ファンに声援にこたえた。

 3 原辰徳の場合

 彼は常に巨人4番の重責を背負い、厳しいプレッシャーと闘っていた。長嶋監督が成績不良を理由に辞任し、その直後に王貞治選手もホームラン30本を打ったシーズンに引退を表明した。
 ONが去った直後に彼はドラフトで巨人の指名を受けた。新生巨人の屋台骨を支えた。入団当初は三塁に中畑がいたため、セカンドコンバートとなったが、中畑が試合中に怪我をして戦線離脱し、運よくホットコーナーを守り、そのままサードの定位置をゲットした強運の持ち主でもある。藤田監督・王助監督・牧野ヘッドの下、江川・西本・篠塚・中畑らと共に新しい戦力で日本一を成し遂げた。
 原は、若大将と呼ばれ、ルックスも良くその甘いマスクで人気も抜群だった。最終試合でもまだまだやれると思わせるような豪快な一発をレフトスタンドに叩き込んだ。

 4 古田敦也の場合

 彼もまた優秀な選手だった。メガネの捕手と言う珍しい選手で、選手会長、選手権監督など多彩な才能を見せた。社会人野球で野茂とバッテリーを組み、オリンピックにも出場した。強肩強打の捕手は珍しく、監督だった野村克也の頭脳、データ野球を徹底的に叩き込まれた。野村以来となる捕手で2,000本安打を達成。ヤクルト一筋で、オールスターの常連だったし、何度も優勝を飾り、MVPにも選出された華やかな野球人生だった。監督としては振るわなかったが、野村仕込みの野球哲学や理論はピカイチだ。私は彼も日本代表監督に相応しいと思っている。
 本拠地・神宮での引退セレモニーで、内野フェンスの最上部のによじ登り、腰かけて、ファンの一番近い場所でお別れをした。また、敵地の広島でも、広島ファンからも花束が渡されるなど人脈の凄さを披露した。

https://www.youtube.com/watch?v=BCHx1TQXuhU&t=8s

https://www.youtube.com/watch?v=8D_e-cenZe8

https://www.youtube.com/watch?v=CoBrmdyiC2g&t=488s

 

 5 稲葉篤紀の場合

 ヤクルト・日本ハムでの現役生活を終えた稲葉選手。日本代表にも選ばれ、WBCも戦った。最終試合のソフトバンク戦で、試合終了後、なんと彼は敵味方両軍入り乱れての胴上げをされる一幕があった。彼はファンだけでなく、同僚や他チームの選手からも尊敬と愛をもって受け入れられていた選手だ。実はその前年、ソフトバンクの小久保が引退した際に、日本ハムの選手も彼を胴上げした。その返礼の意味合いもあって、胴上げされたのだった。最後の試合で、まさかこんな感激する場面が用意されていたとは、まったく想像だにしえなかったに違いない。

 さて、野球はいつの時代も国民的スポーツと言って良いほど人気が高い。少年野球に始まり、高校野球、そしてプロへと進むのはほんの一握りだ。並大抵の努力や才能では生き残れない厳しい世界だ。そんな中、多くのファンに声援を貰い、第一線で活躍できた選手は幸せだと思う。大多数は、自由契約や任意引退などでひっそりと表舞台から去っていくのが通例だ。今日紹介した選手は、多くのファンや同僚から愛され、惜しまれつつ球界を去った方々だろうと思う。

 記事作成:1月26日(金)

2018年1月29日 (月)

記憶に残るNPB名選手

 ドリームマッチをご存知だろうか?往年の名選手たちが年に1~2回、東京ドームに集い、東京ドリームズやモルツ球団などのチームに所属し、対戦を行うというもの。年齢差はまちまちで、かつての名手で鳴らした選手も足元がおぼつかずエラー続出。強肩で名の知れた外野手も二塁ベースまでノーバンで放れないなど、時間の経過と衰えを感じさせるプレーに笑いさえ起こる。また、引退して間もない選手は当時の名シーンを彷彿させるファインプレーやまだまだ現役でイケそうな鉄砲肩や走力を披露する選手までいる。これらはオールドファンには堪らない魅力で、自分の年齢と重ね合わせて感慨に浸ったり、当時を懐かしむのに格好の企画だと思う。

 体型が著しく変わり、かつての面影がなくなった選手が多い中、「マサカリ投法」で名を馳せた村田兆治投手は、60歳を越えた今でも130キロ台の快速球を投げ込み、切れ味抜群だった伝家の宝刀「フォーク」を今でも投げられる。また、50代の桑田もまた然り。天賦の才能を今でも感じさせる伸びのある速球に加え、打席に立てば鋭いスイングで長打を放つセンスの良さを見せ付けている。

 当時の名場面も惜しげもなく再現する。甲子園三連発のバース、掛布、岡田VS槙原、江夏と田淵の黄金のバッテリーの再現など演出も素晴らしく、ファンには堪えられない光景だろう。また、笑いも忘れない。テカテカ投法の近鉄・佐野の振りかぶった時の帽子が脱げる爆笑シーン、、ギャオスギャオス内藤の打たれて、雄たけびを上げながらマウンドに崩れるパフォーマンスは圧巻で、興奮したファンの大歓声は止まない。
 引退後もこのような交流があって、かつての凛々しい姿と自身の若き頃の思い出を重ね合わせ、懐かしむのもまた一興だろう。

 私は物心ついた頃にはV9の真っ只中で、ONを中心とした最強巨人軍の大ファンになった。しかし、どうしたことか記憶に残る名選手の中に、巨人OBは意外にも少ない。それは巨人対他の11球団という構図で見てしまうからなのか。個人的には巨人が苦しめられたエースやリリーフ投手など他球団の選手のほうが頭に浮かぶし、大砲が多く存在する外国人選手ばかりの名前ばかりが口に出てしまう。それはあまりにも巨人の外国人獲得が下手糞であって、隣りの芝生状態で、他球団の助っ人外国人たちがつい羨ましく思えてしまう。

 また、巨人は選手が優等生揃いばかりで、個性を潰されてしまうため、余計に記憶に残らない。髭(ひげ)、髪染めダメが典型例だ。とりわけ伝統的に外国人獲得下手な巨人は、盛りを過ぎた選手をFAやらトレードやらで無理やり引き抜き、結果、前所属チームの6割程度しか成績を残せずに終わってしまう。優秀な外国人として挙げられるのは、ホワイト、レジー・スミス、クロマティーくらいなものだ。

 これまで巨人がFAなどで獲得した他球団の主力選手一覧

 投手

 工藤(ダイエー) 前田(ロッテ) 川口(広島) 金田(国鉄) 藤井(日ハム) 門倉(中日)
 阿波野(近鉄) マイケル中村(日ハム) 吉川(日ハム) 大竹(広島) 山口俊(DeNA)

 野手

 シピン(大洋) 松原(大洋) 蓑田(阪急) 加藤秀司(阪急) 清原(西武) 石井浩(近鉄) 広沢(阪神) ペタジーニ(ヤクルト) 李(ロッテ) 木村拓(広島) マルチネス(西武)
 ローズ(近鉄) 落合(中日) 小久保(ダイエー) 小笠原(日ハム) 江藤(広島)
 ラミレス(ヤクルト) 屋敷(横浜) 大道(ダイエー)

 さて、巨人批判が今回の本題ではなかった。記憶に残る選手というテーマに戻したいが、年々、物故者が増えている野球界。往年の名選手や今も現役で頑張っている選手で、特に記憶に残る選手を取り上げたい。ただし、私が生まれる前の選手は今回は除外したい。
 例えば選手では、稲尾、別所、金田、中西、豊田などがそうで、監督では三原、水原、鶴岡などがそれにあたる。予めご了承願います。

 「記憶に残っている往年の名選手」

 1 王    O         21 西本聖 AB     41 阿波野  A    61  立浪   A
 2 長嶋   B         22 桑田   AB      42 潮崎    ?     62  木俣  ? 
 3 野茂    B    23   平野光  O      43 古田    B     63  高橋由 O
 4 津田   O    24  原    A      44  石毛    B     64  吉村   O
 5 落合    O    25  掛布   B      45  中村紀   O     65  城嶋  A 
 6 門田    B    26  衣笠   O      46  小久保  AB    66  井端  B
 7 清原   B    27   秋山   O      47 平松    O     67  新庄  A
  8 村山   A    28  田淵   A      48 堀内    O     68  中塚  B
  9 福本   B    29  石井浩 O     49  牛島     B      69  高橋慶  O 
10 江夏   A    30   江川   O          50 柏原    A     70  松永  ?
11 松井   O     31   有藤   O          51 斉藤明  A      71   小林幹 ?
12 野村克 B         32 太田   A     52 小松辰   O    72  大野   B 
13 村田兆 O    33 加藤秀  A          53 今中     O    73  鈴木尚 A
14 星野仙 O    34 進藤   O           54 北別府   O    74  黒木   O
15 張本   O    35 高木守 O        55 石渡   O     75  盛田   A 
16  山口高 ?    36 松中   B     56 木田勇  AB    76  田口   B
17 宮田   ?    37 大島   O      57 伊良部  A    77  井口   O
18 佐々木  O    38 山本和 B     58 中畑    A    78  松岡   O
19  山田    O    39 西崎   B     59 谷沢        B    79  大石  A
20 伊藤智 B     40 星野伸 O     60 山本浩  B    80 松井稼  O

 総勢80人をセレクトしたが、血液型で見るとO型が33名、B型は20名、A型は17名、AB型は4人、不明者は6名だ。やはり動体視力がものを言う球技(野球・卓球・バスケ・バレー)などはO型には勝てない。人口比率から言ってB型の20名も突出している。日本人の約38%を占めるA型は記憶にも記録にも残らない。やはり優等生型のA型はスマートすぎて個性が足りないせいか残らないのかもしれない。

 「記憶に残る現役のプロ野球選手」

 1 イチロー       B 
 2 田中将大       A 
 3 大谷翔平       B 
 4 ダルビッシュ有   A
 5 阿部慎之助     A
 6 内川聖二       B 
 7 岩隈久志      AB
 8 青木宣親      A
 9 松坂大輔              O
10 上原宏治       B

 「記憶に残る往年の名監督」

 1 西本幸雄     O
 2 仰木 彬      A
 3 川上哲治           A
 4 星野仙一     O
 5 古葉竹識     O
 6 落合博満     O
 7 上田利治     O
 8 原辰徳       A
 9 藤田元司     B
10 野村克也     B

 私の持論として監督は親分肌のO型が適任だと思っている。最近は原、栗山などの緻密な管理野球を推奨するA型監督も多いが、面白みに欠ける。

 「記憶に残る外国人助っ人」

 1 ブライアント(近鉄)        11 マルカーノ(阪急) 
 2 デストラーデ(西武)        12 ペタジーニ(ヤクルト・巨人) 
 3 バース(阪神)                       13 モッカ(中日)
 4 ラミレス(ヤクルト・巨人)     14 リー(ロッテ)
 5 ブーマー(阪急)                     15 クロマティー(巨人)
 6 マニエル(ヤクルト・近鉄)    16 シピン(大洋・巨人)
 7 ホーナー(ヤクルト)        17 ブラッグス(横浜)
 8 ローズ(近鉄・巨人)        18 李(ロッテ・巨人)
 9 テリー(西武)                         19 アルトマン(ロッテ)
10 レオン(大洋)            20 ロジャー(ヤクルト) 

 さて、懐かしい往年の名プレーヤーの名前が続々登場したことと思います。自分でも何も参考文献なく、ここまで覚えていると関心してしまう。それだけお熱を上げ、毎シーズン楽しみに野球を応援していたということだろう。ファンはそれぞれひいきのチームや選手がいて、その選手のプレーを楽しみにしていることと思う。最近はメジャーへ舞台を移し、日本人の代表として活躍している選手も多々ある。しかし、メジャーでは成功できているのはイチローと松井、佐々木くらいしかいいない。田中将、ダルビッシュ、松坂も頑張ってはいるが、日本球界在籍の頃のほうがはるかに成績は良かった。選手はメジャーで自分の力を試したいと口を揃えて言うが、おそらく日本の数倍多くの高額な契約金を目当てに挑戦するのだと思う。田中投手は7年で125億円と言われている。もういつ引退しても一生遊んで暮らせるだけの財を築いている。
 「記憶に残る選手=成績の優秀な選手」とは必ずしも一致しないが、ファンになるからには自分には無いような何か特別な才能だったり、個性だったり、業だったり特徴的な何かを有しているからにほかならない。
 プロは実力勝負の世界。チヤホヤされているうちが花で、力がなくなったと判断された時点でゴミのように捨てられる。

 記憶に残る選手になるには並大抵の努力では生き残れないし、自分だけのオリジナルな何かを取得していると思われる。毎年、多くの新人選手が夢かなってプロ野球の道へ進むが、成功するのはほんの一握りだ。一軍に残れず、毎年ファーム暮らしで終わってしまう選手も多い。どうすれば成功するか答えなどないが、心技体を磨き、他にないオンリーワンを目指して修練に励んでほしいと思う。

 記事作成:1月24日(水) 

 

 

 

2018年1月18日 (木)

2018年巨人のスタメンと順位予想

 私は幼少の頃から巨人のファンで、当ブログで何度も野球の話題に触れるたび、3年間優勝から遠ざかっている巨人を叱咤激励する記事を書いてきた。ふがいないフロント(スカウト陣)批判も展開した。しかし、それはONやV9時代から培った「ジャイアンツ愛」にほかならない。
  でも我が大学の後輩にあたる高橋由伸監督は、今季、優勝を逸すれば、間違いなく更迭され、原監督復帰か桑田監督誕生となることは明らかだ。私は松井秀喜の監督就任は絶対にないと見ている。彼は監督としての器ではないし、打診されても断ると思っている。ファンには叱られるかもしれないが、彼は自身の利益になることなら頑張れるが、「誰かのために」とか「チームのために」という発想はあまりなさそうに思える。コーチ経験もないし、人に物を教えることは苦手そうに見える。国民栄誉賞・野球殿堂入りを果たしたレジェンドであることには違いないが、日本球界には未練がなく、恩返しをするタイプではなさそうというのが大方の見解だ。万が一、彼が監督を承諾しても、優勝できるほど監督業は甘くは無い。監督が一番目立ってしまい、話題の中心になることが予想される。選手を立てたり、選手を操縦したり、起用法も含めて才を奮わなければ務まらない職業だ。
 そんな負ければ相当の批判を受けることを承知で、彼が自ら手を挙げるとは思えないのだ。
 
 それにつけても巨人は旧態依然の体質を露呈している。14勝したマイコラスが抜けた穴を埋めるため、西武からFAで野上投手を獲得。私は彼には悪いが、FAで巨人に来た多数の投手がそうであったように、10勝はおろか7勝程度しか出来ないと見ている。かつて広島の勝ち頭だった大竹やDeNAのエースだった山口俊も全く勝てない。日本ハムのエース級だった吉川光夫も同様。
 一方、大事に育てると思っていた高木勇人をここ2年間、勝ち星に恵まれないと見るや、あっさりと人的補償のプロテクトから外し、結果、まんまと西武に持っていかれた。私は高木は新天地で大活躍し、巨人を見返す活躍をすると見ている。おそらく今季12勝はするはずだ。巨人の球団経営は全くダメダメだ。

 そしてここに来て元メジャーリーガー(ブリュワーズ)の長身右腕の「ヤングマン」に白羽の矢を立てた。昨季はメジャーでの登板はなかったが、3Aで9勝した即戦力だ。私は野球は投手力が8割だと思っているが、全く振るわない打線のテコ入れで、村田にはクビを宣告。代わりに中日から主力のゲレーロまで獲得した。無情にも切り捨て人事だ。金に物を言わせての寄せ集め戦法は相変わらずだ。他球団の主力を根こそぎかき集め、これで優勝できなかったら、高橋監督はいよいよもってクビだろう。ところでこれまで優勝できなかった巨人の監督は堀内氏しかいない。2人目の不名誉な監督に名を連ねることになる。

 さて、長々と前置きを書き綴ったが、毎年キャンプイン前のこの時期に行っている今季の巨人のスタメンを予想したい。

 <投手>

 先発                中継ぎ           抑え

 菅野 15勝7敗         大竹      マシソン
 ヤングマン 10勝8敗     西村      カミネロ
 畠      9勝5敗         森福
 田口  12勝6敗         山口鉄
 野上    7勝6敗         高木京 
 鍬原   3勝5敗
 山口俊 6勝7敗

 オフにはベテランの内海と杉内、大竹、澤村、吉川光夫の5名を自由契約、桜井は解雇、出せば打ち込まれるを繰り返す背信の宮國はトレード要員になってしまう気がする。32歳過ぎの選手が多すぎて若手を育成できない典型例だ。

 <打線>

   主力Aチーム               若手中心Bチーム

 1 陽                    1 重信
 2 亀井                   2 石川/立岡
 3 坂本                   3  山本  
 4 マギー                   4 岡本和
 5 ゲレーロ                5 中井 
 6 阿部                   6 橋本到
 7 長野                   7 吉川尚
 8 宇佐美                                     8 小林
 9  P                    9  P 

 Aチームは平均年齢が高い。阿部を筆頭に亀井、マギーなど峠を越えた選手揃い。結果重視で若手の育成が下手な巨人は、飼い殺しがほとんどだった。
 今季の戦力をぱっと見ても迫力に欠けるし、相手投手が嫌がるような打線ではない。変わり映えしない。ソフトバンクほどの脅威もない。守備の達人もいないし、適材適所もない。おそらく去年同様Bクラスに甘んじるのが関の山といったメンバーだ。

  私がソフトバンクが最強だと思うのは、若手とベテランとのバランスが良く、堅守で打線にブレがない。今宮・本多・柳田・内川・デスパイネ・中村・松田・高谷・上林と続く打線は穴がなく、相手投手にとっては相当な脅威だ。そこにベテランの川崎や明石、江川、甲斐、川島・福田が控える。今季もぶっちぎりで優勝するのは明らかだ。

 最後にセ・リーグとパ・リーグの順位予想をして今日の記事を結びたい。

 セ・リーグ           パ・リーグ

 1位 広島          1位 ソフトバンク
 2位 阪神          2位 ロッテ
 3位 DeNA         3位 西武
 4位 ヤクルト        4位 楽天
 5位 巨人          5位 日本ハム 
 6位 中日          6位 オリックス

 ちなみに注目の清宮幸太郎(日本ハム)の成績予想をしたい。

 89試合出場 225打数63安打 18本塁打 41打点 打率.280

 記事作成:1月16日(火)

2018年1月13日 (土)

使えない巨人の歴代ドラフト1位

  過去、何度も当ブログで、巨人軍のスカウト人の目が節穴だらけだと指摘する記事を書いてきたが、今シーズンも前評判と違わぬ状況下にある。
 それは3年前の1位で大卒投手の桜井、一昨年1位だった高卒ルーキー野手の吉川尚に続き、今年は中央大卒の苦労人、鍬原投手までもが故障で出遅れ、2月のキャンプインは三軍で調整する見通しとなった。
 こうした毎年繰り返す不調を見抜けないスカウト陣にはへどが出る。まったく人を見抜く眼力もなければ、使えない選手ばかりを入団させるお粗末さだ。日本ハムを見習ってもらいたいものだ。齋藤祐樹は別として、新庄獲得→ダルビッシュ→大谷→清宮と大物スター選手を相次いで入団させ、球界でもトップクラスの人気球団となり、観客動員数も伸びている。

 私は昨秋、ドラフト1位で人気が集中するであろう清宮を避け、高校屈指のスラッガー、履正社の安田尚憲選手を単独指名して欲しいと願っていた。しかし、その願いは木っ端微塵に砕かれ、外れ1位も抽選で敗れ、結果、鍬原投手を指名した。爆弾を抱えているとの情報から鍬原は2位でも指名できたはずだ。西武から獲得した野上や鍬原では、昨シーズン14勝のマイコラスの穴を埋められるはずがない。

 どうしてこうも巨人のフロントは力量がないのか?それを証明するために、ここ10年間(H19~H28)の巨人のドラフト1位指名選手の一軍での成績を記載し、比較・検証したい。おそらく巨人命を貫き、指名拒否をした長野、菅野以外はあまり芳しくない成績だと思う。

 H19 村田透(大阪体育大学)

 1年目  0試合登板  0勝0敗 0セーブ  防御率 登板機会なし
 通算  15試合登板  1勝2敗 0セーブ  防御率 2.77

 3年間一軍登板がなく、戦力外通告となった。その後、アメリカに渡りメジャーの下部組織のAのインディアンスに入団するが、結果を残せず。2016年に日本ハムと契約、古巣巨人を相手に初勝利

 H20 大田泰示(東海大相模高校)

 1年目  3試合出場  打率 .000   0安打  0本塁打  0打点   1三振 
 通算 343試合出場  打率 .243 210安打 24本塁打 86打点 227三振

 将来の巨人の大砲を期待されたが、巨人では出場機会に恵まれず、ポジションも内野から慣れない外野へコンバート。芽が出ず、日本ハムにトレード後、出場機会を得て、水を得た魚の如く大活躍しているのは周知の通り。
 巨人には8年間在籍したが、225試合出場に留まった。巨人時代に通算100安打しか打てなかったのに、日本ハム移籍後、1年で110安打をマーク。ホームラン数も巨人の8年間でたった9本しか打てなかったのに、日本ハムでは15本と才能が開花した。いかに巨人が使い方が下手で実力を見抜けないかがわかる。

Murata Ohta
 
 H21 長野久義(ホンダ)

 1年目 128試合出場 打率.288  19本塁打  52打点  72三振
 通算 1093試合出場 打率.286 124本塁打 448打点 690三振

 巨人入団を熱望し、他球団(日本ハム・ロッテ)の指名を拒否し続けた。26歳でやっと念願の巨人に入り、独特な水平打法で1年目からレギュラーになり、2年目には首位打者を獲得したが、ここ2年間は成績はあまり芳しくない。開幕から前半戦の成績が良くない。

 H22 澤村拓一(中央大学)

 1年目 29試合登板 11勝11敗  0セーブ 174奪三振 防御率2.03
 通算 225試合登板 44勝41敗 73セーブ 641奪三振 防御率2.61

 中央大学の先輩の阿部とバッテリーを組み、2年目までは先発だった、チーム事情により原監督の命を受けセットアッパー、リリーフエースとして君臨した。しかし、トレーナーの施術ミスによって昨季はシーズンを棒に振った。近年はリリーフに失敗し、先発投手(特に菅野)の勝利投手をフイにする場面が多かった。その原因は太り過ぎで腕のしなりが無くなったから。下半身が使えずに制球を乱し、ボールが高く浮いて痛打されるケースが多かった。

Chono Sawamura

 H23 松本達也(英明高校)

 1年目 0試合登板  0勝敗 0セーブ 防御率0.00
 通算  0試合登板  0勝敗 0セーブ 防御率0.00 一軍試合出場機会なし

 2015年、10月5日に福田聡志が野球賭博に関与していた問題で、球団から告発を受けて調査していた日本野球機構の調査委員会は10月21日の中間報告で、福田、笠原将生と共に松本も2014年の試合で野球賭博に関与していたと発表した。11月10日、日本野球機構より福田、笠原とともに失格選手として公示された。残念な結果だった。

 H24 菅野智之(東海大・浪人)

 1年目 27試合登板 13勝6敗  0セーブ 155奪三振 防御率3.12
 通算 126試合登板 61勝33敗 0セーブ 763奪三振 防御率2.18

 今や巨人のエースではなく、球界を代表するエースに成長した。WBCでも好投した。とりわけ2017年シーズンは最多勝や最優秀防御率、勝率、沢村賞と総なめにする活躍だった。彼が投げると打線が沈黙し、またリリーフ陣が逆転され、勝敗がつかなくなるなど不運な一面があったが、昨季はそれも解消した。

Matsumoto Sugano2

 H25 小林誠司(日本生命)

 1年目 63試合出場  打率.255  2本塁打 14打点  26三振
 通算 400試合出場  打率.214 10本塁打 89打点 205三振

 WBCでは意外性の男やムードメーカーとして活躍したが、入団以降、鉄砲肩とは裏腹に打率が悪すぎて、いつしか吉川の台頭で正捕手の座も危うくなった。イケメンだが、成績でも男を上げて欲しい選手だ。

 H26 岡本和真(智弁学園高校)

 1年目 17試合出場 打率.214 1本塁打 4打点  4三振
 通算  35試合出場 打率.188 1本塁打 6打点 16三振

 過去3年間は高卒ということを考えても物足りない。将来のジャイアンツの4番候補として鳴り物入りで入団した大砲だが、出番が少ないため、ファーム暮らしが多い。大田泰示の二の舞になりそうな悪い予感がする。とにかく根気強く育ててほしい逸材だ。

Kobayashiseiji Okamoto

 H27 桜井俊貴(立命館大)

 1年目 1試合登板 0勝1敗 0セーブ  5奪三振  防御率8.31
 通算 20試合登板 0勝2敗 0セーブ 21奪三振  防御率6.03

 即戦力を期待されて入団した割には全く使えない。プロ初登板で肘を痛めるなど散々な結果。大卒なのに未だ勝ち星0はフロントの目がなかったことの証明だ。1試合平均6失点など並みの投手以下だ。あと2年ダメなら非情な巨人なら戦力外通告は間違いないだろう。目の色を変えて取り組んでほしい。

 H28 吉川尚輝(中京学院大学)

 1年目 5試合出場  打率.273 0本塁打 0打点 2三振
 通算  5試合出場  打率.273 0本塁打 0打点 2三振 

 こちらも大田、岡本と同じ轍を踏みそうな野手だ。高卒は4年間は育成と考えていいが、彼の場合は即戦力の大卒。出番の少ない巨人では言い訳は通じない。前述した2人が好例だろう。結果を残せなければクビになるのがプロの世界。腰を据えて危機感を持ってもらいたいものだ。

Sakurai Yoshikawa

 なぜか巨人の高卒ルーキーは芽が出ない。巨人は選手層が厚いため、選手の出場機会、つまり出番が巡ってこない。しかも即戦力ばかりをFAやトレードで集め、選手を育成するのも下手くそ。猫も杓子もこぞって巨人へというのは過去の話で、広島やソフトバンク、日本ハムなどの人気球団が台頭して来た今、巨人は魅力がなくなっている。しかもかつてのようにゴールデンタイムにナイター中継することもなくなった。出場機会がない巨人よりも、他球団で実力を発揮できる環境を望んでいる選手は多い。しかし、巨人の体質は旧態依然で何も変わらない。今年も西武の勝ち頭の野上を獲得した上、私が買っていた高木勇人を放出するハメになった。ありえない。3年前のエース級投手をプロテクトから外すという切捨て人事。
 
 さて、いろいろ巨人愛ゆえの厳しい鞭を振るったが、巨人の選手は、名門とか人気球団に在籍していることだけに満足し、死にもの狂いで戦っている印象は皆無だ。しかも入団時に莫大な契約金を貰う。ゆえに泥だらけになって血の滲む努力をしている選手はまず見当たらない。坂本に代表されるように、スマートでセンスだけで野球をやっている雰囲気だけしか感じられない。
 何が何でもスターティングオーダーに名を連ねるとかレギュラーポジションをとってやるという気概や闘志を見せてほしいものだ。
 キャンプインする前の今の状況では、昨年の4位どころか最下位転落、そして高橋監督のシーズン途中での休養、原監督復帰、あるいは村田ヘッドの監督代行が目に見えている。これ以上ファンを裏切らないで欲しい。

 最後に、気が早いが今年の戦力を見ての予想順位は以下の通りだ。

 1位 広島       1位 ソフトバンク
 2位 阪神       2位 ロッテ 
 3位 DeNA      3位 日本ハム
 4位 中日       4位 西武
 5位 巨人       5位 楽天
 6位 ヤクルト     6位 オリックス

 記事作成:1月10日(水)

 

2017年11月14日 (火)

欲しがり巨人の末路

 巨人ほど気の毒で残念な球団はないだろう。優勝を期待されながら、今年はBクラスに転落し、多くのファンを裏切った。それが災いしてか、シーズン終了と共に多くの選手が戦力外通告を受け、片岡や松本哲など、まだやれる選手でさえ引退を余儀なくされた。そうした切り捨ての風潮が昔から巨人にはあった。そして他球団の主力を引き抜く工作も健在のようで、古くは金田、別所、張本、松原など、投手はエース級、打者は4番クラスをトレードなどで峠を越えた頃合いを見て入団させ、最後のひと花を咲かせて花道を飾ってあげるという構図だった。

 FA制度導入の今では信じられないが、他球団の主力を何人引き抜いて巨人に入団させた実例を取り上げたい。たぶん金に物言わせた「なりふり構わぬ体質」が明るみになるだろう。そして巨人在籍時の成績と、他球団での成績を比較し、巨人に来るとその起用法が悪くてすぐにダメになることを例証したい。

 <投 手>

 1 金田正一(国鉄の大エース)

 巨人以前の成績 15年 353勝 267敗  勝率.569
 巨人での成績    5年   47勝    31敗  勝率.602

 巨人では晩年の5年間だが、平均9勝程度、しかし国鉄時代はシーズン平均23勝以上を記録している。

 2 別所毅彦(南海のエース)

 巨人以前の成績  5年  89勝  66敗  勝率.574
 巨人での成績   12年 221勝  112敗   勝率.663

 これも南海のエースだった別所を強引に引き抜き入団させた。

 3 阿波野秀幸(近鉄のエース)

 巨人以外の成績 11年 75勝 65敗  勝率.535
 巨人での成績   3年  0勝  3敗    勝率.000
 

 4 川口和久(広島のエース)

 巨人以前の成績 14年  131勝 122敗  勝率.517
 巨人での成績    4年    8勝  13敗    勝率.380

 5 工藤公康(ダイエーのエース)

 巨人以外の成績 22年 171勝 102敗   勝率.626
 巨人での成績    7年    53勝  40敗   勝率.569

 6 豊田 清(西武のリリーフエース)

 巨人以外の成績  12年 57勝  36敗  10ホールド  135セーブ  勝率.612
 巨人での成績    5年  9勝  14敗  22ホールド    22セーブ  勝率.391 

 7 杉内俊哉(ソフトバンクのエース)

 巨人以前の成績 10年  103勝 55敗  勝率.651
 巨人での成績   6年    39勝 22敗  勝率.639

 投手は軒並み他球団のエース級(リリーフエース級)を獲得しているが、別所を除き、成績は下がっている。これは昔はFAがなく、トレードで峠を越えた頃に、長年の労苦に報いるために巨人で引退を飾る選手が多かったからだろう。FA導入後、巨人に来た選手は皆、移籍前のほうが断然成績が良い。何事にも注目される巨人のプレッシャーは相当のようだ。金髪茶髪はもちろん、髭もダメ。昔は巨人は外車(ベンツ)に乗れというお触れまであったという。紳士であれという私生活も管理され、選手は優等生にならざるを得ず、実力を発揮できないで終わってしまうケースが多い。

 <打 者>

 1 張本勲(日本ハムの主力)

 巨人以前の成績 17年 2136試合 2435安打 414本塁打1341打点 率.319
 巨人での成績   4年    444試合  526安打   75本塁打 280打点 率.326
 巨人以後の成績 2年   172試合  124安打   15本塁打   55打点 率.242 

 2 松原 誠(大洋の4番)

 巨人以前の成績 19年 2154試合 2081安打  330本塁打 1172打点 率.278
 巨人での成績    1年   36試合     14安打   1本塁打    8打点 率.233

 3 蓑田浩二(阪急の主力)

 巨人以前の成績 12年 1273試合 1246安打 195本塁打 656打点 率.283
 巨人での成績    3年    147試合   40安打   9本塁打  22打点 率.230

 4 落合博満(中日の4番)

 巨人以外の成績 17年1884試合 2009安打 457本塁打 1345打点 率.313
 巨人での成績    3年 352試合  362安打   53本塁打  219打点 率.296
 

 5 清原和博(西武の4番)

 巨人以外の成績 13年 1452試合 1402安打 318本塁打 954打点 率.305
 巨人での成績    9年   886試合  720安打 207本塁打 576打点 率.223

 6 石井浩郎(近鉄の4番)

 巨人以外の成績 10年 784試合 778安打 146本塁打 463打点 率.292
 巨人での成績    3年 190試合 116安打  16本塁打  73打点  率.271

 7 広澤克己(実)(ヤクルト・阪神の4番)

 巨人以外の成績 14年 1509試合 1442安打 250本塁打 807打点 率.278
 巨人での成績    5年  384試合  294安打  56本塁打 178打点 率.257 

 8 ペタジーニ(ヤクルトのホームラン王)

 巨人以外の成績  5年 620試合  664安打 170本塁打 470打点 率.313
 巨人での成績   2年 217試合  218安打  63本塁打 165打点 率.305

 9 イ・スンヨプ(ロッテの主力)

 巨人以外の成績 3年 339試合 265安打  59本塁打 183打点 率.233
 巨人での成績   5年 458試合 421安打 100本塁打 256打点 率.274

10 江藤 智(広島の4番)

 巨人以外の成績 14年 1207試合 1094安打 263本塁打 724打点 率.273
 巨人での成績    6年   627試合    465安打 101本塁打 296打点 率.256

11 ローズ(近鉄のホームラン王)

 巨人以前の成績 11年 1439試合 1551安打 392本塁打 1100打点 率.288
 巨人での成績    2年  235試合 241安打   72本塁打   169打点 率.267

12 マルチネス(西武の4番)

 巨人以前の成績  2年 263試合 288安打 61本塁打  203打点 率.294
 巨人での成績   3年 275試合 209安打 43本塁打  147打点 率.291

13 ラミレス(ヤクルトの4番)

 巨人以外の成績 9年 1175試合 1351安打 232本塁打 842打点 率.297
 巨人での成績   4年  569試合  666安打 148本塁打 430打点 率.307

14 小久保裕紀(ソフトバンクの4番)

 巨人以外の成績 15年 1702試合 1670安打 319本塁打 1066打点 率.270
 巨人での成績   3年  355試合  371安打  94本塁打  238打点  率.286

15 小笠原道太(日本ハムの主力)

 巨人以外の成績 12年 1291試合 1375安打 240本塁打 756打点 率.319
 巨人での成績    7年   701試合   745安打 138本塁打 413打点 率.295

16 村田修一(横浜の4番)H29まで

 巨人以外の成績 9年 1158試合 1100安打 251本塁打 732打点 率.266
 巨人での成績   6年   795試合  765安打 109本塁打 391打点 率.273

 他球団から巨人に招聘されても、成績はガタ落ちするのが通例のようで、人気球団だけを有り難がって来ても、満足な成績は収めていない。皆、常勝のプレッシャーに負けていることが明らかだ。切り捨て球団の典型で、若手を上手く育てられない球団の体質がすべてを物語っている。プロ野球選手として大成したかったら、巨人以外のチームに入った方が選手寿命は長そうだ。飼い殺しに遭い、出番なくシーズンを棒に振るのがオチだからだ。清宮と安田はパ・リーグに入団するので伸びるだろうし、中村も地元の選手育成に定評のある広島なので、大きく育つのは間違いない。

  最後に、3年連続でV逸した巨人のシーズンオフの粛清が止まらない。すでに現役引退、自由契約、戦力外通告などで、今季、保有していた選手23人の、実質上クビ切りを断行した。残れた選手も恐々としているに違いない。勝負の世界なのだから、結果が出なければ解雇も仕方ない世界。しかし、巨人ほど使い捨て、飼い殺し、育成下手な球団はない。一シーズンで23人の大量クビ切りなど聞いたことがない。自らの育成下手の体質を逆手にとり、これみよがしに解雇通告とは・・・。血も涙もないし、本末転倒の大粛清だろう。
 しかも解せないのは、バッティングは酷いが地肩が強い小林と、今年芽が出てきた宇佐美という二枚捕手がいるにもかかわらず、10月のドラフトでは捕手ばかり3人を獲得した。まったくもって意味不明。2人を潰す腹か?やる気を殺ぐ補強だ。

 さて、これまで過去、江川、元木、長野、菅野など巨人一筋で浪人生活を送った選手もいた人気球団だったが、今となってはFA導入もあって、巨人のステータスは薄く、もはや魅力ゼロだろう。入団した後、実力があってもアピールする機会は与えられないし、捨て駒扱い。広島、日本ハム、西武などはどれほど選手を育てるのが上手いか・・・・。人気があっても実力を発揮できる出番がなければ元も子もない。育てる前に実力を見切ってクビを切られたら選手はひとたまりもない。こうした体質を続ければ、ファンの心はどんどん離れていく。今の巨人には魅力がない。他球団のエース級や4番打者を引っ張ってきて、ダメになればクズ同然に捨てる。これではもはや球界の盟主とは言えない。
 地方の球団(福岡ソフトバンクや広島カープ、東北楽天、北海道日本ハム)などに人気を持っていかれるわけだ。新人選手はそうした球団に入ったほうが、大きく育つ。出番も無く飼い殺しになるより、実力を発揮できる。

 ジャイアンツには他球団のそうした選手愛を見習ってほしいと思う。

 記事作成:11月5日(日)~8日(水)

2017年10月21日 (土)

ドラフト名物、日本ハムの掟破りの強行指名

 かつてドラフトで有力選手をことごとく指名したのは黄金の左手と呼ばれたオーナーがいたヤクルトと日本ハムだった。前者は、荒木大輔や伊藤智仁、伊東昭光の指名で強いくじ運を発揮したし、日本ハムも木田やダルビッシュ、斎藤佑樹などのドラ1を獲得してきた。

 しかし近年、選手の意向を汲まず、それを無視して強行指名するのは日本ハムの専売特許だ。過去何度こうした暴挙を繰り広げたかしれない。横やりや妨害も常套手段で、こうした球団に選手を指名する権利はなく、はく奪した方がいいのではないかとさえ思う。12球団の選手均衡を目指して平和裏に行われるようになったドラフト制度で、その規定を一方的に破る、いわゆる掟破りの暴挙を重ねて来た。
 今月下旬にドラフトを控える時期にあたり、その傍若無人ばりの身勝手な振る舞いを挙げ、警鐘を鳴らしたい。 

 1 木田 勇

Kida_2 1978年日本鋼管のエースに成長、都市対抗では3試合連続で完投勝利、準決勝ではリリーフに回るが本田技研鈴鹿を降す。決勝では東芝の黒紙義弘(崇徳-亜大)と投げ合うが0-4で完封負け。準優勝にとどまるが同大会の久慈賞を獲得した。
 同年のドラフト会議では、大洋、広島、阪急の3球団が1位指名。抽選の結果、広島が交渉権を獲得したがこれを拒否。一般には大洋入りを強く希望したためと報じられているが実際は在京セ・リーグであればどの球団でも応じるつもりであった。その理由として父親が胃癌、母親が胆石を患っており「長男として両親の面倒をしっかり見なくてはならない」という思いがあったからだという。両親からは「おまえの希望する道に行っていいんだよ」との言葉を貰っており、本人もドラフト1位指名を名誉には思ったが先述の理由でどうしても横浜を離れる気にはなれなかった、と語っている。なお広島のドラフト1位指名を拒否した人物は木田のみである。

 翌年の都市対抗でも活躍し、1979年のドラフト会議でも再び3球団(巨人、日本ハム、大洋)の1位指名が重複したが、交渉権を得た日本ハムに入団した。日本ハムがクジを当てた時に「俺は運の無い男だ」とボヤき、入団交渉にあたって条件として住宅(土地とも言われている)を要求したと伝えられたことも話題となった。しかしこれは大社義規オーナーの「プロの選手なら自分で稼ぎなさい」の説得で断念した。

 この思い上がりが対戦チームの怒りを買い、ルーキーイヤーこそ投手としての賞を総なめする活躍をしたが、その後は鳴かず飛ばずだった。プロ11年で60勝(71敗)止まりだった。1年目が22勝8敗だから、2年目以降は10年間で38勝(63敗)という散々な成績に終わった。

 2 須永英輝の場合

 浦和学院で1年時の夏にメンバー入りし2学年上の大竹寛の引退後、1年秋からエースを務めた。甲子園通算63奪三振。高校時代は、135~145km/h台の速球に、キレのある変化球で空振りを取るスタイルであった。打撃のセンスもあり、一時は浦和学院打線のクリーンアップを担った。2003年のプロ野球ドラフト会議前には、巨人入りを熱望。巨人以外に指名された場合は社会人野球に進むと表明していたが、当日の会議で日本ハムが2巡目で強行指名。当日の会見ではプロ入り拒否の姿勢も見せ、直後の指名あいさつも拒否したが、2週間悩んだ末に北海道日本ハムファイターズへの入団に合意した。
 しかし、育成が下手くそな日本ハムでその才能を発揮できず、B級選手としてその選手生命を閉じた。通算8年で1勝(3敗)も挙げられなかった。

Sunaga

 2 陽岱鋼の場合

 2005年10月3日の高校生ドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスの1巡目で競合し、抽選の結果日本ハムが交渉権を得たが、同会議では一旦は「交渉権獲得球団は福岡ソフトバンク」と発表されてしまい混乱が起こった。兄の陽耀勲と同じソフトバンク入りを熱望していたが、日本ハム側の熱烈な交渉と、本人が初めて北海道を訪れてみるなどの経緯もあって、最終的に日本ハム入りを決意。台湾人史上最高位の指名(ドラフト1巡目)を受け、台湾では話題となった。

Youdaikan

 3 木下達生の場合

Kinoshita 少年時代から大の中日ドラゴンズファンで、特に川上憲伸のファンであった。リトルリーグ時代は自ら希望して川上と同じ背番号11をつけた。中京大中京高校のセレクションを受けるも不合格となり、東邦高校に一般入部。2年生となった2004年春に1学年上の岩田慎司の控え投手として第76回選抜高等学校野球大会に出場も登板無し。3年生となった2005年春にはエースとして水野祐希とバッテリーを組み、第77回選抜高等学校野球大会でチームをベスト8に導いた。同年秋の高校生ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに3巡目で指名された。事前に日本ハム側から指名挨拶が無かったことと、自身が地元で大ファンであった中日入りを希望していたことで入団交渉は難航したが、最終的には日本ハム側の熱意が通じ合意する形となった。
 結局は育て方が悪く、その才能を開花させることができず、日本ハムは2年でお払い箱に。通算3年で2勝1敗で引退を余儀なくされた。

 4 長野久義の場合

Cyounohisayoshi O型の彼は、江川や元木と同じく熱烈な巨人信者。巨人以外の指名をことごとく蹴って社会人HONDAで長らく活躍したスラッガーだった。
 2006年に日本大学4年生の時に急成長し、春季は12試合出場、打率.489(47打数23安打)、主将を務めた秋季は13試合出場、打率.404(52打数21安打)で1995年秋・1996年春と2季連続首位打者となり、ベストナインにも満票選出された。強肩・俊足を兼ね備え、プロの注目を浴びることとなった。同年秋の日米大学野球選手権、IBAFインターコンチネンタルカップ、2006年アジア競技大会に日本代表として出場。東都大学リーグ通算87試合出場、290打数85安打、打率.293、10本塁打、40打点。
 同年秋のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから4巡目指名を受けたが、読売ジャイアンツへの入団を熱望していたことから入団を拒否。社会人へ進んだ。

 5 斎藤佑樹の場合

Saito 早実時代、あの田中将大と投げ合い、決勝でも決着がつかず、引き分け再試合でも一人で投げ抜き、甲子園のスターとなったハンカチ王子こと斎藤佑樹。彼は早稲田に進学して神宮の星を目指した。しかし、プロに入ってからは鳴かず飛ばずで5年が過ぎ、もう30歳を目前にし、ピークは過ぎた。彼の入団時のドラフトはこうだった。

 大学4年間を通じて、東京六大学野球史上6人目となる通算30勝300奪三振を達成(31勝323奪三振)。また世界大学野球選手権大会と日米大学野球選手権大会に大学日本代表として4年連続選出されたのは史上初。
 2010年10月28日に開催されたプロ野球ドラフト会議にて、東京ヤクルトスワローズ、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークスの4球団が1位指名し、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得。同会議では早稲田大学の同期生である大石達也と福井優也も、それぞれ埼玉西武ライオンズと広島東洋カープに1位で指名され(大石は広島を含む他5球団との競合)。
 10月30日から早慶戦を控えていたため当日には記者会見は行われず、早慶優勝決定戦翌日の11月4日に大石、福井とともに会見が開かれ、プロ入りへの意気込みを語った。12月6日に日本ハムとの初交渉に臨み、新人としては最高評価の年俸1500万円、契約金1億円、出来高5000万円(金額は推定)で仮契約した。12月9日には日本ハムの本拠地・札幌ドームにおいて、2003年の新庄剛志以来7年ぶりの単独の入団会見が行われた。会見には監督の梨田昌孝と球団社長の藤井純一が同席し、背番号「18」のユニフォーム姿をお披露目した。
 

 6 菅野智之の場合

 巨人、原監督の甥っ子という血筋家系で、巨人以外なら入団を拒否すると表明している中、栗山監督は彼を強行指名した。もちろん結果は拒否。有能な球界の宝になり得る逸材を一年棒に振り、浪人生活を余儀なくさせた。後に栗山監督は本人と原監督に謝罪する一幕もあった。喉から手が出るほど欲しい逸材に違いないが、本人の頑なな意向を無視しての強行指名に、多くのファン、球団関係者の怒りを買ったのは言うまでもない。

Sugano

 7 大谷翔平の場合

Otani 菅野の1位指名をしくじった栗山監督はその翌年もやらかした。岩手・花巻東の長身エースでマックス160km/hをマークした超高校級投手の大谷を強行指名した。彼は早期からNPBには入団せず、メジャー行きを熱望し、表明していた。どの球団も欲しい即戦力だったが、本人の意向を尊重し、指名を見送った。しかし、栗山監督はまたしても掟破りの暴挙を決行した。
 そして独自の野球理論や前代未聞、球界初の二刀流への対応&育成プランを提示し、MLBでメジャーに這い上がるのはシビアと説き伏せ、莫大な裏金をつぎ込んで、無理やり入団s成せた。おそらくは8年後のFAでのMLB行くを待たずして、5年程度で日本球界で「○○勝」を挙げた時点でメジャー行きを認めるという特別条項が契約の中に密かに盛り込まれていたもとの想像できる。
 日本ハムが許せないのは、球界の宝であり、WBCなどでも対戦相手をきりきり舞いさせるなど世界で活躍できる彼が絶好調では手放さず、脚を故障し、出番が減った途端に使い捨ての如く、ポスティングでのメジャー行きを認めた手法だ。あざといし、選手をぞんざいに扱いすごだ。

 8 山口裕次郎の場合

 日ハムにドラフト6位指名された履正社の左腕、山口裕次郎投手が入団拒否の姿勢を示していることが波紋を広げている。複数メディアの報道によると、山口サイドは、事前に調査書を出してきたプロ球団に対して「4位以下の指名では社会人(JR東日本)へ進むので指名を遠慮してもらいたい」という意向を伝えていたというが、日ハムは、山口サイドの意向を無視して6位で強行指名。山口本人も、学校側も、日ハムの強引なやり口に大きな戸惑いを示した。翌日に、日ハムの大渕スカウトディレクター、木田GM補佐、芝草スカウトが同校を指名挨拶に訪れたが、本人は同席しなかった。
 当然、この暴挙に山口本人は怒り心頭で契約交渉自体を拒否し、JR東日本へ進んだ。

 選手の心情を逆なでし、暗黙のルールを無視してまで裏技の如く、強行指名を重ねている日本ハム球団の資質はイカれている。どれだけ選手は傷つくか全く掌握していない。そしてどれだけの不信感を抱くか計り知れない。
 当然、プロは実力勝負の世界。どのチームに入っても「自分が強くしてそのチームを優勝に導いてやる」くらいの気概は必要。しかし、かつて横浜の内川、村田やヤクルトバレンティンが言うように、野球は一人でできるものではない。「来季は優勝を狙えるチームで活躍したい」とFAしたケースはごまんとある。
 プロ野球の球団に入団したいなら、FAがある以上、どの球団に入団しても実力で這い上がれる世界とはいえ、菅野のように毎回2点程度に抑えても、味方打線が打てなくて9勝止まりで終わった例もある。行きたくない球団に指名されてモチベーションが低い状態で嫌いな球団に行っても頑張りきれないというのが本音だろう。小さい頃に憧れていた球団に入ってこそ、野球に専念できるのではないか?
 かつてのように、巨人人気はもう過去の時代。戦力の均衡と言うが、今は交流戦でも証明できるように、パ・リーグのほうが断然強い。もうドラフトの意味もなさない。阪神や広島に入りたい球児は多いし、かつては金に物を言わせて実力選手を買いあさった西武のようなチーム方針もない。育成が下手くそな巨人や日本ハムに入るよりも、出場機会を与えて貰える弱小球団の方が、自分の出番も増えてアピールできる気がする。

 さて、今年は清宮内野手や中村捕手など高校生に大物がいる。一体どこが指名するのか、そして日本ハムは誰を強行指名するのか見ものだ。

 最後に、来季の日本ハムは栗山監督正念場だ。昨年日本一の面影もなく、今年はBクラスで甘んじた。追い討ちをかけるように大谷のポスティングでのメジャー移籍、主力4人(中田・増井・宮西・大野)がFA宣言する方針を固めた。斎藤佑樹ももう後がない。一気に若返りを期すチーム方針だが、ベテランが大勢移籍となると、若手が芽を出すのは数年かかる。下手すると、シーズン半ばで栗山監督の休養ということもありえる。球界きっての頭脳派監督だけに、それはもったいない話だ。ともあれ、日本ハムの動向から目が離せない。

 記事作成:10月7日(土)

2017年10月18日 (水)

伝説の名投手十傑

 往年の名投手といえば、400勝を挙げた金田正一を筆頭に、奇跡の日本シリーズ4連投で逆転優勝を飾り、「神様・仏様・稲尾様」と呼ばれた鉄腕・稲尾和久などがいる。他にも350勝を記録した米田哲也、フォークの神様と言われた杉下茂、ザトペッグ投法で長嶋茂雄と死闘を繰り広げた村山実など、それは個性的で記憶に残る投手だったに違いない。いずれも彼らは伝説といって相応しいほどの活躍ぶりだった。
 しかし、1964年生まれの私は、残念ながら彼らの現役時代の活躍は知らない。生で見ていたのはプロ野球をこよなく愛するきっかけとなった巨人V9の末期(昭和40年代後半)からだ。以来40年以上、プロ野球ファンとしてずっと見守り続けてきた中で、私が凄いと唸る名投手を10名挙げたい。
 今回は外国人投手を除き、現役も多少含めて、私が個人的に思う名投手10傑を挙げたい。

第10位 鈴木啓示
 
 近鉄のエースとして「草魂」をキャッチフレーズに球界を代表する左腕として君臨した。幼少の頃、訓練して左利きになったというから凄い。弱小球団だった近鉄で300勝を超える勝利数を挙げ、西本監督時、「ミラクル近鉄」として2年連続日本シリーズ進出の立役者となった。

 映像はコチラ https://www.youtube.com/watch?v=q8yO7EdNiy8

 第9位 佐々木主浩 

 横浜ベイスターズ在籍時には「ハマの大魔神」のネーミングで守護神として立ちはだかった。150km/h前後の剛速球と角度のある高速フォークで三振の山を築いた。メジャーリーグのマリナーズに渡り、イチローや城嶋とチームメイトとなった。日米での通算セーブ数は381にも上る。

 映像はコチラ https://www.youtube.com/watch?v=-8naSX2OoLQ

 第8位 ダルビッシュ有

 切れのある速球と数種類使い分けるスライダーを武器に変幻自在の投球を繰り広げ三振の山を築いた。WBCでも2連覇に貢献するなど、大物ぶりを発揮し、メジャーへ渡った。MLBでは登板過多や遠距離移動など慣れない環境もあって、肘にメスを入れることになったが、その後、復活。今季、シーズン途中で移籍したドジャースでの活躍が期待できる。
 私は東北高校在籍時から私は応援していた。東北に初の優勝旗をもたらすとすれば彼だと思っていたが、未だにその悲願は叶わない。 

 第7位 伊藤智仁 

 意外に思えた人も多かったかもしれないが、7位にヤクルトにいた伊藤智仁を推したい。彼の変化球は天下一品。僅か7年で現役生活に終止符を打ったが、個人的には伝説になり得る名投手だと思っている。彼の鋭く横に曲がるスライダーはバットにかすりもしない魔球だった。速球も150km/hを超えていた。相次ぐ故障に泣かされ短い現役だったが、個人的には秀逸した名投手だと今も思っている。

 第6位 江夏豊

 阪神では田淵と黄金のバッテリーを築き、剛速球を武器に決して逃げず、真っ向勝負。ONと名勝負を繰り広げた。とりわけオールスター戦では9者連続三振、広島ではリリーフエースとして優勝請負人とまで呼ばれ、対近鉄戦の日本シリーズでは、無死満塁、一打逆転サヨナラ負けという絶体絶命の場面でマウンドに上がり、「江夏の21球」で奇跡の優勝をもたらした。こうした数々の伝説を残し、記録にも記憶にも残る名投手となった。

 第5位 村田兆治

 ロッテのエースとして長年に渡り一筋に活躍。マサカリ投法という振りかぶった後に左脚を高く上げ、勢いをつけて投げ下ろすダイナミックなフォーム。150km/hを超える速球と、鋭く角度のあるフォークで三振の山を築いた。
 晩年、肘を痛め、ジョーブ博士の手術によって一線を離れたが、奇跡的に復活。サンデー兆治として日曜日ごとに登板。チームメイトだった落合博満が彼が投げると打ちまくった。通算215勝を挙げ、名球界入りを果たした。我が強いからなのかなぜか監督にはなれない。 

 第4位 大谷翔平

 若き球界のプリンス。誰もやったことがない球界初の「二刀流」に挑戦し、類稀な天賦の才能をいかんなく発揮した。同じプロ野球選手でも大絶賛で一目置く存在だ。190cmを超える伸張から低めに剛球を投げ込み、日本最速の165km/hをマーク。これだけでも凄いのに打者の腰を引かせるような角度のあるスライダー、150km/h近い速球から落ちる高速フォークは誰にも打てない。一昨年のプレミア12では160km/hを超す速球で韓国の打者をきりきり舞いさせた。残念ながら今オフにMLBに渡るという予想で、彼は一度も日の丸をつけてWBCに出場することがないかもしれない。

 第3位 野茂英雄

 社会人新日鉄堺時代からオリンピックに出場し、古田敦也とバッテリーを組み、メダル獲得に貢献した。近鉄に入団後も打者に背を向ける「トルネード」と呼ばれる独得な投球フォームから繰り出す伸びのある速球と鋭く落ちるフォークを武器に三振の山を築いた。鈴木啓示監督との確執から、メジャーに渡った。「ドクターK」と呼ばれ、「ノモマニア」と呼ばれる熱狂的なファンを作り出した。とりわけ、メジャーで2度のノーヒットノーランは圧巻だった。メジャーへの門戸を開いたパイオニアという意味でも尊敬に値する偉大な投手だ。
 イチローの才能を見出したのは仰木監督だったが、彼の個性的フォームを一切いじらず、彼のそのダイナミックなフォームをそのまま活かし、成功に導いたのも仰木監督だった。

 第2位 津田恒美

 個人的に大好きな投手。広島のリリーフエース。鬼気迫る形相で全身を使ったダイナミックな投球フォームで相手打者に気迫で立ち向かった。私は彼が南陽工業の時代から、彼の甲子園での投球をスコアブックにつけていた。それくらい魅了される投手だった。ファールで当時の巨人・4番だった原辰徳の腕をへし折った一球は伝説となった。「炎のストッパー」と呼ばれ、「弱気は最大の敵」という名言を残した。
 惜しくも悪性の脳腫瘍で32歳という若くしてこの世を去ったことが痛ましい。

 第1位 田中将大 

 楽天のエースとしてシーズン負け無しの24連勝を挙げ、リーグ優勝、クライマックスシリーズ、日本シリーズのいずれもで胴上げ投手になるという快挙を成し遂げ、球界を代表するスーパースターになった。気迫を全面に押し出しての投球はファンを魅了し、剛速球だけでなく、スライダー、フォーク、スプリットなど、多彩な変化球で相手打者を翻弄した。
 ニューヨークヤンキーす移籍後は、肘の故障などもあったが、術後に復活し、本場のヤンキーたちを熱狂させる活躍を見せている。

 これ以外にも、緩急自在の中日の今中慎二や、サブマリン投法という個性的なアンダースローで通算284勝を挙げた山田久志、山田と一緒に阪急の黄金時代を支えた抑えのエース・山口高志、江川の犠牲になりながら自らの職責を果たした悲運のエース・小林繁、平成の怪物と呼ばれた松坂大輔など伝説と呼ぶに相応しい名投手は大勢いた。

 記事作成:10月11日(水)

 

2017年10月 7日 (土)

プロ野球監督のデータ分析 

 今日はプロ野球の監督についての話題に触れたい。以前にも当ブログ記事において、いったいどういう性格の人が野球の監督に向いているのか書いたことがある。今回はその続編で、歴代プロ野球の監督で、通算勝利数や勝率を基礎データに、誰が優秀監督に当たるのかを考えながら、血液型やその性格の特徴や傾向をまとめたい。
 なお、血液型別性格診断等に興味のない方、その話題に批判的な思想をお持ちの方はここで退室ください。

 プロ野球監督の歴代勝利数(500試合以上)

順位 監督名 年数 試合数 勝利 負数 引分 勝率 優勝数(リーグ・日本一)の順

1 鶴岡一人 23 2994 1773 1140 81 0.609 11 2
2 三原脩 26 3248 1687 1453 108 0.537 6 4
3 藤本定義 29 3200 1657 1450 93 0.533 9
4 水原茂 21 2782 1586 1123 73 0.585 9 5
5 野村克也 24 3204 1565 1563 76 0.500 5 3
6 西本幸雄 20 2665 1384 1163 118 0.543 8
7 上田利治 20 2574 1322 1136 116 0.538 5 3
8 王貞治 19 2507 1315 1118 74 0.540 4 2
9 別当薫 20 2497 1237 1156 104 0.517
10 星野仙一 17 2277 1181 1043 53 0.531 4 1
11 川上哲治 14 1866 1066 739 61 0.591 11 11
12 長嶋茂雄 15 1982 1034 889 59 0.538 5 2
13 仰木彬 14 1856 988 815 53 0.548 3 1
14 原辰徳 11 1577 876 646 55 0.576 7 3
15 古葉竹識 14 1801 873 791 137 0.525 4 3
16 森祇晶 11 1436 785 583 68 0.574 8 6
17 中西太 14 1640 748 811 81 0.480 1
18 大沢啓二 13 1547 725 723 99 0.501 1
19 山本浩二 10 1359 649 681 29 0.488 1
20 梨田昌孝 9 1263 645 594 24 0.521 2
21 落合博満 8 1150 629 491 30 0.562 4 1
22 松木謙治郎 11 1255 628 602 25 0.511
23 根本陸夫 11 1351 598 687 66 0.465
24 白石勝巳 11 1359 581 736 42 0.441
24 岡田彰布 8 1141 581 521 39 0.527 1
26 浜崎真二 10 1203 535 639 29 0.456
27 石本秀一 12 1115 528 553 34 0.488 2
28 藤田元司 7 910 516 361 33 0.588 4 2
29 広岡達朗 8 966 498 406 62 0.551 4 3
30 若松勉 7 975 496 461 18 0.518 1 1

 血液型

 O型 藤本定義・水原茂・西本幸雄・上田利治・王貞治・星野仙一・古葉竹織・森祇晶・
    落合博満・秋山幸二・東尾修・バレンタイン

 A型 三原脩・川上哲治・仰木彬・原辰徳・梨田昌孝・岡田彰布・広岡達朗・渡辺久信
    ヒルマン

 B型 野村克也・与那嶺要・中西太・山本浩二・藤田元司・若松勉

AB型 鶴岡一人・大沢啓二・ 

  プロ野球選手はもととも球技に滅法強いO型やB型の社会。加えて親分肌で勝負勘が強いO型が有利の世界だ。ゆえにO型監督がもととも多い。ゆえに長く監督業に携わる者が多いことから通算勝利数で見るとこのようなO型上位の順位となる。

 プロ野球監督の歴代勝率(500試合以上)

順位 監督名 血液型 年数 試合数 勝利 負数 引分 勝率 優勝数(リーグ・日本一)の順

1 鶴岡一人 23 2994 1773 1140 81 0.609 11 2
2 川上哲治 14 1866 1066 739 61 0.591 11 11
3 藤田元司 7 910 516 361 33 0.588 4 2
4 水原茂 21 2782 1586 1123 73 0.585 9 5
5 天知俊一 6 777 439 316 22 0.581 1 1
6 原辰徳 11 1577 876 646 55 0.576 7 3
7 森祇晶 11 1436 785 583 68 0.574 8 6
8 濃人渉 8 813 442 343 28 0.563 1
9 落合博満 8 1150 629 491 30 0.562 4 1
10 秋山幸二 7 865 456 369 40 0.553 3 2
11 広岡達朗 8 966 498 406 62 0.551 4 3
12 仰木彬 14 1856 988 815 53 0.548 3 1
13 若林忠志 7 740 390 324 26 0.546 2
14 西本幸雄 20 2665 1384 1163 118 0.543 8
15 王貞治 19 2507 1315 1118 74 0.540 4 2
16 上田利治 20 2574 1322 1136 116 0.5378 5 3
17 長嶋茂雄 15 1982 1034 889 59 0.5377 5 2
18 三原脩 26 3248 1687 1453 108 0.537 6 4
19 東尾修 7 937 489 425 23 0.535 2
20 藤本定義 29 3200 1657 1450 93 0.533 9
21 星野仙一 17 2277 1181 1043 53 0.531 4 1
22 岡田彰布 8 1141 581 521 39 0.5272 1
23 与那嶺要 6 780 388 349 43 0.5265 1
24 渡辺久信 6 864 438 395 31 0.526 1 1
25 古葉竹識 14 1801 873 791 137 0.525 4 3
26 バレンタイン 7 966 493 450 23 0.523 1 1
27 ヒルマン 5 683 349 320 14 0.522 2 1
28 梨田昌孝 9 1263 645 594 24 0.521 2
29 西村正夫 8 721 365 339 17 0.5185
30 若松勉 7 975 496 461 18 0.5183 1 1

 監督在任が長いO型は勝利数こそ多いが、勝率を見ればさほど上位ではない。やはり緻密な野球を実践するA型には敵わない。しかし、O型選手は豪快さが持ち味で、細かいことは嫌い。だからA型の細かさに嫌気が差す。基本的にO型は年上には媚を売り、年下には命令するタイプなので、A型監督には嫌々でもうまく取り繕って取り入れられようと努力する。B型監督ではその天性の才能を感じ取り、立てることが出来る。O型監督ではのびのびやれるが、成績はあまり芳しくない。野球が雑になるからだ。それにO型はなんでも肯定的に結果をとらえる傾向が強く、自己反省もあまりしない。悔しいのは一時だけで立ち直りが早い。同じ轍を踏むことも十分ある。

 注目すべきは2015年を最後に監督を退任した原前巨人監督だ。データは2014年までのものだが、あの西武黄金時代を築いた森元西武監督の勝率を上回っている。やはり巨人愛が強い彼は、球団やチームへの思い入れが強く、どうすれば常勝チームを築けるか、真剣に考え、分析し采配を振るったことが見て取れる。12年間巨人一筋に監督を務め、Bクラス(4位)はたった一度で、11回はAクラス。リーグ優勝7回、日本一3度はずば抜けた成績だ。原監督は川上監督、広岡監督、藤田監督の流れを組む管理&分業野球の推進者だ。彼の洞察力は秀逸しており、川上監督以降最高の成績を残した功労者だ。彼が他球団の監督に招聘される前に、三顧の礼を持って再び彼を巨人に招くべきだろう。

 

 こうした血液型を含めた分析は私的な印象も受けるだろうが、こうしたデータを基にすればなるほどと納得できる部分もあろう。

 記事作成:10月1日(日)

2017年9月28日 (木)

2017シーズン巨人の採点簿

 今年、巨人は3年連続でV逸となった。DeNAとのCS出場争いをするのが関の山の散々たる状況。不運にも高橋由監督の2年目は故障者が多数出て、またFA3人組が大枚を叩いた割りに、想定外の不振に喘いだ。またあらぬことか不祥事もあってBクラスに低迷した。毎回指摘している通り、よほど巨人のスカウトは人を見る目がないとみえる。獲得した選手は、前年を大幅に下回る成績に甘んじ、逆に巨人を追われた選手が他チームで大活躍する悪循環は今年も健在だった。特にその傾向は外人に顕著で、3年前に巨人を自由契約になったDeNAのロペスは主力としてなくてはならない戦力だし、日本ハムへトレードされた大田泰示も出番を得て、巨人時代はくすぶっていた実力を遺憾なく発揮している。
巨人では8年間で100安打9本塁打40打点だった彼は、今季、10月2日時点で105安打、14本塁打39打点で、僅か1シーズンで巨人8年間の成績をほぼ上回っている。いかに巨人は層が厚すぎて出場機会がないか、才能ある選手を飼い殺ししているかが窺える。
 では今年、シーズンワーストの13連敗と泥沼を味わった巨人の低迷の原因を探りたい。「戦犯」とまでは言わないが、各選手を私なりに採点したい。

 プラス

 宇佐美 劇的な本塁打を放つなど小林の打撃をカバー 正捕手の座を狙う。せっかく有
      望な若手捕手が伸びてきたのだから、中村奨成は獲得しないでほしい。小林か
      ら正捕手の座を奪い、小林を脅かし焦らせてほしい。
 マチソン 山口、澤村の背信を彼がカバーした。登板過多の面が否めないが、上出来。
 マギー 楽天ペゲーロの真似で2番に抜擢した高橋由監督の采配はブレまくり。常に打
      率でリーグ1~2位をキープしていた。 
 マイコラス 安定したピッチングで着実に勝ち星を積み上げた印象
 田口 美人の奥さんを貰い、張り切ってシーズンへ突入し、マウンド上で躍動していた。
 菅野 初の15勝以上をマークし、最多勝を獲得したが、彼が投げると味方が打線沈黙
    は旧態依然だった。打線は2点くらいで安心してしまう。可哀想すぎる。
 畠  ルーキーながらシーズン途中からローテーションに抜擢されて結果を出した。7勝
    は上出来で来季は二桁勝利を期待できる。 

 可もなく不可もなく

 坂本 打率3割を割り込み、去年の首位打者がまぐれだったことを自らが証明した。
 阿部 2,000本安打達成は見事だが、4月当初の長打力は影を潜め、怪我もあって一
    時戦列を離れ、打線がガタガタになった。足が遅いので併殺打は多く、凡退の山を
    築くのに貢献した。もし清宮が巨人に入り、一塁を守るようになれば、引退もありえ
    る。たぶん代打専門になるだろうが・・・。私自身は400本塁打を達成するまでは現
    役を続行してほしい。歴代捕手で最強の成績を残しているのだから。

 カミネロ 彼も登板過多。セーブは多いが、負け数が5つでは心もとない。速球は申し分
      ないが、コントロールに難がある。安定度に欠けた。 

 マイナス

 小林 相変わらず打てない いくら強肩でも打率1割台では・・・WBCで出し尽くした?
 内海 連勝ストッパーとして今年は活躍した。もう年齢的にはきつく、来季だめなら潔く引
    退してほしい。複数年契約で給料泥棒も甚だしい。勝てなくても4億円もらってい
    る。1勝で1億はおかしい。
 宮國 出れば負け 負の連鎖だった。なぜ彼を使い続けたのかが疑問
 長野 前半出遅れ。根気強く使ってくれた監督の恩に報いることが出来なかった。後半、
    帳尻合わせとばかりに水平打法で打ちまくったが・・・。
 森福 ソフトバンクでは完璧な投球で打者を牛耳っていたが、巨人では萎縮して腕が縮
    こまってしまった。ファームで捕手を殴ったり、イラつき感が半端ない。巨人に来て
    成績はガタ落ち。防御率3.05で6ホールド、7セーブではFA獲得の意味がない。
 陽   前半の出遅れが痛い。打線に厚みがなかった。相変わらず打てない貧打線。
    出場87試合、打率2割6分4厘ではFAの役目を果たしていない。
 村田 巨人でクリーンアップを打つにはもう年齢的にも無理。かつての長打力もない。
 大竹 広島時代から成績はガタガタ FAで大金を手に入れるとそれだけで満足か
 高木勇 2年前に颯爽とデビューした光彩はその影もない。期待感薄だ。
 桜井 2年前に立命館大から鳴り物入りで入団した割りに、一軍にすら残れない。巨人
    のドラ1は松井秀喜以降は活躍できないジンクスは続く
 山口鉄 往年の凄みがなく、登板機会も激減した。防御率4点台ではセットアッパーは無
      理だ。 

 論外

 澤村 故障で登板機会がなかった トレーナーの針治療ミスが原因だった・・・
 杉内 故障が長引き、この2年、登板機会がない。そろそろ潮時か 18番が泣く
     来季も現役続行を表明したが、復活への道は険しい。
 山口俊 故障で出遅れただけでなく、暴力事件を起こし、謹慎と罰金の処分を受けた。
 吉川尚 大卒ルーキーなので即戦力を期待されたが、4年時に高打率をマークした実力
      は影を潜め、後半戦に入るまで一軍定着できなかった。
 岡本和 高校時代は本塁打を量産し、将来の4番候補として入団し、早3年、一軍に這
      い上がれない。村田に翳りが見えてきた今こそチャンスなのに、持ち前の打力を
            アピールする場面すら与えられない。太田泰示の二の舞か?

 飼い殺し

 立岡 俊足巧打でかつては先頭打者として活躍していたのに、実にもったいない。
 片岡 西武からFAで入団し、1~2年はレギュラー確保したが、ここ2~3年はかつての
     輝きを失っている。一軍での出場機会がなく、勝負強さを発揮できない。三拍子     
     揃った有能な選手だけに、ベテランの味も発揮させられていない。
 中井 長打力もあって、出番を作ればそこそこ活躍できる公算が立つのに、層が厚くて
     二軍暮らしが多い。一軍昇格しても先発出場のチャンスが巡ってこない。

 今年限りで進退(引退・FA移籍・トレード等)がありそうな選手

 片岡治大・相川・實松・松本哲

 若手が育てられない巨人は、育成上手で選手を大事にする広島には到底勝てない。今、巨人は暗黒時代だ。3年間優勝から遠ざかった。第1次長嶋、王監督、堀内監督時代に同じような暗黒時代を経験したが、今のままではあと1~2年は優勝に絡めないだろう。それくらい広島が群を抜いている。
 3年契約の最終年に当たる高橋由監督も来季が正念場だ。4年連続V逸となれば、契約延長はない。私は中日の黄金時代を築いた落合博満を監督に迎え入れたいが、契約上難しいか?ならば原監督の再々登板だろう。松井は監督への意欲がないし、桑田真澄も自己理論が卓越しすぎており、気難しくて経営者からは敬遠されている。過去の実績を踏まえれば、巨人愛が強い原の三度目の就任が有力だが、もしかすると阿部慎之助が来季いっぱいで引退となれば、即監督就任という電撃交代があるかもしれない。原監督の采配をすぐそばで長年見てきた彼ならば、同じA型だけに緻密な野球をやってくれそうな気がする。

 最後に、巨人の伝統だが、スタートダッシュして有利な状況を作れば、そのままブッチギリで優勝まで突っ走ることが多いが、劣勢から逆転して粘り強くというのがない。特に、勝負を分ける後半戦の粘り強さに欠ける。今年も残り10試合になって、負けが続いた。肝心な時にプレッシャーで潰される印象だ。それに巨人は若手を育成できないため、FAで他球団の有望選手を獲得してきた。つまり32歳を越えて加入するため、ピークを過ぎての入団になるので5年が関の山だ。川口、清原、工藤、小久保、小笠原らがいい例だ。カープのように、若くてイキのいい選手がレギュラーを張れるような環境にない。ファンの一体感も凄く、サポートが素晴らしいカープの天下はあと3年続くだろう。 

 記事作成:9月中

  追記

 巨人とは関係ないが、今年注目の2人の大物高校生の行方を展望したい。清宮はプロ志望届を提出した。私はせっかく無条件で早稲田大学へ進学できるのにもったいないと思った。できれば神宮の星を期待していた。では、どこが指名しどこに入団するのか。私はセ・リーグなら阪神、パ・リーグなら日本ハムが有望と見ている。シーズンオフ、日本ハムの大谷はメジャー移籍が濃厚。165km/hのスピードマスターで日本球界人気No.1がいなくなるのでは観客動員にも翳りが。しかも中田翔も阪神移籍が囁かれている。スター不在の危機を日本ハムは巧みに乗り切ってきた。新庄、斎藤佑樹、そして大谷と人を呼べるスターがいた。大谷放出を補填するかのように清宮がニュースターとして入団する気がするのだ。クジ運が弱い巨人に獲得は無理。しかも6球団は重複するだろう。
 一方、広陵の中村捕手は地元広島に入団して欲しい。どの球団も強肩強打の大型捕手はのどから手が出るほど欲しい。私は新人育成に定評がある広島に入団できれば、大きく成長できると思っている。横槍?を入れるとすればくじ運が強いヤクルトか。楽天は嶋の後継者として2~3年後をめどに正捕手として一軍定着を考えている。でもオコエがそうであるように、楽天の選手育成は「?」がつく。
 さて、ドラフトで各球団がどのような選択をするのか、補強ポイントを見定めたい。

 そして10月1日(日)時点で巨人の4位、Bクラスが確定してしまった。CSにも進出できなかった。これはもう責任問題だ。大金を使い、FAで3人獲得したのも全く実を結ばなかった。監督の来季続投が決定している今、コーチ陣の総入れ替えは免れない。O型の高橋監督は同じO型とB型で固めた人事はまったく役に立たなかった。仲良しこよしでは勝負事は上手く行かない。
 A型の緻密さも絶対に必要で、ヘッドコーチにはA型を入れるべきだ。

 追記2

 私の予想通り10月の声を聞いた途端、ベテラン2人が引退を発表した。片岡と相川だ。実力社会のプロの世界。いつかは来る引退時期だが、2人とも長らく一軍で第一線で活躍した功労者。心からお疲れ様を言いたい。いずれ指導者となって戻ってくることと思う。

 追記3

 巨人のフロント、経営陣はよほど頭が悪いと見える。今年の失敗を生かせないどころか同じ轍を踏もうとしている。それは、FA3人獲得が裏目に出た今シーズンだが、4位に終わったことで、今度は契約満了となるヤクルトのバレンティン、中日のゲレーロを獲ろうという腹だ。そして今年、韓国球界で37本のホームランを放ったロザリオもリストアップしている。さらには、国内FA権利取得者も模索中。すでに牧田、増井、宮西などに白羽の矢を立てているという。どうして生え抜きの若手を育てようとしないのか?寄せ集めの外様舞台では巨人愛など育たない。しかも移籍時点で天文学的な契約金や年俸を支払えば、それでもう満足で、闘争心など芽生えない。こういう経営方針を継続しているうちは優勝は遠い。
 また、腹立たしいのは、岡崎スカウトの振る舞いで、早実の清宮がプロ志望届けを提出した後、詣であいさつに訪れた際も、資料を持たず、終始上から目線で対応。これには清宮家側も嫌気が差しただろう。使い捨ての冷酷球団経営が見え隠れする。よって清宮は巨人に入るべきではない。絶対に潰される。これまで巨人に入団したくて浪人した選手は大勢いたが、過去の栄光に物言わせて傲慢な態度を貫けば、選手は入団を望まないし離れていくだろう。
 昔と比べ、巨人への入団願望は少なくなった。有力選手は将来メジャー志向が強く、そのため日本ではどの球団でも実績を挙げられればそれで満足。日本球界を踏み台にしてMLBへ移籍すればそれでいいのだ。まして出場機会の少ない巨人では、実績も挙げられない。飼い殺しにされるのがオチだ。
 さて、いつになったら巨人は戦力補強ばかりを改め、若手育成へ方針転換してくれるのだろうか。

2017年8月24日 (木)

この夏のヒーロー、最強捕手・中村奨成

 「第99回全国高校野球選手権大会」は熱戦につぐ熱戦で、ホームラン記録を塗り替えるほどの空中戦となった。とりわけ今大会で、一躍スターダムに伸し上った中村奨成(しょうせい)捕手を擁する広陵の躍進ぶりが目立った。この夏のヒーローは紛れもなく彼だった。初戦から複数の本塁打を放ち、仙台育英戦と決勝の花咲徳栄を除くすべての試合でホームランを放ったスラッガー。誰もがもう破れないと思っていた甲子園のスター・清原和博(PL学園)の1大会のホームラン数を超え、6本の本塁打を放った。しかも彼が対戦したチームは、すべて甲子園常連の強豪校ばかりだったため、何倍もの価値がある。
 ではこの夏、高校野球ファンの視線を釘付けにしたニューヒーローの足跡を回顧したい。

 まずは「熱闘甲子園」で放送された、広島大会の模様と、女手ひとつで育て上げた母親にホームランを捧げるなど、親孝行ぶりを発揮した親子の物語からどうぞ!

 1回戦 優勝7度を誇る「中京大中京(旧中京商)」との初戦

 6回表、0-2と劣勢のムードを吹き飛ばすソロホームランを右中間スタンドへ運び、さらに8回表にはダメ押しとなる2ランをライトポール際に叩き込んだ。(5打数4安打2本塁打)

 2回戦 今春の選抜大会まで3季連続で甲子園ベスト4の強豪で今大会優勝候補の一角の「秀岳館(熊本県代表)」との対戦。

 9回、ダメ押しとなる3ランホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。これが自身3本目。凄いのは広角にホームランを打てる点。プロが注目する。4打数3安打(1本塁打)

 3回戦 11年連続出場中で、角度のあるチェンジアップを武器に1回戦12三振を奪い完封した好投手・斎藤郁也を擁する聖光学院との対戦。

 8回までにシーソーゲームで4-4の同点。しかし、9回、高めのボールとなる速球を、勝ち越しとなる2ランホームランをレフトスタンド中段に叩き込んだ。(4打数3安打1本塁打)

 準々決勝

 前日、優勝候補で春夏連覇を目指す大阪桐蔭を9回劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めて勢いに乗る「仙台育英」との対戦。

 ホームランこそ出なかったが4打数2安打でチームの勝利に貢献した。

 準決勝

 甲子園常連で、過去に複数回優勝経験のある強豪の「天理」と対戦。

 稀に見るシーソーゲームを制したのは、中村捕手の1大会タイ記録、新記録となる2本のホームラン、7打点の活躍に尽きる。5号はセンターバックスクリーン、6号はバックスクリーンの左横に打ち込んだ。一体どこまで暴れまくるのか?あの32年前のPL学園・清原を超えた。(4打数3安打2本塁打)
 この日まで5試合に出場し、打率は驚異の6割9分6厘で、6本の本塁打に加え、17打点と38塁打数も新記録を樹立した。早実・清宮が不出場で、イマイチ盛り上がりに欠けると思われた今大会を、これほどまでに注目を浴びる大会に仕立て上げたのは彼の存在だったと思う。

 決勝

 3年連続代表の埼玉・花咲徳栄との対戦。西川、野村の長打力や1番太刀岡の機動力を絡めて序盤から攻め立てる。制球力が持ち味の綱脇、最速149キロの清水の両右腕が投手の軸。千丸や西川は昨夏も主力として甲子園を経験。そんな強豪校との対戦となった。

 大会屈指の綱脇投手・清水達也投手の前に今大会初三振(2三振)を喫したが、それでも広陵としての意地を示した。最後は4対14という思いがけない大差となったが、広陵を決勝まで導いたのはまぎれもなく中村選手だった。(5打数3安打2三振)
 1大会中の安打数も19安打となり、1986年の松山商・水口(のち近鉄、オリックス)に並ぶ大会記録となった。まさに怪物ぶりの活躍だった。

 今年の広陵は、1回戦から決勝まで6試合、甲子園常連校で、しかも強豪校とばかり対戦し、中村捕手の凄まじい活躍で勝ち上がって来て、決勝進出を果たした。残念ながら、決勝では、強打の花咲徳栄の前に敗れはしたものの、彼の活躍は色褪せることはない。
 彼が凄いのは捕手で軽々ホームランを打てるスラッガーという点。プロでも野村、田淵、福嶋、古田、城島、谷繁、阿部くらいしかホームランを量産したキャッチャーはいなかった。だから貴重だ。しかも強肩で進塁を許さない鉄砲肩。これはどのプロの球団も欲しがる筈。

 もちろん、プロの球をそうやすやすとはホームランできないだろうし、リードの面でも課題は多いだろう。しかし、これだけ守って打てるキャッチャーはなかなかいない。素材としては超一級品だけに、ぜひプロで活躍して欲しい。そして、日本を背負って立つような選手に成長して欲しい。個人的には幼少期からのファンだという地元・広島カープで活躍して欲しいと思う。西武が指名権を獲得する気もしないではないが、もし彼が広島に入団したら、今でもセ・リーグダントツの強さなのに、今後10年は安泰だろう。

 最後に、彼に関する動画をリンクし、今後の彼の活躍を祈念して結びとしたい。

 小林誠司も絶賛!!広陵高校の捕手・中村奨成の素顔とは

https://www.youtube.com/watch?v=0bM6qKze0MU&t=1s

 地元・広島が大フィーバー

 中村奨成選手の全ホームランと親子の感動話

https://www.youtube.com/watch?v=G8y2mH6-CD0

 記事作成:8月22日(火)~23日(水)

 

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