2017年11月
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野球

2017年11月14日 (火)

欲しがり巨人の末路

 巨人ほど気の毒で残念な球団はないだろう。優勝を期待されながら、今年はBクラスに転落し、多くのファンを裏切った。それが災いしてか、シーズン終了と共に多くの選手が戦力外通告を受け、片岡や松本哲など、まだやれる選手でさえ引退を余儀なくされた。そうした切り捨ての風潮が昔から巨人にはあった。そして他球団の主力を引き抜く工作も健在のようで、古くは金田、別所、張本、松原など、投手はエース級、打者は4番クラスをトレードなどで峠を越えた頃合いを見て入団させ、最後のひと花を咲かせて花道を飾ってあげるという構図だった。

 FA制度導入の今では信じられないが、他球団の主力を何人引き抜いて巨人に入団させた実例を取り上げたい。たぶん金に物言わせた「なりふり構わぬ体質」が明るみになるだろう。そして巨人在籍時の成績と、他球団での成績を比較し、巨人に来るとその起用法が悪くてすぐにダメになることを例証したい。

 <投 手>

 1 金田正一(国鉄の大エース)

 巨人以前の成績 15年 353勝 267敗  勝率.569
 巨人での成績    5年   47勝    31敗  勝率.602

 巨人では晩年の5年間だが、平均9勝程度、しかし国鉄時代はシーズン平均23勝以上を記録している。

 2 別所毅彦(南海のエース)

 巨人以前の成績  5年  89勝  66敗  勝率.574
 巨人での成績   12年 221勝  112敗   勝率.663

 これも南海のエースだった別所を強引に引き抜き入団させた。

 3 阿波野秀幸(近鉄のエース)

 巨人以外の成績 11年 75勝 65敗  勝率.535
 巨人での成績   3年  0勝  3敗    勝率.000
 

 4 川口和久(広島のエース)

 巨人以前の成績 14年  131勝 122敗  勝率.517
 巨人での成績    4年    8勝  13敗    勝率.380

 5 工藤公康(ダイエーのエース)

 巨人以外の成績 22年 171勝 102敗   勝率.626
 巨人での成績    7年    53勝  40敗   勝率.569

 6 豊田 清(西武のリリーフエース)

 巨人以外の成績  12年 57勝  36敗  10ホールド  135セーブ  勝率.612
 巨人での成績    5年  9勝  14敗  22ホールド    22セーブ  勝率.391 

 7 杉内俊哉(ソフトバンクのエース)

 巨人以前の成績 10年  103勝 55敗  勝率.651
 巨人での成績   6年    39勝 22敗  勝率.639

 投手は軒並み他球団のエース級(リリーフエース級)を獲得しているが、別所を除き、成績は下がっている。これは昔はFAがなく、トレードで峠を越えた頃に、長年の労苦に報いるために巨人で引退を飾る選手が多かったからだろう。FA導入後、巨人に来た選手は皆、移籍前のほうが断然成績が良い。何事にも注目される巨人のプレッシャーは相当のようだ。金髪茶髪はもちろん、髭もダメ。昔は巨人は外車(ベンツ)に乗れというお触れまであったという。紳士であれという私生活も管理され、選手は優等生にならざるを得ず、実力を発揮できないで終わってしまうケースが多い。

 <打 者>

 1 張本勲(日本ハムの主力)

 巨人以前の成績 17年 2136試合 2435安打 414本塁打1341打点 率.319
 巨人での成績   4年    444試合  526安打   75本塁打 280打点 率.326
 巨人以後の成績 2年   172試合  124安打   15本塁打   55打点 率.242 

 2 松原 誠(大洋の4番)

 巨人以前の成績 19年 2154試合 2081安打  330本塁打 1172打点 率.278
 巨人での成績    1年   36試合     14安打   1本塁打    8打点 率.233

 3 蓑田浩二(阪急の主力)

 巨人以前の成績 12年 1273試合 1246安打 195本塁打 656打点 率.283
 巨人での成績    3年    147試合   40安打   9本塁打  22打点 率.230

 4 落合博満(中日の4番)

 巨人以外の成績 17年1884試合 2009安打 457本塁打 1345打点 率.313
 巨人での成績    3年 352試合  362安打   53本塁打  219打点 率.296
 

 5 清原和博(西武の4番)

 巨人以外の成績 13年 1452試合 1402安打 318本塁打 954打点 率.305
 巨人での成績    9年   886試合  720安打 207本塁打 576打点 率.223

 6 石井浩郎(近鉄の4番)

 巨人以外の成績 10年 784試合 778安打 146本塁打 463打点 率.292
 巨人での成績    3年 190試合 116安打  16本塁打  73打点  率.271

 7 広澤克己(実)(ヤクルト・阪神の4番)

 巨人以外の成績 14年 1509試合 1442安打 250本塁打 807打点 率.278
 巨人での成績    5年  384試合  294安打  56本塁打 178打点 率.257 

 8 ペタジーニ(ヤクルトのホームラン王)

 巨人以外の成績  5年 620試合  664安打 170本塁打 470打点 率.313
 巨人での成績   2年 217試合  218安打  63本塁打 165打点 率.305

 9 イ・スンヨプ(ロッテの主力)

 巨人以外の成績 3年 339試合 265安打  59本塁打 183打点 率.233
 巨人での成績   5年 458試合 421安打 100本塁打 256打点 率.274

10 江藤 智(広島の4番)

 巨人以外の成績 14年 1207試合 1094安打 263本塁打 724打点 率.273
 巨人での成績    6年   627試合    465安打 101本塁打 296打点 率.256

11 ローズ(近鉄のホームラン王)

 巨人以前の成績 11年 1439試合 1551安打 392本塁打 1100打点 率.288
 巨人での成績    2年  235試合 241安打   72本塁打   169打点 率.267

12 マルチネス(西武の4番)

 巨人以前の成績  2年 263試合 288安打 61本塁打  203打点 率.294
 巨人での成績   3年 275試合 209安打 43本塁打  147打点 率.291

13 ラミレス(ヤクルトの4番)

 巨人以外の成績 9年 1175試合 1351安打 232本塁打 842打点 率.297
 巨人での成績   4年  569試合  666安打 148本塁打 430打点 率.307

14 小久保裕紀(ソフトバンクの4番)

 巨人以外の成績 15年 1702試合 1670安打 319本塁打 1066打点 率.270
 巨人での成績   3年  355試合  371安打  94本塁打  238打点  率.286

15 小笠原道太(日本ハムの主力)

 巨人以外の成績 12年 1291試合 1375安打 240本塁打 756打点 率.319
 巨人での成績    7年   701試合   745安打 138本塁打 413打点 率.295

16 村田修一(横浜の4番)H29まで

 巨人以外の成績 9年 1158試合 1100安打 251本塁打 732打点 率.266
 巨人での成績   6年   795試合  765安打 109本塁打 391打点 率.273

 他球団から巨人に招聘されても、成績はガタ落ちするのが通例のようで、人気球団だけを有り難がって来ても、満足な成績は収めていない。皆、常勝のプレッシャーに負けていることが明らかだ。切り捨て球団の典型で、若手を上手く育てられない球団の体質がすべてを物語っている。プロ野球選手として大成したかったら、巨人以外のチームに入った方が選手寿命は長そうだ。飼い殺しに遭い、出番なくシーズンを棒に振るのがオチだからだ。清宮と安田はパ・リーグに入団するので伸びるだろうし、中村も地元の選手育成に定評のある広島なので、大きく育つのは間違いない。

  最後に、3年連続でV逸した巨人のシーズンオフの粛清が止まらない。すでに現役引退、自由契約、戦力外通告などで、今季、保有していた選手23人の、実質上クビ切りを断行した。残れた選手も恐々としているに違いない。勝負の世界なのだから、結果が出なければ解雇も仕方ない世界。しかし、巨人ほど使い捨て、飼い殺し、育成下手な球団はない。一シーズンで23人の大量クビ切りなど聞いたことがない。自らの育成下手の体質を逆手にとり、これみよがしに解雇通告とは・・・。血も涙もないし、本末転倒の大粛清だろう。
 しかも解せないのは、バッティングは酷いが地肩が強い小林と、今年芽が出てきた宇佐美という二枚捕手がいるにもかかわらず、10月のドラフトでは捕手ばかり3人を獲得した。まったくもって意味不明。2人を潰す腹か?やる気を殺ぐ補強だ。

 さて、これまで過去、江川、元木、長野、菅野など巨人一筋で浪人生活を送った選手もいた人気球団だったが、今となってはFA導入もあって、巨人のステータスは薄く、もはや魅力ゼロだろう。入団した後、実力があってもアピールする機会は与えられないし、捨て駒扱い。広島、日本ハム、西武などはどれほど選手を育てるのが上手いか・・・・。人気があっても実力を発揮できる出番がなければ元も子もない。育てる前に実力を見切ってクビを切られたら選手はひとたまりもない。こうした体質を続ければ、ファンの心はどんどん離れていく。今の巨人には魅力がない。他球団のエース級や4番打者を引っ張ってきて、ダメになればクズ同然に捨てる。これではもはや球界の盟主とは言えない。
 地方の球団(福岡ソフトバンクや広島カープ、東北楽天、北海道日本ハム)などに人気を持っていかれるわけだ。新人選手はそうした球団に入ったほうが、大きく育つ。出番も無く飼い殺しになるより、実力を発揮できる。

 ジャイアンツには他球団のそうした選手愛を見習ってほしいと思う。

 記事作成:11月5日(日)~8日(水)

2017年10月21日 (土)

ドラフト名物、日本ハムの掟破りの強行指名

 かつてドラフトで有力選手をことごとく指名したのは黄金の左手と呼ばれたオーナーがいたヤクルトと日本ハムだった。前者は、荒木大輔や伊藤智仁、伊東昭光の指名で強いくじ運を発揮したし、日本ハムも木田やダルビッシュ、斎藤佑樹などのドラ1を獲得してきた。

 しかし近年、選手の意向を汲まず、それを無視して強行指名するのは日本ハムの専売特許だ。過去何度こうした暴挙を繰り広げたかしれない。横やりや妨害も常套手段で、こうした球団に選手を指名する権利はなく、はく奪した方がいいのではないかとさえ思う。12球団の選手均衡を目指して平和裏に行われるようになったドラフト制度で、その規定を一方的に破る、いわゆる掟破りの暴挙を重ねて来た。
 今月下旬にドラフトを控える時期にあたり、その傍若無人ばりの身勝手な振る舞いを挙げ、警鐘を鳴らしたい。 

 1 木田 勇

Kida_2 1978年日本鋼管のエースに成長、都市対抗では3試合連続で完投勝利、準決勝ではリリーフに回るが本田技研鈴鹿を降す。決勝では東芝の黒紙義弘(崇徳-亜大)と投げ合うが0-4で完封負け。準優勝にとどまるが同大会の久慈賞を獲得した。
 同年のドラフト会議では、大洋、広島、阪急の3球団が1位指名。抽選の結果、広島が交渉権を獲得したがこれを拒否。一般には大洋入りを強く希望したためと報じられているが実際は在京セ・リーグであればどの球団でも応じるつもりであった。その理由として父親が胃癌、母親が胆石を患っており「長男として両親の面倒をしっかり見なくてはならない」という思いがあったからだという。両親からは「おまえの希望する道に行っていいんだよ」との言葉を貰っており、本人もドラフト1位指名を名誉には思ったが先述の理由でどうしても横浜を離れる気にはなれなかった、と語っている。なお広島のドラフト1位指名を拒否した人物は木田のみである。

 翌年の都市対抗でも活躍し、1979年のドラフト会議でも再び3球団(巨人、日本ハム、大洋)の1位指名が重複したが、交渉権を得た日本ハムに入団した。日本ハムがクジを当てた時に「俺は運の無い男だ」とボヤき、入団交渉にあたって条件として住宅(土地とも言われている)を要求したと伝えられたことも話題となった。しかしこれは大社義規オーナーの「プロの選手なら自分で稼ぎなさい」の説得で断念した。

 この思い上がりが対戦チームの怒りを買い、ルーキーイヤーこそ投手としての賞を総なめする活躍をしたが、その後は鳴かず飛ばずだった。プロ11年で60勝(71敗)止まりだった。1年目が22勝8敗だから、2年目以降は10年間で38勝(63敗)という散々な成績に終わった。

 2 須永英輝の場合

 浦和学院で1年時の夏にメンバー入りし2学年上の大竹寛の引退後、1年秋からエースを務めた。甲子園通算63奪三振。高校時代は、135~145km/h台の速球に、キレのある変化球で空振りを取るスタイルであった。打撃のセンスもあり、一時は浦和学院打線のクリーンアップを担った。2003年のプロ野球ドラフト会議前には、巨人入りを熱望。巨人以外に指名された場合は社会人野球に進むと表明していたが、当日の会議で日本ハムが2巡目で強行指名。当日の会見ではプロ入り拒否の姿勢も見せ、直後の指名あいさつも拒否したが、2週間悩んだ末に北海道日本ハムファイターズへの入団に合意した。
 しかし、育成が下手くそな日本ハムでその才能を発揮できず、B級選手としてその選手生命を閉じた。通算8年で1勝(3敗)も挙げられなかった。

Sunaga

 2 陽岱鋼の場合

 2005年10月3日の高校生ドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスの1巡目で競合し、抽選の結果日本ハムが交渉権を得たが、同会議では一旦は「交渉権獲得球団は福岡ソフトバンク」と発表されてしまい混乱が起こった。兄の陽耀勲と同じソフトバンク入りを熱望していたが、日本ハム側の熱烈な交渉と、本人が初めて北海道を訪れてみるなどの経緯もあって、最終的に日本ハム入りを決意。台湾人史上最高位の指名(ドラフト1巡目)を受け、台湾では話題となった。

Youdaikan

 3 木下達生の場合

Kinoshita 少年時代から大の中日ドラゴンズファンで、特に川上憲伸のファンであった。リトルリーグ時代は自ら希望して川上と同じ背番号11をつけた。中京大中京高校のセレクションを受けるも不合格となり、東邦高校に一般入部。2年生となった2004年春に1学年上の岩田慎司の控え投手として第76回選抜高等学校野球大会に出場も登板無し。3年生となった2005年春にはエースとして水野祐希とバッテリーを組み、第77回選抜高等学校野球大会でチームをベスト8に導いた。同年秋の高校生ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに3巡目で指名された。事前に日本ハム側から指名挨拶が無かったことと、自身が地元で大ファンであった中日入りを希望していたことで入団交渉は難航したが、最終的には日本ハム側の熱意が通じ合意する形となった。
 結局は育て方が悪く、その才能を開花させることができず、日本ハムは2年でお払い箱に。通算3年で2勝1敗で引退を余儀なくされた。

 4 長野久義の場合

Cyounohisayoshi O型の彼は、江川や元木と同じく熱烈な巨人信者。巨人以外の指名をことごとく蹴って社会人HONDAで長らく活躍したスラッガーだった。
 2006年に日本大学4年生の時に急成長し、春季は12試合出場、打率.489(47打数23安打)、主将を務めた秋季は13試合出場、打率.404(52打数21安打)で1995年秋・1996年春と2季連続首位打者となり、ベストナインにも満票選出された。強肩・俊足を兼ね備え、プロの注目を浴びることとなった。同年秋の日米大学野球選手権、IBAFインターコンチネンタルカップ、2006年アジア競技大会に日本代表として出場。東都大学リーグ通算87試合出場、290打数85安打、打率.293、10本塁打、40打点。
 同年秋のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから4巡目指名を受けたが、読売ジャイアンツへの入団を熱望していたことから入団を拒否。社会人へ進んだ。

 5 斎藤佑樹の場合

Saito 早実時代、あの田中将大と投げ合い、決勝でも決着がつかず、引き分け再試合でも一人で投げ抜き、甲子園のスターとなったハンカチ王子こと斎藤佑樹。彼は早稲田に進学して神宮の星を目指した。しかし、プロに入ってからは鳴かず飛ばずで5年が過ぎ、もう30歳を目前にし、ピークは過ぎた。彼の入団時のドラフトはこうだった。

 大学4年間を通じて、東京六大学野球史上6人目となる通算30勝300奪三振を達成(31勝323奪三振)。また世界大学野球選手権大会と日米大学野球選手権大会に大学日本代表として4年連続選出されたのは史上初。
 2010年10月28日に開催されたプロ野球ドラフト会議にて、東京ヤクルトスワローズ、北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークスの4球団が1位指名し、抽選の結果、日本ハムが交渉権を獲得。同会議では早稲田大学の同期生である大石達也と福井優也も、それぞれ埼玉西武ライオンズと広島東洋カープに1位で指名され(大石は広島を含む他5球団との競合)。
 10月30日から早慶戦を控えていたため当日には記者会見は行われず、早慶優勝決定戦翌日の11月4日に大石、福井とともに会見が開かれ、プロ入りへの意気込みを語った。12月6日に日本ハムとの初交渉に臨み、新人としては最高評価の年俸1500万円、契約金1億円、出来高5000万円(金額は推定)で仮契約した。12月9日には日本ハムの本拠地・札幌ドームにおいて、2003年の新庄剛志以来7年ぶりの単独の入団会見が行われた。会見には監督の梨田昌孝と球団社長の藤井純一が同席し、背番号「18」のユニフォーム姿をお披露目した。
 

 6 菅野智之の場合

 巨人、原監督の甥っ子という血筋家系で、巨人以外なら入団を拒否すると表明している中、栗山監督は彼を強行指名した。もちろん結果は拒否。有能な球界の宝になり得る逸材を一年棒に振り、浪人生活を余儀なくさせた。後に栗山監督は本人と原監督に謝罪する一幕もあった。喉から手が出るほど欲しい逸材に違いないが、本人の頑なな意向を無視しての強行指名に、多くのファン、球団関係者の怒りを買ったのは言うまでもない。

Sugano

 7 大谷翔平の場合

Otani 菅野の1位指名をしくじった栗山監督はその翌年もやらかした。岩手・花巻東の長身エースでマックス160km/hをマークした超高校級投手の大谷を強行指名した。彼は早期からNPBには入団せず、メジャー行きを熱望し、表明していた。どの球団も欲しい即戦力だったが、本人の意向を尊重し、指名を見送った。しかし、栗山監督はまたしても掟破りの暴挙を決行した。
 そして独自の野球理論や前代未聞、球界初の二刀流への対応&育成プランを提示し、MLBでメジャーに這い上がるのはシビアと説き伏せ、莫大な裏金をつぎ込んで、無理やり入団s成せた。おそらくは8年後のFAでのMLB行くを待たずして、5年程度で日本球界で「○○勝」を挙げた時点でメジャー行きを認めるという特別条項が契約の中に密かに盛り込まれていたもとの想像できる。
 日本ハムが許せないのは、球界の宝であり、WBCなどでも対戦相手をきりきり舞いさせるなど世界で活躍できる彼が絶好調では手放さず、脚を故障し、出番が減った途端に使い捨ての如く、ポスティングでのメジャー行きを認めた手法だ。あざといし、選手をぞんざいに扱いすごだ。

 8 山口裕次郎の場合

 日ハムにドラフト6位指名された履正社の左腕、山口裕次郎投手が入団拒否の姿勢を示していることが波紋を広げている。複数メディアの報道によると、山口サイドは、事前に調査書を出してきたプロ球団に対して「4位以下の指名では社会人(JR東日本)へ進むので指名を遠慮してもらいたい」という意向を伝えていたというが、日ハムは、山口サイドの意向を無視して6位で強行指名。山口本人も、学校側も、日ハムの強引なやり口に大きな戸惑いを示した。翌日に、日ハムの大渕スカウトディレクター、木田GM補佐、芝草スカウトが同校を指名挨拶に訪れたが、本人は同席しなかった。
 当然、この暴挙に山口本人は怒り心頭で契約交渉自体を拒否し、JR東日本へ進んだ。

 選手の心情を逆なでし、暗黙のルールを無視してまで裏技の如く、強行指名を重ねている日本ハム球団の資質はイカれている。どれだけ選手は傷つくか全く掌握していない。そしてどれだけの不信感を抱くか計り知れない。
 当然、プロは実力勝負の世界。どのチームに入っても「自分が強くしてそのチームを優勝に導いてやる」くらいの気概は必要。しかし、かつて横浜の内川、村田やヤクルトバレンティンが言うように、野球は一人でできるものではない。「来季は優勝を狙えるチームで活躍したい」とFAしたケースはごまんとある。
 プロ野球の球団に入団したいなら、FAがある以上、どの球団に入団しても実力で這い上がれる世界とはいえ、菅野のように毎回2点程度に抑えても、味方打線が打てなくて9勝止まりで終わった例もある。行きたくない球団に指名されてモチベーションが低い状態で嫌いな球団に行っても頑張りきれないというのが本音だろう。小さい頃に憧れていた球団に入ってこそ、野球に専念できるのではないか?
 かつてのように、巨人人気はもう過去の時代。戦力の均衡と言うが、今は交流戦でも証明できるように、パ・リーグのほうが断然強い。もうドラフトの意味もなさない。阪神や広島に入りたい球児は多いし、かつては金に物を言わせて実力選手を買いあさった西武のようなチーム方針もない。育成が下手くそな巨人や日本ハムに入るよりも、出場機会を与えて貰える弱小球団の方が、自分の出番も増えてアピールできる気がする。

 さて、今年は清宮内野手や中村捕手など高校生に大物がいる。一体どこが指名するのか、そして日本ハムは誰を強行指名するのか見ものだ。

 最後に、来季の日本ハムは栗山監督正念場だ。昨年日本一の面影もなく、今年はBクラスで甘んじた。追い討ちをかけるように大谷のポスティングでのメジャー移籍、主力4人(中田・増井・宮西・大野)がFA宣言する方針を固めた。斎藤佑樹ももう後がない。一気に若返りを期すチーム方針だが、ベテランが大勢移籍となると、若手が芽を出すのは数年かかる。下手すると、シーズン半ばで栗山監督の休養ということもありえる。球界きっての頭脳派監督だけに、それはもったいない話だ。ともあれ、日本ハムの動向から目が離せない。

 記事作成:10月7日(土)

2017年10月18日 (水)

伝説の名投手十傑

 往年の名投手といえば、400勝を挙げた金田正一を筆頭に、奇跡の日本シリーズ4連投で逆転優勝を飾り、「神様・仏様・稲尾様」と呼ばれた鉄腕・稲尾和久などがいる。他にも350勝を記録した米田哲也、フォークの神様と言われた杉下茂、ザトペッグ投法で長嶋茂雄と死闘を繰り広げた村山実など、それは個性的で記憶に残る投手だったに違いない。いずれも彼らは伝説といって相応しいほどの活躍ぶりだった。
 しかし、1964年生まれの私は、残念ながら彼らの現役時代の活躍は知らない。生で見ていたのはプロ野球をこよなく愛するきっかけとなった巨人V9の末期(昭和40年代後半)からだ。以来40年以上、プロ野球ファンとしてずっと見守り続けてきた中で、私が凄いと唸る名投手を10名挙げたい。
 今回は外国人投手を除き、現役も多少含めて、私が個人的に思う名投手10傑を挙げたい。

第10位 鈴木啓示
 
 近鉄のエースとして「草魂」をキャッチフレーズに球界を代表する左腕として君臨した。幼少の頃、訓練して左利きになったというから凄い。弱小球団だった近鉄で300勝を超える勝利数を挙げ、西本監督時、「ミラクル近鉄」として2年連続日本シリーズ進出の立役者となった。

 映像はコチラ https://www.youtube.com/watch?v=q8yO7EdNiy8

 第9位 佐々木主浩 

 横浜ベイスターズ在籍時には「ハマの大魔神」のネーミングで守護神として立ちはだかった。150km/h前後の剛速球と角度のある高速フォークで三振の山を築いた。メジャーリーグのマリナーズに渡り、イチローや城嶋とチームメイトとなった。日米での通算セーブ数は381にも上る。

 映像はコチラ https://www.youtube.com/watch?v=-8naSX2OoLQ

 第8位 ダルビッシュ有

 切れのある速球と数種類使い分けるスライダーを武器に変幻自在の投球を繰り広げ三振の山を築いた。WBCでも2連覇に貢献するなど、大物ぶりを発揮し、メジャーへ渡った。MLBでは登板過多や遠距離移動など慣れない環境もあって、肘にメスを入れることになったが、その後、復活。今季、シーズン途中で移籍したドジャースでの活躍が期待できる。
 私は東北高校在籍時から私は応援していた。東北に初の優勝旗をもたらすとすれば彼だと思っていたが、未だにその悲願は叶わない。 

 第7位 伊藤智仁 

 意外に思えた人も多かったかもしれないが、7位にヤクルトにいた伊藤智仁を推したい。彼の変化球は天下一品。僅か7年で現役生活に終止符を打ったが、個人的には伝説になり得る名投手だと思っている。彼の鋭く横に曲がるスライダーはバットにかすりもしない魔球だった。速球も150km/hを超えていた。相次ぐ故障に泣かされ短い現役だったが、個人的には秀逸した名投手だと今も思っている。

 第6位 江夏豊

 阪神では田淵と黄金のバッテリーを築き、剛速球を武器に決して逃げず、真っ向勝負。ONと名勝負を繰り広げた。とりわけオールスター戦では9者連続三振、広島ではリリーフエースとして優勝請負人とまで呼ばれ、対近鉄戦の日本シリーズでは、無死満塁、一打逆転サヨナラ負けという絶体絶命の場面でマウンドに上がり、「江夏の21球」で奇跡の優勝をもたらした。こうした数々の伝説を残し、記録にも記憶にも残る名投手となった。

 第5位 村田兆治

 ロッテのエースとして長年に渡り一筋に活躍。マサカリ投法という振りかぶった後に左脚を高く上げ、勢いをつけて投げ下ろすダイナミックなフォーム。150km/hを超える速球と、鋭く角度のあるフォークで三振の山を築いた。
 晩年、肘を痛め、ジョーブ博士の手術によって一線を離れたが、奇跡的に復活。サンデー兆治として日曜日ごとに登板。チームメイトだった落合博満が彼が投げると打ちまくった。通算215勝を挙げ、名球界入りを果たした。我が強いからなのかなぜか監督にはなれない。 

 第4位 大谷翔平

 若き球界のプリンス。誰もやったことがない球界初の「二刀流」に挑戦し、類稀な天賦の才能をいかんなく発揮した。同じプロ野球選手でも大絶賛で一目置く存在だ。190cmを超える伸張から低めに剛球を投げ込み、日本最速の165km/hをマーク。これだけでも凄いのに打者の腰を引かせるような角度のあるスライダー、150km/h近い速球から落ちる高速フォークは誰にも打てない。一昨年のプレミア12では160km/hを超す速球で韓国の打者をきりきり舞いさせた。残念ながら今オフにMLBに渡るという予想で、彼は一度も日の丸をつけてWBCに出場することがないかもしれない。

 第3位 野茂英雄

 社会人新日鉄堺時代からオリンピックに出場し、古田敦也とバッテリーを組み、メダル獲得に貢献した。近鉄に入団後も打者に背を向ける「トルネード」と呼ばれる独得な投球フォームから繰り出す伸びのある速球と鋭く落ちるフォークを武器に三振の山を築いた。鈴木啓示監督との確執から、メジャーに渡った。「ドクターK」と呼ばれ、「ノモマニア」と呼ばれる熱狂的なファンを作り出した。とりわけ、メジャーで2度のノーヒットノーランは圧巻だった。メジャーへの門戸を開いたパイオニアという意味でも尊敬に値する偉大な投手だ。
 イチローの才能を見出したのは仰木監督だったが、彼の個性的フォームを一切いじらず、彼のそのダイナミックなフォームをそのまま活かし、成功に導いたのも仰木監督だった。

 第2位 津田恒美

 個人的に大好きな投手。広島のリリーフエース。鬼気迫る形相で全身を使ったダイナミックな投球フォームで相手打者に気迫で立ち向かった。私は彼が南陽工業の時代から、彼の甲子園での投球をスコアブックにつけていた。それくらい魅了される投手だった。ファールで当時の巨人・4番だった原辰徳の腕をへし折った一球は伝説となった。「炎のストッパー」と呼ばれ、「弱気は最大の敵」という名言を残した。
 惜しくも悪性の脳腫瘍で32歳という若くしてこの世を去ったことが痛ましい。

 第1位 田中将大 

 楽天のエースとしてシーズン負け無しの24連勝を挙げ、リーグ優勝、クライマックスシリーズ、日本シリーズのいずれもで胴上げ投手になるという快挙を成し遂げ、球界を代表するスーパースターになった。気迫を全面に押し出しての投球はファンを魅了し、剛速球だけでなく、スライダー、フォーク、スプリットなど、多彩な変化球で相手打者を翻弄した。
 ニューヨークヤンキーす移籍後は、肘の故障などもあったが、術後に復活し、本場のヤンキーたちを熱狂させる活躍を見せている。

 これ以外にも、緩急自在の中日の今中慎二や、サブマリン投法という個性的なアンダースローで通算284勝を挙げた山田久志、山田と一緒に阪急の黄金時代を支えた抑えのエース・山口高志、江川の犠牲になりながら自らの職責を果たした悲運のエース・小林繁、平成の怪物と呼ばれた松坂大輔など伝説と呼ぶに相応しい名投手は大勢いた。

 記事作成:10月11日(水)

 

2017年10月 7日 (土)

プロ野球監督のデータ分析 

 今日はプロ野球の監督についての話題に触れたい。以前にも当ブログ記事において、いったいどういう性格の人が野球の監督に向いているのか書いたことがある。今回はその続編で、歴代プロ野球の監督で、通算勝利数や勝率を基礎データに、誰が優秀監督に当たるのかを考えながら、血液型やその性格の特徴や傾向をまとめたい。
 なお、血液型別性格診断等に興味のない方、その話題に批判的な思想をお持ちの方はここで退室ください。

 プロ野球監督の歴代勝利数(500試合以上)

順位 監督名 年数 試合数 勝利 負数 引分 勝率 優勝数(リーグ・日本一)の順

1 鶴岡一人 23 2994 1773 1140 81 0.609 11 2
2 三原脩 26 3248 1687 1453 108 0.537 6 4
3 藤本定義 29 3200 1657 1450 93 0.533 9
4 水原茂 21 2782 1586 1123 73 0.585 9 5
5 野村克也 24 3204 1565 1563 76 0.500 5 3
6 西本幸雄 20 2665 1384 1163 118 0.543 8
7 上田利治 20 2574 1322 1136 116 0.538 5 3
8 王貞治 19 2507 1315 1118 74 0.540 4 2
9 別当薫 20 2497 1237 1156 104 0.517
10 星野仙一 17 2277 1181 1043 53 0.531 4 1
11 川上哲治 14 1866 1066 739 61 0.591 11 11
12 長嶋茂雄 15 1982 1034 889 59 0.538 5 2
13 仰木彬 14 1856 988 815 53 0.548 3 1
14 原辰徳 11 1577 876 646 55 0.576 7 3
15 古葉竹識 14 1801 873 791 137 0.525 4 3
16 森祇晶 11 1436 785 583 68 0.574 8 6
17 中西太 14 1640 748 811 81 0.480 1
18 大沢啓二 13 1547 725 723 99 0.501 1
19 山本浩二 10 1359 649 681 29 0.488 1
20 梨田昌孝 9 1263 645 594 24 0.521 2
21 落合博満 8 1150 629 491 30 0.562 4 1
22 松木謙治郎 11 1255 628 602 25 0.511
23 根本陸夫 11 1351 598 687 66 0.465
24 白石勝巳 11 1359 581 736 42 0.441
24 岡田彰布 8 1141 581 521 39 0.527 1
26 浜崎真二 10 1203 535 639 29 0.456
27 石本秀一 12 1115 528 553 34 0.488 2
28 藤田元司 7 910 516 361 33 0.588 4 2
29 広岡達朗 8 966 498 406 62 0.551 4 3
30 若松勉 7 975 496 461 18 0.518 1 1

 血液型

 O型 藤本定義・水原茂・西本幸雄・上田利治・王貞治・星野仙一・古葉竹織・森祇晶・
    落合博満・秋山幸二・東尾修・バレンタイン

 A型 三原脩・川上哲治・仰木彬・原辰徳・梨田昌孝・岡田彰布・広岡達朗・渡辺久信
    ヒルマン

 B型 野村克也・与那嶺要・中西太・山本浩二・藤田元司・若松勉

AB型 鶴岡一人・大沢啓二・ 

  プロ野球選手はもととも球技に滅法強いO型やB型の社会。加えて親分肌で勝負勘が強いO型が有利の世界だ。ゆえにO型監督がもととも多い。ゆえに長く監督業に携わる者が多いことから通算勝利数で見るとこのようなO型上位の順位となる。

 プロ野球監督の歴代勝率(500試合以上)

順位 監督名 血液型 年数 試合数 勝利 負数 引分 勝率 優勝数(リーグ・日本一)の順

1 鶴岡一人 23 2994 1773 1140 81 0.609 11 2
2 川上哲治 14 1866 1066 739 61 0.591 11 11
3 藤田元司 7 910 516 361 33 0.588 4 2
4 水原茂 21 2782 1586 1123 73 0.585 9 5
5 天知俊一 6 777 439 316 22 0.581 1 1
6 原辰徳 11 1577 876 646 55 0.576 7 3
7 森祇晶 11 1436 785 583 68 0.574 8 6
8 濃人渉 8 813 442 343 28 0.563 1
9 落合博満 8 1150 629 491 30 0.562 4 1
10 秋山幸二 7 865 456 369 40 0.553 3 2
11 広岡達朗 8 966 498 406 62 0.551 4 3
12 仰木彬 14 1856 988 815 53 0.548 3 1
13 若林忠志 7 740 390 324 26 0.546 2
14 西本幸雄 20 2665 1384 1163 118 0.543 8
15 王貞治 19 2507 1315 1118 74 0.540 4 2
16 上田利治 20 2574 1322 1136 116 0.5378 5 3
17 長嶋茂雄 15 1982 1034 889 59 0.5377 5 2
18 三原脩 26 3248 1687 1453 108 0.537 6 4
19 東尾修 7 937 489 425 23 0.535 2
20 藤本定義 29 3200 1657 1450 93 0.533 9
21 星野仙一 17 2277 1181 1043 53 0.531 4 1
22 岡田彰布 8 1141 581 521 39 0.5272 1
23 与那嶺要 6 780 388 349 43 0.5265 1
24 渡辺久信 6 864 438 395 31 0.526 1 1
25 古葉竹識 14 1801 873 791 137 0.525 4 3
26 バレンタイン 7 966 493 450 23 0.523 1 1
27 ヒルマン 5 683 349 320 14 0.522 2 1
28 梨田昌孝 9 1263 645 594 24 0.521 2
29 西村正夫 8 721 365 339 17 0.5185
30 若松勉 7 975 496 461 18 0.5183 1 1

 監督在任が長いO型は勝利数こそ多いが、勝率を見ればさほど上位ではない。やはり緻密な野球を実践するA型には敵わない。しかし、O型選手は豪快さが持ち味で、細かいことは嫌い。だからA型の細かさに嫌気が差す。基本的にO型は年上には媚を売り、年下には命令するタイプなので、A型監督には嫌々でもうまく取り繕って取り入れられようと努力する。B型監督ではその天性の才能を感じ取り、立てることが出来る。O型監督ではのびのびやれるが、成績はあまり芳しくない。野球が雑になるからだ。それにO型はなんでも肯定的に結果をとらえる傾向が強く、自己反省もあまりしない。悔しいのは一時だけで立ち直りが早い。同じ轍を踏むことも十分ある。

 注目すべきは2015年を最後に監督を退任した原前巨人監督だ。データは2014年までのものだが、あの西武黄金時代を築いた森元西武監督の勝率を上回っている。やはり巨人愛が強い彼は、球団やチームへの思い入れが強く、どうすれば常勝チームを築けるか、真剣に考え、分析し采配を振るったことが見て取れる。12年間巨人一筋に監督を務め、Bクラス(4位)はたった一度で、11回はAクラス。リーグ優勝7回、日本一3度はずば抜けた成績だ。原監督は川上監督、広岡監督、藤田監督の流れを組む管理&分業野球の推進者だ。彼の洞察力は秀逸しており、川上監督以降最高の成績を残した功労者だ。彼が他球団の監督に招聘される前に、三顧の礼を持って再び彼を巨人に招くべきだろう。

 

 こうした血液型を含めた分析は私的な印象も受けるだろうが、こうしたデータを基にすればなるほどと納得できる部分もあろう。

 記事作成:10月1日(日)

2017年9月28日 (木)

2017シーズン巨人の採点簿

 今年、巨人は3年連続でV逸となった。DeNAとのCS出場争いをするのが関の山の散々たる状況。不運にも高橋由監督の2年目は故障者が多数出て、またFA3人組が大枚を叩いた割りに、想定外の不振に喘いだ。またあらぬことか不祥事もあってBクラスに低迷した。毎回指摘している通り、よほど巨人のスカウトは人を見る目がないとみえる。獲得した選手は、前年を大幅に下回る成績に甘んじ、逆に巨人を追われた選手が他チームで大活躍する悪循環は今年も健在だった。特にその傾向は外人に顕著で、3年前に巨人を自由契約になったDeNAのロペスは主力としてなくてはならない戦力だし、日本ハムへトレードされた大田泰示も出番を得て、巨人時代はくすぶっていた実力を遺憾なく発揮している。
巨人では8年間で100安打9本塁打40打点だった彼は、今季、10月2日時点で105安打、14本塁打39打点で、僅か1シーズンで巨人8年間の成績をほぼ上回っている。いかに巨人は層が厚すぎて出場機会がないか、才能ある選手を飼い殺ししているかが窺える。
 では今年、シーズンワーストの13連敗と泥沼を味わった巨人の低迷の原因を探りたい。「戦犯」とまでは言わないが、各選手を私なりに採点したい。

 プラス

 宇佐美 劇的な本塁打を放つなど小林の打撃をカバー 正捕手の座を狙う。せっかく有
      望な若手捕手が伸びてきたのだから、中村奨成は獲得しないでほしい。小林か
      ら正捕手の座を奪い、小林を脅かし焦らせてほしい。
 マチソン 山口、澤村の背信を彼がカバーした。登板過多の面が否めないが、上出来。
 マギー 楽天ペゲーロの真似で2番に抜擢した高橋由監督の采配はブレまくり。常に打
      率でリーグ1~2位をキープしていた。 
 マイコラス 安定したピッチングで着実に勝ち星を積み上げた印象
 田口 美人の奥さんを貰い、張り切ってシーズンへ突入し、マウンド上で躍動していた。
 菅野 初の15勝以上をマークし、最多勝を獲得したが、彼が投げると味方が打線沈黙
    は旧態依然だった。打線は2点くらいで安心してしまう。可哀想すぎる。
 畠  ルーキーながらシーズン途中からローテーションに抜擢されて結果を出した。7勝
    は上出来で来季は二桁勝利を期待できる。 

 可もなく不可もなく

 坂本 打率3割を割り込み、去年の首位打者がまぐれだったことを自らが証明した。
 阿部 2,000本安打達成は見事だが、4月当初の長打力は影を潜め、怪我もあって一
    時戦列を離れ、打線がガタガタになった。足が遅いので併殺打は多く、凡退の山を
    築くのに貢献した。もし清宮が巨人に入り、一塁を守るようになれば、引退もありえ
    る。たぶん代打専門になるだろうが・・・。私自身は400本塁打を達成するまでは現
    役を続行してほしい。歴代捕手で最強の成績を残しているのだから。

 カミネロ 彼も登板過多。セーブは多いが、負け数が5つでは心もとない。速球は申し分
      ないが、コントロールに難がある。安定度に欠けた。 

 マイナス

 小林 相変わらず打てない いくら強肩でも打率1割台では・・・WBCで出し尽くした?
 内海 連勝ストッパーとして今年は活躍した。もう年齢的にはきつく、来季だめなら潔く引
    退してほしい。複数年契約で給料泥棒も甚だしい。勝てなくても4億円もらってい
    る。1勝で1億はおかしい。
 宮國 出れば負け 負の連鎖だった。なぜ彼を使い続けたのかが疑問
 長野 前半出遅れ。根気強く使ってくれた監督の恩に報いることが出来なかった。後半、
    帳尻合わせとばかりに水平打法で打ちまくったが・・・。
 森福 ソフトバンクでは完璧な投球で打者を牛耳っていたが、巨人では萎縮して腕が縮
    こまってしまった。ファームで捕手を殴ったり、イラつき感が半端ない。巨人に来て
    成績はガタ落ち。防御率3.05で6ホールド、7セーブではFA獲得の意味がない。
 陽   前半の出遅れが痛い。打線に厚みがなかった。相変わらず打てない貧打線。
    出場87試合、打率2割6分4厘ではFAの役目を果たしていない。
 村田 巨人でクリーンアップを打つにはもう年齢的にも無理。かつての長打力もない。
 大竹 広島時代から成績はガタガタ FAで大金を手に入れるとそれだけで満足か
 高木勇 2年前に颯爽とデビューした光彩はその影もない。期待感薄だ。
 桜井 2年前に立命館大から鳴り物入りで入団した割りに、一軍にすら残れない。巨人
    のドラ1は松井秀喜以降は活躍できないジンクスは続く
 山口鉄 往年の凄みがなく、登板機会も激減した。防御率4点台ではセットアッパーは無
      理だ。 

 論外

 澤村 故障で登板機会がなかった トレーナーの針治療ミスが原因だった・・・
 杉内 故障が長引き、この2年、登板機会がない。そろそろ潮時か 18番が泣く
     来季も現役続行を表明したが、復活への道は険しい。
 山口俊 故障で出遅れただけでなく、暴力事件を起こし、謹慎と罰金の処分を受けた。
 吉川尚 大卒ルーキーなので即戦力を期待されたが、4年時に高打率をマークした実力
      は影を潜め、後半戦に入るまで一軍定着できなかった。
 岡本和 高校時代は本塁打を量産し、将来の4番候補として入団し、早3年、一軍に這
      い上がれない。村田に翳りが見えてきた今こそチャンスなのに、持ち前の打力を
            アピールする場面すら与えられない。太田泰示の二の舞か?

 飼い殺し

 立岡 俊足巧打でかつては先頭打者として活躍していたのに、実にもったいない。
 片岡 西武からFAで入団し、1~2年はレギュラー確保したが、ここ2~3年はかつての
     輝きを失っている。一軍での出場機会がなく、勝負強さを発揮できない。三拍子     
     揃った有能な選手だけに、ベテランの味も発揮させられていない。
 中井 長打力もあって、出番を作ればそこそこ活躍できる公算が立つのに、層が厚くて
     二軍暮らしが多い。一軍昇格しても先発出場のチャンスが巡ってこない。

 今年限りで進退(引退・FA移籍・トレード等)がありそうな選手

 片岡治大・相川・實松・松本哲

 若手が育てられない巨人は、育成上手で選手を大事にする広島には到底勝てない。今、巨人は暗黒時代だ。3年間優勝から遠ざかった。第1次長嶋、王監督、堀内監督時代に同じような暗黒時代を経験したが、今のままではあと1~2年は優勝に絡めないだろう。それくらい広島が群を抜いている。
 3年契約の最終年に当たる高橋由監督も来季が正念場だ。4年連続V逸となれば、契約延長はない。私は中日の黄金時代を築いた落合博満を監督に迎え入れたいが、契約上難しいか?ならば原監督の再々登板だろう。松井は監督への意欲がないし、桑田真澄も自己理論が卓越しすぎており、気難しくて経営者からは敬遠されている。過去の実績を踏まえれば、巨人愛が強い原の三度目の就任が有力だが、もしかすると阿部慎之助が来季いっぱいで引退となれば、即監督就任という電撃交代があるかもしれない。原監督の采配をすぐそばで長年見てきた彼ならば、同じA型だけに緻密な野球をやってくれそうな気がする。

 最後に、巨人の伝統だが、スタートダッシュして有利な状況を作れば、そのままブッチギリで優勝まで突っ走ることが多いが、劣勢から逆転して粘り強くというのがない。特に、勝負を分ける後半戦の粘り強さに欠ける。今年も残り10試合になって、負けが続いた。肝心な時にプレッシャーで潰される印象だ。それに巨人は若手を育成できないため、FAで他球団の有望選手を獲得してきた。つまり32歳を越えて加入するため、ピークを過ぎての入団になるので5年が関の山だ。川口、清原、工藤、小久保、小笠原らがいい例だ。カープのように、若くてイキのいい選手がレギュラーを張れるような環境にない。ファンの一体感も凄く、サポートが素晴らしいカープの天下はあと3年続くだろう。 

 記事作成:9月中

  追記

 巨人とは関係ないが、今年注目の2人の大物高校生の行方を展望したい。清宮はプロ志望届を提出した。私はせっかく無条件で早稲田大学へ進学できるのにもったいないと思った。できれば神宮の星を期待していた。では、どこが指名しどこに入団するのか。私はセ・リーグなら阪神、パ・リーグなら日本ハムが有望と見ている。シーズンオフ、日本ハムの大谷はメジャー移籍が濃厚。165km/hのスピードマスターで日本球界人気No.1がいなくなるのでは観客動員にも翳りが。しかも中田翔も阪神移籍が囁かれている。スター不在の危機を日本ハムは巧みに乗り切ってきた。新庄、斎藤佑樹、そして大谷と人を呼べるスターがいた。大谷放出を補填するかのように清宮がニュースターとして入団する気がするのだ。クジ運が弱い巨人に獲得は無理。しかも6球団は重複するだろう。
 一方、広陵の中村捕手は地元広島に入団して欲しい。どの球団も強肩強打の大型捕手はのどから手が出るほど欲しい。私は新人育成に定評がある広島に入団できれば、大きく成長できると思っている。横槍?を入れるとすればくじ運が強いヤクルトか。楽天は嶋の後継者として2~3年後をめどに正捕手として一軍定着を考えている。でもオコエがそうであるように、楽天の選手育成は「?」がつく。
 さて、ドラフトで各球団がどのような選択をするのか、補強ポイントを見定めたい。

 そして10月1日(日)時点で巨人の4位、Bクラスが確定してしまった。CSにも進出できなかった。これはもう責任問題だ。大金を使い、FAで3人獲得したのも全く実を結ばなかった。監督の来季続投が決定している今、コーチ陣の総入れ替えは免れない。O型の高橋監督は同じO型とB型で固めた人事はまったく役に立たなかった。仲良しこよしでは勝負事は上手く行かない。
 A型の緻密さも絶対に必要で、ヘッドコーチにはA型を入れるべきだ。

 追記2

 私の予想通り10月の声を聞いた途端、ベテラン2人が引退を発表した。片岡と相川だ。実力社会のプロの世界。いつかは来る引退時期だが、2人とも長らく一軍で第一線で活躍した功労者。心からお疲れ様を言いたい。いずれ指導者となって戻ってくることと思う。

 追記3

 巨人のフロント、経営陣はよほど頭が悪いと見える。今年の失敗を生かせないどころか同じ轍を踏もうとしている。それは、FA3人獲得が裏目に出た今シーズンだが、4位に終わったことで、今度は契約満了となるヤクルトのバレンティン、中日のゲレーロを獲ろうという腹だ。そして今年、韓国球界で37本のホームランを放ったロザリオもリストアップしている。さらには、国内FA権利取得者も模索中。すでに牧田、増井、宮西などに白羽の矢を立てているという。どうして生え抜きの若手を育てようとしないのか?寄せ集めの外様舞台では巨人愛など育たない。しかも移籍時点で天文学的な契約金や年俸を支払えば、それでもう満足で、闘争心など芽生えない。こういう経営方針を継続しているうちは優勝は遠い。
 また、腹立たしいのは、岡崎スカウトの振る舞いで、早実の清宮がプロ志望届けを提出した後、詣であいさつに訪れた際も、資料を持たず、終始上から目線で対応。これには清宮家側も嫌気が差しただろう。使い捨ての冷酷球団経営が見え隠れする。よって清宮は巨人に入るべきではない。絶対に潰される。これまで巨人に入団したくて浪人した選手は大勢いたが、過去の栄光に物言わせて傲慢な態度を貫けば、選手は入団を望まないし離れていくだろう。
 昔と比べ、巨人への入団願望は少なくなった。有力選手は将来メジャー志向が強く、そのため日本ではどの球団でも実績を挙げられればそれで満足。日本球界を踏み台にしてMLBへ移籍すればそれでいいのだ。まして出場機会の少ない巨人では、実績も挙げられない。飼い殺しにされるのがオチだ。
 さて、いつになったら巨人は戦力補強ばかりを改め、若手育成へ方針転換してくれるのだろうか。

2017年8月24日 (木)

この夏のヒーロー、最強捕手・中村奨成

 「第99回全国高校野球選手権大会」は熱戦につぐ熱戦で、ホームラン記録を塗り替えるほどの空中戦となった。とりわけ今大会で、一躍スターダムに伸し上った中村奨成(しょうせい)捕手を擁する広陵の躍進ぶりが目立った。この夏のヒーローは紛れもなく彼だった。初戦から複数の本塁打を放ち、仙台育英戦と決勝の花咲徳栄を除くすべての試合でホームランを放ったスラッガー。誰もがもう破れないと思っていた甲子園のスター・清原和博(PL学園)の1大会のホームラン数を超え、6本の本塁打を放った。しかも彼が対戦したチームは、すべて甲子園常連の強豪校ばかりだったため、何倍もの価値がある。
 ではこの夏、高校野球ファンの視線を釘付けにしたニューヒーローの足跡を回顧したい。

 まずは「熱闘甲子園」で放送された、広島大会の模様と、女手ひとつで育て上げた母親にホームランを捧げるなど、親孝行ぶりを発揮した親子の物語からどうぞ!

 1回戦 優勝7度を誇る「中京大中京(旧中京商)」との初戦

 6回表、0-2と劣勢のムードを吹き飛ばすソロホームランを右中間スタンドへ運び、さらに8回表にはダメ押しとなる2ランをライトポール際に叩き込んだ。(5打数4安打2本塁打)

 2回戦 今春の選抜大会まで3季連続で甲子園ベスト4の強豪で今大会優勝候補の一角の「秀岳館(熊本県代表)」との対戦。

 9回、ダメ押しとなる3ランホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。これが自身3本目。凄いのは広角にホームランを打てる点。プロが注目する。4打数3安打(1本塁打)

 3回戦 11年連続出場中で、角度のあるチェンジアップを武器に1回戦12三振を奪い完封した好投手・斎藤郁也を擁する聖光学院との対戦。

 8回までにシーソーゲームで4-4の同点。しかし、9回、高めのボールとなる速球を、勝ち越しとなる2ランホームランをレフトスタンド中段に叩き込んだ。(4打数3安打1本塁打)

 準々決勝

 前日、優勝候補で春夏連覇を目指す大阪桐蔭を9回劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めて勢いに乗る「仙台育英」との対戦。

 ホームランこそ出なかったが4打数2安打でチームの勝利に貢献した。

 準決勝

 甲子園常連で、過去に複数回優勝経験のある強豪の「天理」と対戦。

 稀に見るシーソーゲームを制したのは、中村捕手の1大会タイ記録、新記録となる2本のホームラン、7打点の活躍に尽きる。5号はセンターバックスクリーン、6号はバックスクリーンの左横に打ち込んだ。一体どこまで暴れまくるのか?あの32年前のPL学園・清原を超えた。(4打数3安打2本塁打)
 この日まで5試合に出場し、打率は驚異の6割9分6厘で、6本の本塁打に加え、17打点と38塁打数も新記録を樹立した。早実・清宮が不出場で、イマイチ盛り上がりに欠けると思われた今大会を、これほどまでに注目を浴びる大会に仕立て上げたのは彼の存在だったと思う。

 決勝

 3年連続代表の埼玉・花咲徳栄との対戦。西川、野村の長打力や1番太刀岡の機動力を絡めて序盤から攻め立てる。制球力が持ち味の綱脇、最速149キロの清水の両右腕が投手の軸。千丸や西川は昨夏も主力として甲子園を経験。そんな強豪校との対戦となった。

 大会屈指の綱脇投手・清水達也投手の前に今大会初三振(2三振)を喫したが、それでも広陵としての意地を示した。最後は4対14という思いがけない大差となったが、広陵を決勝まで導いたのはまぎれもなく中村選手だった。(5打数3安打2三振)
 1大会中の安打数も19安打となり、1986年の松山商・水口(のち近鉄、オリックス)に並ぶ大会記録となった。まさに怪物ぶりの活躍だった。

 今年の広陵は、1回戦から決勝まで6試合、甲子園常連校で、しかも強豪校とばかり対戦し、中村捕手の凄まじい活躍で勝ち上がって来て、決勝進出を果たした。残念ながら、決勝では、強打の花咲徳栄の前に敗れはしたものの、彼の活躍は色褪せることはない。
 彼が凄いのは捕手で軽々ホームランを打てるスラッガーという点。プロでも野村、田淵、福嶋、古田、城島、谷繁、阿部くらいしかホームランを量産したキャッチャーはいなかった。だから貴重だ。しかも強肩で進塁を許さない鉄砲肩。これはどのプロの球団も欲しがる筈。

 もちろん、プロの球をそうやすやすとはホームランできないだろうし、リードの面でも課題は多いだろう。しかし、これだけ守って打てるキャッチャーはなかなかいない。素材としては超一級品だけに、ぜひプロで活躍して欲しい。そして、日本を背負って立つような選手に成長して欲しい。個人的には幼少期からのファンだという地元・広島カープで活躍して欲しいと思う。西武が指名権を獲得する気もしないではないが、もし彼が広島に入団したら、今でもセ・リーグダントツの強さなのに、今後10年は安泰だろう。

 最後に、彼に関する動画をリンクし、今後の彼の活躍を祈念して結びとしたい。

 小林誠司も絶賛!!広陵高校の捕手・中村奨成の素顔とは

https://www.youtube.com/watch?v=0bM6qKze0MU&t=1s

 地元・広島が大フィーバー

 中村奨成選手の全ホームランと親子の感動話

https://www.youtube.com/watch?v=G8y2mH6-CD0

 記事作成:8月22日(火)~23日(水)

 

2017年8月19日 (土)

高校野球に見る超個性的校歌

 今年もまた球児たちの夏がやって来た。この記事を書いているのが8月13日(日)であり、まさに連日白熱した好ゲームが展開されている。
 幸いにして勝ったチームは、大観衆の面前で母校の校歌を歌うことが出来る。常連高校優勝を果たすチームは最大で6回も流れる。それゆえ、すっかりお馴染みとなり、観衆も共にくちづさむことが出来るほどだ。
 かくいう私も次の学校の校歌は今でも歌える。

 池田高校 「たたえよ池高、輝く池高、池高~池高~おお~われらが池高~」
 PL学園 「ああPL~PL~永遠の学園~永遠の学園~」
 横浜高校 「希望荒れ輝け横浜高校~横浜高校~」

 今回、私が紹介したいのは、甲子園に出場した学校で、何とも風変りで風流な超個性溢れる校歌だ。歴史的に浅い新設校に多い現象だ。シャレてて記憶に残る。

 至学館高校

 校歌にタイトルがついているのを初めて見たし、初めて聞いた。その名は「夢追い人」

一番高い所に登って
一番光る星を掴んだ
一番辛い道を選んで
一番強い心をまとった

海を渡る風が吹いた
カシオペアが近くに見えた
夢を追い続けた
そしてここまで来た
でもどうしてかな
熱い涙が止まらない

うつむきかけた時
君の顔が見えた
差し出された白い腕が
翼に見えた


いろんなことを経験したね
あんまり先を急がないでね
いろんな人に巡り会えたね
そんな旅なら悪くはないさ

オリンポスの丘の上から
女神様の歌が聞こえた
夢を追い続ける
もっと遠くへ行く
でもどうしてかな

いつもみんなにいて欲しい
一番星よりも夏の星座が好き
君がいれば夜を越えて銀河になれる

 健大高崎高校

Be together! Be together! Let's be together!
茜色の雲に向かって 空を行く 白い鳥の群れ
あの一羽 つぎの一羽も 翼に風をまとって羽ばたく
Be together! きらめく翼 支える風よ
Be together! 鳥を 彼方に 連れていってよ Wow wow...
あの風のように 君のココロに寄りそって飛べたら
ああ我らの健大高崎 高崎高校

 いきなりの横文字。フォークソングを思わせる歌詞とメロディに新たな息吹を感じさせてくれる。新進気鋭という印象がふつふつと湧き上がる。

 済美高校校歌

陽光(ひかり)の中にまぶしい笑顔
今 済美(ここ)にいるから出会えたね
共に学ぼう これからは
「やればできる」は魔法の合言葉

腕をとり 肩を組み
信じてみようよ
素晴らしい明日が展(あ)けるから

 「やれば出来るは魔法の合言葉」は、上杉鷹山の「為せば為る為さねば為らぬ何事も為らぬは人の為さぬなりけり」を女子高生にもわかるよう象徴的に言い換えたものでしょう。
つまり、「やれば出来る」と信じ、「やれば出来る」を合言葉にして頑張れば、どんな夢でも魔法をかけたように必ず叶えることができるよ……と言っているのです。実際「創部3年以内で甲子園優勝」という魔法のような実績を挙げたのですから大したものですね。

 明豊高校校歌

はるか果てしなく長いこの道
君はひとりで歩きつづける
暑い夏の日も冬の朝も
明日の光が見えない夜も
希望だけを支えに
未来を創る旅
夢をあきらめないで
勇気 自分を信じ
愛をその手で育てながら

 南こうせつ作曲という異色の校歌だが、曲調も彼らしくオールフォーク調。こちらもタイトルがあって「明日への旅」という。メルヘンチックで青春を物語るのに相応しく、そのまま合唱曲として使えそう。しかも作詞はこうせつさんの奥さんの育代さん。そして極めつけは校歌を歌っているのが南こうせつご本人というオマケ付きだ。

 ほかにも今年、甲子園に出場した日大山形の校歌も冒頭部分で「ボーイズビアンビシャス」で始まる意表を突く歌詞に驚いた。

 例外だが、我が福島県代表の聖光学院は11年連続出場という最多連続記録を樹立したが、勝どき後の校歌斉唱で、ナイン同士が小指を繋いで声高らかに歌っているのをご存知だろうか?男同士気持ち悪いという意見もあったが、これはミッション特有で、斎藤智也監督曰く、「心をひとつに」という意味合いがあるそうだ。

 さて、今は、こうした現代の若者ウケするような歌詞が描かれている。歴史と伝統をなおざりにされている気もしないではないが、世代が変わり、時代に迎合している感は否めないが、それが流行とか時代風潮なのだろう。

 記事作成:8月13日(日)

2017年7月12日 (水)

FA選手の移籍後の成績(打者編)

 昨日は投手編をお送りしましたが、本日はFAを宣言して他球団へ移籍した選手が遺跡前と後で成績はどう変わったかを比較したい。では早速どうぞ!

   <打者>

 松永浩美      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前阪神   80    141  .298   3    39    15    70
  移籍後ダイエー 116     89  .294   8    31     3    70

 駒田徳広      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前巨人   122   109   .249   7    39    2     89
  移籍後横浜   130      149    .284   13    68    1     95

 落合博満      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前中日   119   113  .285   17   65    0     69    
  移籍後巨人   129   125  .280   15   68    1     56

 広沢克己      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前ヤクルト  130   136   .271  26    73    6    78
  移籍後巨人   131   107   .240  20    72    6    88

 石毛宏典      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前西武   111   101     .266  11    46    8    79
  移籍後ダイエー   52    24   .200   1    11    0    31

 清原和博      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前西武  130   125   .257   31   84    0    122
  移籍後巨人  130   115   .249   32   95    0    152

 江藤 智      試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前広島  121   127   .291  27    79    9    80
  移籍後巨人  127   117   .256  32    91    7    92

 谷繁元信     試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前横浜  137  117   .262  20    70    4    107    
  移籍後中日  130   96   .215  24    78    4    116

 片岡篤史      試合  安打    打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前ハム   106  102   .254  16    62    1     62 
  移籍後阪神  120   97   .228  11    46    2    110

 金本知憲     試合  安打    打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前広島  140  148   .274  29    84    5     99  
  移籍後阪神  140  156   .289  19    77    4     89

 稲葉篤紀     試合   安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前ヤクルト 135   116   .265  18   45    6     85
  移籍後日ハム 127   112   .271  15   54    3     82

 小久保裕紀    試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前巨人   88   79   .256  19    55    1     68
  移籍後ソフトバンク124  129   .277  25    82    2     103

 小笠原道大    試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前日ハム  135  155   .313  32   100   4     85
  移籍後巨人   142  177   .313  31    88   4     98

 新井貴浩     試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前広島  144  161  .290   28   102   1     136   
  移籍後阪神   95  112  .306    8    59   2      83

 和田一浩     試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前西武  138  158  .315   18    49    7     65
  移籍後中日  136  157  .302      16    74    1     71

 中村紀洋     試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前中日  130  135   .274  24    72    0    119 
  移籍後楽天   77   58   .221   2    26    0     41

 内川聖一     試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前横浜  144  182   .315   9    66    1     51
  移籍後ソフトバンク114  145  .338  12    74    4     48

 村田修一    試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前横浜 144  134  .253   20   70    0     103
  移籍後巨人 144  130  .252   12   58    1      85

 片岡治大     試合  安打  打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前西武  72   75   .290   4    28    9      35
  移籍後巨人 126  108   .252   6    32    24      51

 小谷野栄一    試合  安打  打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前日ハム  84   72  .296   4    29    0     40  
  移籍後オリックス  56   54  .295    4    22    0     22

 今江敏晃    試合  安打   打率  本塁打  打点  盗塁数  三振数

  移籍前ロッテ  98  107   .287   1    38    2     35 
  移籍後楽天  89   89   .281   3        23    2     30

  今年移籍した糸井(阪神)、山口・森福・陽(巨人)、岸(楽天)は今年度の移籍で実績が無いために掲載は控えさせていただきます。

  さて、この結果をどうみるか。ずっと同じチームでやってきてそれなりの実績を残してきた選手も、所属チームが変ると、その環境に慣れるのに時間がかかるようだ。特に他リーグへの移籍は、対戦相手の投手や打者のクセや球種を覚えたりするのがひと苦労。投手の場合は配球も変るし、捕手のリードも異なる。打者も本拠地が変り、広い球場だと本塁打数が減る。したがって移籍が良いか悪いかは一概には言えないが、調査結果を見ると、移籍一年後はどの選手も苦労しているのがわかる。額面通りの働きが出来ないと期待はずれとか給料泥棒と叩かれる。プロも、お金に固執せず、まずは練習を一生懸命に行い、研究心を忘れず、絶えず努力をして欲しい。お金はシーズンオフに考えればいい。

 それにしても今年の巨人は異常。2年連続リーグ優勝を逃した結果なのか、FAで他球団の主力を根こそぎ獲ったという印象。まずトレードで日本ハムから吉川を獲得。その見返りに大器といわれ続けられながら育てられなかった太田を放出。そしてFAではDeNAのエース、山口とソフトバンクの中継ぎエースの森福を同時獲得。さらには元楽天の主砲、マギーまで獲得。そして12月中旬には日本ハムの一番打者、陽にも食指を伸ばした。また、メジャーの160キロ右腕のカミネロまで獲得した。全くの寄せ集め集団で、これでは生え抜きがやる気を失う。球団の浮沈は人づくりからという基本に立ち返って欲しい。

 平成28年11月下旬~平成29年7月5日(水)

2017年7月11日 (火)

FA選手の移籍後の成績(投手編)

 フリーエージェント制度が1993年に日本のプロ野球に導入されて早24年、それ以降、マネーゲームと呼べるほど、毎年シーズンオフには主力選手の争奪戦が展開される。しかも金持ちの特定球団ばかりが参入する恒例行事だ。
 このFAは、ドラフトで希望球団に入団できなかった選手が、一定期間、その球団にご奉仕し、実績を積んだ選手に与えられる恩恵で、反面、年俸が跳ね上がったり、主力選手を引き抜かれる見返りに、人的補償でとばっちりを受ける選手もいる。この時期、戦々恐々とする面持ちで迎える選手も多いことだろう。
 このFAによって他チームへ移籍した選手が、果たしてその後、どういう成績を残しているのだろうか?

 他リーグへの移籍は、対戦投手の球種や打者のクセを覚えるのに時間を要し、対応に苦慮する。また同じリーグでの移籍では、古巣との対戦では、強烈なバッシングを受ける。選手は、「他球団の評価を聞いてみたい」とか「より高い環境で野球をやりたい」などと口をそろえて言うが、大っぴらに口にしないものの実際は金。プロなのだから、より給料が高いところを目指すのは当然で、生活がかかっている。辞めて欲しいのは古巣への愛着とか言ってFAの席上で泣く選手が多いこと。感謝の涙を流せばファンが許してくれるとでも思っているのか?チームへの愛着があるのならFAを選択するなと言いたい。
 それはさておき、FAする選手というのは、一軍で実績を残し、一定期間活躍した選手と言うことができる。ゆえにレギュラーだったり、主力選手だったりする。それらの選手が他球団に移籍したからと言って、同じような成績を挙げられるものではない。特に年齢のピークを過ぎた30歳過ぎの選手が権利を取得するわけで、経験と実績だけで決断するのもどうかと思う。では論より証拠、FAした選手が翌年どういう結果を残しているか、移籍前と比較したい。なお、全員は紹介しきれないので、主力選手のみとしたい。

 参考にしたのは右のサイト http://baseballking.jp/ns/55006

 Wikipedia FA                  

 <投手>

 工藤公康     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前西武   24  11  7    0   .611  3.44   124    
  移籍後ダイエー 22  12  5    0   .706  3.64    138    

 川口和久     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前広島   27   7  10   0    .412   4.72   96
  移籍後巨人   17   4   6   0        .400   4.42   66

 武田一浩     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前ダイエー 28  13  10   0    .565  3.62   103
  移籍後中日   25   9  10   0    .474  3.50    92

 星野伸之     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前オリックス  26   11  7   0    .611  3.85    96 
  移籍後阪神      21   5  10   0    .333  4.40    85

 川崎憲次郎    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前ヤクルト  20   8  10   0    .444  3.55   66
  移籍後中日   3    0   1   0    .000 34.71    3

 野口茂樹     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前中日   13   3  6   0    .333  4.00    57    
  移籍後巨人    1   0  0   0    .000  9.00     1

  豊田 清     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前西武   35   3  1   19   .750   3.97    31 
  移籍後巨人   38   1  4   13   .200   3.32    46  

  藤井秀悟    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前日ハム  22   7  5    0    .583  3.53    63
  移籍後巨人   23   7  3    0    .700  3.76    91 

  杉内俊哉    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前ダイエー  23   8      7       0    .533  1.94   177
  移籍後巨人   24  12   4   0     .750  2.04   172

 寺原隼人     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前オリックス  16   6  8   0    .429   3.92   61
  移籍後ダイエー  16   4  6   0    .364   4.65   56

 久保康友     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前阪神   44   3  4   6    .429   2.85   46  
  移籍後横浜   28  12  6   0    .667   3.33  119 

 大竹 寛    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

  移籍前広島 25  10  10   0   .500   3.37   100  
  移籍後巨人 22   9   6   0   .600   3.98    79

 中田賢一     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

 移籍前中日    40   4  6    0   .400   3.40   83 
 移籍後ソフトバンク  25  11  7    0    .611   4.34  116

 涌井秀章    試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

 移籍前西武   45   5  7    7   .417   3.90   79  
 移籍後ロッテ    26   8  12   0   .400   4.21  116 

 成瀬善久     試合  勝  敗  セーブ  勝率   防御率  奪三振数

 移籍前ロッテ   23    9  11      0    .450   4.67   88
 移籍後ヤクルト 14   3   8       0    .273   4.76   46

 さて、投手編をお送りしたところで、今回は相当な量になってしまったので、打者編は明日お送りしたい。
 FAで移籍する球団は巨人が多い。しかし、他球団へ移籍して成功しても、なぜか巨人に来た投手はイマイチの成績に落ちることが圧倒的に多い。私は投手の成績を見る際には、勝利数ではなく、防御率が大事だと考えている。強力打線を味方につければ、多少点を奪われても、打撃でカバーしてくれる。防御率が3点台後半でも勝利数が多いのはそういうカラクリなのだ。移籍後のほうが防御率が低い投手は15人のうち、たった3人しかいない。したがって、移籍後に打者の特徴をを掴み、苦手コースを把握するのも時間を要することが歴然。

 明日は打者編をお送りしたいと思う。 

 記事作成:平成28年11月下旬~平成29年7月4日(火)

2017年6月23日 (金)

野球の話題

 今回も野球の話題をお送りします。プロ野球ファンを45年もやっていると、人間生き字引みたいなところがある。特に学生時代の頃の豆や旧知識は相当なもので、古き佳き時代の余韻に浸りたい面がある。そこで今日は、いくつかのテーマをごちゃ混ぜにしてその一端を披露したいと思います。

 1.「プロ野球選手の形容詞・代名詞・ニックネーム・異名」

 1 「エースのジョー」 ・・・・・・・  城之内邦雄
 2 「怪童」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中西太 尾崎行雄
 3 「8時半の男」・・・・・・・・・・・  宮田征典
 4 「打撃の神様」「赤バット」・・  川上哲治
 5 「鉄腕」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 稲尾和久
 6 「フラミンゴ(一本足)打法」・ 王 貞治
 7 「月見草」・・・・・・・・・・・・・・・ 野村克也
 8 「安打製造機」・・・・・・・・・・・ 張本 勲
 9 「物干し竿」・・・・・・・・・・・・・  藤村二三男
10 「青バット」・・・・・・・・・・・・・・ 大下 弘
11 「草魂」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鈴木啓示
12 「悪太郎」・・・・・・・・・・・・・・・ 堀内恒夫
13 「ミスター赤ヘル」・・・・・・・・  山本浩二
14 「鉄人」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 衣笠祥雄
15 「世界の盗塁王」「韋駄天」・ 福本 豊
16 「ザトペッグ投法」・・・・・・・・  村山 実
17 「ミスター」・・・・・・・・・・・・・・  長嶋茂雄
18 「牛若丸」・・・・・・・・・・・・・・・ 吉田義男 
19 「親分」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大沢啓治
20 「カミソリシュート」・・・・・・・・ 平松政次
21 「一発病」「怪物」・・・・・・・・・ 江川 卓
22 「塁間の青い稲妻」・・・・・・・ 松本匡史
23 「赤手袋」・・・・・・・・・・・・・・・ 柴田 勲
24 「オレ流」・・・・・・・・・・・・・・・ 落合博満
25 「ドカベン」・・・・・・・・・・・・・・ 香川伸行
26 「マサカリ投法」・・・・・・・・・・ 村田兆治
27 「カリブの怪人」・・・・・・・・・・ デストラーデ
28 「赤鬼」・・・・・・・・・・・・・・・・・ マニエル
29 「不惑の大砲」・・・・・・・・・・・ 門田博光
30 「フォークの神様」・・・・・・・・ 杉下 茂
31 「小さな大打者」・・・・・・・・・  若松 勉
32 「ファール男」・・・・・・・・・・・  高田 繁
33 「ヤッターマン」「絶好調男」・ 中畑 清
34 「若大将」・・・・・・・・・・・・・・・ 原 辰徳
35 「番長」「無冠の帝王」・・・・・ 清原和博
36 「デーブ」・・・・・・・・・・・・・・・ 大久保博元
37 「パンチ」・・・・・・・・・・・・・・・ 佐藤和弘
38 「雑草魂」・・・・・・・・・・・・・・・ 上原浩治
39 「曲者」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 元木大介
40 「球界の春団治」・・・・・・・・・ 川藤幸三
41 「コンニャク打法」・・・・・・・・  梨田昌孝
42 「サブマリン投法」・・・・・・・・ 山田久志
43 「ミスタードラゴンズ」・・・・・・ 立浪和義
44 「ピッカリ投法」・・・・・・・・・・  佐野慈紀
45 「優勝請負人」・・・・・・・・・・   工藤公康
46 「ゴジラ」・・・・・・・・・・・・・・・   松井秀喜
47 「赤ゴジラ」・・・・・・・・・・・・・   嶋 重宣
48 「平成の怪物」・・・・・・・・・・   松坂大輔 
49 「満塁男」・・・・・・・・・・・・・・   駒田徳広
50 「ブンブン丸」・・・・・・・・・・・   池山隆寛
51 「振り子打法」・・・・・・・・・・・  イチロー
52 「ドクターK」「トルネード投法」・野茂英雄
53 「ハマの大魔神」・・・・・・・・    佐々木主浩
54 「いてまえ打線」・・・・・・・・・・  近 鉄
55 「ジョニー」・・・・・・・・・・・・・・  黒木知宏
56 「ID野球」・・・・・・・・・・・・・・・  野村克也 
57 「おかわり君」・・・・・・・・・・・・ 中村剛也
58 「ガッツ」・・・・・・・・・・・・・・・・  小笠原道大
59 「代打の神様」・・・・・・・・・・・  矢木 裕
60 「ハマの番長」・・・・・・・・・・・  三浦大輔
61 「ハンカチ王子」・・・・・・・・・   齋藤佑樹
62 「アニキ」・・・・・・・・・・・・・・・   金本知憲
63 「JFK」・・・・・・・・・・・・・・・・    ウィリアムス・藤川球児・久保田智之
64 「二刀流」・・・・・・・・・・・・・・    大谷翔平
65 「炎のストッパー」・・・・・・・・   津田恒美
66 「ギャオス」・・・・・・・・・・・・・  内藤尚行

 2.プロ入り後、打者転向した選手

 プロ野球選手はセンスがものを言う。投手でありながらバッティングが秀逸した選手は五万といた。高校野球では「エースで4番」はザラで、桑田や前田はバッターとしても十分やっていける抜群の野球センスを持っていた。

 王 貞治 高校2年の選抜大会で早実のエースとして全国制覇 その後世界一に
 柴田 勲 俊足巧打のスイッチヒッターだが、法政二高では優勝投手
 愛甲 猛  決勝で1年生エースの大輔と投げあい無失点記録を砕き、優勝した横浜の
        エース。投手としてロッテに入り、その後、打者転向 
 西田真二 PL学園で優勝投手になったが、広島入団後、打者として活躍した
 堂林翔太 中京大中京時代は日本文理と死闘を繰り広げた時のエース
 吉岡雄二 帝京高校ではエースで4番 甲子園優勝投手 高校通算51本塁打
 糸井嘉男  近畿大学では4年次、エースで春季5勝負けなしでMVPを獲得 日本ハム
  高井雄平  東北高校時代には、「高校ナンバー1の左腕投手」として、日本はもとよりメジ
       ャーリーグ球団のスカウトからも注目された。ヤクルト入団後、打者転向
  石井琢朗  足利工業高校時代は1年時から背番号1を背負い、2年時に夏の甲子園に
        投手として出場した。横浜・広島では打者として活躍した。
 嶋 重宣 東北高校では、投手として2年春の第65回選抜高等学校野球大会と夏の第
       75回全国高等学校野球選手権大会、3年春の第66回選抜高等学校野球大会
       と、3度甲子園に出場した。高校通算では28本塁打を記録している。
       広島入団後、打者に転向した。
 仁村 徹  上尾高校の右下手投げのエース投手として夏の甲子園に出場。東洋大学で
       は投手として通算75試合登板し29勝19敗、防御率2.12、155奪三振。3年生春
       は8勝2敗でチームの優勝に貢献し、最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナイ
       ンを受賞する。大学野球選手権では、決勝で法政大学に敗れ準優勝に終わ
       る。3年生秋は6勝2敗で最優秀投手、ベストナインを受賞する。
       これほどの実績があっても中日入団後は投手としては1試合登板のみで二塁
       手に転向した。
 畠山 準 池田高校ではエースとして全国制覇。水野のひとつ上。南海では5勝を挙げ
       たものの、1988年に投球フォーム改造を失敗した影響で腰を痛めたため、打
       者に転向。その後、横浜に移籍した。

 ほかにも 三浦貴(西武)、安達智次郎(阪神)、寺本四郎(ロッテ)、織田淳哉(巨人)、
大久保美智男(広島)、片平哲也(広島)、上原厚司郎(西武)、大越基(ソフトバンク)、
遠山昭冶(阪神)、上田佳範(中日)などがいる。

 記事作成:6月14日(水)

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